燕岳
- GPS
- 10:07
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,408m
- 下り
- 1,498m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 7:53
天候 | 1日目 朝快晴、昼頃からガスのち夕方晴れ 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好 よく手入れされていて歩き易い |
その他周辺情報 | 燕山荘利用の方は有明荘の日帰り湯割引券またはClub燕山荘の割引が使える |
写真
感想
気がつくとノープランだった三連休。
どこか行きたい、どこか空いてないか?と毎日気になる山小屋をチェックしていると、ポッと燕山荘のテント泊に空きが出た。
そういえば、今年はテント泊を軌道に乗せようと思いながら、ついつい甘えて山小屋泊ばかり。行こう!行くか?行っちゃえ~。
テント泊の枠は押さえたものの、どうやって行こう?さすがに当日移動では遅いだろう、荷物が重くなるとペースも読めない。いつもの前泊の宿は…空いてるわけないか…。ない、これは、まさかの…夜行バス!
毎日あるぺん号、予約!テン泊装備で歩くのに夜行バスで大丈夫なのか?
夜行バスは思っているより快適だった。前後のスペースが広いうえに、なんと最後尾の席!!倒し放題じゃん!ちょこちょこ目が覚めるが、中房温泉に到着した時は、途中のバス停なのか終点なのか把握できないほど深く眠っていた。
バスは予定より早く到着し、まだ辺りは夜だった。身支度を整えているうちに明るくなってきた。6時前に出発!
同じバスから降りた人たちと、マイカーで到着した人たちがほぼ同じタイミングでスタート。荷物が重いのでペースを乱したくない私は、後ろから来るパーティをたくさん見送る。
それでも第一ベンチ、第二ベンチとチェックポイントを一つずつ通過。第三ベンチからはだいぶ脚が疲れてきた。お尻の筋肉もピリピリし始める。焦るな、一歩一歩確実に…。
富士見ベンチからはもう、合戦小屋で何を食べるかだけを考え、黙々と脚を動かす。「合戦小屋まであと10分」という看板が出てきた。このての看板はあまり時間があてにならないのが常だが、ここは違った!あと5分の看板も、私のペースがたまたま合うのか、表示どおりの時間で合戦小屋に到着できた。
さて、合戦小屋で何を食べたのか?
途中でお団子タイムをはさんだので、おしるこの気分ではなくなり、豚汁をいただく。うどんにも惹かれたが、到着したら燕山荘で食べたいと思っていたので我慢。
さぁ、再出発だ、ここからコースタイムで一時間ちょっと。
がんばろ~!
疲労を訴え始めている筋肉を意識しながら、とにかく脚を動かす。合戦の頭からは燕山荘が見えるのだが、一向に近づかない。止まるな、止まったら終わりだ。黙々と、淡々と脚を動かせ。お尻の筋肉がビリビリする。良いんだ、これでまた一つ強くなれる!そう言い聞かせながら歩き続けるも、燕山荘直下はさすがにきつかった。テン場にザックを下ろしてしまいたかったが、ルールがわからないのでとりあえず登る。ベンチ横にザックを下ろして受付。
キレイになったというテン場のトイレは既に終了との事。小屋のトイレを使うように案内があった。あぁ、サンダルを持って来るべきだった…。
手形を受け取ってテン場へ。
場所は好きに選べるようだ。なんとなく先の人達が使っている隣の区画の端に場所を決める。
広く使いたかったので今回は2Pテント。できるだけ端に寄せて邪魔にならないようにする。テントを張り終わって気付いた、ヤマレコ止めてなかった!
まぁ、気を取り直してお昼だ!
ビーフシチューも気になるが、夜はミートソースの予定なのでルーが被る。胃が負けるような気がしたので、牛丼を選ぶ。モツ煮と焼きおにぎりをセットにしたかったが、合戦小屋での豚汁と被るので、ちょっと違う物にした。
そしてコーヒーも~(๑・̑◡・̑๑)と思って喫茶コーナーに行くと、たくさんのケーキメニュー!そうか、先週までケーキのイベントやってたんだ…。これは、食後にケーキセットだな。
牛丼を食べながら悩む。ケーキセット、食後直ぐが良いか…、一旦、山頂に行ってきてからデザートタイムにするか…。いや、でも食べたいケーキが売り切れてると嫌だな…。
牛丼からのケーキセット!リンゴのキャラメルなんちゃらケーキとコーヒーを頼んだ。みたてどおり!お・い・し・い!さいこぅ!
やや、食べ過ぎな気もするが、お腹も心も満たされた。真っ白だけど山頂に行こう。
歩き始めて早々にイルカ岩、こんなに近かったっけ?その後テクテク歩き続けると、暫くしてメガネ岩、こんなに離れてたっけ?曖昧な記憶のまま歩き続けて山頂!
