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Yamareco

記録ID: 722603
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

テント600張超、約1200人の雷鳥沢から紅葉の立山縦走。

2015年09月20日(日) ~ 2015年09月22日(火)
 - 拍手
masa_0318 その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:28
距離
12.1km
登り
1,084m
下り
1,083m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:24
休憩
3:09
合計
9:33
距離 12.1km 登り 1,086m 下り 1,103m
3:14
26
3:40
3:45
79
5:04
5:08
25
5:33
5:37
6
5:43
6:52
6
6:58
7:01
53
7:54
7:57
45
8:42
8:49
9
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9:04
0
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9:09
0
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10:10
1
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10:14
17
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40
11:22
11:29
71
12:40
12:41
1
12:42
ゴール地点
別山北峰と大汝休憩所で大休止。ゆっくりめで歩いています。
天候 20日:晴時々霧 21日:晴時々霧 22日:快晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
立山黒部アルペンルート
http://www.alpen-route.com/
コース状況/
危険箇所等
すべて一般道。
ただし、雄山から一ノ越間の急斜面は踏み跡が錯綜。
時間帯によっては老若男女が入り乱れ、落石要注意。所要時間は多めの計算がおすすめ。
その他周辺情報 雷鳥沢ヒュッテにて入浴。風呂からの景色がたまりません。600円。
みくりが池のコバルトブルー。
2015年09月20日 14:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/20 14:21
みくりが池のコバルトブルー。
やっとみつけた設営場所から。本当にすし詰め、まるでフジロックです。雷鳥沢団地。
2015年09月20日 16:13撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/20 16:13
やっとみつけた設営場所から。本当にすし詰め、まるでフジロックです。雷鳥沢団地。
稜線の日の出を目指して、午前3時出発。
2015年09月21日 02:59撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 2:59
稜線の日の出を目指して、午前3時出発。
日の出の稜線歩きを期待したものの、ガスの中・・・。
2015年09月21日 05:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 5:27
日の出の稜線歩きを期待したものの、ガスの中・・・。
別山に着いた途端に雲が晴れた!
2015年09月21日 06:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/21 6:17
別山に着いた途端に雲が晴れた!
後立山連峰から朝日が注ぎます。
2015年09月21日 06:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 6:27
後立山連峰から朝日が注ぎます。
北アルプスの山々と紅葉。別山北峰から。
2015年09月21日 06:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 6:27
北アルプスの山々と紅葉。別山北峰から。
ときどきガスるので、ブロッケン現象がよく見えました。
2015年09月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 6:51
ときどきガスるので、ブロッケン現象がよく見えました。
紅葉の真砂沢カール。
2015年09月21日 07:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 7:32
紅葉の真砂沢カール。
真砂岳稜線。
2015年09月21日 07:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 7:47
真砂岳稜線。
雲が印象的でした。
2015年09月21日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 8:19
雲が印象的でした。
内蔵助カール上部。
2015年09月21日 10:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 10:26
内蔵助カール上部。
大汝山から雄山。
2015年09月21日 10:36撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 10:36
大汝山から雄山。
雄山から竜王岳東部。
2015年09月21日 11:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/21 11:05
雄山から竜王岳東部。
ベストロード・オブ・室堂!一ノ越から雷鳥沢への道は、神の道です。
2015年09月21日 12:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 12:39
ベストロード・オブ・室堂!一ノ越から雷鳥沢への道は、神の道です。
緑、赤、黄色、黄緑、岩稜のグレー、白がはんぱなく美しい。
2015年09月21日 12:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 12:47
緑、赤、黄色、黄緑、岩稜のグレー、白がはんぱなく美しい。
雷鳥沢へと続く道。整備されて、歩きやすくなっていました。感謝です。
2015年09月21日 13:04撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 13:04
雷鳥沢へと続く道。整備されて、歩きやすくなっていました。感謝です。
夕暮れ時の雷鳥沢。これでもテントの数は減ったんだそう。
2015年09月21日 17:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 17:20
夕暮れ時の雷鳥沢。これでもテントの数は減ったんだそう。
夕日が立山三山に映って・・・。
2015年09月21日 17:38撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 17:38
夕日が立山三山に映って・・・。
まるで合成のような、本物の色!
2015年09月21日 17:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/21 17:58
まるで合成のような、本物の色!
ここで星空を見るたびに、またここに来ようと思うのです。
2015年09月22日 04:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/22 4:28
ここで星空を見るたびに、またここに来ようと思うのです。
朝日は大日連山を輝かせて。
2015年09月22日 06:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/22 6:42
朝日は大日連山を輝かせて。
ついに雷鳥沢にも光が!
2015年09月22日 07:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/22 7:18
ついに雷鳥沢にも光が!
影がでるだけで、印象がこうも変わるものか。
2015年09月22日 07:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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9/22 7:18
影がでるだけで、印象がこうも変わるものか。
22日午前。テントの数はピークの半分ほどかな。
2015年09月22日 09:49撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/22 9:49
22日午前。テントの数はピークの半分ほどかな。
みくりが池のソフトクリームがうまい。
2015年09月22日 10:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
9/22 10:18
みくりが池のソフトクリームがうまい。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ
備考 背もたれのある椅子があるって、こんなに快適!!のんびり幕営には超お勧めです!!
サーマレスト トレッカーチェアー
https://www.e-mot.co.jp/therm-a-rest/product.asp?id=203

感想

連休と予想気圧配置。これは、これは家にこもっていてどうする!?という天気。
天気が良ければ行こうか、と同僚と練っていた
雷鳥沢幕営紅葉のんびりプランはもちろん決行。

