記録ID: 7243184
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アルパインクライミング
甲斐駒・北岳
甲斐駒赤石沢Aフランケ∪崔懃瓮襦璽氾喘翡埖
2024年09月15日(日) [日帰り]


体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 14:26
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 4,595m
- 下り
- 6,523m
コースタイム
天候 | 雨のち曇り(ガスがかかったり、晴れたり、時折陽射しも) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
Aフランケ基部までのアプローチ 悪くて長いです。テープ類はかなり頻繁に付けられていますが、八丈沢に入り込むあたりからが沢筋のため踏み跡がわかりにくいです。FIXロープ類が頻繁に現れますが、表皮が剥がれたロープなども多数あるので要注意。赤蜘蛛取付にはAフランケ基部に出てからトラバース後、FIXで1段下りて、更にトラバースすると恐竜カンテを回り込んだところに出てきます。 赤蜘蛛ルート(4Pまで) 1P目(25m、A1):ハングからスタートしますが、2ピン目にアブミを掛けるのに空中でアブミに立ちこんで膝を伸ばさないと届かないため、ハングのアブミ立ちこみを充分にやって望むことをお勧めします。(ここでかなりの時間を要してしまいました) 2P目(30m、5.8)、3P目(20m、5.8):見事なコーナークラッンはあまりなく、カムを多用しますので、弾切れ対策としても細かくピッチを切りました。出だしは左のクラックも使えるので登りやすいですが、途中からほぼコーナークラックしか使えなくなり、しかもクラックからかなりの草が生えていて、カムの設置場所やジャミング出来る場所も制約される状況でなかなか持ってシビアです。特に当日は霧で岩が濡れていてフリクションがほぼ効かない状況(もちろん草付きも濡れています)でしたので、かなり難易度が高かったと思います。今回カムは3番までしか持ってこなかったのですが、このピッチでは4番も有効でした。 4P目(20m、A1):コーナークラックから左に分岐するクラック沿いに残置ハーケンがあり、V字ハング手前の支点まで。その上のピッチでV字ハングを左から乗越ていましたが、リングボルトが設置されており、途中まではアブミで抜けられそうでした。この時点で12時となり、時間切れで敗退決定。懸垂は2P目終了点までと、取付までの2回で戻れました。(そのあとのアプローチ道の登り返しは想像以上に大変でした。) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
2日目はアタック当日。3時に起床すると雨。しばらく様子見で、6時頃敗退覚悟で出発しました。結局4P目で時間切れ敗退となりましたが、初めて訪れた2人にとってはAフランケの様子を見て、赤蜘蛛ルートのエッセンスを感じることができたので、それなりに有意義ではなかったかと思います。(黒戸尾根アプローチのしんどさと、Aフランケアプローチの悪さも含め)これでまた次回への宿題ができてしまいました。
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