降雪直前の北ア 鷲羽岳〜水晶岳(新穂高温泉ピストン)
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- GPS
- 24:55
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 3,579m
- 下り
- 3,569m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:06
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:08
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:39
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 3日目:晴れ 下山日夕方ごろ穂高岳中心に積雪あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水曜夜21時頃到着だったため、3割程度空きあり トイレは駐車場入ってすぐの右側に仮設が2基のみ |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースは新穂高温泉から水晶岳までのピストンです。 天気が良かったので双六小屋〜三俣蓮華岳間の巻道・中道ルートは使いませんでした。 ▼水場 ・笠新道分岐 豊富に出ています ・わさび平小屋 恐らくありますが未確認 ・鏡平山荘 未確認 ・双六小屋 小屋内・小屋外にあり 宿泊者はポットのお湯を無料で分けてもらえる!神! ・三俣山荘 テント場に水場あり 普通に出ています 小屋内は凍結のため朝に手洗い用の水も止まりました 水不足気味 ・水晶小屋 小屋締め後のためなし ・黒部源流付近 豊富に出ています ▼双六小屋 ・2人用個室が空いていたため+3,000円で利用できた ・清潔で部屋も布団も下界並にキレイ ・部屋は寒いが談話室が開放されているので飲食含めゆっくりできる ・乾燥室ガンガンに暑くてすぐ乾く ・トイレの綺麗さ今までの山小屋の中で1位 ▼三俣山荘 ・朝8時過ぎでもチェックインしてもらえた ・水が凍結するほど寒いがギリギリまでストーブをつけないスタイル ・布団に入ってしまえばなんとか眠れる(私はカイロ利用) ・色々思うことあり 詳しくは感想で |
その他周辺情報 | 日帰り温泉 ひらゆの森(700円) https://www.hirayunomori.co.jp/onsen/ 露天風呂が沢山あり、泉質も硫黄臭のする本格的なものだが、3連休初日のためか大混雑 洗い場は沢山あるので並ぶことはなかったが、ドライヤー(洗面台)の数が足りずドライヤー行列ができていました 次は空いている時に行ってみたい |
写真
感想
降雪前に、なんとかどこかへ滑り込み登山したい。
天気とにらめっこし、連休前の木・金に力技で有給を取ってえいやっと出かけてみた。
結果、\大優勝/!
3日間とも晴れわたり、最高の山行となった。
深山荘前の無料駐車場は、水曜の夜に着いたのでまだ余裕があり、ゆっくり停めることができた。ここでしっかり睡眠を取り、1日目は双六小屋までなので遅めの出発。
出発時の天気はくもりだったが、暑くならず快適で、あっという間に鏡平まで。
着いた頃には晴れて槍・穂高がくっきり!完全なる鏡ではないけれど鏡池の水面に木々も映り、絵はがきみたいな景色を堪能できた。
ここから弓折乗越までは急な登り。
なんとか稜線に出てしばらく歩くと双六小屋が見えるが、見えてからが何気に遠い‥‥ 帰りもこれかと思うとちょっとブルーになる。
双六小屋に着くと目の前に鷲羽岳がドーン。翌日からの山行への期待が高まる。
翌朝、双六岳と三俣蓮華岳を経由して三俣山荘へ。この稜線歩きは晴れていれば日本屈指のフォトジェニック登山道ではないか。北アってやっぱりすごい。
三俣蓮華岳山頂からは360度北アオールスターズが見渡せる。最高の展望台だ。
三俣山荘でいったんチェックインしたら、すぐに鷲羽岳へ。水晶岳まで水はないのでここのテント場で補給していく。
鷲羽岳への登りは結構厳しかった。3,000m近くあるので空気も薄い。
なんとか登りきって、これから向かう水晶岳の方を見やると、、、遠っ!!
行って帰ってこれるのかと不安になるが、大パノラマがずっと伴走してくれているので、癒されながらズンズン進む。
水晶岳手前は少し岩場になっているが難しいところはなく、慎重に行くと山頂に到着。コーラで祝杯をあげる。達成感。
雄々しい剱岳が見え、気持ちが昂る。待ってろよ、TSURUGI。
帰りはワリモ北分岐から黒部源流の方へ下る。これが思ったよりも下り、三俣山荘まで登らせるのでキツかった。
(ここから毒吐きなので嫌な方は読みとばしてください)
三俣山荘に着くと小屋の中は息が白いほど寒いが、ストーブはつけられていない。汗をかいていたのですぐに着替えたが、この時に体が冷え切ってしまったようで、温かい飲み物を立て続けに飲んでも悪寒が止まらなくなってしまった。
その後、さすがに寒すぎるということなのか、ストーブはつけられたが台数も少なく、皆暖を求めてウロウロしていた。
夕食のジビエシチューは美味しかったが、寒さのせいか冷えていて、いっこうに体は暖まらない。ここで、靴下用カイロを持ってきていたことを思い出し、体のあちこちに装着。やっと一息つけた。そのまますぐに就寝。
翌朝、凍結のためか手洗い用の水は出ない。朝食時にそういったアナウンスはなかったので、歯ブラシを持った人たちが皆洗面所にやってきては困惑顔で戻っていく。
そして、朝食後30分も経たないうちからトイレ掃除が始まり、実質”追い出し”開始。
ゆっくりトイレも行けず、モヤモヤしながら山荘を後にする。
メディアで色々取り上げられていて、オシャレな山小屋ということで期待が高まりすぎていたのかもしれないが、とにかく経営者目線の山小屋だなと感じた。
夜喫茶やDJパーティーもいいが、まずは山小屋としての基本的なライフラインをしっかり提供してほしいと思ってしまった。
さて、毒吐きはここまで。
3日目は3連休初日ということですごい人とすれ違いながら、ゆっくり下山。
無事駐車場にたどり着き、充実感に浸る。
帰りに安房峠を通ると、穂高岳の山頂が白くなっている。どうやら雪が降ったようだ。
丁度いいタイミングだったと、幸運に感謝しながら、帰路についた。
寒くて、うるさくて、非常灯眩しくて寝れなかった…
コメントありがとうございます!
同じように感じた方がいらっしゃって、ホッとしました 笑
双六小屋が良すぎたのかもしれませんが…
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