東北遠征:裏岩手縦走路と秘湯巡りの旅
- GPS
- 14:07
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,098m
- 下り
- 2,840m
コースタイム
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:19
- 山行
- 3:04
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 3:48
ちなみに、この日は平日にもかかわらず三ツ石小屋には15人くらいのハイカーさんが泊まったのではないかと思われます。
ちなみに、不動平避難小屋は私1人でした。
【山バッジ】
・八幡平頂上レストハウス
・岩手山八合目避難小屋 で販売を確認しました。
天候 | ずっと曇り、そしてガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
(※新日本海フェリー内の売店や食堂では電子マネーやクレジットカードは一切使えません。現金のみです。) 初日:敦賀港(9:30発)→(新日本海フェリー)→秋田港(翌朝5:00着) 2日目:秋田港→玉川温泉→ふけの湯温泉→八幡平頂上レストラン前駐車場兼八幡平登山口→八幡平散策→藤七温泉(彩雲荘・泊) 3日目(今回の山行開始):藤七温泉をAM8時頃出発し、10分ほど歩いて畚岳登山口からスタート。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大きく分けて藤七温泉から三ツ石避難小屋までと、三ツ石避難小屋から岩手山までの登山道の雰囲気が全く変わります。 前半はアップダウンはあるものの比較的平坦な気持ちの良い稜線歩きですが、三ツ石小屋以降は、大半がアップダウンの激しい樹林帯歩きでした。 ‘七温泉〜裏岩手連峰登山口(畚岳登山口):車道歩き ⇔岩手連峰登山口〜大深避難小屋:アップダウンはあるは比較的平坦な稜線歩き。 最初のピークの畚岳はルート上にはないが、往復15分程なので立ち寄りました。 B膺屡鯑饐屋〜子畚山:小屋から大深岳まで登り、八瀬森分岐から一旦激下りして子畚山まで激登り。 せ听住魁岨哀沈佝鯑饐屋:素晴らしい稜線歩き。おそらく紅葉の時期は圧巻だと思う。三ツ石山から三ツ石小屋までは一旦激下ります。 セ哀沈仂屋〜切通し:大松倉山、犬倉山、姥倉山等を登ったり下ったりと大変です。尚、姥倉山はルートから少し外れていますが、折角なので立ち寄りました。切通手前の黒倉山は水蒸気爆発の可能性があり立入禁止だったのでトラバースしてます。 切通し〜不動平避難小屋:切通からはお花畑樹林帯コースと鬼ヶ城経由の稜線コースがありましたが、想定歩行時間はほとんど同じだったので稜線コースをチョイスしました。思っていたような気持ちの良い稜線歩きでは無く、荒々しい岩のピークが何度も何度も何度も何度も現れる非常にアップダウンの激しいルートで、まるで不帰ノ瞼かカニノタテバイのミニバージョンかと思えるような断崖絶壁の壁登りもありました。元気ならアドベンチャラスで楽しいコースかもしれませんが、既に10時間近く歩いていたので泣きそうになりました。 不動平避難小屋〜岩手山〜八合目避難小屋:岩手山の山頂(薬師岳)まで外輪を周回しましたが、時計回りの方がちょっと楽かも。火口外輪までは少し急登のガレ場なので特に下山時は注意が必要。 八合目避難小屋〜馬返し登山口:激下り。新道と旧道がありますが、コースタイムは同じ。 |
その他周辺情報 | 馬返し登山口で友人にピックアップしてもらい、乳頭温泉まで移動。(途中、小岩井牧場も見学しました) 乳頭温泉郷の「鶴の湯」に宿泊。 1泊2食で約15,000円くらいでした。(本陣4号室) メインの混浴露天風呂の他に、本館の貸切露天風呂、貸切内湯、黒湯と白湯の内湯等多数の湯船あり。(女性専用露天風呂もあります) 時間があったので、「鶴の湯」以外にも温泉巡りして、蟹場温泉、黒湯温泉、妙乃湯にも浸かってきました。 ※宿泊温泉宿で購入できる2,500円の「湯めぐり帖」で乳頭温泉郷の7つの温泉に1回ずつ入れます。1年間有効です。 |
写真
感想
以前から、何とか機会を見つけて歩いてみたかった裏岩手縦走路。
最初は、ソロ山行を計画していたのだけれど、関西(姫路)からの公共交通機関によるアクセスだと中々日程調節が難しかった。
そこで、チームリーダーO氏の東北秘湯巡りツアーに乗っかる形で往路は旅の道連れにしてもらいスタート地点の登山口まで連れて行ってもらったw
