焼岳＆小梨平前泊キャンプ☆蒼穹と白い噴煙。そして錦秋の燃える山へ！[小梨平-中の湯-焼岳-焼岳小屋-上高地]

2015年10月07日(水) ~ 2015年10月08日(木)

• GPS: 07:11
• 距離: 10.0km
• 登り: 874m
• 下り: 989m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:43
• 合計: 6:43

距離 10.0km 登り 884m 下り 993m

5:42 新中の湯登山口
6:44 6:45 1972mピーク
7:05 7:11 広場
7:14 下堀沢出会
8:23 8:39 焼岳(北峰)
9:32 9:33 中尾峠
9:38 9:39 焼岳展望台
9:43 9:44 新中尾峠
9:48 10:03 焼岳小屋
10:06 新中尾峠
10:30 10:31 長ハシゴ
11:12 峠沢梯子場
11:47 上高地焼岳登山口
11:57 11:58 西穂高岳登山口
12:02 上高地温泉ホテル
12:14 上高地アルペンホテル
12:19 河童橋
12:25 小梨平

天候

10/7(水) 晴れ
10/8(木) 風強し。晴れ。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

■タクシー料金
・沢渡駐車場→上高地 ￥4200/台
・上高地→中の湯・焼岳登山口 ￥3900/台

上高地のゲートは朝5時に開きますが、上高地のタクシーは泊まり番が1台は必ずいるとのでそのタクシーを利用し上高地→中の湯に移動。念のため前日の段階で翌朝5時過ぎに中の湯まで4名で仮予約をいれました。

コース状況／危険箇所等

■気象庁 火山情報
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/map_3.html
焼岳は現在噴火レベル1ですが、今もなお噴煙を上げ続ける活火山です。登山前に情報を収集しましょう。

■登山道の状況
【焼岳山頂付近】
山頂付近はガレた岩場です。落石浮石に注意。また南峰は立ち入り禁止です。

【上記以外の箇所】
特に注意すべき箇所はありませんが、上高地側には垂直の長ハシゴがあり高所が苦手な方は厳しいかもしれません。

■テン場情報 -------------------------------------------------------------
＊テン場ランキング(テン場写真付き)　新掲載はなし。全65箇所。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-391243.html

【小梨平】総合評価☆3
利用料￥600-(1名あたり) トイレ・水場は無料
・眺望　 ★★★★★
梓川沿いのサイトは穂高連峰の眺めが素晴らしい。
・快適度 ★★★★★
場所にもよるが、土もしくは砂利混じりの土。ペグ打ち可。張り縄を固定する石はなし。
・利便性 ★★★★★
清潔な水洗トイレ。ペーパーはなし。携帯(docomo・softbank)とも圏内。手ぶらでBBQできるレンタル道具あり。売店には肉、野菜、ワインもあり。ビールの自販機もあり。12〜19時まで入浴も可。
・総合評価 ★★★☆☆ オススメ度の高いテン場
山のテン場としての評価は出来ないが、前泊後泊にこれ以上最適な所はなし。

その他周辺情報

■上高地日帰り入浴情報
http://www.kamikochi.or.jp/facilities/bathe/

写真

10/7 14:48

■Day1
ん？ジ、ジーンズだと？

今日は翌日の焼岳登山の前泊として上高地の小梨平でキャンプです。

でで、女子？？(ではないな…)が2人だと？？

今回はいつものt2とk4に加えて、同僚のyahhomaririnと初コラボ。さてはてどうなる事やら…

photo by t2mount

10/7 14:52

河童橋に到着〜

レコはまだupしてませんが、1週間前に錦秋の奥穂＆涸沢に登ってるので、実は2週連続の上高地(^_^;)
さらに1ヶ月前も上高地に来てるので、無雪期登山終盤にまさかの3連続上高地となりました(^◇^;)

