夏の花咲く北大船・坊がつる
- GPS
- 03:59
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 471m
- 下り
- 455m
コースタイム
2日目 5:30坊がつるー7:00吉部
天候 | 1日目、晴れ、午後から雷雨 2日目朝から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坊がツルに着くと、前の日から泊まっていた方が「昨日は3時から夕立がすごかったよ、雷もすごくて怖かった、山に登るなら、行動は午前中で下りてきた方がいい。今日は2時から夕立が来るかもしれない。」という貴重な情報を伝えていただいた。実際、2時くらいまでは、夕立の気配は全くなかったが、2時半から、ものすごい雷と豪雨だった。4時過ぎにはやんだ。このアドバイスのおかげで計画変更できたことが、本当に助かった。 |
写真
感想
6月12日の平治岳に登ってから、忙しい日々はさらに加速、今日まで夏のイベント等で土日の休みもなく走り続けましたが、やっと代日休を1.5日もらって、なんとか夏の坊がつるへ。
2日目の午前中に戻らなければいけないので、日帰りも考えましたが、「やっぱり、できるなら1泊!」と決定。出発時、午前4時でも気温29度、瀬の本5時過ぎで20度以下とやっぱり涼しいです。吉部から道はとても濡れていたので、「夕立がすごかったのかな。」と思いながら歩きます。林の中は暑いのですが、三俣山が見える林道出合いの広々とした場所は、大好きな場所で爽やかな風がいつも迎えてくれます。
坊がつるに着くと、白髪で、白髭が上品な男性が「夕立と雷がすごいから、登るなら午前中で帰ってきた方がいいよ。」と私の装備と格好を見て、テント泊だと判断されて、貴重で的確なアドバイスをいただきました。朝、コンビニのおにぎりしか食べていなかったこともあり、先にテント設営して、パスタでも食べて山に行こう、と思っていたのですが、そんなのんびりより、ゆっくりしてカミナリにうたれるより「命の方が大切」とザックをそのまま置いて、早々に山へ出発しました。段原まで一気に駆け上がり、本来なら大船=北大船=平治岳コースか、段原から風穴まで下りソババッケ経由コース、と考えていたのですが、夕立は、毎日1時間ずつ早くなる、という格言もあるし、稜線の途中で雷と土砂降りにあって1時間以上も停滞するのもいやだし、ずぶ濡れで雨の中のテント設営も辛い、早く下りよう、とあの有名な「赤芯のオオヤマレンゲの位置確認する。」というテーマでショートカットコースに変更し、行くことにしました。今まで何回も大戸越ー段原のルートは歩く機会があったのに、「藪がひどそうだ」「めんどう」という気持ちもあって一度も歩いていなかったので、今回初めて歩くことができ、本当によかったです。特に何度も見に行く計画を立てて、計画段階からの挫折が数回、すぐ近くまで行って時間切れで引き返したこともある赤芯のオオヤマレンゲ、今回は写真とGPSで位置と標高を記憶させました。来年の6月、ぜひ見に行きます。(今回は、もちろん葉っぱだけのオオヤマレンゲの木を見ただけです。)それにしても、道にはなぜかレッテルのような印象があります。例えば、大戸越から坊がツルへ下るルートは、どうしても好きになれません、なぜでしょう、最初の印象が悪かったからでしょうか。客観的に考えると、そんなに悪い道、とは思わないんですが。一人一石運動なんて、「そういえば、あの時、重い石を遠くまで運んだな、どこだったっけ?」」という爽やかな思い出はたくさんあります。今回も石の道がずいぶん長くなっていました、こんな運動、牧ノ戸〜久住山でやったらすごいだろうな、そんなお手本の道なのに、です。
坊がツルでテント設営をして、簡単にパスタを食べ、法華院の温泉で汗を流し、山荘のベンチで風景を見ながら生ビール、何とも言えない最高の気持ちになります。夕食用のビールを買って、少し早めに坊がつるへ戻ることにしました。途中で夕立に遭遇したら、せっかくの温泉ハッピー気分が吹っ飛んでしまいます。
坊がツルへ戻る道を「感謝ロード」と言っています。山に行く時間を貰えること、家族の理解、職場の方々、九重の素晴らしい自然、そしてすばらしい温泉と生ビールがあったら、「ありがと、ござす!」と、つい言葉が出てしましますね。ただし、ビールを飲んでいない時は、どこにでもあるただの埃っぽい砂利道、ということは言うまでもありません。夕立の急襲に備えて、すぐ逃げ込めるようにテントのすぐ横でマットを敷いて呑気に昼寝をしていたら、最初ポツポツ…、降ってきたかな…、思った数秒後には、強風が吹き荒れ、大音響のカミナリ、その後にものすごい雨、と状況は一変しました。気温は一気に下がります、さっき歩いていた老夫婦は、大丈夫でしょうか、そんな心配をするほど強烈な雷雨でした。
雨がやむと気温は本当に涼しくなり、炊事棟の中で初めて夕食を作り、ここで食べました。まあ、今日は坊がツル、貸し切り状態ですから。今まで水を汲みに行くことはもちろん、コッヘルを洗うことでも人込みをかき分けて使わせてもらっていましたが、今日は貸切です。そこまではよかったのですが、この時、重要な食材を忘れていることにはじめて気付きました。
今回は、小さな忘れ物が結構多いです。まあ、1泊、何とかなるだろう、という気の緩みがこの結果を招いています。
明日は、3時起きの5時出発です、ということで早目におやすみなさい。今回は、本当に花がきれいでした、名前をハッキリ覚えていないのが残念です、どなたか教えてください。輝くように咲いていた花々がとても印象深く、心に刻まれた2日間でした。
コメント
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こんばんわ。westupさん。
法華院で 入って、 飲んで坊がつるにもどる時って最高ですよね 。
そういう時間を許してくれる家族にはホント感謝ですね 。
それと坊がつるの夕立ち はすごいですよね。私も昔2回行って2回とも夕立にあいましたが、水はけが良いのが救いですよね。修理されたテントは大丈夫だったんですか?
それと坊がつるの炊事棟ですが、なんかとってもきれいになってません?
chengfuさん、おはようございます。
カミナリのすごさ と豪雨 、一瞬でも逃げ遅れるととんでもないことになるなあ〜、と実感しました。やっぱり雷がこわいですね、「坊がツルは大丈夫」と思ってもなかなかのものでした。炊事棟、きれいになっているかどうかは気付きませんでしたが、ビールを飲みながらじっくり見ると、すべての金具、火を燃やす場所の網(棒?)まですべてステンレスを使ってあり「気合が入った建物だなあ〜。」と感心しました。テントはびくともしませんでしたよ 。
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