しかも憧れの秘湯の1つであり一度は行ってみたかった藤七温泉「彩雲荘」に前泊してのスタートが切れたので大助かりでしたww
(※往路のフェリーや宿泊施設の予約は全てリーダーがやってくれた)
さて、午前8時に山行スタートとなったが、あいにくのガスガス状態。
まあ、時間の経過とともにガスが抜けることを期待して藤七温泉を後にするが、前日に、これでもか〜と言うくらいに温泉に入りまくったし、なんならきっちり朝風呂も入ってきたので、スタート直後からちょっと体がだるい。
それでも30分ほど歩いたら、体もこなれてきたのと、歩きやすい登山道だった事や霧のため直射日光が当たらず涼しく歩けた事などから、快調に歩く事が出来た。
三ツ石小屋までは、ちょっと厳しい登りは子畚山くらいで、快適なシングルトラックの山行となった。
今回の快適な山行が苦行に変わったのは、三ツ石避難小屋以降だ。
三ツ石小屋から岩手山の山頂直下にある不動平避難小屋までは、標準コースタイムで6時間以上はかかる、比較的歩行速度の速い私でも5時間くらいはかかる計算なので、13時30分に三ツ石小屋を出発しても、不動平に到着するのは18時は過ぎるので日没必須です。
山行の要諦は無理をしない事。
三ツ石小屋到着が14時をまわっていれば、ここで確実に小屋泊していたと思うが、あまりにも到着が早すぎたので、ナイトハイク覚悟で先を進むことにした。
まあ、今日1時間ほどナイトハイクするか、明日の早朝3時に出発して2時間ほどナイトハイクするかの選択だったし、早朝3時前から避難小屋でゴソゴソしていたら、他の小屋泊ハイカーさんに迷惑かかるし、下山口である馬返し登山口で待機しているリーダーO氏と少しでも早く合流してご褒美温泉の乳頭温泉で購入した豆乳を(体内に)投入して入湯したかった事もあり、後ろ髪惹かれる思いで三ツ石避難小屋を出発しました。
※お気づきの方もいるかもしれませんが、このダジャレを入れたかった為に、コンビニで豆乳を購入していたが飲むのを忘れましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
三ツ石小屋から先はこれまでの登山道とは様相が一変し、見晴らしの良い稜線歩きは無く、ひたすらアップダウンを繰り返しながら樹林帯を歩く事になる。
黒倉山は、火山活動が盛んで爆発の危険性があるという事で山頂への立ち入りが禁止されていたので、切通までトラバースすることになったが、実は厳しい登りを回避できて助かった。
問題は切通からルートが2つに分かれていて、下りのお花畑コースト登りの鬼ヶ城コースだ。
お花畑コースを選びたくはなったが、標準コースタイムはほとんど同じなので、これから先、日没が近づいてきて暗くなってくるので、尾根筋に出た方がまだ明るく道迷いの心配も少ないとの判断で鬼ヶ城コースをチョイスした。
この選択が地獄の始まりでした。
尾根筋までの厳しい登りが終わっても、想像していた快適な稜線歩きなどは無く、次から次へと岩峰のピークが現れて、恐らく10個以上のピークを越えていったような気がします。しかもガスガスで見通しが効かない。
更に断崖絶壁の壁登りや、ズリズリのザレ場もあり想像以上のアドベンチャラスルートだった。
こうなったら、お花畑コースはいったいどんなんだったのか気になって仕方がないw
不動平小屋に到着した頃には、精神的にも体力的にもかなり疲弊していましたが、私1人の貸切だったので、小屋泊そのものは気兼ねなくできた。
ここから15分ほどの所に管理人のいる八合目避難小屋があるので、ほとんどのハイカーは八合目避難小屋に泊っているようです。
翌朝、重たいザックを不動平小屋にデポして、貴重品の入ったウエストポーチとトレッキングポールのみを持って岩手山山頂にアタックする。
昨日の再現かと思えるくらいの濃いガスガスで、山頂付近は爆風が吹き荒れている。
眺望は全く望めず残念ではあったが、山頂に到達した達成感は半端なかった。
2日間を通して、ずっとガスガスであったものの雨が降らなかっただけ良しとしよう。歩く事だけが目的の私にとっては、とても涼しくて歩きやすい山行となった。岩手山の感想としては、この山は上級者(健脚者)向きです。但し、夜も含めて想像していたほど寒くは無く、ダウンやフリースは持って行ったが着用することは無かった。
この後は、乳頭温泉で疲れを癒して、翌日、田沢湖駅から秋田新幹線「こまち」で東京まで行き東京から「のぞみ」に乗換て無事帰宅できました。
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