鳥海山 (百宅口)

2010年08月07日(土) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,391m
• 下り: 1,374m

コースタイム

6:37出発　==6:40大清水避難小屋　==7:30大倉滝(朝食休憩、五合目)　==8:40タッツラ坂(六合目)　==9:30屏風岩(七合目)　==10:25唐獅子平(八合目)　==11:50霧ヶ平(九合目)　==12:50外輪山分岐地点(昼食休憩)　==13:20七高山頂上　==14:05霧ヶ平　==14:55唐獅子平　==15:50タッツラ坂　==16:20大倉　==16:55登山口到着　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

刈り払い本日終了。登山ポスト不明。日帰り入浴「鳥海荘」350円、7:00〜21:00。

写真

8/6 13:57

前日に下見に行った時写したものです。

8/6 14:05

標識が整備されていて迷うことはないでしょう。
さっそくここで問題です。「この町には百宅(ももやけ)と同様に珍しい読み方の地名がまだあります。次の地名はなんと読むのでしょうか。」
問1「直根」、問2「笹子」。(答えは最後に)

8/6 14:46

駐車地から望む。

8/6 14:47

雪の仕業でしょうか。まさか熊ということはないでしょう。

8/6 15:47

ちょっと寄り道。
日本の滝百選にも選ばれ、また映画「釣りキチ三平」のロケ地にもなった「法体(ほったい)の滝」です。

8/6 16:07

道端にオオウバユリがなにげなく咲いていました。

8/7 5:03

当日の朝、部屋から。
「うーん、雲が・・・」

8/7 6:25

駐車地の入口にある「百宅口」の道標です。
駐車地は広く80台停めることができる。

8/7 6:36

まだ雲が・・・。

8/7 6:37

ここからスタートです。

8/7 6:38

キツネノボタンかな。(しゃれた名前です)

8/7 6:41

「大清水避難小屋」(四合目)、近くにトイレ棟もあります。

8/7 6:43

飲用可。

8/7 6:44

最初はこんな感じ。

8/7 6:46

エゾアジサイ

8/7 6:56

8/7 7:10

広くて気持ちのいい道です。

8/7 7:16

ジンヨウイチヤクソウ　?

8/7 7:32

不明　? 　
次の写真も同じか

8/7 7:32

8/7 7:33

ここで朝食休憩です。

8/7 7:33

これが「大倉滝」

8/7 7:53

正面は多分栗駒だと思うが・・・。

8/7 8:12

上の方はガスで何も見えず。

8/7 8:15

イワイチョウ

8/7 8:15

コバギボウシは沢山咲いていました。

8/7 8:40

タッツラ(=タッチラ)とはダケカンバのこと。

8/7 8:52

相変わらずガスが・・・。

8/7 8:53

シラネニンジン

8/7 8:53

チョウカイアザミ(鳥海薊)キク科アザミ属
Cirsium chokaiense
鳥海山固有種

8/7 8:54

モミジカラマツ

8/7 9:07

オトギリソウ

8/7 9:13

振り返ってもガス。

8/7 9:27

屏風岩に到着です。

8/7 9:27

ニョイスミレが今頃咲いていました。

8/7 9:28

アオノツガザクラ

8/7 9:29

ヒナザクラがお花畑状態でした、私の好きな花のひとつです。

8/7 9:29

ここは巨大な岩に威圧されるというよりは、目の前にはお花畑と雪渓があり、包まれる感じでしばらく眺めていたくなる癒しの空間です。

8/7 9:29

まだ七合目・・・。

8/7 9:34

チョウカイチングルマの咲き始めか。

8/7 9:36

ちなみに、私が泊まった部屋の名前が「イワカガミ」でした。(だからどうしたということもないのですが)

8/7 9:37

下の方からガスがわき上がってきます。

8/7 9:46

ウゴアザミ

8/7 9:52

エゾオヤマリンドウ

8/7 9:52

クルマユリ

8/7 10:06

ホソバイワベンケイ

8/7 10:07

ミヤマアキノキリンソウ

8/7 10:24

まさしく「熊岩」です。驚いて熊よけスプレーをかけないよう注意してください。

8/7 10:25

8/7 10:26

「唐獅子平避難小屋」

8/7 10:27

小屋の内部

8/7 10:42

ハクサンシャジンも満開でした。

8/7 10:49

「次郎滝」

8/7 10:52

刈り払い作業中です。

8/7 10:56

この手前を渡ります。

8/7 11:10

これは紛れもなく「真実の口」です。
(本日一番のヒットです)
もちろん私には手を入れる勇気はありません。

8/7 11:10

雪解け水が滝になっていました。

8/7 11:13

ミヤマコウゾリナ

8/7 11:24

雲の切れ間に山頂方向。

8/7 11:32

ヨツバシオガマ

8/7 11:49

ここからいよいよガレ場の登りです。

8/7 11:54

ミヤマリンドウ

8/7 12:01

8/7 12:06

一見頂上に見えますが、ここからは頂上は見えません。

8/7 12:09

イワギキョウ

8/7 12:19

この四角い岩はなんでしょう　?

