トムラウシ山（北海道の真ん中で景色に圧倒される！短縮登山口ピストン）

2024年09月01日(日) [日帰り]

• GPS: 08:31
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,526m
• 下り: 1,527m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:40
• 休憩: 0:52
• 合計: 8:32

距離 18.4km 登り 1,526m 下り 1,527m

4:35 短縮登山口駐車場
4:37 短縮登山口
4:55 温泉コース分岐
5:31 カムイ天上
6:40 6:41 コマドリ沢出合
7:14 前トム平
7:43 トムラウシ公園
8:16 8:17 南沼キャンプ指定地
8:46 9:31 トムラウシ山
9:53 南沼キャンプ指定地
10:21 トムラウシ公園
10:49 前トム平
11:13 11:18 コマドリ沢出合
12:23 カムイ天上
12:51 温泉コース分岐
13:06 短縮登山口
13:07 短縮登山口駐車場

天候

晴れ、朝のうち時々ガス

アクセス

利用交通機関：

電車 飛行機

始発電車で羽田空港へ。
行き：羽田7:00 - 旭川8:35　ADO 081便
帰り：旭川20:00 - 羽田21:45　JAL 558便
（帰りについては、実際に乗ったのは定刻から1時間20分でした）

レンタカーを借りて、トムラウシ短縮登山口まで移動しました。
最後の10km強、未舗装のダートを走る形になります。パンク注意。
また、夜の移動は野生動物にも注意。特にエゾシカとキタキツネは大量に飛び出してきます…。

■駐車場
トムラウシ短縮登山口駐車場　約80台　無料

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）

[短縮登山口〜温泉分岐〜カムイ天上]
緩すぎず、キツ過ぎずな傾斜でひたすら登ります。
危険箇所はありませんが、一部泥濘に注意。また、木道が濡れていると滑るため、それだけお気をつけください。

[カムイ天上〜コマドリ沢出合]
緩めの登りで推移した後、一気に下ります。
この区間も泥濘と濡れた木道に注意。

[コマドリ沢出合〜前トム平]
300mほど標高を上げます。
はじめは沢沿いの道、その後に岩場歩きです。
岩場はやや高度感があるため、苦手な方はご注意ください。

[前トム平〜トムラウシ公園]
この区間も緩めの登りからの下りになります。
岩場の進行方向が若干分かりにくい印象でした。

[トムラウシ公園〜南沼キャンプ指定地〜トムラウシ山]
南沼までは緩めの登りです。その後、山頂まで一気に登ります。
目立った危険箇所はありません。

■登山ポスト
短縮登山口にノートあり。
入山時と下山時に記入の必要あり。

その他周辺情報

■温泉
トムラウシ温泉 東大雪荘　13:00〜20:00（最終受付19:30）　1,000円
https://www.tomuraushionsen.com/
短縮登山口から8km手前にある温泉。
山奥の登山口近くに温泉があるだけでも有り難いのですが、規模も大きめで素晴らしいと思います。

写真

8/31 6:54

【8/31 Day:0】※観光です。
来るのか来ないのかよく分からない台風10号。
結局この時点でまだ来なかったのですが、とりあえず飛行機は飛ぶようなので乗ります！

