御嶽山
- GPS
- 10:39
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:32
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:12
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
初めての御嶽山、目的は五の池小屋に泊まること。
ツアーに申し込みをしてから、いや、ツアー公開になる前からひたすら待ち、狙って得られた参加枠、日程が近づくにつれて高まる気持ちとは裏腹に、天気予報はイマイチ。
前日は木曽福島の三河家へ宿泊。駅から20分近く歩くが、温泉大浴場とフリードリンク、朝食サービスのお得なお宿でした。
登山口は木曽福島駅から車で一時間ほど、クネクネ道をひたすら登った先に駐車場がある。お天気が良ければ満車になっていたかもしれないが、この日はガスガスのため、無事、駐車場ゲット。準備を整えて出発だ。
登山日は奇しくもあの噴火があった日の翌日。土曜日ということもあり、お花を携えた方が時々見られた。
気持ちを引き締めて歩き始める。
さすがに今回はタオルを濡らさなくても良いだろう…と出発した事は早々に後悔。やはり、歩き始めると人一倍早く汗をかき始める。
登山道の要所要所には祠や仏像が見られる。信仰の山だ…。
樹林帯では少し虫が多く、途中で虫除けを使った。八号目では樹林帯も抜け、快適な山歩きを楽しめる。途中からはヘルメット推奨地域に入り、ヘルメット装着。噴火の日の翌日という日程にも関わらず、ヘルメット未着用どころかヘルメットを持っていない登山者もたくさんいた。なんとも複雑な気分である。
足下の岩が赤かったり黒かったりと火山らしい登山道を黙々と歩くと、王滝山頂の直下に到着。王滝頂上避難施設には有事に備えてたくさんのヘルメットが備えられていた。ありがたいことに、ここの建物裏にはお手洗いまである。山のトイレでは当たり前だが、使用後の紙は便器の中ではなく別の入れ物へ捨てる方式。なのだが!面白い、パイプの蓋を取ると、捨てた紙はどうやら建屋の下のスペースまで落ちていく仕組みのようだ。他の方の使用済みの紙に対面する事はない。なんと、画期的だ!写真に撮りたいほど感動したが、さすがに撮影は遠慮しておいた。
避難施設前では、名古屋大学の方々が意識調査のアンケートを取っていた。
ここで昼休憩をとり、再出発!
王滝山頂から剣ヶ峰にかけては、まるで火星のような赤茶けた砂礫の斜面が広がっている。この辺りの仏像やモニュメントは全て青黒い色をしていたが、元々の色なのか?火山ガスの影響なのか?はわからなかった。
最後の石段を登り切ると山頂だった。お天気の割にはずいぶんたくさんの人が居て、写真撮影の列ができていた。ロープウェイ側から来ている人が多いのだろうか…。
剣ヶ峰の直下にはシェルターがたくさんあり、ここが火山であるという事を再認識させられる。
山頂からは二の池方面が見えたりガスで隠れたり…、反対側の火口は見えなかった。
二の池小屋、二の池ヒュッテを経て摩利支天山へ向かう。
乗越から摩利支天山の山頂までの道は、道幅が狭いところも多く、気をつけながら歩いた。
景色は相変わらずガスに覆われていた。
噴火の影響で他の池はほとんど水が無い中、三の池だけはしっかりと水を湛えている。
摩利支天の乗越から賽の河原を抜け、五の池小屋へ到着。ケーキタイム開始後の14時ちょっと過ぎに到着できた。
さぁ、ここからは食い道楽!
