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Yamareco

記録ID: 7196892
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

ペテガリ岳

2024年09月04日(水) ~ 2024年09月05日(木)
 - 拍手
GPS
15:44
距離
32.5km
登り
2,682m
下り
2,700m

コースタイム

1日目
山行
2:42
休憩
0:08
合計
2:50
距離 8.4km 登り 359m 下り 320m
2日目
山行
12:20
休憩
0:58
合計
13:18
距離 24.1km 登り 2,323m 下り 2,380m
4:39
91
6:10
6:11
61
7:12
79
8:31
13
8:44
85
10:09
10:39
44
11:23
12
11:35
76
12:51
12:52
43
13:35
62
14:37
15:03
68
17:57
ゴール地点
天候 9/4(水) 晴れ🌞
9/5(木) 薄晴れ🌤️
  山頂は南東からの強風で、ガスに覆われる。
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
■往路
✈️ANA 羽田6:31→千歳8:04
(レンタカーを利用)
🚗千歳9:10→登山口13:05 157km
・登山口までの20km/約1時間の林道走行が大変。すれ違いが悪夢。

■復路
🚗ペテガリ駐車場18:04→神威山荘18:10 1km
コース状況/
危険箇所等
◆駐車場→ぺテカリ山荘 〜沢靴での峠越えと林道
(1) 駐車場から数分下って ニシュオマナイ川を渡渉
 ・この日は深さ膝関節まで、6,7歩程度。

(2) 沢を詰めていき、尾根を越える。
・最初は広い林道跡だが、やがて沢地形となり、水が流れる沢の中をジャブジャブ遡行する。足首程度の深さ。
・最後に脇道に入り、土面の急斜面をよじ登る。ロープあるけど路面が滑って登り辛い。
・峠(ベッピリガイ乗越)を越えて北に下る。最初は急な土斜面、やがてまた水が流れる沢になり、最後草原になって河原に出る (ベッピリガイ沢川渡渉点)

(3) ベッピリガイ沢川渡渉後はずっと林道。
・幅広く、アップダウンは無く、歩きやすい。
・熊がよく出るらしい。要注意。
・1か所、林道の崩落あり。水に入らず端を歩いていけるが、渡渉した方が楽だし早い。

※ ちゃんとした渡渉は三か所。
 - 出発直後のニシュオマナイ川渡渉点
 - 尾根から北へ下った ベッピリガイ沢川渡渉点
 - 林道が崩れた所 (渡渉回避も可)
 どれも足首〜ヒザ関節程度の深さ

◆ペテガリ岳へのピストン
・往復CTが12時間という長丁場と、ひたすら続く笹ヤブ漕ぎが大変。

(1) 標高400から1000mまで登って、尾根に載る。
(2) 尾根を東へ縦走 (標高1100〜1300m)
(3) 尾根の東端から少し下り、山頂向けて500m登り返す。

・小屋から少し登った後はずっと笹やぶ。路面が覆い隠されてるが、進路は概ね分かる。かき分けて道を探す程ではない。
・(3)の登り返しのヤブが手強い。特に山頂付近はハイマツの枝漕ぎになり、払いのけるのに手こずった。(強引に突っ切ろうとすると、枝が体に刺さる。下りは生える向きに逆らわず ”順目”になるので楽)

・笹やぶだらけで朝露がひどいので下半身は雨具とゲイターで完全防御した。上半身は長袖シャツのままでびしょ濡れになったけど、涼しくてちょうどよかった。

●往来 9/4は山荘方面から戻って来る人1人。9/5は行動中誰とも会わず。
その他周辺情報 ◆ペテカリ山荘
・2階建て。
・WC: 紙あり、照明あり (5分間点く)
・9/4(水)は5人泊。みなさん後泊。9/5(木)は多分無人。

