栂海新道縦走(蓮華温泉→朝日岳→栂海新道→日本海) 夢とロマンの縦走路

2024年09月05日(木) ~ 2024年09月07日(土)

• GPS: 23:30
• 距離: 40.0km
• 登り: 2,861m
• 下り: 4,330m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:50
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:39

3:34 蓮華温泉バス停
3:48 3:50 蓮華温泉キャンプ場
3:51 蓮華の森分岐
4:14 兵馬の平
4:47 4:48 瀬戸川橋
5:30 ヒョウタン池
5:36 5:42 白高地沢橋
6:48 花園三角点
6:51 五輪高原
9:19 9:31 吹上のコル
10:05 10:24 朝日岳
10:57 11:06 水谷のコル
11:13 朝日小屋

2日目

• 山行: 10:00
• 休憩: 1:17
• 合計: 11:17

3:59 朝日小屋
4:04 4:10 水谷のコル
5:01 5:02 朝日岳
5:23 5:24 吹上のコル
5:41 照葉ノ池
6:23 アヤメ平
7:33 黒岩平
8:07 8:17 黒岩山
9:42 サワガニ山
10:12 10:25 北又の水場
11:07 11:09 犬ヶ岳
11:15 11:31 栂海山荘
12:17 12:26 黄蓮山
12:49 13:01 黄蓮の水場
13:13 菊石山
13:49 13:56 下駒ヶ岳
15:15 白鳥山避難小屋
15:16 白鳥山

3日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:30

3:48 白鳥山
4:15 4:16 山姥平
4:58 シキワリの水場
5:07 金時坂ノ頭
5:43 5:44 坂田峠
6:16 尻高山
6:58 二本松峠
7:14 入道山
8:07 親不知 栂海新道登山口
8:11 8:15 親不知観光ホテル
8:18 栂海新道日本海起点

天候

1日目:晴れ後ガス
2日目:ガス後晴れ
3日目:曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

蓮華温泉ロッジ駐車場は一部工事中、白馬大雪渓通れない為、大変混み合っている。
前日20時着も8割方は埋まっていた。
休日ともなるとキャパオーバーになり、路駐は禁止です。
路線バスの通行に支障が出てました。

コース状況／危険箇所等

蓮華温泉からの瀬戸川までの下り木道は、夜露でツルツル全てやすい。
栂海新道黒岩山からは日本海に向けては、これでもかとピークを通過させられるので、忍耐力が必要。
思ったより水の消費激しく、避難小屋泊も考えると途中の水場で補給必須。
蓮華温泉からは朝日小屋までの水場は良好
栂海新道の水場、黒岩平の沢水(水量豊富)、北又の水(チョロチョロ)、黄連の沢水(少し、非常時以外は汲みたくない)、白鳥の水場(しずく程度)、シキワリの水(チョロチョロ、美味かった)、浄水フィルターが役に立ちました。

その他周辺情報

下山口の親不知観光ホテルにて、栂海新道下山者のみ(登り方は除外)親不知駅送迎入浴プラン(1500円)有り。
ホテルチェックアウトが10時なので、送迎も最終10時です。
電話予約しておきました。