8/31 7:54

カップがかわいくてついついw

8/31 7:58

空の上は晴れなんですけどねー。
雷雨の注意報が出ているという旭川。
という訳で、土曜はあっさり山へ行くのは諦めます。

8/31 9:55

雨の中、どうしようか…と思いつつ。
とりあえず美瑛の木とか見ようかなー、と向かってみた「セブンスターの木」。

…うん、殺風景すぎるw

8/31 10:10

同、マイルドセブンの丘。
こちらも何だか寒々しい。

8/31 10:15

もう1箇所あるマイルドセブン…も、やっぱりバエない。
美瑛を回るのは早々に諦めましたw

8/31 13:14

明日の目的地に移動しつつドライブだなー、ってことで。
糠平湖あたりで寄り道。
雨も上がったので散策しやすくなったかも。

8/31 13:16

整備された遊歩道を抜けると…。

8/31 13:17

糠平湖の風景。
左奥に小さくタウシュベツの橋も見えていました。

8/31 13:18

ちなみに、歩いてきたこちらの橋も鉄道遺構のひとつでした。

8/31 14:25

せっかくなので湯めぐりも。
川沿いにある温泉を目指してGo！

8/31 14:30

なのですが、、、微妙に増水していてヤバイ。
こんなところで普段の山歩きスキルが試されることになるとは…。

8/31 14:38

何とか入浴成功w
なのですが、川の水が少し流入してしまっていたようで、ぬる湯というより温水プール並みでした（汗

8/31 17:12

という訳で、温泉のおかわり。
芽登温泉の日帰り入浴へ。

8/31 17:12

営業終了まで残り1時間とかだったので、混浴露天はパス。
男女別の通常の露天のみ楽しみました。
というか、日帰りの営業終了まで、誰も来なかった…（苦笑）

8/31 18:01

夕焼け空の下に建つ建物。
良いお湯でしたー！

8/31 19:18

上士幌の食堂で夕食。
注文したザンギ定食、ザンギの破壊力がヤバかった…。
手のひら大の揚げ物が4つ（！）、しかもこれで1,000円！
苦しかったけど、美味しく完食。

