鳳凰山でテント泊
- GPS
- 18:58
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,935m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:29
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 9:56
ヤマレコアプリの起動を忘れてたので、記録は夜叉神小屋からになってます。登山口はだいたい8:40に出てます。
天候 | 14日 曇り時々晴れ 夜から早朝に雨 15日 5時に雨止む 昼まで晴れ 午後ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 15日、ヒュッテ夜叉神は16時で終了 繁忙期は食事や入浴はできないかも |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | 長袖ネルシャツ、ガスランプ、ダウンジャケットまでは要らない。 |
感想
京都から東京に移動して、前泊は甲府駅に近いユースホステルソノママを借りました。5000円くらいで、チェックイン・チェックアウトもセルフなので、早く出る登山者には良いかと思います。近くにコンビニもありますので、最後の買い出しも楽です。
甲府発6:55のバスは20人ほど。途中竜王で1名乗車がありましたが、芦安ではバス1台分くらい乗ってきます。みんな車で来ているんですね。この1本前、4:30の始発では5台出たそうです。みなさん朝早いですね。半分くらいは広河原に行かれたんだと思います。いや、そう思いたい。
夜叉神峠登山口を降りて、トイレを済ませてから出発。久しぶりのテント具18Kgが重いです。週末営業中の夜叉神峠小屋で北岳や間ノ岳の展望を楽しんだのもつかの間、笹の下生えが目立つ緩やかな登りをひたすら杖立峠まで歩きます。ヤマレコ表示杖立峠ですこし下り、稜線沿いに平坦な巻き道が続いてやれ嬉しいと安堵しますが、どうにも暗くてあまり雰囲気がよろしくないのがいただけません。(地理院地図の)杖立峠あたりで休憩しつつなんやかやで1時間ほど歩いて明るくなり始めると、2515mの苺平まで300mをあがる最後の登りが待っていますが、これがキツかった。火事場跡など休憩できる場所はあるものの、ぼちぼち行動時間が4時間を超えて足腰に来ており、苺平まで時間がかかりました。「苺平40分」って看板はあまり信じちゃ行けません。ガスが出ていて何も見えそうに無い辻山をスルーして南御室小屋に到着したのは結局予定より1時間半遅れ。テン場はほぼ一杯の状況でした。ちなみにテント泊は1人2000円。美味しいと評判で楽しみにしていたチキンカレーは2時で提供終了でした。残念。代わりに黒ラベルとポテチを購入しておきます。
平場はほぼ一杯でしたが、エアライズ2がぎりぎり入れるスペースを見つけ、なんとか入れて貰いました。お隣のお二人は既に設営済みでしたのに少しずれて頂き、本当にありがとうございました!特に夜は雨が降ったので、フライシートをきちんと張れたのは有り難かったです。遅れたために薬師岳に足を伸ばす当初計画は取りやめ、設営後はビールを呑んでのんびりします。おとなりの男性お二人組となんやかやではなしが弾み、勤務地の話や山の話でたのしく時間を過ごすことができました。夜は雨という情報も頂き、明日4-5時の状況を見て無理そうなら下山することに決めます。ご飯は今回初持ち込みのメスティンでご飯を炊きます。コロナで在宅だった頃に散々自宅で練習したので、山では初めてとはいえ慣れたモノです。おいしく麻婆豆腐ご飯を堪能しました。晩酌は小屋で組んだ南アルプスの天然水で割ったウィスキーでした。
19時には寝てしまったので、翌朝は2時半頃目が覚めました。外は雨です。やれやれ。しかし、雨のなかでも団体チームなどは早い時間から出発してきます。その後出会わなかったので、多分青木鉱泉の方に下って行かれたのでしょう。予定の4時を回っても降っているので、撤収の準備をはじめたのですが、5時頃、ふと気付くと雨が止んでいます。午前中くらいは行ける感じです。テントに不要な荷物を残して、まずは薬師岳まで様子を見てくることにしました。お隣は撤収を決められたので、ここでお別れです。
薬師ヶ岳小屋までは1時間半程度。稜線に登りはじめると、甲斐駒でも踏んだ白い花崗岩が増えてきます。稜線に出ると足元は花崗岩の白い砂になり、雨もすっかり止んで素晴らしい青空になりました。砂払いで振り向けば雲海からは富士山の山容も窺え、行く手には薬師ヶ岳や観音岳など鳳凰山の頂きが並んでいます。昨日の苦労がすっかり報われた気分です。薬師ヶ岳小屋でトイレをお借りしたついでにバッチも買い、ワンオペされている小屋番さんに色々苦労話をお伺いしつつ、観音岳まで行くことを決めます。天気はまだ持ちそうですし、観音岳までは緩やかな稜線で往復一時間くらいだったからです。できれば14時のバスで帰りたいので、地蔵岳とオベリスクは次の機会に持ち越しです。しかし、南アルプスの小屋はどこも人手不足で大変なんですね。。。
教えられたとおり、観音岳まではピクニック気分で楽しい稜線歩きでした。地蔵岳に向かう人の列に心が揺れましたが、予定より出発が遅れており、下手をすると最終バスにも乗れない羽目になりかねないので、地蔵岳行きはぐっと我慢して撤収です。南御室小屋への帰路、すでに曇り始め、食事を取りながらテントを片付けている内にガスも出てきました。早く帰りましょう。残念だったのは、この時点でチキンカレーを頼めたことに気付かなかったこと。次回リベンジします!
後はひたすら降りるだけなのですが、朝から動いていたこともあり、だいぶ疲れが出ました。不味かったのは行動食を昨日食べきってしまったことで、カロリー補給ができず、これが最後に祟りました。杖立峠を13時に出たのでなんとか14:41のバスに間に合うと思ったのですが、脚がついてこなくなり、夜叉神峠小屋からの下りで時間切れになりました。残念。間に合わないと分かった時点でペースを落とし、峠を下りたのは15時半前でした。ヒュッテ夜叉神でアイスを食べて16時の閉店まで粘り、後は残っていたコーヒーと南アルプスの天然水をひたすら消費してバスを待ちました。ちなみに夜叉神峠登山口からの乗車は私一人でした。バスは2台出ていましたが、他は皆さん広河原からでした。
級に決めた鳳凰山、楽しかった反面、調査・準備不足で苦労した所も多かったです。そろそろ秋山シーズンですので、今回の反省を糧に次の山を楽しみたいと思います。
いろいろお話しできて楽しかったです。貴重な情報もいただきました。
観音岳は天気も良かったようで、撤収した方としては羨ましい限りです。ただ、体力的にも下山がけっこう辛かったので、撤収は正しかったかもしれません。
詳細な感想も興味深く読ませていただきました。また、どこかの山でお会いできたら嬉しいです。
あのキノコ、僕も写真撮りました。
尾根筋は天気も良かったですが、下山は結構大変でしたよね。余裕みて降りられたのは間違いじゃ無かったと思います。私は夜叉神峠小屋からの最後の下りで完全にグロッキー状態でした。
茸、珍しいのもたくさん生えていて、あれはあれでいいものですね。またお会いできると嬉しいです。
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