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Yamareco

記録ID: 729267
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳 憧れの白い峰と黄葉のモザイク

2015年09月26日(土) ~ 2015年09月27日(日)
 - 拍手
luneaciel その他11人
GPS
09:06
距離
8.0km
登り
1,116m
下り
1,113m

コースタイム

1日目
山行
0:11
休憩
0:00
合計
0:11
2日目
山行
7:22
休憩
1:33
合計
8:55
6:25
6:30
88
7:58
8:08
27
8:35
8:40
25
9:05
9:10
25
摩利支天分岐先
9:35
9:40
5
駒ヶ岳神社奥社
9:45
10:15
43
10:58
11:03
29
11:32
11:40
40
12:20
12:40
90
14:10
天候 1日目 曇り→薄曇り時々晴れ
2日目 薄曇り時々晴れ 弱風
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
中央自動車道 伊那IC→高遠→南アルプス林道バス→北沢峠
コース状況/
危険箇所等
北沢峠から針葉樹林帯を登り、徐々に急登になる。
駒津峰あたりから森林限界になり、痩せ尾根の岩場のアップダウンが続く。
六方石から先は、岩場の直登と花崗岩の白いざれた砂と岩の巻道とに分岐する。
摩利支天分岐などのメインコースは巻道へ。

下山の駒津峰から双児山までアップダウン有り。
そこから北沢峠まで樹林帯を下る。

登山者も多く、全体によく整備されています。
途中に利用できる水場、WC、避難小屋は北沢峠の長衛小屋のみと考え、
長時間の行動に備えたい。

※山頂付近は午前9時40分頃で8℃以下でした。
 風があたると寒く、汗冷えなどの温度調節にも気を付けたい。 
その他周辺情報 宿泊した長衛小屋は2013年に改築され、こじんまりとした小屋ながら、シャワー室あり。
テント場と避難小屋スペースがある。
喫茶など楽しむなら、こもれび山荘。宿泊もできる。

