日本百名山！関西最高峰 大峰山・弥山＆八経ヶ岳☀️

2024年09月07日(土) [日帰り]

• GPS: 04:56
• 距離: 9.7km
• 登り: 1,108m
• 下り: 1,106m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:34
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:50

距離 9.7km 登り 1,108m 下り 1,106m

7:14 行者還トンネル西口
7:55 7:56 奥駈道出合
8:13 弁天ノ森
8:32 8:33 聖宝ノ宿跡
9:16 弥山小屋
9:20 弥山
9:28 弥山小屋
9:53 10:09 大峰山
10:25 国見八方睨
10:55 聖宝ノ宿跡
11:19 弁天ノ森
11:33 11:34 奥駈道出合
12:11 行者還トンネル西口

天候

快晴

アクセス

マイカーで川上村から酷道こと国道309号線を14kmほど走り行者環トンネル登山口へ。登山口は電波通じないので要注意

コース状況／危険箇所等

全路ほぼ快適。ただし弥山までの緩やかな道は道迷いしやすい箇所が多々あるため要注意。

その他周辺情報

洞川温泉が良いと思いますが、同じ考えの人が多いためか非常に混雑していました。早めに下山できた場合はお勧めできます。

写真

9/7 7:14

民宿の方に薦めていただいた通り、7時ごろに登山口に到着しました。309号線は対向が困難な箇所が多く、比較的高度な運転テクニックを要求されます。混雑すると大変なので早めに到着することがお勧めなようです。登山口には100円の有料トイレあり。

9/7 7:14

9/7 7:15

こちらが登山口です。登山届を提出して登山を開始しましょう。

9/7 7:17

9/7 7:18

最初で最後の沢です。コースの分岐らしい。

9/7 7:27

ところどころ雨で流れた形跡があります。

9/7 7:35

尾根まではこのような登山路です

9/7 7:52

今日も心地が良い。8時前は涼しく上りやすい気温でした。

9/7 7:55

おおよそ40分ほどで尾根に上がります。

9/7 7:55

9/7 7:56

ここから弥山まで2時間らしい。本当か！？

9/7 7:57

ここから頂上直下まではハイキングコースです。気軽にいきましょう！

9/7 8:13

9/7 8:13

9/7 8:13

弁天の森に到着しました。ここにもともと宿があったんですかね？

9/7 8:20

弥山小屋が見えました！あと1時間くらいかな？

9/7 8:24

大変心地が良い（2回目）

9/7 8:32

9/7 8:33

9/7 8:33

ここにも宿があったのかな？

9/7 8:38

9/7 8:41

この辺りの岩陰で休憩しました。この時点でかなり気温が上がっています。どうやら全国的にこの日と次の日は夏の気温に戻ったとのこと。民宿でいただいたおにぎりを一つ食べました。

