鷲羽＆水晶岳 〜伊藤新道↑竹村新道↓〜

2024年10月10日(木) ~ 2024年10月13日(日)

• GPS: 30:08
• 距離: 44.6km
• 登り: 2,546m
• 下り: 2,554m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:25
• 合計: 3:42

13:17 高瀬ダム湯俣登山口
14:06 東京電力高瀬川第五発電所
14:32 14:39 林道終点
15:05 15:06 名無避難小屋
16:09 16:26 湯俣山荘
16:59 湯俣温泉晴嵐荘

2日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 1:05
• 合計: 10:19

5:28 湯俣温泉晴嵐荘
6:04 湯俣
6:56 6:57 第一吊橋跡
7:38 7:48 衝立岩
8:38 8:51 第三吊橋跡
9:50 第四吊橋跡
10:55 11:35 第五吊橋跡
13:32 13:33 伊藤新道展望台
15:47 三俣山荘

3日目

• 山行: 10:44
• 休憩: 1:03
• 合計: 11:47

6:18 三俣山荘
7:37 7:44 鷲羽岳
8:18 8:20 ワリモ岳
8:36 8:42 ワリモ北分岐
9:27 水晶小屋
10:09 10:15 水晶岳
10:48 11:14 水晶小屋
11:45 11:47 東沢乗越
13:00 13:05 真砂岳分岐
14:04 14:05 南真砂岳
15:31 15:33 湯俣岳
17:55 18:01 湯俣温泉晴嵐荘
18:05 湯俣山荘

4日目

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:01

10:51 湯俣山荘
12:01 12:11 名無避難小屋
12:41 12:42 林道終点
13:03 東京電力高瀬川第五発電所
13:52 高瀬ダム湯俣登山口
13:52 ゴール地点

天候

1日目：晴れ
2日目：晴れ
3日目：晴れ→くもり（一時小雨）
4日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

七倉山荘の無料駐車場を利用。トイレあり。
平日だったので駐車場は8割くらい空いてました。
七倉山荘から高瀬ダム：タクシー利用
往路は工事のため一部徒歩区間あり。復路は工事完了後だったためタクシーのみ。

コース状況／危険箇所等

伊藤新道は一般登山道ではないため、事前の下調べはもちろんのこと、渡渉ポイントの見極め含むルーファイ能力と状況判断、経験、体力など総合的な能力が必要です。
特に前半の沢パートは判断を誤ると流される危険もありますので、過信、油断、無理は絶対に禁物です。実際、私たちが歩いた前日は水量が多くて引き返した方も居たそうです。その二日後には渡渉時に転倒して100m以上流された方も居ました。
今回、沢の水位は多いところで腰の上くらい。ここ最近は降雨がなくても水位が下がらないようです。9月が一番水位が少なかったようです。
それ以外の危険要素としては落石です。ヘルメット装備は必須。落石リスクを極力避けるルート取りが重要となります。また、この時期は低体温症のリスクもあり、注意が必要です。
後半の山パートは急登ですが、難所はロープが設置されていたりするので、難しいところはあまりない印象でした。前半の渡渉で体力削られるので、その分キツさが倍増します。

