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Yamareco

記録ID: 7380706
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

【海谷三山】クライミングパートナーと初コラボ

2024年10月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:37
距離
11.4km
登り
1,824m
下り
1,312m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:07
休憩
1:30
合計
9:37
距離 11.4km 登り 1,824m 下り 1,312m
5:31
46
スタート地点
6:17
6:22
154
8:56
9:09
24
9:33
9:39
40
10:19
10:19
125
12:24
13:11
31
15:04
4
15:08
ゴール地点
天候 鋸岳まではガスガス。下山中から晴れてきました。
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
駒ヶ岳登山口分岐にある駒ヶ岳展望台の駐車場。キャパは3台。雨飾山荘から約5㎞下ったところにあります。車の回収は雨飾山荘からチャリで約15分。ほとんどダウンヒルなので楽しい。
コース状況/
危険箇所等
◆駒ヶ岳登山口~駒ヶ岳
普通の登山道です。迷うところ、危険なところはありません。

◆駒ヶ岳~鬼ヶ面山
今回の行程で1番厳しいところです。
いきなりほぼ垂直の長い急降下があります。古いフィックスロープなしでは降りられません。その後も急登、急下降が続きますがロープが必ずついてます。この日は降雨後で足元がぬかるんでてかなり滑りました。ワタシは10回以上尻餅をつきましたが、組長は1回のみ。技術の違い?ソールの違い?
迷うところはありません。

◆鬼ヶ面山~鋸岳
穏やかな登山道がほとんどですが、有名な長バシゴだけ注意が必要。バシゴの取り付きまで悪そうなトラバースを行きますが、足元は整備されてますので難しくはありません。この日は視界が悪かったので高度感はなく、それほど怖くはありませんでした。

◆鋸岳~登山口
最初の岩場の下降が核心。けっこうな斜度で長いです。ここもロープがなければ降りられません。ここを過ぎると後は平和な道。
その他周辺情報 ◆山品
かねてから行きたかった大町市の山中にある有名な蕎麦屋。
行く途中のお昼ご飯で利用。
大盛りは量が多く、胃袋が小さい中高年の我々には苦しかった。

