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Yamareco

記録ID: 7376835
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ハイキング
甲信越

曲岳/ロープが付いた小さな岩場の連続に四苦八苦

2024年10月24日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
1.7km
登り
212m
下り
274m

コースタイム

北東尾根取付き11:25−尾根に乗る11:30−1550m圏コブ11:50−主稜線に出る12:25−鞍部12:30−展望舞台12:50−曲岳頂上12:50〜13:20―展望ブリッジ13:35―第1の岩場13:40―同岩場抜ける13:50―めまい岩14:15−同岩場巻き終わり14:30−第5の岩場14:35−曲岳登山口14:45−ゴール14:45
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道を双葉SAで降り、北へ県道25号線から101号線を進む。上福沢集落でホッチ峠に向かう27号線を分けて、観音峠に上る。
観音峠から尾根沿いの観音峠大野山林道を東に進む積りだったが、峠から300m程でゲートが閉じられていて通行止。この500m先で林道が陥没したので復旧工事中とのこと、来年2月19日までの予定と掲示されていた。
少し戻り、曲岳登山口近くに、路肩に数台停められる空き地があったのでここに停めた。
コース状況/
危険箇所等
曲岳頂上から300mほど東に1580m圏のコブがあり、ここから北東に枝尾根が伸びている(1580m圏コブ北東尾根と仮称)。駐車地点から林道を歩き、この北東尾根の末端近くから、ここを上って曲岳頂上に立った。
頂上から西に主稜線を下る。8mほどの岩場を皮切りに、尾根上5, 6ヶ所に、ロープの付いた小さな岩場が現れる。ここでは墜落や滑落の危険性が高いので要注意。
通行止のゲートから500m先の陥没復旧現場。これでは車は通れない。山側の1mに満たない歩道を通させてもらった
2024年10月24日 09:00撮影
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10/24 9:00
通行止のゲートから500m先の陥没復旧現場。これでは車は通れない。山側の1mに満たない歩道を通させてもらった
林道を歩いて1580m圏コブ北東尾根を回り込み、東側の1460m圏からこの尾根に取付く。正面に見える鞍部を目指して斜面を突き上げる
2024年10月24日 11:25撮影
10/24 11:25
林道を歩いて1580m圏コブ北東尾根を回り込み、東側の1460m圏からこの尾根に取付く。正面に見える鞍部を目指して斜面を突き上げる
5分程で鞍部に出ると、北西方向に八ヶ岳が眺められた。左から編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳
2024年10月24日 11:31撮影
10/24 11:31
5分程で鞍部に出ると、北西方向に八ヶ岳が眺められた。左から編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳
鞍部から南西に向かって急な尾根筋を登る。踏跡もテープも無いがどこでも歩ける
2024年10月24日 11:39撮影
10/24 11:39
鞍部から南西に向かって急な尾根筋を登る。踏跡もテープも無いがどこでも歩ける
なだらかな1550m圏コブに着いた
2024年10月24日 11:52撮影
10/24 11:52
なだらかな1550m圏コブに着いた
緩やかな尾根は落ち葉が敷き詰められて気持ち良い
2024年10月24日 11:53撮影
10/24 11:53
緩やかな尾根は落ち葉が敷き詰められて気持ち良い
右手の西側に曲岳の頂上が枝越しに望まれた。高いなあ
2024年10月24日 11:58撮影
10/24 11:58
右手の西側に曲岳の頂上が枝越しに望まれた。高いなあ
なだらかな尾根筋を上って行くと主稜線上の1580m圏コブに着いた。ここで一般登山道と合流
2024年10月24日 12:22撮影
