八面山(耶馬渓)
- GPS
- 06:35
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 887m
- 下り
- 885m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩稜続きで険しい、足嶽分岐からの尾根は赤テープ等全くない |
その他周辺情報 | 八面山金色温泉\700 奥之院から12 |
写真
感想
温泉宿の朝食を大急ぎで食べ、中津市本耶馬渓町の神護寺奥之院に急いだ。奥の院の他に人家は1軒だけあり、草刈り機を持った仙人のような男性から蜂と蝮には注意するように訓示され、9:11歩き出した。車道を少し戻り赤テープに導かれ林道跡に入って行った。岩塔の先端を回り込むように進み谷筋を少し遡ると林道跡から分かれて左手の涸れた枝沢に入った。急斜面を這い上がると稜線に達し、左手に進むと奥之院から見上げていた岩塔の上部に乗りあがり、八面山域の特異な岩塔群を見渡すことができた。
分岐に戻り先行した二人を追い掛け両側が切れ立った稜線を進んだ。ピンクテープが進路を示してくれ灌木の隙間を縫うように進んだ。一本道で分岐は無いものと安易にテープを追って行くとフィックスロープで岩盤を這い下ってしまったが方向が違うことにI田さんが気付き元に戻った。どうやら奥之院からの道が2途あったようで、以後地図を見て慎重に進む方向を確認した。急登で八面山から南南東に流れる尾根に乗り上がると4等三角点「杵ノ木」のピークに到った。屹立した岩塔群が兀兀する素晴らしい展望が得られた。今日は雲が濃く遠望が利かず残念だ。
北北西方向に進み一つピークを越えると比較的なだらかになったが北東に進路が変わるとまた急斜面となった。左に回り込むようにしてP438に達した。P438北の鞍部で古道が越えていた。影耕集落と立浪集落を結んでいた道なのか此の険しい地形に壮絶さを感じた。比較的なだらかに進み岩塔の北側を巻いて進むと宇土山岩渕林道に飛び出した。カシミール地図とは明らかに場所が違い、地図は70m程北西にズレて描かれているようだ。八面山へはあと500m程の距離だが見上げるような断崖が聳えている。岩塔基部に達すると岩窟に仏像が置かれ無事登山を祈願した。下部をへつるようにして進み高度を稼ぐと漸く八面山遊歩道に飛び出た。緊張が緩み丸太階段で八面山(659m)山頂に到った。丁度お昼時で山頂のベンチに座り昼食休憩を取った。
疲れの出たI田さんは、前に行ったことがあるからと北峰や山頂域の周回をパスし、H本さんと二人だけで左回りで周回することにした。第4展望台では4人グループが休憩中、第5展望台で東側の展望、鬼落山(576m)や稜線上の小池を見ることができた。犬を背負った夫婦とすれ違い、小池に達すると建物のように見えた人工物は堰堤で此の山中大きく人の手が加えられているようだ。登山道は車道に収束し八面山北峰に到った。車道を進んでいると山頂を過ぎてしまい電波塔まで行ってしまったが4等三角点「大池」は、少し手前のピークにあった。中津市街の展望が良く、山頂には奇岩がゴロゴロしその脇を抜けて箭山(ややま)神社に下りた。
車道を戻り山頂の駐車場に向かう途中にP594があり登路を探すと、問題なく登れそうな斜面なので取付くと何処からともなく道が現れた。ピークには岩がありその上に乗ると八面山に連なる稜線が望め山頂駐車場付近の電波塔も確認できた。またカシミールの地図にはP594の地点に八面山の表示があり、此れも間違っているようだ。西側へは明瞭な登山道があり難なく下りることができた。車道分岐まで戻り山頂駐車場へと向かった。後ろから大阪ナンバーの車が上がってきた。駐車場から八面山山頂までは600m程で何とも簡単に登れるものだ。登山道に入り件の男性を追い越す際、「大阪からですか?」と声を掛けると、大阪ナンバーだけど福岡からだと云っていた。第2展望台の南側にも無名の展望地があり名残の鹿嵐山を見ることができた。第3 展望台と云われる八面山山頂に帰り着くと十分に休養したI田さんが待っていた。
奥之院への下降点から下り林道に達すると右に進み足嶽を目指した。足嶽にも足を伸ばす予定だったが時間が押してしまい断念、途中に下山路入口がないか慎重に見ながら進んだが70mズレた地図で頭が混乱してしまった。結局足嶽分岐に到達し足嶽を見送り左手の林道跡へと進んだ。林道跡が途切れ無理やり八面山南稜線から続く尾根に乗るとコンパスを合わせ慎重に下って行った。此の尾根は赤テープ等が全くなく、確りとルートファインディングをしなければならない。断崖に阻められるかと何度も思ったがその都度何とか下りられたが最後は進退窮まった。I田さんがダウンロードして来た過去の山行データを参考に右側にトラバースしてこの岩稜の基部に下りた。祠があり、直ぐに尾根が収束し両側から谷が迫った。左の谷を渡ると棚田の跡か人工的に平坦にされた段々が現れた。軈て道となり奥之院に導いてくれた。
蒸し暑く大汗を掻いたので近くの温泉を探すと八面山金色温泉が見つかり大急ぎで向かった。30分で汗を流し青ノ洞門に立ち寄って大分空港へと向かった。
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