白山 平瀬道ピストン
- GPS
- 09:28
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,752m
- 下り
- 1,742m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:25
天候 | 晴れ、山頂近くでガス、その後は薄曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平瀬から県道白山公園線で登山口のある大白川まで。 県道白山公園線は道路災害通行止めでしたが、先日9月18日に開通しています。 2箇所ほど工事継続中ですが通行に支障ありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口→大倉山 樹林帯。登山口から1500m付近まで木階段整備中の箇所あり。工事中箇所の丸太敷設前の土階段は崩れやすく、崩しちゃいかんと思いつつも急坂箇所の下りは難儀する。 大倉山手前で3箇所ほど笹薮を切り開いた箇所あり、切断された茎が立ってます。トータルでも数十m程度ですが、丈の短いパンツだと引っかき傷を作りそう。 大倉山避難小屋 携帯トイレ使用可能な個室あり。 大倉山→室堂 尾根筋歩きで片方が切れ落ちている危険箇所ありますが、晴れて無風でなら問題なし。3箇所ほどロープあり。 室堂手前、2200m〜2400mでやや斜度のある木階段が続く箇所があり地味にしんどい。その先はハイマツの中を歩く平坦路で室堂まで一息。 室堂→御前峰 石畳整備されてます。 御池周り 御前峰からはガレ場歩き。一旦下りればさほどのアップダウンはなくルートも比較的明瞭。 大汝峰 御前峰と違いガレ場歩き。赤ペンキで示されたルートは明瞭です。頂上付近は傾斜の緩いザレ。白山のカルデラが一望できます。 |
その他周辺情報 | 登山口に白水湖畔ロッジあり。宿泊、軽食可能。 2015年企画で湖畔の森での読書推進企画あり、不要な椅子と本1冊寄贈でコーヒー1杯無料となります。企画賛同いただける方は是非お持ちあれ。 大白川露天風呂¥500、白湖畔ロッジで受付。洗い場はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
保険証
飲料水(2L)
500mlペットボトル2本
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
医薬品
タオル
携帯電話
計画書
雨具
時計
非常食
熊鈴
ヘッドランプ
ロールペーパー
ザック
タイツ
Tシャツ替え
長袖ジャケット
車
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感想
白山平瀬道は昨年も挑戦したコース。下山後にオシャレに白水湖畔ロッジでコーヒーを目論んでいたのに、下山時の膝痛と疲労困憊でそれどころではない状態になってしまってた。
いずれ下山後のコーヒーと疲労を自覚して登れなかった大汝峰の登頂も含めたリベンジをと思っていたのに今年はずっと登山口につながる県道が自然災害で閉鎖。開通は9月下旬とのこと、うーん。
そろそろ開通するかなと思っていた9月上旬、ネットで調べると白水湖畔ロッジの管理者の方のFBで県道開通がSW直前の9月18日との情報をキャッチ。よーし連休中に行くよー。今度こそまったりコーヒーじゃ!
連休の中日なので、もっと人出があることも予想していましたが、日の出前5時に到着した駐車場はまだまだ空きがありました。登山靴を履く時は暗くて靴紐が見えませんでしたが、ほどなく空が白み、道も見えたことからヘッデンなしで登山開始。
登り始めは樹林帯で、1500mくらいまでは登山道整備中の様子。木階段を作るために丸太が運び込まれています。ところどころ階段造成途中と思われる土階段が作られています。柔らかいのでどうしても登山者の足跡で崩れがち。気をつけて歩きますが、下山の時には難しかった。
昨年のバテを考慮して登り始め30分は意識してゆっくり歩きます。その間にソロの方、そして10歳くらいの女の子を引き連れた親子二人組にビックリするほど高速で追い抜かれました。トレランってこういうのをいうのかぁ、女の子でもすげー体力やなぁ。おっさんには無理だわ。
大倉山につながる稜線に出ると日が差してきました。原生林のブナが朝日に照らされて、オレンジ色に染まります。青空も見えて良い天気。ただ、やや雲が多い。風も少し出てきてちょっと天気は不安かも。
平瀬道は時期であれば花がたくさん見られるルートですが、9月も下旬になるとさすがに少ない様子。それでもアザミやミヤマアキノキリンソウ、トリカブトなどが見られました。
ゆく花もあれば、来る紅葉もあり、大倉山避難小屋近辺まで来ると稜線沿いではナナカマドやヤマウルシなどがすでに紅葉を始めており、登山道に彩りが出てきました。心配された風もこの時は止んで、日が差します。難所である片側が切れ落ちている稜線上も高度感より空と登山道横の紅葉のコントラストの方に目がいきます。
白山御前峰を望める所まで行くと上部は綺麗に紅葉している様子。ハイマツの緑の中に所々赤色が差しているのが綺麗。この時点ではガスもかかっておらず、山頂近くの展望に期待が高まります。
しかし、難所を抜けて標高2400m近くまで続く木階段を登りつめたころには日は薄い雲の中に隠れ、山頂もガスで隠れ気味に。日の出直後の展望は望めなさそう、ちょっと遅かったかなぁ。
それでも雨が落ちるわけでもなく、薄曇りの中、室堂に到着。SW中日、他ルートからの人出もあって、室堂ビジタセンターは多くの方で賑わっていました。御前峰までの石畳をたくさんの方が登っていきます。自分もトイレ休憩を挟んでその一人に。この石畳の登りはなぜだかしんどいんだよ。カメラを片手に路傍に咲いている花や頂上までの道筋を気晴らしに撮影しながら登りました。
登りつめた頂上、白山奥宮にのり込むと、周りはガスがかかり景観は不安定。ガスの合間に剣ヶ峰や御池周りを撮りますが、スッキリとは晴れてはくれない、まぁ、ガスに霞む白山頂も神秘的で良いということにしましょう。
ちょっと腹ごしらえしてから御池巡りコースにいきますが、ガスで池は見えず、残念。
御池巡りの後半で大汝峰との分岐が出てきます。基本平瀬道にガレ場はないので、大汝峰への登り下りのガレは新鮮で楽しいです。極端な急勾配がないガレ場は石畳よりよほど好みだわ。こうして念願だった大汝峰を登り、御池巡りコース半周をぐるっと回って室堂に帰ってくるとちょうどお昼。室堂周辺は朝よりもさらに混みあい、老若男女色んな人が登ってきてる。
ビジターセンター前のベンチで大休憩してると、隣の方がバーナーで料理してる匂いが・・・。たまらなくなって、ビジターセンターでお湯と割り箸付き¥400のカップヌードルを衝動買いしてしまった。あったかいカップヌードルはうまかったわぁ。
お腹も膨れたところで下りに。平瀬道は歩きやすい分、下りで調子に乗ってしまいがち。今回も登山口直前で右膝に痛みが出てきましたが、酷くなる前に下山できました。
大白川露天風呂は登山口近くの白水湖畔ロッジのすぐそばにあります。洗い場はありませんが軽く硫黄臭のする熱めの露天風呂につかると膝痛はすぐに解消。
サッパリしたところで今日はゆっくりコーヒー楽しめる余裕があるぞ〜、いっぱい食ったけど下りも結構カロリー使ったし、まだまだ食えるよね、と白水湖畔ロッジでカレーとコーヒーをいただきます。
念願の下山後まったりコーヒー、素晴らしく美味しかったっす!下山後の優雅なひと時を過ごせる平瀬道最高。
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