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Yamareco

記録ID: 7243184
全員に公開
アルパインクライミング
甲斐駒・北岳

甲斐駒赤石沢Aフランケ∪崔懃瓮襦璽氾喘翡埖

2024年09月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
yy0419 その他2人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
14:26
距離
18.9km
登り
4,595m
下り
6,523m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
14:13
休憩
0:13
合計
14:26
5:55
588
スタート地点
15:43
27
16:10
16:16
35
16:51
16:55
6
17:01
17:02
32
17:34
17:35
19
17:54
17:55
61
18:56
78
天候 雨のち曇り(ガスがかかったり、晴れたり、時折陽射しも)
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
Aフランケ基部までのアプローチ
悪くて長いです。テープ類はかなり頻繁に付けられていますが、八丈沢に入り込むあたりからが沢筋のため踏み跡がわかりにくいです。FIXロープ類が頻繁に現れますが、表皮が剥がれたロープなども多数あるので要注意。赤蜘蛛取付にはAフランケ基部に出てからトラバース後、FIXで1段下りて、更にトラバースすると恐竜カンテを回り込んだところに出てきます。
赤蜘蛛ルート(4Pまで)
1P目(25m、A1):ハングからスタートしますが、2ピン目にアブミを掛けるのに空中でアブミに立ちこんで膝を伸ばさないと届かないため、ハングのアブミ立ちこみを充分にやって望むことをお勧めします。(ここでかなりの時間を要してしまいました)
2P目(30m、5.8)、3P目(20m、5.8):見事なコーナークラッンはあまりなく、カムを多用しますので、弾切れ対策としても細かくピッチを切りました。出だしは左のクラックも使えるので登りやすいですが、途中からほぼコーナークラックしか使えなくなり、しかもクラックからかなりの草が生えていて、カムの設置場所やジャミング出来る場所も制約される状況でなかなか持ってシビアです。特に当日は霧で岩が濡れていてフリクションがほぼ効かない状況(もちろん草付きも濡れています)でしたので、かなり難易度が高かったと思います。今回カムは3番までしか持ってこなかったのですが、このピッチでは4番も有効でした。
4P目(20m、A1):コーナークラックから左に分岐するクラック沿いに残置ハーケンがあり、V字ハング手前の支点まで。その上のピッチでV字ハングを左から乗越ていましたが、リングボルトが設置されており、途中まではアブミで抜けられそうでした。この時点で12時となり、時間切れで敗退決定。懸垂は2P目終了点までと、取付までの2回で戻れました。(そのあとのアプローチ道の登り返しは想像以上に大変でした。)
予約できる山小屋
七丈小屋
Aフランケへのアプローチ入口部
2024年09月15日 06:05撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 6:05
Aフランケへのアプローチ入口部
Aフランケの頭近くになるとFIXが出始めます
2024年09月15日 06:25撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 6:25
Aフランケの頭近くになるとFIXが出始めます
Aフランケが見えてきました
これは右フェース
2024年09月15日 07:07撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 7:07
Aフランケが見えてきました
これは右フェース
ルンゼ状をFIXで下降し、このトラバースを経て恐竜カンテに至ります。
2024年09月15日 07:16撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 7:16
ルンゼ状をFIXで下降し、このトラバースを経て恐竜カンテに至ります。
赤蜘蛛ルート取付付近からの左フェース
標準レンズでは大きすぎて画角に収まらないので広角で撮っています。
2024年09月15日 07:18撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 7:18
赤蜘蛛ルート取付付近からの左フェース
標準レンズでは大きすぎて画角に収まらないので広角で撮っています。
ここが赤蜘蛛ルート取付
1ピン目にアブミを掛けたところ。ここをフリーで行くのはさすがに怖いです。
2024年09月15日 07:43撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 7:43
ここが赤蜘蛛ルート取付
1ピン目にアブミを掛けたところ。ここをフリーで行くのはさすがに怖いです。
このように時折ガスが湧き、そのたびに岩が濡れる嫌なコンディション
2024年09月15日 07:48撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 7:48
このように時折ガスが湧き、そのたびに岩が濡れる嫌なコンディション
1P目登攀中
2024年09月15日 09:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:04
1P目登攀中
同じく1P目
2024年09月15日 09:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:12
同じく1P目
1P目終了点
ここだけは広いテラスになっていてくつろげました。
2024年09月15日 09:26撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:26
1P目終了点
ここだけは広いテラスになっていてくつろげました。
2024年09月15日 09:28撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:28
2P目にアタック
草が生えているところがコーナークラック。前半は左側のクラックが使えるのですが、途中から無くなります。
2024年09月15日 09:29撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:29
2P目にアタック
草が生えているところがコーナークラック。前半は左側のクラックが使えるのですが、途中から無くなります。
Aフランケの真っただ中の登攀
ダイナミックなロケーションです。
2024年09月15日 09:29撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:29
Aフランケの真っただ中の登攀
ダイナミックなロケーションです。
霧が立ち込めて岩が濡れます。
2024年09月15日 09:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 9:34
霧が立ち込めて岩が濡れます。
終了点から2P目を振り返ります。
2024年09月15日 10:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 10:13
終了点から2P目を振り返ります。
3P目スタート
見事なコーナークラックですが、ごらんのとおり草が生え、ガスで岩も濡れたシビアなコンディションです。
2024年09月15日 10:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 10:13
3P目スタート
見事なコーナークラックですが、ごらんのとおり草が生え、ガスで岩も濡れたシビアなコンディションです。
悪いコンディションの中、果敢にリードするT氏
クラック練習の成果が生かされ、見事な登りっぷりです。
2024年09月15日 10:19撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 10:19
悪いコンディションの中、果敢にリードするT氏
クラック練習の成果が生かされ、見事な登りっぷりです。
ガスが晴れ、上部が見えてきました。まだまだ壁が高くそびえます。
2024年09月15日 10:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 10:34
ガスが晴れ、上部が見えてきました。まだまだ壁が高くそびえます。
セカンドでS氏スタート
ジャミングで高度を稼ぎますが、途中から草が行く手を阻みます。
2024年09月15日 10:44撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 10:44
セカンドでS氏スタート
ジャミングで高度を稼ぎますが、途中から草が行く手を阻みます。
4P目
フィンガークラックにある残置ハーケンを使ってアブミで登ります。クラックは草と土でほぼ使えません。
2024年09月15日 11:53撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
9/15 11:53
4P目
フィンガークラックにある残置ハーケンを使ってアブミで登ります。クラックは草と土でほぼ使えません。
4P目までで時間切れ敗退
懸垂2Pで取付まで戻れました。
2024年09月15日 13:02撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 13:02
4P目までで時間切れ敗退
懸垂2Pで取付まで戻れました。
黒戸尾根の下山途中から
疲れた体にこの下りは堪えます。
2024年09月15日 17:00撮影 by  Pixel 8a, Google
9/15 17:00
黒戸尾根の下山途中から
疲れた体にこの下りは堪えます。

感想

2日目はアタック当日。3時に起床すると雨。しばらく様子見で、6時頃敗退覚悟で出発しました。結局4P目で時間切れ敗退となりましたが、初めて訪れた2人にとってはAフランケの様子を見て、赤蜘蛛ルートのエッセンスを感じることができたので、それなりに有意義ではなかったかと思います。(黒戸尾根アプローチのしんどさと、Aフランケアプローチの悪さも含め)これでまた次回への宿題ができてしまいました。

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