・銀マット, 毛布, 敷布団があった。銀マットは使わせてもらった。が、敷布団は衛生的に使う気にならなかった(湿ってるし変色してるし虫がいそう)
13時過ぎにペテガリ登山口に到着。車5台。10台位停められそう。
2024年09月04日 13:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
9/4 13:29
13時過ぎにペテガリ登山口に到着。車5台。10台位停められそう。
数分下ると、ニシュオマナイ川渡渉点。
ヒザ下の深さで6,7歩。
2024年09月04日 13:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 13:31
数分下ると、ニシュオマナイ川渡渉点。
ヒザ下の深さで6,7歩。
最初は林道歩きだが、すぐに沢歩きになる。そのままじゃぶじゃぶ
2024年09月04日 13:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
4
9/4 13:47
最初は林道歩きだが、すぐに沢歩きになる。そのままじゃぶじゃぶ
幅は狭くなっていく。高巻きする所はない。
2024年09月04日 14:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
9/4 14:17
幅は狭くなっていく。高巻きする所はない。
幅狭くなって笹がかぶさる区間も
2024年09月04日 14:26撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
9/4 14:26
幅狭くなって笹がかぶさる区間も
土の急斜面をよじ登って峠を越える。(ベッピリガイ乗越)
2024年09月04日 14:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 14:37
土の急斜面をよじ登って峠を越える。(ベッピリガイ乗越)
尾根の反対側(北)へ下って、
2024年09月04日 15:07撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 15:07
尾根の反対側(北)へ下って、
ベッピリガイ沢川渡渉点。足首上の深さ、10歩位。
2024年09月04日 15:15撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 15:15
ベッピリガイ沢川渡渉点。足首上の深さ、10歩位。
渡渉後は小屋まで幅広い林道。
2024年09月04日 15:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 15:21
渡渉後は小屋まで幅広い林道。
途中一ヶ所、林道が崩れてる。(右奥が林道の続き)
右側をギリギリ通れそうではあったが、左岸に渡って進んだ方が楽。
2024年09月04日 15:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 15:37
途中一ヶ所、林道が崩れてる。(右奥が林道の続き)
右側をギリギリ通れそうではあったが、左岸に渡って進んだ方が楽。
後は安泰。
ただ、熊に会うことが大変多い場所らしいので要注意
2024年09月04日 15:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
9/4 15:50
後は安泰。
ただ、熊に会うことが大変多い場所らしいので要注意
なんとか17時前にペテカリ山荘に到着。
2024年09月04日 16:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
6
9/4 16:21
なんとか17時前にペテカリ山荘に到着。
この日は5人泊。(1階4人, 2階 1人)
2024年09月04日 16:24撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/4 16:24
この日は5人泊。(1階4人, 2階 1人)
前の広場には、キャンプ場の炊事場みたいなのあり
2024年09月05日 15:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 15:01
前の広場には、キャンプ場の炊事場みたいなのあり
【Day2: 9/5】標高1000mまで上がると、上が開ける
2024年09月05日 06:09撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 6:09
【Day2: 9/5】標高1000mまで上がると、上が開ける
笹で路面が覆われているが、進路は概ね分かる (明るいうちなら)
2024年09月05日 07:20撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 7:20
笹で路面が覆われているが、進路は概ね分かる (明るいうちなら)
雲が減って、左側にペテガリ岳の山頂部が見えるように
(8時頃が一番雲少なかった)
2024年09月05日 08:18撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
6
9/5 8:18
雲が減って、左側にペテガリ岳の山頂部が見えるように
(8時頃が一番雲少なかった)
南側の尾根。
2024年09月05日 08:20撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
9/5 8:20
南側の尾根。
尾根から一旦コルに下り、
2024年09月05日 08:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 8:37
尾根から一旦コルに下り、
コルから、いよいよ山頂に向けて↑500mの登り返し。
2024年09月05日 08:43撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 8:43
コルから、いよいよ山頂に向けて↑500mの登り返し。
ダミーピークの繰り返し。今度こそ本当の山頂。
2024年09月05日 09:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 9:59
ダミーピークの繰り返し。今度こそ本当の山頂。
山頂。
南東から雲が吹き付け、遠く見えず。
2024年09月05日 10:30撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 10:30
山頂。
南東から雲が吹き付け、遠く見えず。
雲が途切れた瞬間。
上は晴れてるのだが。
2024年09月05日 10:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 10:29
雲が途切れた瞬間。
上は晴れてるのだが。
《東》
2024年09月05日 10:30撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 10:30
《東》
2024年09月05日 10:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
9/5 10:39
《南西》右手前に見えてる尾根が縦走した尾根です。
2024年09月05日 10:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
9/5 10:39
《南西》右手前に見えてる尾根が縦走した尾根です。
来た道を戻ります。(下るとまた晴れた)
2024年09月05日 10:43撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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9/5 10:43
来た道を戻ります。(下るとまた晴れた)
撮影機器:

装備

備考 ・熊鈴、ホイッスル
・浄水器を初使用。大活躍。

感想

今年も、夏休みを9月にずらして北海道へ遠征した。
元々幌尻岳に登る予定だったのだが、8月下旬の大雨でルートが損傷し、さらに台風10号の迷走で復旧が遅れ、平取ルートから登れない状況になった。(注: 9/9から再開)
前週になって計画の大変更。これ以上”夏休み”を後ろ倒しするのも難しく、航空券の取り直しも難しい。
そのため、同じく日高山地で西からアプローチできるペテガリ岳と神威岳に変更。
沢経験がほぼ無いため、メジャーな幌尻岳で経験積もう、と思ってたら、いきなし中級編に挑むことになってしまった。

初日の9/4(水)は、朝の飛行機で北海道へ。レンタカーで危うい林道走行をこなして13時頃に登山口に到着。沢歩きを経てペテガリ山荘まで。
初めて1人で沢登りやるので不安だったが、大した深さもなく、足首くらいの浅い沢の中をじゃぶじゃぶ歩いていく感じで、特に難なく歩けた。
16時半前に山荘に無事到着。

翌9/5(木)。コースタイム12時間の長丁場。空が白み始めた4時半過ぎに出発。
最初から最後までひたすら笹薮が続く、南アルプスの深南部顔負けのヤブ漕ぎルート。
とはいえ、それなりの人数に往復踏まれてるから、進路は容易に分かる感じで、さほど苦労することはなかった。ただ、山頂に向けての最後の登り返しではハイマツの枝漕ぎになり、体に刺さるので鬱陶しかったけど。

山頂部は南東から雲で覆われて、眺望はあまりすっきりせず。時々雲が切れて、雲の隙間からちらちら見える程度。
雨降らなかっただけマシだけど、ちょっと残念

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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