南アルプスの中央構造線エリアは日本ジオパークに認定されたそうで、
変化のある地形と異なる岩の重なりなど興味深い。

下山後は、林道バスを降りてから仙流荘で入浴。(ほぼ定番)
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
1日目
長衛小屋のテント場
紅葉が始まっています
2015年09月26日 13:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/26 13:19
1日目
長衛小屋のテント場
紅葉が始まっています
フジアザミとヤマハハコ
途中の林道にも多かった
2015年09月26日 13:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 13:22
フジアザミとヤマハハコ
途中の林道にも多かった
フジアザミの全体像
大きいです
2015年09月26日 14:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 14:54
フジアザミの全体像
大きいです
長衛小屋
2013年に改築
2015年09月26日 13:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 13:46
長衛小屋
2013年に改築
宿泊室 上の段に上がる
階段があるのがうれしい
2015年09月26日 13:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
2
9/26 13:39
宿泊室 上の段に上がる
階段があるのがうれしい
散策してて見つけた
北岳みはらし台
徒歩3分の案内看板有
2015年09月26日 14:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 14:02
散策してて見つけた
北岳みはらし台
徒歩3分の案内看板有
いい感じだったので
ここでお絵描きしました
2015年09月26日 14:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/26 14:03
いい感じだったので
ここでお絵描きしました
なんと40分もここに居た
(風邪を引いたかもしれない)
2015年09月26日 14:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 14:40
なんと40分もここに居た
(風邪を引いたかもしれない)
北沢峠の針葉樹林帯
2015年09月26日 14:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/26 14:46
北沢峠の針葉樹林帯
仙丈ヶ岳方面を望む
明日の天気に期待しましょう
2015年09月26日 15:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/26 15:49
仙丈ヶ岳方面を望む
明日の天気に期待しましょう
2日目
未明から針葉樹林帯を抜けつつ約40分、
周りは明るくなってきました
岩ごろごろの庭園風
2015年09月27日 06:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 6:00
2日目
未明から針葉樹林帯を抜けつつ約40分、
周りは明るくなってきました
岩ごろごろの庭園風
仙丈ヶ岳が立ち上がってきた
2015年09月27日 06:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 6:07
仙丈ヶ岳が立ち上がってきた
仙水峠の岩ごろごろ
ホルンフェルスというそうです
2015年09月27日 06:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 6:28
仙水峠の岩ごろごろ
ホルンフェルスというそうです
目標の甲斐駒が奥に
手前に摩利支天が見える
2015年09月27日 06:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 6:28
目標の甲斐駒が奥に
手前に摩利支天が見える
栗沢山
斜面は濃い緑の中に黄葉している木々が混じって美しい
2015年09月27日 06:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 6:55
栗沢山
斜面は濃い緑の中に黄葉している木々が混じって美しい
鳳凰三山のオべリクスが、
ガスの中現れました
2015年09月27日 06:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 6:55
鳳凰三山のオべリクスが、
ガスの中現れました
薄曇りなので紅葉の色が、
やや沈んでいます
2015年09月27日 07:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 7:01
薄曇りなので紅葉の色が、
やや沈んでいます
仙丈ヶ岳のカール地形が見えてきた
2015年09月27日 07:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 7:17
仙丈ヶ岳のカール地形が見えてきた
黄葉はダケカンバなどのよう
2015年09月27日 07:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 7:17
黄葉はダケカンバなどのよう
だんだん甲斐駒が近づいてくる
2015年09月27日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 7:18
だんだん甲斐駒が近づいてくる
ガスがなかなか取れず、
北岳から連なる南アルプスは
この時が一番見えた
2015年09月27日 07:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 7:31
ガスがなかなか取れず、
北岳から連なる南アルプスは
この時が一番見えた
駒津峰に到着
周りは森林限界のハイマツ帯
2015年09月27日 07:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 7:59
駒津峰に到着
周りは森林限界のハイマツ帯
黄葉が美しかったのですが、
薄雲で、もう一つの色です
この後は岩場のアップダウン
2015年09月27日 08:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 8:26
黄葉が美しかったのですが、
薄雲で、もう一つの色です
この後は岩場のアップダウン
六方石周辺は大きな岩ごろごろ
このあたりから花崗岩が現れる
2015年09月27日 08:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 8:38
六方石周辺は大きな岩ごろごろ
このあたりから花崗岩が現れる
右の巻道を進み、花崗岩と白い砂の急登が続き
奥社から山頂を見上げると雲が切れてきた
2015年09月27日 09:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
2
9/27 9:41
右の巻道を進み、花崗岩と白い砂の急登が続き
奥社から山頂を見上げると雲が切れてきた
5分ほどで山頂
(写真待ち)
2015年09月27日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
4
9/27 9:51
5分ほどで山頂
(写真待ち)
一等三角点が有ります
(写っていないがこの左)
標高・緯度経度が記される
2015年09月27日 09:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:50
一等三角点が有ります
(写っていないがこの左)
標高・緯度経度が記される
山梨県北杜市方面
2015年09月27日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:47
山梨県北杜市方面
富士山のように見える北岳
2015年09月27日 09:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:49
富士山のように見える北岳
仙丈ヶ岳
2015年09月27日 09:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:52
仙丈ヶ岳
これはどの方角だったっけ…
奥社だったか?
2015年09月27日 09:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 9:53
これはどの方角だったっけ…
奥社だったか?
仙丈ヶ岳
手前の花崗岩も入れてみました
やっぱり大きな山ですね
2015年09月27日 09:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:53
仙丈ヶ岳
手前の花崗岩も入れてみました
やっぱり大きな山ですね
ガスが切れたり掛かったり…
2015年09月27日 09:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 9:53
ガスが切れたり掛かったり…
ダイナミックな、こんな風景が好きです
2015年09月27日 09:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
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9/27 9:54
ダイナミックな、こんな風景が好きです
中央アルプスも雲間から見える
2015年09月27日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
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9/27 9:56
中央アルプスも雲間から見える
砂の遊び場の写真は撮れずに
下山しています
2015年09月27日 10:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 10:34
砂の遊び場の写真は撮れずに
下山しています
六方石まで戻ってきました
2015年09月27日 10:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
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9/27 10:58
六方石まで戻ってきました
甲斐駒ヶ岳山頂方面を振り返る
こうして見ると双耳峰とも言えますね
2015年09月27日 11:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
4
9/27 11:20
甲斐駒ヶ岳山頂方面を振り返る
こうして見ると双耳峰とも言えますね
駒津峰の分岐
ハイマツの濃い緑が綺麗
まだまだアップダウンが続く
2015年09月27日 11:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 11:33
駒津峰の分岐
ハイマツの濃い緑が綺麗
まだまだアップダウンが続く
双児山
ここから樹林帯を下って行く
2015年09月27日 12:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 12:20
双児山
ここから樹林帯を下って行く
目の前のガスが切れて、
栗沢山と歩いて来た仙水峠が見えました
斜面の紅葉が印象的
2015年09月27日 12:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
9/27 12:35
目の前のガスが切れて、
栗沢山と歩いて来た仙水峠が見えました
斜面の紅葉が印象的
広葉樹から針葉樹林帯に…
雲がなければ眺望ポイント
2015年09月27日 13:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
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9/27 13:13
広葉樹から針葉樹林帯に…
雲がなければ眺望ポイント
北沢峠に戻ってきました
奥はこもれび山荘です
2015年09月27日 14:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 14:12
北沢峠に戻ってきました
奥はこもれび山荘です
長野県側の案内は
東駒ヶ岳になっています
実は県境にあるのです
2015年09月27日 14:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
1
9/27 14:12
長野県側の案内は
東駒ヶ岳になっています
実は県境にあるのです
撮影機器:

装備

備考 1日目は前泊のような日程で時間があり、小型のスケッチブックと色鉛筆を持参。
写真とは又違う楽しさだったが、描きあがるころには体が冷え切っていた。

この山にWストックを持って行くかどうか迷いました。
結果として、私には置いていった方が良かったのかな?
足を挫いたりしたら、下山時にあると良かったと思うかもしれません。

感想

 ずっと憧れてて、今年の目標の一つだった甲斐駒ケ岳。
私には少しハードルの高い山でしたが、変化のある地形コースが楽しく、
標高2000m付近からは黄葉も美しく、ガスの切れ間から現れる眺望はダイナミックで、
南アルプスを始めとする山々に囲まれて、贅沢な満足の山旅でした。

 前泊のような1日目も時間に余裕があったので、スケッチブックを持って散策。
歩いて3分の「北岳みはらし台」を見つけて気に入り、久しぶりに写生。
山小屋に戻ってからは、ワインを頂いたりして同行の人達とお話。
山でのこんな過ごし方もいいな。(Yさんワインおいしかったありがとう!)

 ただ、山頂近くの摩利支天分岐付近からの、白砂と花崗岩の遊び場のような場所は、もっとゆっくり歩きたかった。もっとも、好きなように歩いたら、もう1時間はかかったでしょう。
角の丸い白い岩の間を歩いたり、攀じ登ったり…。
風化してトゲトゲした花崗岩のつぶつぶや、象の頭のような灰色の岩。
写真には撮れなかったけど、心に刻もう。あんな高い所に別世界がある。

 標高3000m近い空気の薄さと、急登を続ける息苦しさも山頂に着けば終わる。
眼下を見下ろし向こうの山々を眺めると、至福という言葉が浮かぶ。
平年より早めの紅葉は、黄色が勝り、赤、薄緑、濃緑とモザイクのように美しかった。

 帰りの林道バスから甲斐駒ケ岳の全貌が見えたとき、頂は陽に照らされて本当に雪のように白く、あそこまで行ったんだと感慨深かった。

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体力レベル
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