10/7 14:56

梓川で遊ぶk4とmaririn。

photo by t2mount

10/7 15:01

これも上高地の定番の光景？
小梨平に向かう途中の橋から見える水草の流れ。

10/7 15:06

小梨平に到着〜

1週間前の奥穂＆涸沢は岳沢から登りました。

10/7 15:45

秋色の小梨平にテント設営〜

10/7 15:54

小梨平からは明神岳ドーン

10/7 16:05

小梨平の売店探訪。
ワイン2本担いできましたが、いっぱい売ってた件…。
他にも肉に野菜にBBQ道具のレンタルに至れり尽くせり。

10/7 16:46

さてと、夕飯の準備をしてみよーっ！

photo by t2mount

10/7 17:18

アボカドとキムチのディップ

10/7 17:18

生ズッキーニ＆トマトと燻製タラ肝のサラダ

10/7 17:19

アンチョビトマトモッツァレラ

10/7 17:21

赤白ワインとビール。

翌日は一応登山なのでこのくらいで自重。

10/7 17:21

タコとマッシュルームのアヒージョ。

10/7 17:23

皮ごと食べられるシャインマスカット

10/7 17:24

かんぱーいぃ

ようこそmaririn〜

10/7 17:33

メインはレタス鍋

10/7 17:46

怪しすぎる夜会…。

photo by t2mount

10/7 17:49

白〜

10/7 18:46

赤〜

10/7 19:27

〆はラーメン〜

10/7 20:05

10月が誕生日のzawaとk4のためにt2が用意してくれました。
サンキュー

10/8 5:00

■Day2
タクシーで中の湯の焼岳登山口に向かうためタクシー乗り場に向かいます。

10/8 5:31

上高地から15分。中の湯の焼岳登山口に到着。

焼岳には5年前の秋にも登ってますが、その時は現在廃道となっている旧道から登ったので、新道から登るのは初めてです。

10/8 5:42

焼岳は北ア一の活火山。いつまた登れなくなるかもしれないので今回来ました。

10/8 5:53

秋色が混じりだした朝の森をゆっくり歩きます。

10/8 5:55

緑と赤のパッチワーク

10/8 6:00

そして夜明け。

10/8 6:04

朝日を浴びてダケカンバが燃え上がります。

10/8 6:26

色を取り戻した森

10/8 6:34

キラキラ

10/8 6:51

先日ウルトラマラソンを走ったk4。75kmでリタイアしたので、どうやらまだ走り足りない様子。

10/8 6:52

こちらは通常運行の各駅t2。そして天然系新人maririn。

10/8 6:59

登り始めて1時間ちょい。焼岳とご対面〜

10/8 7:00

みんなで撮影タイム〜

photo by t2mount

10/8 7:01

足元には冬の気配。

10/8 7:02

しかし顔を上げれば燃える秋！！

10/8 7:02

雲ひとつない蒼穹の空、錦秋、そして白い噴煙！

10/8 7:03

強風にさらわれる色づいた葉。

10/8 7:08

霜の座

10/8 7:09

紅のナナカマド、ダケカンバの黄金、笹原のビロード。
サイコーの紅葉ではないですかっ！

10/8 7:16

紅葉と荒々しい岩峰の素晴らしいコントラスト。

10/8 7:19

深紅のナナカマド

10/8 7:20

素晴らしい！

10/8 7:22

ナナカマドの回廊を抜け、

10/8 7:23

笹原の丘へ！

10/8 7:25

そして振り返り見るとダケカンバの絨毯が広がっていました。

10/8 7:25

右手には前穂と明神。

10/8 7:25

そして焼岳！

10/8 7:29

景色が素晴らしすぎてなかなか足が進みません。

10/8 7:31

はぁ。。。きれいすぎる…。

10/8 7:32

焼岳の溶岩ドームが近づいてきました。

10/8 7:43

かっくいぃー

10/8 7:52