三角点に謎の枝が電気スタンドのようにあしらわれていた。山頂は白かった…。辺り一面真っ白、晴れる気配がない。
待っても寒そうだし雨らしきものがパラパラと当たり始めたので、山頂の奥側から山荘方面へ戻る。
テントへ戻ると本を読みながらゴロゴロ。睡魔に負けて少しウトウトしたが、通路のすぐ側にテントを張ったので、深く眠る事なくちょうど良いうたた寝ができた。
1人でテント泊は初めてだ。みんな、夜ごはんは何時ごろなんだろう?牛丼にケーキセットまで食べたから、なかなかお腹は空きそうにないなぁ。
5時半くらいから重い腰を上げて夕食に取り掛かる。といっても、レトルトのボロネーゼソースとシーチキンを温めて、その後パスタを茹でるだけ。パスタの茹で加減は家で作るようにはいかなかったが、お腹が膨れれば良い。茹で汁はカップに寄せておき、パスタを食べ終わったメスティンに戻してソースを洗いながら飲む。水分をしっかり取らないとね…。
夕食を終えて外に出ると日はもう暮れていた。先ほどのガスはすっかり晴れて、山頂も見えている。だいぶ冷えてきている。ダウンを持ってきていてよかった。
深夜に寒くて目が覚める。荷物が重くなるのが嫌で、薄い方のシュラフを持ってきていた。ダウンの上下で補填できると思ったが、さすがに夜中は冷える。我慢しているうちに記憶が飛んで次に目覚めたのは3時頃。さすがにかなり冷えるので背中にカイロを貼る。ずいぶん地面の冷たさを感じると思ったら、自分がマットから外れていた。マットでこんなに体感が違うのか…と身をもって知るテント泊の夜。一度、意を決してトイレに出る。星がキレイだった。満天の星、この季節は空気が澄んでいてよく見える。
そこから少し眠り、5時頃から動き始める。何か温かいものを体に入れないと着替えも出来ないほど寒かった。コーヒーを淹れて外に出ると、ご来光待ちの人がたくさん。山頂にも人影が見える。
ご来光を待ちながら朝食のレトルト雑炊を啜る。
朝日は雲海の中から登ってきた。顔を出す前に雲海の中に朝日のシルエットが見え、そこからポコッとおはやう~って感じに現れた。
うん、寒さに負けそうだったけど見ておいて良かった!
さ、朝ごはんも終えたし、着替えて撤収!
向かい側のお兄さんの撤収を見たから、それに倣って…あれ?なんか?え!
テントが霜で凍ってるの、お兄さんみたいにバサバサしても簡単に落ちない~。グランドシートと本体の間、びしょ濡れ~。拭いても追いつかないじゃん。
ゴミ袋持ってきていて良かった~。
ある程度で諦めて、本体巻き巻き、フライシート巻き巻き、グランドシート畳み込み、ザックへ詰め直す。うーん、設置より撤収の方が時間が掛かる。そうか~、だからみんな早めに動いてたのね!
テントとすったもんだしているうちに、朝、山頂へ向かう時間は無くなった。お腹が空いてしまったので、残りのお団子を食べつつ、山荘のカフェでココアをいただく。ふぅ、満足。
さ、下りよう、こんなにお天気が良いとかなり後ろ髪引かれる感じだが、大天荘の予約も取れてないし、テント泊装備だし、大人しく帰ろう。
足元に気をつけながらテクテク下りる。あとは有明荘でお風呂に入ってご飯を食べるんだ!
てってこてってこおりたいが、連休中日で登りの人がたくさん。ちょこちょこ待ちながら下りていると、ん!んん!?なんか、知った顔が!おお!友人と奇跡の出会い!どうやら、合戦小屋でLINEをくれていたようだが、私がフライトモードで気づかず。ビックリとパニックだったが、ひとしきり話して写真撮影。どうやら大天井まで行くらしい。ちょっと羨ましいぞ!
引き続きお風呂を目指して下りていると、追い抜くのが大変そうな集団が前にいる。うむむ…と思うと、先頭の人がこちらに手を振っている。ん?んん!御嶽でお世話になったいつものガイドさんだ!これまたパニック。軽く言葉を交わして抜かせてもらった。
うーん、さすが人気の山域。
色々ビックリもありつつ、無事下山。
有明荘でお風呂をいただき、山賊焼丼を平らげて帰路についた。
この時期のテント泊、稜線のテント場はダウン上下に加えて厚いシュラフが必須と学んだ。
少しは体力ついたかな…。
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