10/24 12:22
なだらかな尾根筋を上って行くと主稜線上の1580m圏コブに着いた。ここで一般登山道と合流
明瞭な登山道が続き、テープも頻繁に見受けられる
2024年10月24日 12:29撮影
10/24 12:29
明瞭な登山道が続き、テープも頻繁に見受けられる
曲岳の東側鞍部を過ぎると、いよいよ曲岳本峰への急登が始まる
2024年10月24日 12:35撮影
10/24 12:35
曲岳の東側鞍部を過ぎると、いよいよ曲岳本峰への急登が始まる
大きな露岩が行く手を遮るようにそそり立っている。これを越えるの?
2024年10月24日 12:38撮影
10/24 12:38
大きな露岩が行く手を遮るようにそそり立っている。これを越えるの?
ここを直登することは無く、左側を巻く様にルートが付けられている
2024年10月24日 12:42撮影
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10/24 12:42
ここを直登することは無く、左側を巻く様にルートが付けられている
頂上直下まで上ると、「展望舞台」と呼ばれる岩頭に立った。南南東に富士山が雲の上に浮かんでいる。写真の右下は太刀岡山
2024年10月24日 12:48撮影
10/24 12:48
頂上直下まで上ると、「展望舞台」と呼ばれる岩頭に立った。南南東に富士山が雲の上に浮かんでいる。写真の右下は太刀岡山
ここから直ぐに曲岳頂上に着いた。山梨百名山の一座とのこと
2024年10月24日 13:21撮影
10/24 13:21
ここから直ぐに曲岳頂上に着いた。山梨百名山の一座とのこと
1642.6mの三等三角点
2024年10月24日 13:20撮影
10/24 13:20
1642.6mの三等三角点
さあ下山だ。北西に向かって急な尾根筋を下る
2024年10月24日 13:30撮影
10/24 13:30
さあ下山だ。北西に向かって急な尾根筋を下る
「展望ブリッジ」と呼ばれる幅1m程の岩稜が西にせり出している
2024年10月24日 13:34撮影
10/24 13:34
「展望ブリッジ」と呼ばれる幅1m程の岩稜が西にせり出している
この突端に立つと、西方向に左:茅ヶ岳、右:金ヶ岳が眺められた
2024年10月24日 13:35撮影
10/24 13:35
この突端に立つと、西方向に左:茅ヶ岳、右:金ヶ岳が眺められた
その右、北西方向に八ヶ岳が、さらにその右には笠無から比志の塒(とや)の平坦な山並みが望める。3ヶ月前に向こうからこの曲岳を見ていた
2024年10月24日 13:36撮影
10/24 13:36
その右、北西方向に八ヶ岳が、さらにその右には笠無から比志の塒(とや)の平坦な山並みが望める。3ヶ月前に向こうからこの曲岳を見ていた
ここから2分程で8m程の第1の岩場が行く手を遮る。え〜、ここを登るの?ロープにしがみつきながら左側のクラックを登るが、右に振られる。中央の壁は滑りそうで怖い
2024年10月24日 13:38撮影
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10/24 13:38
ここから2分程で8m程の第1の岩場が行く手を遮る。え〜、ここを登るの?ロープにしがみつきながら左側のクラックを登るが、右に振られる。中央の壁は滑りそうで怖い
何とか登り切ると、上は二つの岩に挟まれ、狭い部分は肩幅も無い。横に向くとザックが当たる
2024年10月24日 13:41撮影
10/24 13:41
何とか登り切ると、上は二つの岩に挟まれ、狭い部分は肩幅も無い。横に向くとザックが当たる
狭い通路を抜け切り、降りてから振り返る。太った人は通れるかしら
2024年10月24日 13:45撮影
10/24 13:45
狭い通路を抜け切り、降りてから振り返る。太った人は通れるかしら
この直後に第2の岩場を下る。傾斜は緩い
2024年10月24日 13:48撮影
10/24 13:48
この直後に第2の岩場を下る。傾斜は緩い
この第2の岩場を降り切ってから振り返る
2024年10月24日 13:50撮影
10/24 13:50
この第2の岩場を降り切ってから振り返る
さらに数分下ると第3の岩場。といっても岩は無く、急斜面にロープが下がっているだけ