写真

9/5 3:36

蓮華温泉駐車場を出発
ロッジはまだ静かなまま

9/5 4:13

夜露で濡れた木道がツルツル

9/5 5:35

日の出後ようやく白高地沢橋

9/5 6:41

五輪高原への道
目の前に雪倉岳

9/5 6:50

五輪高原
奥に朝日岳

9/5 6:53

マツムシソウ

9/5 6:59

一休み

9/5 7:08

五輪高原の水場は絶好調

9/5 7:17

ハクサンシャジン

9/5 7:22

ウメバチソウ

9/5 7:31

五輪高原を後にして

9/5 7:38

雪倉岳ドーン

9/5 7:52

五輪の森へ

9/5 8:06

森を過ぎて、目の前に朝日岳

9/5 8:20

青空へ続く道

9/5 8:44

雪倉岳と旭岳

9/5 8:55

ワレモコウが可愛らしい

9/5 9:13

蓮華温泉が眼下へ

9/5 9:15

ミヤマリンドウ

9/5 9:21

花をみているうちに吹上のコル到着
一休みしたら朝日岳へ

9/5 9:33

吹上のコルを見下ろす

9/5 9:33

五輪の森から吹上のコルへと続く道

9/5 9:36

山頂はまだまだ

9/5 10:10

朝日岳山頂着

9/5 10:09

吹上のコルで出会った青年と
彼は栂海新道登りで、本日中に白馬山頂小屋へ、その後は雲の平へ行くそうです。
感嘆しかないです。
頑張って

9/5 10:37

朝日小屋へ向かい始めると、登山道にライチョウが4羽
全く避けてくれず、しばらくかわいい姿を眺めさせてもらいました

9/5 11:01

朝日小屋までもうすぐ
ガスが出てきました

9/5 11:13

朝日小屋着

9/5 11:32

今夜のお部屋
ソロ6人です。

9/5 11:32

気持ちよさそうなお布団です

9/5 12:10

今日のお昼ご飯?
身に染みる

9/5 12:21

テン場は数張り

9/5 11:17

夕飯が楽しみです

9/5 16:28

食前酒のワインで乾杯後、頂きます。
ごはん大盛お代わりしました

9/5 16:53

熱々ラーメンも最高

9/5 17:44

朝日岳山頂で壊れた靴。。。

9/5 17:45

ソールべろんべろん
応急処置もできず。。。

9/6 3:52

縦走を諦めかけていましたが、ゆかりさんのご厚意で新品のピン長を提供(有償)していただきました。
おかげさまで、縦走を続けられました。

9/6 2:51

軽く朝食
食堂にはおすまし、熱いお茶、冷たいお茶がポットに入っています

9/6 3:53

朝日小屋出立
お世話になりました。

9/6 4:58

朝日岳通過
ガスと爆風、寒いので日の出をまたずに通過

9/6 5:13

日の出を迎えて明るくなってきた
本日、進む山々

9/6 5:24

吹上のコルからいよいよ栂海新道へ

9/6 5:37

長栂山で日の出

9/6 5:42

風が強くすぐにガスる

9/6 5:47

チン穂も露濡れ

9/6 5:58

激しい風に飛ばされそう

9/6 6:04

視界が晴れてきました

9/6 6:26

アヤメ平
少し色づいた草原は感涙の景色

9/6 6:29

絶景を身に焼き付けます

9/6 6:29

遥か彼方には、栂海小屋、その先に白鳥小屋

9/6 6:33

木道崩落地点

9/6 7:24

気持ちいいな

9/6 7:28

目の前に黒岩平と、栂海新道の稜線
絶景は続く

9/6 7:50

黒岩平の水場

9/6 8:10

あの頂の向こうから降りてきました

9/6 8:12

黒岩山
新潟百名山91座目

9/6 9:01

犬ケ岳へ続くアップダウン
気温も上がり息も絶え絶え

9/6 9:21

サワガニ山で軽食タイム
ここで同じルートを進むペアの方が追いつき、一緒に休憩
この後は行動を共にする

9/6 9:28

朝日小屋で購入した笹寿司
的鯛、鱒、くるみ

9/6 9:54

これでもかと続くピーク。。。

9/6 9:58

尾根道の崩れている個所もあります

9/6 10:16

北叉の水場へ

9/6 10:22

ちょろちょろですが十分です

9/6 10:49

白鳥小屋へは着けるのか？
いや着かねばならない

9/6 11:07

犬ケ岳
新潟百名山92座目

9/6 11:08

遥か高みから進んできた稜線の数々

9/6 11:09

日本海が見えます。
白鳥小屋へは、まだ山々が。。。

9/6 11:11

小野さん
素晴らしい縦走路です

9/6 11:27

栂海小屋通貨

9/6 12:48

黄連の水場へ

9/6 12:52

ここは最終手段ですね。
あまり流れてなく澱みあり
とりあえずパス

9/6 13:02

ペアの方が進みます。
一人きりだったら心折れているでしょう。

9/6 13:14

菊石山通過
疲労濃く、写真撮る元気も無くす

9/6 13:50

下駒ケ岳通過
ここまで来て、この登りが地獄の急登でした。。。

9/6 14:24

本日最後の登り、白鳥山へ
登り切れば、今夜のお宿

9/6 15:17

白鳥山
新潟百名山93座目

9/6 15:18

今夜のお宿、白鳥避難小屋
途中からご同行しているペアの方と

9/6 17:09

疲労困憊で、夕食作る元気なく、笹寿司とみそ汁
落ち着いたら、ペアの方々と酒盛り(少しだけ)