高山植物のドライフラワー

10/8 7:54

イワヒバリがいました！

10/8 7:54

お、乗鞍岳だ！

10/8 7:56

標高2300m！

10/8 7:57

傍らにはシラタマノキ

10/8 8:00

溶岩ドームまであと少し！

10/8 8:10

錦秋の森から異世界へ。

10/8 8:11

そして溶岩ドームに到着〜

10/8 8:15

台風23号の影響で山頂は冷たい強風。堪らずウインドシェルを着込みます。

photo by t2mount

10/8 8:13

立ち入り禁止の南峰。

10/8 8:18

火口湖

10/8 8:17

火口壁の奥には笠ヶ岳

10/8 8:17

そして白い噴煙をあげる溶岩ドーム。

10/8 8:20

こんな間近で見られるなんてスゴイ！

10/8 8:25

南峰と北峰のコルを後にし北峰に向かうと、

10/8 8:26

槍穂高ドーン！

10/8 8:26

北峰に向かう途中にも噴気口があります。

10/8 8:29

シュー♫
アトラクション要素満載の焼岳山頂。

10/8 8:31

あちこちから噴き出しています。

10/8 8:33

そして焼岳北峰に到着！
山頂からは360°の大パノラマ！！

10/8 8:33

南峰と乗鞍岳に、

10/8 8:35

笠ヶ岳〜抜戸岳〜双六岳〜水晶岳〜鷲羽岳〜野口五郎岳

10/8 8:35

西鎌尾根〜槍ヶ岳、そして威風堂々穂高岳！

10/8 8:37

しかし風が強い。

10/8 8:51

早々に山頂を後にし焼岳小屋へと向かいます。

ヤマテンの予報通り低い雲が流れてきました。

10/8 8:55

登山道に氷のかけらが落ちてました。

10/8 8:59

ガレた岩場を一歩一歩慎重に下ります。

10/8 9:00

眼下には上高地。

10/8 9:01

帯状に垂れこめる低い雲。

10/8 9:19

こんなところからも噴気が。

10/8 9:26

振り返り見る北峰。

10/8 9:29

噴火で立ち枯れた木。

10/8 9:32

1ヶ月前に登った霞沢岳。

10/8 9:39

振り返り見る焼岳は今にも噴火しそうな膨張感。

10/8 9:46

ランプの宿、焼岳小屋に到着〜

10/8 10:06

焼岳小屋を過ぎると再び焼岳ドーン！

10/8 10:09

素晴らしいっ！

10/8 10:14

上高地側から見る焼岳はまさに”火山”といった風体。

10/8 10:15

ハローっ！
海外からの登山者の方も多かったです。

10/8 10:17

落葉松の紅葉が綺麗な上高地側。

10/8 10:25

梯子を何度も下って行くと、

10/8 10:26

眼下には大正池が見えてきました。

焼岳の噴火によって作られた風景。

10/8 10:27

紅葉と霞沢岳

10/8 10:32

そして何度も振り返って見てしまう焼岳。

10/8 10:36

見る角度によってめまぐるしく表情を変える山です。

10/8 10:47

「この先にスケスケの橋があるよ〜」と言ったら、『え〜？スケベな橋？？』とmaririn。(-_-)

10/8 11:20

美しい森に、

10/8 11:29

目を奪われ、

10/8 11:34

歩みを止めながら、

10/8 11:46

上高地側の登山口に無事下山。

10/8 11:46

六百山と三本槍、そして霞沢岳。

10/8 11:59

梓川と明神岳

10/8 12:00

左から、六百山、三本槍、霞沢岳

10/8 12:04

梓川ブルー。
それぞれの時を楽しみ人々。

10/8 12:06

立ち枯れと青空と。

10/8 12:14

今日は最高の秋の1日！！

10/8 12:14

梓川沿いの遊歩道をテクテク歩き、

10/8 12:19

河童橋に到着〜

10/8 12:19

河童橋から見る焼岳

10/8 12:20

そして1週間前に登った穂高岳。(多忙につきレコは備忘録でup予定です…)