8/7 12:42

チョウカイフスマ(鳥海衾)ナデシコ科
Arenaria merckioides var.chokaiensis
鳥海山固有種

8/7 12:43

みごとな株です。

8/7 12:44

ケルンと標柱が見えてきました。

8/7 12:45

先ほどの四角い岩。

8/7 12:48

イワブクロ

8/7 12:49

外輪山分岐地点到着、後ろに見えているのが新山。

8/7 12:49

「行者岳」方向

8/7 12:49

頂上御室に沢山人がいました。

8/7 12:50

新山

8/7 12:50

七高山

8/7 13:16

ミヤマキンバイ

8/7 13:17

四角い岩を横から見るとこんな風です。
多分これが「虫穴岩」と思われる。

8/7 13:21

8/7 13:21

新山頂上にも人が見えます。

8/7 13:22

雲が・・・。

8/7 13:24

七高山頂上、一等三角点、2,230m。

8/7 13:28

新山へ行くには、ここからいったん底まで降りなければなりません。

8/7 13:30

帰り道です。

8/7 13:33

8/7 13:44

「唐獅子避難小屋」が小さく見えます。

8/7 13:54

ミヤマホツツジ

8/7 14:03

午後2時頃作業の人とすれ違いましたが、一応、5時までの予定だそうです。

8/7 14:43

ここを渡ります。

8/7 14:46

雪渓もこんなに薄くては、とても人は上がれません。

8/7 15:21

遠くに駐車地が見えます。

8/7 15:23

屏風岩を上から眺めると。

8/7 16:54

ようやく到着、長かった。

撮影機器：

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

sirotengu

　山登りをしていると、年一回は行きたい山がある。そのひとつが「鳥海山」です。ただし、そう易しい山ではないので、それなりの準備と覚悟が必要です。
　2008年10月は「象潟口」から、2009年8月は「矢島口」から、で今回は旧鳥海町の「百宅口(ももやけぐち)」からの挑戦です。(秋田県側からはもうひとつ「猿倉口」という登山口がある。)
「百宅口」は山頂を挟んで「吹浦口」のちょうど反対側にありますが(山頂からほぼ真東の位置)、登山口のある「大清水園地」まで遠いのが難点です。なので「鳥海荘」に前泊しての出発です。
　ヤマレコではこのコースは初めてなのかもしれません、それだけ他よりもマイナーなコースで、もちろん私にとっても初めてです。(私の矢島口からの記録のコメントで、kajyukiさんが2002年にここから登ったとありましたが、ご本人の記録は残念ながらないようです。)
　そんなわけで登山道の状況に不安がありましたが、実際登ってみると危険な所もなく、よく整備されていて他のコースに勝るとも劣らないものでした。途中には見どころもあり、ちょっとした気分転換ができ退屈しないで歩けました。(花も沢山)
　48番目の写真の「唐獅子平」にある「熊岩」は、ある方のサイトに載っていたもので私も見た時にまさに熊だと思いましたが、帰り道によくよく考えてみると、これは唐獅子平の名前の由来となった唐獅子ではないかと思い始めました。(その由来も含めてお分かりの方は教えてください)
　閑話休題。案の定、鈍足の私は予定時間をかなりオーバーして外輪山分岐地点に到着です。ここで昼食休憩ですが、帰りの時間が気になり新山へは行かず、七高山へ向かうことにしました。山頂からは雲にじゃまされ眺望はありませんでしたが、涼しさは格別でした。
　結局、10時間以上山に居たことになり、どのコースでもやはり鳥海山は鳥海山でした。(メジャーなコースに飽きた方にはお勧めのコースですが、私のコースタイムはあまり参考になりません)

※　問題の答えは、1は「ひたね」、2は「じねご」です。全問正解者の中から抽選で10名の方に、心よりお祝い申し上げます。

コメント

kajyuki

10時間もの長旅、お疲れ様でした
　おはようございます sirotenguさん。
熊よけスプレーって、本当にあるんですか？

yamabito

チョウカイフスマ 見事ですね！
　sirotengu さん　今日は

　チョウカイフスマは見事ですね。
　今が，花の時期なんですね。一度は見てみたいと思うのですが，固有種なのでなかなか会いにいけませんが，sirotengu さんのおかげで，現在のチョウカイフスマの状況が分かり，ありがとうございます。
　ところで，熊岩。良く出来てます，イヤイヤ，似てますね。私も７日に，野生の熊を初めて目撃したところだったので，なんとなく，親しみが湧いちゃいました。他にも「奇岩？」があり，滝もありと，楽しそうなコースですね。

sirotengu

kajyukiさんへ
kajyukiさんが「熊よけスプレー」を知らないとは意外でした。
唐辛子エキスをガス状にして噴霧するというものです。私も持ったこともないし、その効果のほどもわかりませんが、間違いなく市販されています。
試してみてはいかがですか。(試すような場面に出くわしたくはありませんが・・・)

sirotengu

yamabitoさんへ
チョウカイフスマは花自体としては地味ですが、岩場にけなげに咲いているのを見るとなぜか癒されます。
是非、固有種に会いに鳥海山へいらしてみてください。
「熊岩?」もそうですが、「真実の口」は我ながら参りました。