8/31 22:09

明日に備えて駐車場まで移動。
寝酒をクイッっと空けて、おやすみなさい。

9/1 4:36

【9/1 Day:1】
夜明け間近の短縮登山口。
というか、今回のレンタカー…ピンクのライフ！！
まぁ、分かりやすい色で良いですが（笑）

9/1 4:37

14時までには戻ってきたい…と思いながら、出発。

9/1 4:56

順調に進んで温泉分岐。
今回は、直前に捕獲成功したのでOくんと初コラボになりました。

9/1 5:17

足元、なかなか酷い感じなのですが、避けながら進んでいきます。

9/1 5:31

カムイ天上。
まぁ、通過点ですねー。

9/1 5:44

開けた地点があったのですが、思いのほかいい眺めでビックリ。

9/1 5:46

十勝岳は上の方に雲が…惜しいなぁ。

9/1 5:47

オヤマリンドウ

9/1 5:59

泥濘が酷いのですが、本気でヤバいところには木道が。
ただ、この木道が…濡れていると滑るので慎重に進みます。

9/1 6:16

おっと。結構な勢いで下るんですね…。

9/1 6:35

携帯トイレブースを通過。

9/1 6:36

倒木も避けていきます。

9/1 6:36

ミヤマキンポウゲ

9/1 6:40

コマドリ沢出合。
ここまで、思いのほか順調なペースです。
そして、ここからは自分が先頭で行きます。

9/1 6:42

沢沿いの登り。
そこそこ傾斜はあるのですが、そこまで厳しい斜度でもなかったのでサクサク登れました。

9/1 6:47

タカネトウチソウ（ピンボケ）

9/1 6:47

エゾホソバトリカブト

9/1 6:55

ナナカマド、実。
今年も葉っぱは色づく前に枯れてしまうのかなぁ…。

9/1 6:56

沢から外れて岩場になりました。

9/1 7:00

ロープで登山道を示してくれているので分かりやすいです。

9/1 7:00

麓の風景が良く見えています。

9/1 7:08

ウラシマツツジはいい感じに紅葉していますね。

9/1 7:13

コマドリ沢出合から、何気に300mの登り。
いつまでも終わらない壁みたいです。

9/1 7:15

前トム平に到着。
実は山頂方面にずっと雲が掛かっているのですが、少しずつ取れてきている感じです。

9/1 7:21

上まで上がったら急に風景が変わって、写真ばかり撮り始めます（笑）

9/1 7:23

進行方向はまだガスってるので油断はできないのですが。
そしてここ、なかなかの暴風。ちょっと通過が大変でした。

9/1 7:29

おっと。また一段下るのですね…。

9/1 7:35

石狩岳方面はすっかり晴れて、お見事な展望！

9/1 7:35

こちら側、もう少し頑張ってほしい…。

9/1 7:39

で、到着のトムラウシ公園。
公園というより庭園。

9/1 7:53

少し進んだあたりで振り向いて1枚。

9/1 8:09

どんどん青空優勢になってきています。

9/1 8:15

チラリと見えてきた、進行方向。
良い傾向です。

9/1 8:17

南沼のテン場。
昨日は荒天だったこともあり、テントは1張もありませんでした。

9/1 8:17

最後の難関に取り付きます。

9/1 8:22

何もかもが壮大。
絶賛、小学生並みの語彙力を発揮してますw

9/1 8:25

すっかり青空！
傾斜はキツいけど、テンションは高めで登っていきます。

9/1 8:38

そろそろてっぺんが見えてきたか…？？

9/1 8:40

到着！
道中、そこそこ抜かせていただいてはいたのですが…まさかの一番乗りでした（笑）

9/1 8:41

大雪山旭岳方面は残念ながら雲。
今日、あっちにしなくて正解だったかも。。。

9/1 8:43

石狩岳方面。
二ペソツ山は岩に邪魔されて見えないようです。

9/1 8:43

湖沼群とその向こうに見える麓の眺め。

9/1 8:44

奥に見えるは雌阿寒岳・雄阿寒岳。
在住の方と一緒に歩いたおかげで、山座同定が完璧すぎて嬉しい♪

9/1 8:48

後続の方が到着されたので、撮っていただきました（笑）
百名山、93座目ですね。

9/1 8:55

今回、お湯を沸かすサイズの小さいコッヘルのみ持参のため、食事は横着しました（笑）
とはいえ、せっかくなので地の色が強めなもの…と思い、赤飯に手を出しましたw

9/1 9:14

食後の甘味。羽田空港で買ったバウムクーヘン。
そして、微妙に賞味期限切れになってしまった燕三条の鉄入りコーヒー。
Oくんにもお裾分け。

9/1 9:26

ようやく十勝岳がその姿を見せ始めました。

9/1 9:29

大雪山はこれが限界かなぁ…。

9/1 9:32

急に山頂が混雑してきたので、一足お先に下山を始めることにします。

9/1 9:42

奥に見えるは美瑛方面だそう。

9/1 9:58

十勝岳がキレイに見えるようになり、更に迫力ある風景に。

9/1 10:01

本州の山ではなかなか味わえない雰囲気ですね、これ。

9/1 10:11

振り向けば、どっしりとトムラウシ。

9/1 10:15

前トム平方面も青空が増えてより美しく見えます。

9/1 10:20

あの登り返しがちょっとキツイですけど（苦笑）

9/1 10:24

池塘越しのトムラウシも美しい。

9/1 10:29

こう見ると、この場所からでも結構な高低差を登りましたね。

9/1 10:32

前トム平へ向けて、絶賛登り返し中。

9/1 10:34

コケモモ、実。

9/1 10:36

登り切りました。
正面に十勝岳を見る図がとても良いです。

9/1 10:37

振り向いたこの感じも凄く良いです。
というか、完全に雲が取れましたね。

9/1 10:40

ぱっと見、普通の道のようですが、案外高度感あります。

9/1 10:41

人が入ると分かりやすいですね。

9/1 10:45

そして、ついにその姿を現した二ペソツ山。
その右側のギザギザしたのはウペペサンケ山だそう。

9/1 10:48

前トム平まで戻りました。
ここから一気に下るので、そろそろこの周辺の風景は見納めです。

9/1 10:49

朝は若干ガスっていたこちら側。
カールの風景、こういう感じだったんですね。

9/1 10:53