同僚の集合場所もあって、大阪から米原経由、しらさぎで富山入りしたのですが
自由席も余裕の空席で問題なし。サンダーバードだと、きっと座れなかったかも。

初日は設営のみ、
2日目に浄土山以外の立山縦走。
3日目はのんびり撤収、というのんびりプラン。

初日の立山ケーブルは9時には2時間半待ちとのこと。
ウェブ検索したところ、富山地鉄富山駅で通しの切符を買うと
立山ケーブルカーの時間指定もできるという情報を発見。
JRで富山から入られる方、切符は通しで地鉄富山駅で買いましょう。
おかげさまで立山駅での待ち時間0でした。

ケーブルカーから高原バスへの乗り継ぎはスムーズ。
満席のため、補助席でした。
弥陀ヶ原までは雲の中で、バス車内もどんよりムードだったのが
急に雲が晴れ、目の前に大日連山、立山と輝かしい紅葉が現れると
車内は大興奮の歓声。そう、これを見に来たんだっ。

室堂から雷鳥沢までは
途中のみくりが池でソフトクリームをほおばりながら
余裕だったのですが、雷鳥荘前から野営場を見て驚愕。
な、な、なんじゃこりゃ〜!こんなテントの数、見たことないっ!

それもそのはず、管理人さんにお伺いしたところ、
テントの数は600を超えたそう。つまり、約1200人はいるってこと。
フジロックのキャンプサイト、まさにそのものです。

なんとか設営を終え、夕食を終えて手洗いへいくと
手洗いと水場の列。こんなの見たことない。
そりゃ1200人ですものな。

こりゃちょっと・・・と思っていると外国人の同僚が
「これだけの人がいて、皆何も言わず、きちんと並んで
 喧嘩もおきず、酒飲んで暴れず、皆おとなしく寝る。
 こんなことは他の国では絶対に起こらない、誇りに思っていい。」
と言ったのが印象的でした。そっか、そういわれてみればそうやね。

翌日は稜線からの日の出を楽しもうと午前3時出発しましたが
稜線はずーっと雲の中。
日の出の時刻になっても明るい雲の中で、
これじゃテントの中で寝てればよかったか、と思いながら
目的の別山北峰に着いたその瞬間、

目の前の雲がすべて消え、剣、後立山、立山と
その向こうに雨飾、浅間、富士、八つ、南、中央、北・・・
全部見える!!!
山の天気は変わりやすいのに
自分の都合だけで天候を恨んだことを大反省。
同時に襲ってくる、超絶景。
興奮して、叫んで、嬉しくて、たまらなかったです。
これがあるから、山はやめられない。

時折ガスがでる天気だったのですが、それはそれでよく
素敵な景色を隠して、突然見せてくれるいたずらを
楽しみながら大汝へ。

黒部湖と紅葉を眺めながら昼食をとり、
大汝の頂上でお決まりの記念撮影をした後、
雄山へ。

一ノ越から登ってくる方の数が多く、
道どりと落石に気を遣いながらの下り。時間がかかります。
踏み跡が錯綜して、落石もしやすく、急傾斜。
僕の意見としては、縦走するなら真砂岳側からの方が
おすすめです。

一ノ越から雷鳥沢までは、神の道。
こんなに素敵な風景、人けのない道。
まるで日本じゃないみたいだけど、やっぱり日本です。
最近登山道の整備をされたらしく、
階段が歩きやすくなっていました。
どうやら玉殿の岩屋からこの道に付く新しい道を付けて、
ぐるっと室堂一帯を周回できるようにする様子です。

雷鳥沢に戻った後は、休憩して雷鳥沢ヒュッテで入浴。
14時半ごろでしたが、そこそこの混雑。
洗い場待ちに3分ほどだったので大したことなかったです。
早い目に行くことにこしたことはなさそう。

夕食を食べ、早めの就寝。
夜、用を足すためにテントの外に出ると
それはすてきな満天の星空。

3日目は撤収のみ。
弥陀ヶ原を歩こうかとも思っていたのですが
昨日の疲労と交通機関の混む時間を考え、
撤収のみに決定。

のんびり朝日を眺め、朝食をとり、ゆっくり撤収し、
またみくりが池でソフトクリームを食べ、
11:20の定期便で室堂を出ました。
列が長くなってきたので臨時便が出て、
実際に出発したのは11:15でした。
室堂での乗車時にケーブルカーでの整理券が配られ、
美女平での待ち時間も10分程度。
結局、そんなに混雑に巻き込まれずに済みました。

混雑しそうなピークタイムを見極め、
それを外して行動するのが繁忙期に訪れる秘訣・・・
って、混雑増やしとるお前が言うなって感じですよね、すみません。

追伸)新幹線富山駅から地鉄富山駅への乗換は
新幹線ホームからのエスカレーターに乗らず、階段を降り、
乗換改札を経由してとやマルシェから出ると速く行けることを発見。
地鉄から新幹線も、とやマルシェで弁当を買い、
そのまま乗換改札へ行くのが速いですよ。おみやげも見れるし。

追伸2)雷鳥沢から剣御前は直行ルートと、新室堂乗越経由がありますが
僕はいつも新室堂乗越経由です。所要時間は一緒なのに
傾斜は楽。下りはともかく、上りなら新室堂乗越経由をおすすめします。

追伸3)22日の朝5時半は快晴の為、気温が氷点下まで下がりました。
テントの内側は凍り、テントに掛けていたタオルもカッチカチ。
なのに9時には暑さでTシャツ1枚。気温の変化が極端でした。

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