その他周辺情報

温泉：晴嵐荘、七倉山荘
10/13（土）は晴嵐荘の温泉（千円/人）が24時間いつでも入湯可能でした。

写真

10/10 12:30

七倉山荘から高瀬ダムまでタクシー利用します。

10/10 12:42

今日までは途中で1.4km徒歩区間があります。
その分料金は安くなってますが。
落石危険箇所でヘルメット借りて歩きますが、ヘルメットの匂いがキツかった。

10/10 13:02

久しぶり2度目の高瀬ダム

10/10 13:03

快晴です。

10/10 13:16

いざ出発！

10/10 13:17

今日は晴嵐荘でテント泊。明日は三俣山荘の小屋泊なので、二人ともザックonザックで歩きます。

10/10 14:27

1時間程歩いて登山口。
平日の場合、この区間の通行車両が多いので注意が必要です。

10/10 14:28

ここから先は車両は通行できません。
こちらの方が安全ですね。

10/10 15:05

名無避難小屋。
近くにベンチがあって休憩に丁度良い。

10/10 15:36

滝がありました。

10/10 16:07

晴嵐荘が見えた。
テントも少しだけ張ってありますね。

10/10 16:08

湯俣山荘
こちらで伊藤新道の通行届を提出して、簡単なレクチャーを受けました。10月初旬の大雨から水位はほとんど低下せず、腰くらいまで覚悟が必要との事。

10/10 16:34

これが噂のジップラインですね。

10/10 16:34

説明をしっかり読んでからトライ。

10/10 16:45

途中までは自重で進みますが、中間くらいからはロープを引っ張る必要があって、結構疲れます。

10/11 4:46

満天の星空でした。

10/11 5:29

翌朝。
伊藤新道へ。

10/11 5:38

ジップラインで対岸に渡り、右岸を進みます。

10/11 5:44

少し進んで吊橋を渡ります。

10/11 5:46

山の神。
無事に通過できますように。

10/11 5:46

注意喚起の案内板

10/11 5:51

ここから入渓です。
岩をへつるルートもありますが、今回は岩伝いに沢を歩きます。

10/11 6:00

触ってませんが、たぶん100℃以上。

10/11 6:05

噴湯丘へ向かう最初の渡渉ポイント。
石が積んであって分かり易くなってます。
ここですでに膝上くらいの水位。
最初から流れも強く、渡渉も大変でした。

10/11 6:11

噴湯丘。
100年以上前から国の天然記念物に指定されてます。

10/11 6:18

まさに湯俣地獄

10/11 6:21

エメラルドグリーン。
こんなの見たことない。

10/11 6:40

いよいよ本格的な沢歩き

10/11 6:52

この辺りは水位が低いので岩伝いで歩きます。
10月なので水が冷たい。

10/11 7:13

第一吊橋。
昨年まで5個あった吊橋も、今年はこれ1個だけ。

10/11 7:25

ガンダム岩。
落石注意。

10/11 7:28

昨年からホッチキスが設置されましたが、それ以前は岩の下を歩くのが一般的なルートだったようです。
今回は水量が多く、こちらを利用。

10/11 7:41

紅葉。
このあたりからスマホ防水ケースが結露して写真ぼやけてしまってます。

10/11 7:50

ここも有難く利用させていただきました。

10/11 8:34

こちらは左岸を進みます。
ロープ等は設置されてませんので、岩を掴んで慎重に。
落ちたらどこまで流されるか分かりません。

10/11 8:53

ここは渡渉せず岩伝いで沢を遡上します。

10/11 9:24

まだまだ続きます。

10/11 9:46

こちらで水分補給される方が多いみたい。

10/11 9:51

脱渓ポイントが見えてきた。
あと少しですが、油断は禁物。

10/11 10:55

脱渓！
沢パートは何とか無事クリア。

10/11 11:12

ここから後半戦。
サワークライマーのお役御免。

10/11 11:37

いきなり急登です。

10/11 11:47

10分足らずでこの高度感

10/11 11:49

ここも動画などで良く紹介されてる場所。

10/11 11:54

茶屋建設予定地。
来年？

10/11 12:11

赤沢に一旦下ります。
脱渓点から野湯へ立ち寄った場合はこちらが合流点です。

10/11 12:15

マーキングをお見逃しなく。
ここ重要です。

10/11 12:20

緑のホース。

10/11 12:22

縄梯子。

10/11 12:50

凄い。
絶景だ。
槍も見えますね。

10/11 12:51

ここも動画で良く見かける場所。
さほど危険はありません。

10/11 13:06

紅葉も素晴らしい。

10/11 14:27

第一庭園

10/11 14:59

かぶり岩

10/11 15:02

ミヤマキンポウゲ