10/8 12:24

ただいま〜

小梨平に戻ってきました。

10/8 12:50

小梨平からは岳沢がドーン！！

10/8 12:51

小梨平で日帰り入浴をして、

10/8 13:57

平日にも関わらず大混雑の上高地を後にしました。

10/8 19:43

東京に戻ってきてから職場近くのbeer barで〆！

10/8 20:32

こじんまりした店ですが世界各国のビールが楽しめます。

アメリカのblue moon。
コリアンダー風味のビールです。

10/8 21:09

ギネスはサーバーが壊れていたので瓶で。

yahhomaririnを迎えた初の4人コラボ。無事〆完了っ！
楽しい2日間でした！！

撮影機器：

DMC-GX7 Panasonic

DSC-TX10 SONY

iPhone 5s Apple

感想

zawada

＝何度訪れても楽しい山！紅葉の穴場、焼岳へ！＝

今回はいつもの2人に加えて職場の同僚のyahhomarrinを迎え、紅葉真っ盛りの焼岳に行ってきました。

焼岳は5年前に訪れて以来2回目。前回もちょうど紅葉の時期で、素晴らしい紅葉と白い噴煙を上げる焼岳に完全にK.O！　いつかt2とk4と是非歩きたいと思っていたのですが、各地の活火山が活動を活発化させているなか早いとこ登っておいた方がイイかもということで、2人に加えて今回は同僚のyahhomarrin(天然系)を迎え4人で登ってきました。

焼岳は日帰りでも十分に楽しめる山ですが、それだけじゃつまらないということで、前日に小梨平で前泊キャンプ。yahhomaririnの歓迎会もかねたキャンプはメチャ楽しい一夜になりました。

翌日は朝一のタクシーで中の湯に移動し焼岳へ。
まだ薄暗いなか登り始め朝の光が差し込む森を抜けると、、、錦秋の焼岳がドーン！
ナナカマドの赤、ダケカンバの黄金、蒼穹の空、噴煙の白、笹原の緑。素晴らしい錦秋の光景が広がります。

そして標高を上げるにつれ舞台転換のようにめまぐるしく変わるその景色。
ダケカンバの黄金の森、ナナカマドの回廊、緑に輝く笹原の丘、荒々しいガレ場、噴煙を上げ続ける迫力の溶岩ドーム、エメラルドグリーンの火口湖、そして山頂から見る巨大な槍穂高。
「なんて楽しい山なんだろう！！」
歩いていてこんなに楽しい山はなかなかないのでは？と思います。

百名山でありながら、3000m級の山々がそびえ立つ上高地周辺の山においては小兵な印象が否めない焼岳。しかしながら今回登ってみて改めてその素晴らしさに再認識。

容易に日帰りできる山でありながら、中の湯側と上高地側では山容がまるで違うので、短い行程ながら満腹感を味わえる山だと思います。また普通の山は山頂からの景色を楽しむのがメインになりがちですが、焼岳はそこからの展望だけでなく噴煙を上げる山頂自体がアトラクション要素満載で、登り始めてから下山するまで1秒たりとも飽きさせない楽しい山でした。

焼岳は中の湯側もしくは上高地側からピストンをする方が多いとは思いますが、裏と表それぞれの素晴らしさがありますので、是非ぜひ縦走スタイルをオススメしますっ！
またこの山は紅葉の超穴場だと思います。涸沢の紅葉よりもピークが1週間ほど遅れる印象なので、「涸沢の紅葉に間に合わなかったーーー」という方は焼岳も是非候補にいれてあげてくださいませ。

上高地の景色を作った小さな巨人、焼岳。心からおススメできる素晴らしい山です！

p.s.
今日から4日間ほどテント担いでちょいロングを歩いてきますので、今回はコメントを〆させて頂きます。