そして、あそこの岩場を横切ります。

9/1 11:00

ここからは樹林帯へ。。。

9/1 11:05

オトギリソウ

9/1 11:06

コマドリ沢沿いをガンガン下ります。

9/1 11:09

僅かに咲き残るアザミに群がる蜂たち。

9/1 11:13

コマドリ沢出合まで戻りました。

9/1 11:17

オオバタケシマラン、実。（ピンボケ…泣）

9/1 11:20

隙間からニペソツ＆ウペペサンケ。

9/1 11:24

最後の登り返し。
これが案外長くていつまでも終わらない感じだった…。

9/1 11:30

隙間からニペソツ＆ウペペサンケ。（2回目）

9/1 11:36

振り向けば前トム。

9/1 11:49

木道が乾いてくれたので凄く歩きやすい！

9/1 11:58

実は思いのほかよく見えていたのですね、この登山道。

9/1 12:06

まさか、下山時はニペソツを見ながら進むとは思っても居ませんでした。

9/1 12:08

振り向けば十勝岳がすぐそこだし…（！）

9/1 12:15

シラタマノキ

9/1 12:18

石狩岳も目の前です。

9/1 12:23

カムイ天上。
この先はもうほぼ樹林帯の中。

9/1 12:30

こんなに沢歩きみたいだったっけ？？ってなりながら下ってます。
読売新道並みに水浸しでした（笑）

9/1 12:41

カムイ天上からの道も復路は体感的に長く感じる…。
それまでの展望が良すぎただけに、余計にそう感じるのかもしれません。

9/1 12:49

ようやく温泉分岐。
あと1km強、頑張ります！

9/1 12:56

まぁ、もう消化試合みたいな道なんですけどね（笑）

9/1 13:05

ゴール！
タイムリミットより1時間近く早く下山できました。
お疲れさまでした！

9/1 14:48

時間に余裕が出来たので、温泉でのんびり過ごせました。
そして、ここでOくんとは解散。
急な呼び出しに応えてくれてありがとうございました！

9/1 19:01

一気に旭川まで戻りレンタカーを返却後、空港へ。
もう運転しないので、お疲れビール。

9/1 19:18

実は…飛行機が遅れていて出発時間が1時間以上先。
（結果的に1時間20分のDelayでした…）
じたばたしてもしょうがないので、空港ステイを楽しむことにします。

9/1 19:26

という訳で、スイーツをいただいたりとか。

9/1 20:11

北海道っぽい飲み物を片手に時間潰したりとか。

9/1 20:37

やっと到着の飛行機を見に行ったりも…。
何とか終電に間に合う時間に羽田へ戻ることが出来ました。

撮影機器：

iPhone 13 Apple

感想

ジョー🐪

都合よく飛行機が取れてしまったので、週末を利用して旭川へ。

だったのですが、飛行機は都合よかったものの天気が全然都合よくないという（苦笑）
土曜に大雪山、日曜にトムラウシ…というスケジュールを組んで向かった北海道はというと、土曜は十勝地方に雷注意報。しかも割と纏まった降雨の予報。
そんな中、ロープウェイ利用とはいえ大雪山は歩きたくないなぁ…ということで、あっさり土曜は却下。
行ったはいいけどロープウェイ運休とかになったら目も当てられないので、今回は致し方なしということで。
急遽、雑な観光をしながらのドライブで、日曜のトムラウシに備えることにしました。

天気が怪しかったので、今回は直前まで口外していなかったのですが、せっかくなので道内在住のOくんにネタ振りしてみたら、「この界隈をテント泊で歩く計画をしていたけど、土曜の天気が酷いのでキャンセルになったところ。」というまさかの回答。
更に「日曜の日帰りで何処か行こうかと思っていた」とのことで、急遽お付き合いしていただくことに。
過去、里でしかお会いしてなかったので（実はお盆にも同じエリアにいたようで、ニアミスだった上に、下山後に麓で酒宴しました…笑）、山をご一緒するのは初めて。
初コラボがトムラウシという、なかなかアレな展開です。

そんなトムラウシは朝イチこそ雲多めでしたが、天気に恵まれて展望バッチリ。
詳細はレコの通り、良い山歩きになりました。

まさか関東が大荒れで帰りの飛行機が大幅に遅れるとは思ってもいなくて、羽田周辺で1泊しないといけないような展開にならずに済んで本当良かった。。。
割とドキドキな内容ではありましたが、無事にヒトヤマ登ることが出来て良かったです。

今回辿り着けなかった大雪山はまた改めてということで。

コメント

kanakanako

Joeさん！続けて失礼します。
こんなに気軽に北海道の山、それもよく話題になるトムラウシに行けるとは！
私事ですが７月に３５年ぶりの北海道、礼文島メインで稚内から旭川に回って来ましてから、にわかに北海道熱にかかり、又、行きたい！と北海道の話題が気になる今日この頃。
就実の丘から残念ながら曇って見えなかった大雪山連峰、十勝連峰にまず憧れ。帰宅して、三浦綾子の泥流地帯を読み、気持ちだけは満々。
礼文は半年以上前に飛行機と宿を予約しましたが、道内なら以外に間際でも行けることもありますね。それにはJoeさんのようにしっかり計画立てておかないとですね。一年間準備して順々にチャレンジたいものです。ありがとうございました。

ジョー🐪

To：kanakanakoさん

こんにちは！
この北海道、「カジュアルに大雪山、あわよくばトムラウシも…」くらいの心持ちで向かったのですが、結果的に「カジュアルにトムラウシ」みたいになってしまいました（笑）

天気に左右されるところが大きいですが、晴れた北海道はやはり別格だなぁ…と感じました。
自分もボチボチと歩いていければと思います。

yoshi119

快晴の山ブログに100拍手したのは僕です
お疲れさまでした
あまりに見事な景色で危うく自身の記憶を塗り替えるところでした(笑)
やっぱトムラウシ山は良い場所ですね！
次回は雨でガスガスの旭岳もチャレンジしてみてください（自爆）

ジョー🐪

To：yoshi119さん

こんにちは！
100番目、ありがとうございます😆

危うく記憶を塗り替えてしまうくらいのインパクトだったみたいで。。。🤣
この週はこの日だけが晴れの予報で、前後が雨予報…奇跡でした（笑）

という訳で。
旭岳は、やっぱり晴れの日に訪問したいと思います😎