10/11 15:07

稜線が見えてきた。
紅葉とのコラボで絶景です。

10/11 15:39

稜線に乗った。
ここから三俣山荘は5分ほど。

10/11 15:45

明日登る予定の鷲羽岳。
かっこいい山ですね。

10/11 15:46

三俣山荘。
数年前はテント泊でしたが、今回は小屋泊です。

10/11 16:55

夕飯は鹿肉シチュー。
ご飯はおかわり自由です。
美味い。

10/11 17:39

日没前に少し焼けた鷲羽岳。

10/11 18:24

夜cafeでケーキセット。

10/12 4:54

翌朝。
もうすでに鷲羽岳に登ってる方が沢山。

10/12 5:18

槍が際立つ。

10/12 5:31

昨夜あれだけ食べたのに、すでに空腹max。
写真撮る前に納豆フライング。

10/12 6:18

準備を整えて出発します。
御覧の通り快晴です。

10/12 6:34

贅沢な稜線歩き。

10/12 6:35

槍方面も雲一つない快晴。

10/12 6:40

三俣山荘にお別れ。

10/12 7:27

好天に恵まれた。

10/12 7:27

あと少し。

10/12 7:32

日本百名山75座目PH♪（妻）

10/12 7:38

槍と富士山

10/12 7:38

富士山♪

10/12 7:44

もう一座取りに行きます。

10/12 7:50

最高の稜線歩きだけど、長いですね。

10/12 8:09

鷲羽＆槍

10/12 8:31

ホシガラス

10/12 9:26

水晶小屋。

10/12 9:30

ザックをデポして空身で水晶へ。

10/12 9:57

三連休の初日とあって、人が結構居ました。

10/12 10:03

日本百名山76座目PH♪（妻）

10/12 10:27

ゆっくりしたいところですが、この先も長いので戻ります。

10/12 10:51

水晶小屋まで戻って、三俣山荘で注文したお弁当を頂きます。

10/12 11:11

水晶小屋は9月末で営業終了。

10/12 11:12

真砂岳まで主稜線を歩きます。

10/12 11:38

ミヤマキンバイ？

10/12 11:41

少し雲が多くなってきた。
この後、雨というか、雪あられが降ってきて笠の出番。

10/12 13:00

竹村新道分岐。
時間も遅れ気味なので真砂岳はパス。

10/12 13:14

登山道も雪あられで滑り易くなってしまいました。

10/12 13:44

主稜線はヤバそう。

10/12 13:56

虹ー♪
久しぶり

10/12 14:03

ほんとに長かった。

10/12 14:22

リンドウ

10/12 14:38

落ちたら即死でしょうね。
気は抜けません。

10/12 14:44

少し藪ってるところもあります。

10/12 15:09

紅葉もちらほら。

10/12 15:29

湯俣岳。
展望なし。

10/12 17:21

あとは激下り。

10/12 17:54

ヘッデンの出番を作ってしまった。
何はともあれ無事に下山できて良かった。

10/13 9:34

翌朝。昨夜は晴嵐荘で温泉に入って疲れを癒しました。
こちらは湯俣山荘の案内板。
今日も水位は変化ないみたい。

10/13 10:02

湯俣山荘で食べたかったチリコンカルネはなかったので、ハッシュドビーフとおやきを注文。

10/13 10:21

そして3日前に予約しておいた噴湯丘パンナコッタ。
土日祝日限定で提供数に限りありとの事。
激うまでした。

10/13 10:49

ここなら次回観光で来ても楽しいかも。

10/13 10:50

でも今から重い荷物を背負って楽しくない下山です。

10/13 10:51

今日も快晴。

10/13 12:33

山の名前が分からない。

10/13 12:41

2時間弱で登山口まで歩いてきた。

10/13 13:52

そしてゴールの高瀬ダム。
ここから七倉山荘まで歩く気に全然ならない。

10/13 13:52

タクシープリーズ。

10/13 14:40

おやきpart2
七倉山荘で残り2個をget。
充実の山行でした。

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

tomochiaki

お盆休みに休日出勤した代休を使って今週は5連休。
天気も申し分なく、今年のメイン山行で計画していた伊藤新道から鷲羽水晶を歩くチャンスが巡ってきました。
伊藤新道は想定していたよりも渡渉が大変でした。水量が多かったことが大きな要因だとは思いますが、下調べを念入りにやっておいたおかげで何とか乗り切れました。
ただ、少し間違ったら危なかったのも事実。魅力はあるけど、やっぱりリスクはそれ相応だと思いました。
三俣山荘も湯俣山荘も良いところでしたが、携帯電話の電波が入らないのが難点。
山小屋wifiとか導入してくれないかな〜。