コーヒーと胡桃入りのチョコレートケーキで先ずはおやつタイムだ。ホロホロと口溶けが良い美味しいケーキでしたょ。
到着がゆっくりだったため、夕食は二回戦目。ピザは有名だが、果たして食事はいかがなのか?と思っていたら、これまた大変美味しゅうございました♪
メインの豚のソテーはもちろん、サイドのポテサラがとても美味しかった。ついつい食べ過ぎてしまいそうになるが、この後のピザを思い、控えめのおかわりにする。
夕食後、薪ストーブのオーブンにピザが入ると、宿泊客達はワクワクしながら様子を見守る。
1人一切れずつではあるが、皆んなこれを楽しみにしていたのだ。
思っていたよりも早く私たちの順番が回って来た。いただきまーす!カリッと焼き上がった生地が美味しい。あっという間に食べ切ってしまった。種池山荘のピザ祭りに続き、今年は山でピザの年だなぁ(๑・̑◡・̑๑)。
夜は少し雲が晴れたが、星は見えなさそうだったので早々に就寝。
朝、発電機の電源が入ると、小屋の方が各部屋の明かりを点けて回っていた。それまでは皆んな起きる気配が無かった笑笑。他の山域のように、夜明け前から出発する人が居ないのも、この山の特徴かもしれない。
朝食のメインは鮭のハラス焼きだ。鮭があまり得意ではない私は、脂の多いハラス部分に緊張する…。生臭かったらどうしよう…。身をほぐし、食べてみると!カリッと焼き上げられたハラスは生臭く無い!香ばしくてとても美味しかった♪
さぁ、後はアップルパイですよぅ〜。朝食のスタート時にアップルパイの希望を確認される。焼き上がりは7:30〜が目処との事で、出発時間を気にして頼まない方もいるようだ。チーム食い道楽はアップルパイの焼き上がりに合わせて行程変更した位なので、もちろん待つ!
ところが、7:30を過ぎても一向にパイがオーブンに入らないのだ。どうやら、温度が上がらないらしい。風が弱いと温度が上がりにくいとかいう話をしていた。8:00を過ぎると、さすがに第一弾のパイがオーブンに入った。丁寧に焼き上がりを確認しながら、鉄板を回したり、追い焼きをしたりとなかなか手間が掛かる仕事だ。
そして、とうとう我々もアップルパイをGET!
既に予定は1時間押し、継子岳と三の池はカット(笑笑)いや、もうほんと、誰も「そろそろ諦めて行こう!」と言い出さないのはおもしろい。ほんとに食い道楽じゃないか。
やっと目の前に来たアップルパイは熱々、サクサク。中のフィリングも甘過ぎず、パイはサクッと軽い食感。待ったかいがあったよ、これは一つじゃ足りない。出発時間を気にせず、優雅に紅茶でゆっくり味わいたかった…。
さぁ、お楽しみのあとは下山だ。
三の池側のトラバースルートで賽の河原方面へ抜ける。二の池ヒュッテ前では、ダメ元で担々麺チャレンジをするか否かを問われたが、他メンバーがお腹いっぱいとの事で今回は見送り。どうした?チーム食い道楽!
二の池ヒュッテは可愛らしいイメージだが、二の池小屋は?という事で帰りに立ち寄った。
小屋番さんはとても愛想が良く、むしろ二の池ヒュッテより印象が良いのだが⁈
渋い柄のTシャツが¥2000!迷わず購入した。
二の池からは更に剣ヶ峰をトラバースして王滝山頂方面へ出る。このトラバースが一番火山を意識させられる道だったような気がする。
このあとは、時々休憩を挟みながら無事下山。
途中、小雨が降ったりもしたが、さほど影響がないまま下山できた。
その後、本降りになったので下山のタイミングはちょうどよかったのだろう。
出発前は色々と不安も感じたが、今回は皆さん良いペースで歩ける方ばかりでとても楽しく終える事ができた。
アップルパイ停滞は、今回の山行に珍道中味を持たせてくれた。
とても美味しいので、五の池小屋にお泊りの際には是非、御賞味いただきたいが!時間に余裕を持った計画の上でのお勧めとなるので、要注意です。もちろん、オーブンの温度さえ上がれば、そこまで時間がかかる事はないでしょう〜。
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