9/7 8:58

階段が始まりました。段の間の土が削れており、ちょっと歩きづらい。

9/7 9:04

ついに景色がいいところまで上がってきました。昨日の大台ヶ原方面かな？

9/7 9:04

9/7 9:05

9/7 9:09

ケルンのような何か

9/7 9:15

ついに山小屋が見えました！

9/7 9:15

弥山小屋です

9/7 9:16

9/7 9:17

山頂は、この看板から少し歩いたところにあります

9/7 9:16

9/7 9:17

9/7 9:20

無事に到着！登山開始から2時間10分ほどかかりました

9/7 9:20

9/7 9:20

弥山山頂から八経ヶ岳を臨む

9/7 9:20

弥山山頂から奈良市街地方面を臨む。今日は快晴だ！

9/7 9:20

9/7 9:24

9/7 9:25

9/7 9:26

ほら、モンベアくん、関西最高峰だよ

9/7 9:30

こちらから八経ヶ岳方面へ向かいます

9/7 9:31

この辺りは鹿の影響のためか、大台ヶ原と同様に立ち枯れの木が出現し始めました

9/7 9:38

保存地帯らしく、ネットで作成されたドアを潜ります

9/7 9:43

5分ほどで出口です

9/7 9:45

後少しで山頂！

9/7 9:51

登頂しました！弥山からは30分ほど、登山口からは2時間50分ほどかかりました。

9/7 9:52

八経ヶ岳山頂から弥山山頂を臨む。

9/7 9:57

お昼タイム1

9/7 9:59

お昼タイム2、おにぎりは4つもいただいていました。

9/7 10:04

この時気温は31度を超えており、体感は結構暑い。

9/7 10:05

山頂には杖が突き刺さっていました

9/7 10:07

9/7 10:07

9/7 10:17

下山します。ここは八経ヶ岳と弥山の間の峠です。なだらかで休憩もできそう。

9/7 10:27

苔むしがいい感じ。発色もいいですね。

9/7 10:40

このまま下山します。足下に気をつけないと、コケたら大変なことになります。

9/7 11:02

9/7 11:33

もうここまで戻ってきました。弥山山頂からは下山で1時間程です。行きの2倍ですね。

9/7 11:56

可愛いコケ発見して癒されました。

9/7 12:07

気温も暑く、道もあまり快適ではないので長く感じましたが、30分程で橋まで下りできました。後ちょっと。

9/7 12:11

行者環トンネルに戻ってきました。

9/7 12:44

国道309号線を通って洞川温泉に向かっている途中です。この時間は対向車もあまりなく、問題ありませんでした。こちらは気になる吊り橋です。

9/7 12:46

いい渓谷です。「みたらい渓谷」というそうです。BBQや川遊び、釣りが有名とのこと。現在はBBQは禁止らしい。

洞川温泉で汗を流しました。800円、サウナ水風呂なしなのでコスパ悪し。

9/7 13:48

ゴロゴロ水は170円。他のところで買った方が安いと思う

撮影機器：

NIKON Z fc NIKON CORPORATION

iPhone 15 Pro Apple

感想

Himitu Eightnote

前日は大台ヶ原山にのぼった後、天川村の「民宿 あおば」さんへ宿泊させていただきました。
洞川温泉には多くの旅館があるものの、結構お高め。また安価な素泊まりとした場合でも、夕食を食べるもしくは調達できる店がないので困ります。夕食つきで一万円のあおばさんは非常に助かりました。同様のニーズは非常にあるらしく、多くの弥山・八経ヶ岳への登山客をこれまでお迎えしてきたとのことでした。

また、登山の内容を語るより先に国道309号線について触れなければなりません。
私はある程度の峠道やダート道には耐性があり、運転技術には自信があったのであまり道を調べることはしないのですが、今回はちょっと後悔しました・・・。
大台ヶ原から天川村をGoogleMapでルートを引くと、自然と国道309号線を通過するルートで案内されます。
国道309号線は酷道と言われるようで、対向が困難な箇所や、カーブミラーが十分ではない箇所、落ちたらあの世へ一直線は道が多くありました。大台ヶ原→天川村は約1時間ですが、遠回りをすると1時間半程とのことで、自信がない方は遠回りをすることをお勧めします。

さて、民宿にておおよそ以下のことをお伺いしました。
・民宿から登山口まではおおよそ40分である（私は30分弱で到着しました）
・多くの登山客の方は朝6時には出発される
・駐車場がいっぱいになるかもしれない
・国道309号線が混雑する
・往復6時間半コースである

下山後、洞川温泉で汗を流し、奈良市街地に行きたいことを考慮し、民宿の方の意見を踏まえ予定通りに6時半に出発しました。

朝7時に登山口に到着、すでにほとんど準備を終えていたのでサクッと登山開始しました。
休憩は途中一回だけとり、弥山山頂へ。そこから八経ヶ岳に向かい、お昼ご飯を食べました。
下山では、弥山から弁天の森まで2~3回程度少しだけ道を間違えました。まだ人が歩いている時間だったのでよいですが、夜になるとかなり危険だと思います。足元には注意して歩きましょう。

下山後、予定通り洞川温泉で汗を流すと、駐車場まで自動車の長蛇の列が！どうやら登山後の人たちが押し寄せていたようです。

その後、東大寺まで2時間ほど車を走らせ、東大寺見学をしました。

＝＝＝

おまけ①：
「天川村」を昔どこかで聞いたことがあるなと思ったら、2~3年ほど前に若者達がBBQを勝手にしてゴミを放置していくニュースでした。今は全面BBQ禁止とのこと。そのような方達がいる事実が受け入れられません。

おまけ②：
今年6月末に八経ヶ岳で遭難事件があったとのこと。ご冥福をお祈りいたします。

おまけ③：
「八経ヶ岳」の別名が「八剣山」とのこと。行者者が宝華教八巻を埋納したと言い伝えられているらしい。ちなみに、民宿の人はよく知らないと言っていた笑

おまけ④：
日本百名山 大峰山 登頂対象はどこが一般的か？→私は弥山かと思っていましたが、どうやら八経ヶ岳の方が一般的らしい。八経ヶ岳が関西最高峰・近畿最高峰の1915mとのこと。

おまけ⑤：
大峰山は女人禁制の山としても知られています。
詳しくは以下のブログにて解説・詳解されています。
https://shigakukai.exblog.jp/241326623/

大峰山の山上ヶ岳一帯が大峰山の山頂とみなしてよいだろう、と深田氏は記しており、それに則って山上ヶ岳に登る人も多いと聞きました。2024年現在に至るまで、冬も含めて今なお女人禁制の山はこの山だけらしい。
これは難しい問題である。個人的に、こうした信仰・宗教というものは、LGBTQ問題や女性社会問題など、現代のギトギトした社会テーマと一緒にせず、無縁であって欲しいと思うからです。
そのため、現代では標高が最高峰である八経ヶ岳が登頂目標と捉えてもよいと一般的にはされています。

＝＝＝

大峰山脈は、紀伊半島の中でも最も長く、おおよそ100kmにも及び、「大峯奥駈道（おおみねおくがけみち）」と呼ばれています。
深田氏によると、大峰詣りとして登山するのは山上ヶ岳であり、これを大峰山の山頂とみなしていいだろう、とのことである。
深田氏は、まず洞川温泉までバスで行ったとのこと。当時も、開山時期には登山者で宿がいっぱいになったらしい。
竜泉寺（現在は龍泉寺）で水垢離（みずごり）をしてから山上ヶ岳に登頂する必要があったとのことですが、今はどうなんだろう。
その後、大普賢岳→行者還岳→弥山小屋まで縦走し、八経ヶ岳の頂上を踏み、下山に着いたそう。