2024年10月24日 13:54撮影
10/24 13:54
さらに数分下ると第3の岩場。といっても岩は無く、急斜面にロープが下がっているだけ
尾根上にある大きな露岩の左側を巻いてから急下降。踏跡も明瞭だし、テープもベタに付いている
2024年10月24日 14:04撮影
10/24 14:04
尾根上にある大きな露岩の左側を巻いてから急下降。踏跡も明瞭だし、テープもベタに付いている
1470m圏で緩い登りになると、やがて「めまい岩」の標識が木に括り付けられている。その先は怪しい雰囲気だ
2024年10月24日 14:17撮影
10/24 14:17
1470m圏で緩い登りになると、やがて「めまい岩」の標識が木に括り付けられている。その先は怪しい雰囲気だ
ここを通るの?幅1m程の岩稜。まさに目が回りそう。足を踏み入れかけたが、どう見ても一般ルートとは言い難い。右下を見ると、この岩稜を巻く様にロープが垣間見られた
2024年10月24日 14:19撮影
10/24 14:19
ここを通るの?幅1m程の岩稜。まさに目が回りそう。足を踏み入れかけたが、どう見ても一般ルートとは言い難い。右下を見ると、この岩稜を巻く様にロープが垣間見られた
戻ると、先ほどの「めまい岩」の標識の反対側、2本の木にテープが巻かれている。巻き道の降り口らしい
2024年10月24日 14:24撮影
10/24 14:24
戻ると、先ほどの「めまい岩」の標識の反対側、2本の木にテープが巻かれている。巻き道の降り口らしい
木の間から降りるが、結構厳しい下りだった
2024年10月24日 14:27撮影
10/24 14:27
木の間から降りるが、結構厳しい下りだった
この道はめまい岩をそっくり巻いている
2024年10月24日 14:29撮影
10/24 14:29
この道はめまい岩をそっくり巻いている
めまい岩を巻き終わってほっとする。さらに2, 3分先で第5の岩場。3m程の小さな岩場
2024年10月24日 14:32撮影
10/24 14:32
めまい岩を巻き終わってほっとする。さらに2, 3分先で第5の岩場。3m程の小さな岩場
この先は露岩を巻くようにルートが付けられている。ペンキやテープが案内してくれる
2024年10月24日 14:35撮影
10/24 14:35
この先は露岩を巻くようにルートが付けられている。ペンキやテープが案内してくれる
露岩を巻き終わると緩やか第6の岩場を下る。これが最後の岩場だった
2024年10月24日 14:38撮影
10/24 14:38
露岩を巻き終わると緩やか第6の岩場を下る。これが最後の岩場だった
右下に林道が見えるようになり、やがて路肩に停めてある愛車が木の隙間から確認できた
2024年10月24日 14:44撮影
10/24 14:44
右下に林道が見えるようになり、やがて路肩に停めてある愛車が木の隙間から確認できた
曲岳登山口まで降りて来た。あと数十mでゴール
2024年10月24日 14:46撮影
10/24 14:46
曲岳登山口まで降りて来た。あと数十mでゴール

感想

上りに使った1580m圏コブ北東尾根は、地形図を読んでこれなら通れる、と判断したバリエーションルートである。踏跡もテープも無いが、悪場も藪も無い。比較的なだらかな上に短い尾根なので、のんびり気分で上れた。

これに比べて、頂上から西に下りた主稜線は厳しかった。ここには登山地図に載っている一般登山道が通っているが、ロープの付いた小さな岩場が次々と現れた。
特に最初の8m程の岩場では、ロープを頼りに強引に体を引き上げなければならない。腕力の無くなった80歳を越えた年寄りには非常に厳しい登りだった。
その先にもロープの下がった小さな岩場が次々に現れた。下りなので腕力は要らないが、歳と共にバランスが悪くなってきているので、時間をかけて慎重に下った。

今回は、林道の通行止のため、計画を大幅に変更せざるを得なかった。
でも、上りはバリエーションルートなのにのんびりムードで秋山を味わい、下りは一般登山道なのにスリリングな岩場を楽しんだ(?)。
標高差も少なく、距離も短いルートでしたが、充実した山行でした。

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