幌尻岳・イワオヌプリ・羊蹄山

2024年09月28日(土) ~ 2024年09月30日(月)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 2:05
• 合計: 11:15

5:08 第2ゲート
5:39 5:39 奥幌尻橋 登山口
7:06 7:14 北海道電力取水施設
8:49 9:43 幌尻山荘
11:21 11:42 命の水
13:28 13:30 大岩
13:32 13:33 振内・新冠コース分岐
13:51 14:08 幌尻岳
14:14 14:14 振内・新冠コース分岐
15:13 15:16 命の水
16:05 16:23 幌尻山荘
16:23 幌尻山荘

2日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:13

16:23 幌尻山荘
6:15 6:29 北海道電力取水施設
7:38 奥幌尻橋 登山口
8:09 第2ゲート

天候

9/29(土)快晴のちガス
9/30(日)快晴
9/30(月)快晴のちくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

■飛行機
　9/27 成田7:50-9:35新千歳
　9/30 新千歳20:50-22:25成田
■レンタカー（4日間）
　9/27 10:00〜9/30 20:00
　※駅レンタカー新千歳空港営業所
■登山
　9/28-29 幌尻岳
　9/29 イワオヌプリ
　9/30 羊蹄山
■宿泊
　27日(金) とよぬか山荘
　　https://www.town.biratori.hokkaido.jp/material/files/group/1/20240714toyonukasannsou.pdf
　28日(土) 幌尻山荘
　　https://hokkaido-hidaka-kankonavi.com/facility/幌尻山荘/
　29日(日) 蝦夷富士小屋
　　https://ezofujigoya.com/
■幌尻岳シャトルバス(予約制)
　　https://www.town.biratori.hokkaido.jp/material/files/group/1/shuttlebus_no_riyou.pdf

写真

9/27 15:44

北海道へやって来たドー！
ここは競走馬🐴のふるさと日高。

9/27 16:14

廃校した小中学校を活用した「とよぬか山荘」。今宵はこちらでお世話になります。

9/27 18:03

ジンギスカン＆サッポロCLASSIC。
明日の無事登頂祈願し乾杯🍻
教室で飲酒するのも楽しいもんだ笑

9/28 5:01

とよぬか山荘より幌尻岳シャトルバスを利用。第二ゲートより元気に出発！

9/28 7:07

入山して林道を歩くこと2時間。
北電取水施設に到着。
ここでサンダルに履き替えます。

9/28 7:20

糠平川に沿って歩いていくと、

9/28 8:12

お待ちかねの渡渉が始まります。
サンダルは石のヌメリに要注意。

9/28 8:14

水が冷たくて足がちぎれそう。。。

9/28 8:31

水位は深いところで膝上。
渡渉は繰り返すこと28回。

9/28 8:50

ようやく幌尻山荘へ到着。
ここで荷物をデポして、

9/28 9:43

アタックザックで再スタート！

9/28 10:18

北海道の山はすっかり秋色

9/28 10:23

眩しい紅葉🍁に癒やされる

9/28 10:37

錦織なすとはこのことだ🍁

9/28 10:58

紅葉越しに戸蔦別岳(とったべつだけ)。北海道の山名は読み方が難しい。

9/28 11:21

「命の水」
さあ行ってみよう💨

9/28 11:27

岩間から染み出る「命の水」。
煮沸せずゴクゴク。冷たくて柔らかいマイルドな水でした😋

9/28 12:26

幌尻岳を対峙。
幌尻岳はアイヌ語で「大きい山」。
山が大きすぎてカメラに収まらず、

9/28 12:26

なのでもう一枚。
幌尻岳(左)とカール(右)。

9/28 12:27

山頂へはカールを巻くよう登っていく

9/28 12:36

秋色に染まる稜線を進む同期

9/28 13:09

登ってきた稜線をバックに

9/28 13:43

やったぜ！幌尻岳山頂🙌

9/28 16:26

本日お世話になる幌尻小屋。
よろしくお願いします！

9/29 6:02

翌朝もジャブジャブ童心に帰りながら下山。野趣満点な百名山だった。

9/29 8:44

帰りもシャトルバス利用。
途中ヒグマやエゾシカに遭遇し、まさにジュラシックパークなバスでした。

9/29 13:47

＜移動中の車窓より＞
支笏湖より風不死岳(左)と樽前山(右)

