縞枯山から茶臼山へ周回
- GPS
- 04:02
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 337m
- 下り
- 333m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
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写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームカバー
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
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感想
(「北横岳 七ツ池の紅葉を見に」から続く)
翌日、10/12もゆっくり登山である。6時ごろ起きて、宿泊したペンション・ピラタスさんの岩風呂に入ろうと思ったが、流石に満室の状況下、大人気のようで、断念して朝食に行った。昨日の夕食に同様に朝食も充実していて、山小屋とはちょっと違った贅沢を味わった。でも執着があって、朝食後に風呂には入ったのですが。
当初の山行計画通りだと帰りのバスがギリギリになりそうだったので、ちょっと早めに宿を出て、昨日同様にロープウェイ山麓駅で余分な荷物を預け、ロープウェイに乗り込んだ。この日も晴天であったが、やはり山並みには少し雲が掛かっている。それでもロープウェイの中から乗鞍まで見えた。
今日は、縞枯山から茶臼山を回る。まずはロープウェイ山頂駅から縞枯山荘を目指す。この間はずっと木道である。10分ほど歩いて林を抜けるとトンガリ屋根の縞枯山荘に着く。ここでリーダーたちは買い物をして、また筆者は靴紐など調整して、雨池峠へ行く。雨池峠からは縞枯山への登りとなる。まあまあの急登だが、なんとなく北横岳への道より登りやすい気がする。石が揃っているせいだろうか?しばらく行くと縞枯山に到達するがそこには眺望はなく、ちょっとそれた岩場に展望台がある。展望台周辺は大岩の集合体なので、ストックはしまった方が上りやすいでしょう。我々はその展望台でちょっと休憩することにし、bunkiquester氏が山麓駅で買ってくれた「こけももクリームチーズ大福」を行動食として摂取した。これはリーダーが太鼓判を押すだけあってなかなか美味しかった。
休憩後は茶臼山を目指して一旦下る。鞍部から登り返して茶臼山に至る。「ここは茶臼山」と書いてあるのだが、なんだかただの分岐標識に見える。ここが山頂なのだろうか?縞枯山同様に展望台がこの先にあるようなので行ってみると西側に開けた場所に出た。ここで再度休憩した。
茶臼山とか茶臼岳とかいう名前はよく聞く山の名前だ。愛知県の最高峰も茶臼山である。なので山の名前の数ランキングで上位に入っているかと思いきやベスト10には入っていない。ネット情報によると1位城山、2位丸山、3位愛宕山で、ABC分析の教科書に出てきそうなぐらい上位の比率が高い。茶臼山というぐらいなので、茶臼に似ているのだろうと思うが、どうやら山頂が平らということらしい。茶臼は抹茶を挽くための石臼なので見た目は円筒形であり、そういった形の山を茶臼山と呼ぶのだろう。戦国武将がその山城で茶を立てたことに由来するケースもあるとかないとか。茶臼はお茶専用の臼であり、普通の石臼よりも粒径が細かく挽けるらしい。抹茶の粒径は20〜30ミクロンのようなので、我々が手挽きしているコーヒーなんかよりはるかに細かい。なので挽くのにすごく時間が掛かるということである。うーん、戦国武将が山城でゆっくり抹茶を挽いている時間なんてあったのだろうか。山城にいるってことは戦闘も佳境に入っているだろうし、命名には「山頂平ら説」が妥当な感じがする。
さて茶臼山を降りることにして、鞍部の分岐に戻り、五辻を目指す。なだらかな道と涸れ沢の石の道が出てくるが、周囲はいかにも北八ヶ岳というコケに覆われた風景が目立つようになる。そろそろ下りに飽きて脚にも疲労が溜まってきたな、と思った頃、五辻に到着した。
五辻で5分の休憩をとってからロープウェイ山頂駅を目指した。標高差約70mを緩やかに登っていく。この先は木道が続くことは今年の正月に来たときの経験で分かっていた。木道の周りは苔が綺麗である。木道にしているせいもあるのだろう。正月には到達できなかった展望台なるものを発見し、「ああ、ここだったんだね」などと言いながら木道をひたすら登り、予定より早くロープウェイ山頂駅に到着した。今日は千客万来らしく、ロープウェイも臨時便を出して10分間隔で運行していた。
予定より早く行動できたので、余裕が出来て、山麓駅レストランでゆっくり昼食をとった。リーダーとbunnkiquester氏はしっかりした昼食をとっていたが、筆者はビールを飲むかどうか迷い、結局パンとコーヒーにした。レストランでゆっくりして、ギリギリでバス停に行くと、なんと座るどころか、もうちょっと遅く行ったら乗れなかったのではないか、というぐらい混んでいた。まあ乗れたのでよかったのだが、バスの中ではずっと立ちっぱなしだったので、山麓駅のレストランでビールを飲まなくてよかったと思った。飲んでいたら立っているのが辛かっただろう。
茅野駅に着いてから、リーダーが最後の目標に定めていた山道具屋兼カフェのEightdoorさんに寄った。八ヶ岳山麓のクラフトビールが置いてあって、筆者は迷わずそれにした。2種類あって、筆者が選んだ方は白ビールを想像させる色で、味はマイルドなペールエールという感じだった。ごちそうさまでした。
帰りのあずさに乗る前にさらにビールとつまみを買おうとしたが、駅のコンビニには長蛇の列ができていた。列車に間に合うかギリギリの感じだったが、「間に合う」と踏んで並んで所望のものをゲットした。そしてリーダーに「そこまでして飲みたいか?」と言われ(た気がした)、「そこまでして飲みたい」と答え、小走りにホームに降りたのだった。
帰って来てヤマレコの記録を見ると、まあまあ疲れたのに随分ペースは遅かった。歳のせいか日頃の鍛錬が不足しているせいか分からないが、まあ楽しく2日間歩けたのでいいとしよう。(完)
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