剱岳(敗退、そんなつもりじゃなかった・・・早月尾根から)
- GPS
- 12:55
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,128m
- 下り
- 2,112m
コースタイム
天候 | 晴れ〜午後から2000m以下曇・小雨〜晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
所要時間30〜40分くらいだったでしょうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
土嚢や木階段、土留階段等でよく整備されていましたが、とにかく急登が続くコースです。ロープ場や鎖場などわかりやすいところは間違いなく注意が行き届きますが、木の根をよじ登るというシーンが結構ありまして特に下りでは気を抜くと木の根で足を滑らせることが自分を含めて結構見ましたのでご注意ください。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
筆記具
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
auスマホ
雨具
防寒着
水筒
時計
非常食
滑り止め
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感想
8月初旬にジョギング中に左足を痛めてから1ヵ月半の間低山トレックもジョギングもなにもできず(せず?)食っちゃ寝え生活をしてきました。そうこうしているうちに来週には友人と約束していた燕岳登山が迫ってきましたので、どこかで足慣らしをしなくてはとこのシルバーウイークを迎えたのであります。
個人的な用事でシルバーウイーク初日に金沢に行く予定にしていたので、ついでにあまりなじみのない日本海側からアプローチする山を2日前から物色開始し、剱岳に決定。さすがにバカじゃないので足慣らしで標高差2240mを日帰りしようなどとは思ってませんでしたが、家族にはエスケープで小屋泊してくることもあるかもといいつつ、すっかりそのつもりで警察に提出した計画書も2日間の内容で。
しかしやっぱりバカだったのが小屋への予約を入れなかったこと。考えてみれば世間での3連休以上の日程で人気の山に小屋泊で行ったことがなかったからいつも予約なしで泊まれていたのでした。
そんなつもりだからスタートから健脚な方の多いこのコースでは抜かれるばかりで抜くことのない余裕のペースで登っていき、なんとか9時半に小屋着してチェックインと思ってガーン!本日はご予約以外の方の宿泊は受けられないと。
痛めた足の心配、食っちゃ寝え生活による体力の心配、ハードコースでの夜間下山になる心配などを考え合わせてどこにいても13時には下山開始と自分でルールを決めて、ここまで同じようなペースで歩かれていた方がテント設営しているのをうらやましく見つつさらに上を目指しました。
しかし小屋からの標高差はたかが800mではありますが、コースのハードさはさらに増し、酸素も薄くなっていく中でペースはさらに落ちていきます。標高200m上がる毎に設置されているプレートが2800mを示したところに到着したときに12時9分。頂上を見上げた感じでこれは13時着は無理と判断。そこで無念ではありましたが敗退を決意し、記念撮影をして下山を開始。結局なんとか薄闇の中登山口へ到着できましたが、車で着替えているところで真っ暗になり、敗退の判断は正しかったと自分に言い聞かせて帰ってきました。
足慣らしのつもりが結局標高差2040mを日帰りした訳ですから、自己記録となるハード登山となった上で剱岳は敗退と散々なレコとなってしまいました。
mataryさん、はじめまして
コメントありがとうございます。1日早く早月行かれたのですね。
2800mで撤退の判断はお見事です。
これで、また挑戦する機会ができましたね。
私もダイエットからはじめた山登りなんですが、とうとう剣まできてしまいました。
次週は燕ですか、充分なトレーニングになりましたね。
そう考えようとも思いましたが、次回があるとすればきっと室堂からのコースを選択するでしょうね(笑)
初めまして。読ませていただきましたが素晴らしい判断だったと思います。
日本百名山の著者である深田久弥氏は雨飾山で何度も撤退し登頂してるのですが「山は後退りするほうがいい」とゆう言葉を日本百名山の雨飾山で残しています。
「山は後退りするほうがいい」とは1度で頂点を極めるのてなく何度も失敗や撤退を繰り返し、そして登頂した山は忘れられないとゆう意味でありますが、劔だけに限らず今後の登山に繋がるための1つの過程として「撤退」もまた良し!次は余裕な気持ちから登る道中の景色が映え未知なる頂点で誰よりも広く美しい世界を見れること心から願っております。
kechan2702さん、コメントありがとうございます。
単純に下調べが足りないだけのことでそんなほめられるような状況ではないと思いますが、確かに劔を極められる日が来たらこれまでの山ではなかった違う感動がありそうな気はしますね。そんな報告レコをできる日を楽しみに目指したいと思いますね。
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