9/7 3:50

3日目、小屋を出立

9/7 3:48

糸魚川市の夜景

9/7 4:53

シキワリの水場

9/7 5:42

坂田峠
ここまで降りてきました

9/7 5:43

ゴールはまだまだ

9/7 6:16

尻高山通過
この後、熊に吠えられる

9/7 6:42

車道を通過

9/7 6:57

二本松峠

9/7 7:12

入道山通過

9/7 7:51

目の前が開けて、日本海

9/7 7:55

車の音が聞こえ始める

9/7 8:03

国道8号線！

9/7 8:06

栂海新道登山口着！！！
無事にここまできました。

9/7 8:07

国道8号線を渡り、親不知観光ホテル側へ

9/7 8:12

日本海へ向かいます
残り80mの下り

9/7 8:17

ああ、ビクトリーロード

9/7 8:36

猿たちも見守ってくれました

9/7 8:25

日本海の波にやられて、放心状態

9/7 9:41

親不知観光ホテルで4日分の汗を流して生き返る
命の洗濯

9/7 10:14

親不知駅から

9/7 11:56

糸魚川駅へ

9/7 11:35

麺屋なりたでソース焼きそばラーメン
ソースの匂いがたまりません。
うまかった。

9/7 12:53

糸魚川駅から登山バスで蓮華温泉へ戻ります

9/7 14:38

蓮華温泉駐車場着
これで長い山行終了！

9/7 20:59

帰宅後は地酒と地タコで無事を乾杯

9/8 15:36

朝日小屋で購入したピン長は無残な姿になっていました。
ご苦労様！

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

感想

kaz-mon

長年夢見て来た栂海新道、山登りを始めた頃には、自分がチャレンジするとは考えもしませんでしたが、休み、天気、小屋泊とも全ての条件がそろい決心し出立しました。
9月初はまだ暑く、午後の天気は不安定なので、基本早立ちします。
蓮華温泉〜朝日岳までは、景色に癒されながら樂しく進みました。
事件は、朝日岳山頂で…
足元に違和感を感じると、右足のソールが半分剥がれてました（泣）
応急処置で、テーピングで巻き巻きし朝日小屋へ。
小屋で、結束バンドを頂けるとの事、有り難いです。
が、ソールの剥がれがあまりにも酷く、左足も剥がれるリスクがあるので、たまたま小屋にあった新品のピン長を提案されました。
長靴で山行を継続できるのであれば、願ってもない提案です。
有償で譲ってもらい、明日からの山行を継続できる事になりました。
自分は、いつも長靴登山なので、こうなる運命？だったのかもしれませんが、通常は撤退になるかと思います。
定期的なチェックと、緊急装備は必須です。
朝日小屋でのゆかりさん、スタッフの皆さんの優しさが心にしみました。
また、同室したソロの皆さん、心配にアドバイスにとありがとうございました。
お陰様で樂しく一時を過ごせました。
2日目は、下山後の入浴送迎のリミットがある為、どうしても白鳥小屋にたどり着く必要があります。
朝日小屋〜長栂山までは強風、明るくなってから黒岩山までは、素晴らしい景色を眺めながら、そこから白鳥小屋までは数え切れない程のアップダウンの忍耐の時間で、疲労困憊で小屋に到着。
途中から一緒になった2名の方と同行させてもらい、小屋でもお酒を酌み交わし樂しくお話させてもらいました。
3日目、さすがに痛む足でゆっくり日本海目指しますが、呆れるぼどのアップダウンはまだ続きます。
尻高山付近では、すぐ近くで熊に吠えられ、こっちも吠えかえし、口笛吹き鳴らし、鈴振り鳴らしながら急ぎ足、怖すぎ〜
ようやく国道8号にたどり着き、日本海まで80mを下ります。
ようやく着いた日本海に脚をつけながら、過酷なチャレンジが終わり無事下山できた事に、放心状態でした。