9/29 13:47

＜移動中の車窓より＞
恵庭岳

9/29 14:36

＜移動中の車窓より＞
羊蹄山。
後方羊蹄山とか蝦夷富士とも呼ばれる。

9/29 15:36

予定より早く幌尻岳を下山したので”おかわり登山”。当初計画には無かったイワオヌプリへ。

9/29 15:43

序盤は紅葉の中を延々と階段歩き

9/29 16:16

荒涼としたイワオヌプリ火口。
ここで同期が熊除けスプレーを置き忘れちょっとしたアクシデント。

9/29 16:29

イワオヌプリ山頂に到着🙌

9/29 16:40

イワオヌプリ山頂🙌
正面にニセコアンヌプリと後方に羊蹄山。
同期もご機嫌のポーズ。

9/29 16:44

山頂より倶知安の街並みを見下ろす

9/29 17:03

ズームで迫る。
ニセコアンヌプリ(中央)と羊蹄山(左)。

9/29 17:09

絶景に立ち尽くす同僚

9/29 16:57

積丹半島

9/29 17:14

アーベンのイワオヌプリ(左)とニセコアンヌプリ(右)

9/29 16:55

日本海に日が沈む
夕陽が反射しキラキラ輝く✨

9/29 20:31

今宵は蝦夷富士小屋に宿泊。木の香り漂う温かみある素敵な小屋でした。

9/30 5:54

翌朝、遠征3座目の羊蹄山を目指します

9/30 8:02

スタートして4時間。ようやく9合目。
振り返ると、、、

9/30 8:31

一面の雲海とその向こうに日本海！
目を凝らすと北へ延びる北海道の陸地と海に浮かぶ利尻山まで望めた。

9/30 9:14

どでかい羊蹄山の火口。
よく見ると大中小の火口が見える。

9/30 8:48

どでかい火口に沿ってトレイルは続く

9/30 8:53

羊蹄山山頂(右)へのビクトリーロード

9/30 9:19

羊蹄山山頂に到着🙌

9/30 10:03

大きな火口をぐるりと一周します。
ゴツゴツの岩場もあれば、

9/30 10:21

気持ちのいい緩やかなアップダウンを繰り返します

9/30 10:40

これより下山します。
ハイマツの絨毯の向こうに雲の絨毯。

9/30 12:14

途中艶やかな紅葉🍁を楽しみながら無事下山

9/30 18:19

新千歳空港。
札幌で単身赴任中の同期が駆け付けてくれプチ同期会🍻

撮影機器：

SO-41B Sony

感想

yamapapa784

今年２回目の北海道遠征へ。
今回は都内山岳会に所属する会社同期との山行。ちといやかなり強行軍ではあったが土地勘のある同期がいたからこそ実現できたようなもんだ。
同期には心から感謝したい。

■幌尻岳
日高山脈最高峰。アイヌ語で大きい山という意味(らしい)。今年6月国内最大の国立公園に指定された幌尻岳。ヒグマ対策のため爆竹・熊除けスプレーを持参しヘルメットを装着して挑んだ。

とよぬか山荘より予約制シャトルバスを利用し第二ゲートより入山。林道歩き後北電取水施設より28回に及ぶ糠平川の渡渉あり。渡渉はグリップの効いたサンダルで。同期は沢足袋。幸い水位は低く最大でも膝上。渡渉以外にも川床遡上やクサリやハシゴもあってワイルド感満点。だが素足渡渉は足がちぎれそうな冷たさで寒かった。

幌尻山荘。ここでザックをデポ。水と雨具と行動食だけアタックザックに詰めて出発。序盤は苦しい登りだが、鮮やかな紅葉や冷たい岩清水や視界良好な大展望などお楽しみが続く。眼前に迫る大きな山頂へは幌尻カールを巻くように稜線を進んでいく。

幌尻岳山頂。同期と喜び合う。生憎山頂はガスに包まれたが、川の遡上後の高度差1,000m超の登りがキツかっただけに憧れの山頂に立った時の達成感は格別なものだった。

■イワオヌプリ
当初計画していなかったが、朝イチの幌尻岳シャトルバスに乗れたことで午後少し時間が空き、羊蹄山近くで2〜3時間位で登れる手頃な山がないか調べて見つけた北海道百名山。実際登ってみると期待以上の素晴らしい山だった。

五色温泉より入山。標高差300mの硫黄山。賽の河原のような火口からは荒涼感溢れる稜線歩き。ちょうど山頂で日の入り時刻を迎えたので、日本海に反射する夕陽、ニセコアンヌプリや羊蹄山の雄姿が見事だった。

■羊蹄山
後方羊蹄山とか蝦夷富士とも呼ばれる。ヒラフ口より入山。山頂まで1〜9合目のサインがあり、目標があって良いが、スタートして1合目が遠く感じたのでペース配分には留意した。

今日の山頂は突き抜けるような快晴。気温は0度以上10度未満、風も適度に吹き抜ける最高のコンディション。周囲は360度雲海に覆われたが、遠く日本海の水平線と北へ延びる北海道の陸地と海に浮かぶ利尻山まで望める程の空気の澄んだ天気に恵まれた。

羊蹄山火口。富士山のように火口をぐるりと一周することができる。一周するのに１時間を要する程の巨大な火口。よく見ると大中小の火口の存在に気付く。山麓から見ても山頂に立ってもその圧倒的存在感に驚かされた。