鋸岳から甲斐駒ケ岳


- GPS
- 11:34
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,708m
- 下り
- 2,855m
コースタイム
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:35
天候 | 晴れ、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鋸岳周辺は浮石多く危険。ヘルメット要持参。 それ以外は特になし。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
釜無川の長い林道歩きがあるがゆえに、つい後回しになっていた鋸岳に登ってきました。半月板損傷による手術復帰後の目標ルート(甲斐駒までの日帰り)でしたが、はや5年も過ぎてしまいました。
つまらない車道歩きは早々にパスして、三角点ピークへ。ここから一部尾根が痩せてくる。風が強く、バランスを崩して転落しないようにゆっくりペースで。
鋸岳第一高点からが今回の核心部。まず小ギャップまで行きクサリ場の下降、登り返し。一人を追い越しナイフリッジ上を越えて左へトラバース後すぐに鹿窓。ここからの下降は傾斜が緩いルンゼのため浮石が堆積していて非常に神経を使うところ。今回はほかに登山者がいなくて良かったが、クサリが左右に振れるだけで落石を誘発する。
クサリ末端から多少下った位置、ルンゼ左に踏みあとが確認できこのラインを行く(ここが間違いで正規はさらに草付を下るらしい)。最初はそれなりに踏まれているが途中から足元が切れて一般ルート+αのラインにしては悪いなと感じつつ、ほどなく大ギャップの下30mほどのルンゼ内に降り立つ。ここで先のラインが確認できないが、様子見で大ギャップまで登ってみる。甲州側はかなり切れ落ちた暗いルンゼ。第三高点側にはフィックスロープが垂れ落ちているがおそらく冬期の残置だろう。グズグズの急傾斜ルンゼを下降し降り立った地点より若干下ったがルートが判別できない。第二高点へ抜けそうなルンゼもあり様子見するが、やはり鋸らしいボロボロ岩なのでやめ。しばらく考えた末、さらに大ギャップルンゼを下ることにして、ギャップから100mほど、左側に小さなピンクテープと踏みあと。最初は若干悪かったが次第に明確になりほどなく第二高点。
中ノ川乗越への下りも浮石急斜面で悪い。乗越でこれから鋸へ向かう登山者とすれ違い。八丁尾根から来たとの事。三ツ頭を越えて六合石室。下山ルートとして甲斐駒往復後に八丁尾根を考えていたが、ルートミスによるロスと強風でペースが上がらない点を考慮し、黒戸下山とする。
石室からは青空のもと爽快な尾根が続くが、強風のためバランスを崩しやすくペースが全く上がらない。見慣れた山頂を後に、明るいうちに下山するのみ。慣れた道だが疲労もあるので、怪我しないようにペースを落として無事下山。今日も神社でお礼を言って山行終了。
<今回のルートミスについて>
鹿窓から大ギャップ間のルートミスについて、今回たどったラインは正規ラインよりもかなり上部をトラバースしています。おそらくこのラインは下記のサイトで掲載されているラインと思われます(時々参考にさせてもらっているサイト)。
http://yamanotecho.web.fc2.com/01choivari/doc/0309nokogiridake.htm
「山の手帳・別冊」
URL:http://yamanotecho.web.fc2.com/
これ以外にも調べればいろいろ出てきます。今時ネットで調べれば十分すぎるくらいの情報が入手できますが、自分でルートを判断する楽しみが無くなるのもつまらないと思い、今回の山行ではあまり細かい情報は見ないようにしていました。結果、実力不足でルートミスったわけですが。最近は整備された登山道ばかり歩いているので、山勘が鈍ってきたようです。このラインお勧めしません。
コメント
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興味深いルートです
車の回収方法を教えていただけないでしょうか
ruhasamenさん、こんばんは。
単独の場合だと車2台で1台を回しておくわけにはいきませんね。私の場合は自転車を利用することが多いですが、今回のコースでは駒ヶ岳神社から釜無川までが登りとなってしまい体力的にきつくなります。自転車を釜無川ゲートにデポして、甲斐駒から攻めるのが妥当かと思います。今回はたまたま嫁さんにもう1台の車で釜無ゲートまで送ってもらえる事となったため、鋸岳から甲斐駒という周回が実現しました。この手の問題は単独の場合、いつも悩ましいですね。
奥さまが協力的で羨ましいです。
わが家は厳しいです…
休日の早朝に山行くから送ってくれなんて言ったら…嗚呼恐ろしい(=_=)
いつも音をたてないようにコッソリ出掛けてます。
妻も山をやるのですが、私同様に半月板手術を今年暮れに控えていて、山厳禁なのです。おかげで私ひとり気ままに山へ行けています。
ruhasamenさんの参考記録を見させてもらったのですが、嶺崩尾根の記録は以前、偶然にも興味深く読ませていただいた記録でした。これからも楽しみにしています。
では、また。
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