◆雨飾山荘
一泊2食付きで10500円。
旅館と山小屋の中間的な施設です。
食事はボリューム満点。お腹がはち切れそうでした。
風呂は内湯と露天風呂。どちらも4人ぐらいでいっぱいで浴槽は小さいですが、ここの温泉の効能は素晴らしいです。下山後の疲労が綺麗さっぱりなくなりました(あくまで個人の感想です)。内湯にシャンプー、ボディーソープあり。
部屋は個室。
ビールその他アルコール類は完備。
氷も分けてもらえる。
コンセントあり。
auは微弱で繋がったり繋がらなかったり。docomoは✖️。
山小屋Wi-Fiあり。auは無料。他は有料。しかし電波が弱くルーターのある食堂近くでないと使えません。
前日、雨飾山荘に向かう途中でかねてから行きたかった大町の山品へ。
組長「なかなか美味いじゃないか、かのすけ!でかしたぞ!」「ありがとうございます!」
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前日、雨飾山荘に向かう途中でかねてから行きたかった大町の山品へ。
組長「なかなか美味いじゃないか、かのすけ!でかしたぞ!」「ありがとうございます!」
雨の中雨飾山荘に到着。ツアー客も含めてこの日は満室。
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雨の中雨飾山荘に到着。ツアー客も含めてこの日は満室。
とりあえず風呂へ。「かのすけ、おなごがおらんぞ?」「申し訳ありません!」
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とりあえず風呂へ。「かのすけ、おなごがおらんぞ?」「申し訳ありません!」
風呂上がりはこれ。明日の山行の前祝い。
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風呂上がりはこれ。明日の山行の前祝い。
夕ごはんはおかずのボリュームがすごい!
2
夕ごはんはおかずのボリュームがすごい!
翌朝、まだ霧雨の中スタート。予報では午前から晴れるはず。「行くぞ、かのすけ!ワシについて来い!」「へい!」
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翌朝、まだ霧雨の中スタート。予報では午前から晴れるはず。「行くぞ、かのすけ!ワシについて来い!」「へい!」
45分ほど車道を歩いてようやく登山口に。
45分ほど車道を歩いてようやく登山口に。
組長は奥多摩で🐻と対峙してから必ずクマスプレーを携行してるそうです。
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組長は奥多摩で🐻と対峙してから必ずクマスプレーを携行してるそうです。
駒清水。美味しいです。
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駒清水。美味しいです。
ここで朝ごはん。宿のお弁当は笹寿司でした。とても美味しい。
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ここで朝ごはん。宿のお弁当は笹寿司でした。とても美味しい。
能登見台から日本海が望めました。雲が取れてきています。
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能登見台から日本海が望めました。雲が取れてきています。
高度を上げていくと少しずつ色づいてきました。
高度を上げていくと少しずつ色づいてきました。
序盤は穏やかな道。雨上がりで濡れるのでカッパズボンを装着してます。
序盤は穏やかな道。雨上がりで濡れるのでカッパズボンを装着してます。
上部で大岩壁にぶち当たります。
上部で大岩壁にぶち当たります。
道は基部をトラバースしていきます。
道は基部をトラバースしていきます。
レコで見た岩の回廊。
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レコで見た岩の回廊。
稜線近くなのに沢がありました。
稜線近くなのに沢がありました。
楽しみにしていたこちらもガスガスで高度感まったくなし。
楽しみにしていたこちらもガスガスで高度感まったくなし。
「かのすけ、ガスがなかなか取れんの〜」
「かのすけ、ガスがなかなか取れんの〜」
雰囲気のいいトレイル。
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雰囲気のいいトレイル。
組長の足取りも軽い。
組長の足取りも軽い。
ブナもいい感じ。
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ブナもいい感じ。
登山口から2時間半で一つ目のピーク駒ヶ岳に到着。
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登山口から2時間半で一つ目のピーク駒ヶ岳に到着。
まだまだお元気な組長。でもお楽しみはこれから。
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まだまだお元気な組長。でもお楽しみはこれから。
いきなり長い急降下。ロープ使わずには降りられません。おまけに明け方までの降雨でぬかるんでるのでスベるスベる。
いきなり長い急降下。ロープ使わずには降りられません。おまけに明け方までの降雨でぬかるんでるのでスベるスベる。
前方の稜線はガスガス。見えるはずの鬼ヶ面山はどこ?
前方の稜線はガスガス。見えるはずの鬼ヶ面山はどこ?
危険箇所が続きます。
危険箇所が続きます。
鞍部に降りて束の間の平和な道。
鞍部に降りて束の間の平和な道。
そして、激急登の登り返し。
そして、激急登の登り返し。
晴れてないと色が映えないです。
晴れてないと色が映えないです。
組長はまだまだお元気。
組長はまだまだお元気。
あれが鬼ヶ面山北峰?
あれが鬼ヶ面山北峰?
北峰は西側に撒いて、鬼ヶ面山南峰に到着。山頂標はありません。ここまで順調。
北峰は西側に撒いて、鬼ヶ面山南峰に到着。山頂標はありません。ここまで順調。
次のピーク、鋸岳もガスの中。予報ではもう晴れてるはずなんだけど…「かのすけ、話と違うじゃないか!」「ひー、すみません!」
次のピーク、鋸岳もガスの中。予報ではもう晴れてるはずなんだけど…「かのすけ、話と違うじゃないか!」「ひー、すみません!」
シンボリックなピナクル。これもレコで見ました。
シンボリックなピナクル。これもレコで見ました。
晴れてたらもっときれいなんだろうな〜
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晴れてたらもっときれいなんだろうな〜
しばらく穏やかな道。
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しばらく穏やかな道。
おっ!青空が!やっときたか〜
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おっ!青空が!やっときたか〜
やっぱり陽が差すと紅葉が映えます。
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やっぱり陽が差すと紅葉が映えます。
あれが鋸岳?→違いました。
あれが鋸岳?→違いました。
そして、やってきました。名物の長バシゴ。
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そして、やってきました。名物の長バシゴ。
「ワシが手本見せちゃるから、よーく見ておけ!」
「わかりました、組長!」
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「ワシが手本見せちゃるから、よーく見ておけ!」
「わかりました、組長!」
軽快に登っていかれます。組長、さすがですっ!
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軽快に登っていかれます。組長、さすがですっ!
ハシゴを登り切ると、鋸岳大キレット。
ハシゴを登り切ると、鋸岳大キレット。
眼下に雨飾山荘が見えます。
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眼下に雨飾山荘が見えます。
ここでちょっと休憩。
ここでちょっと休憩。
いつのまにか撮られていました。
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いつのまにか撮られていました。
期待空しくなかなか晴れてくれません。
期待空しくなかなか晴れてくれません。
休憩していると鬼ヶ面山のガスが一瞬取れました。左が南峰、右が北峰。
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休憩していると鬼ヶ面山のガスが一瞬取れました。左が南峰、右が北峰。
なんと、マツムシソウが咲き残ってました。
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なんと、マツムシソウが咲き残ってました。
ようやく鋸岳方面のガスが取れました。ピークは見えていません。
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ようやく鋸岳方面のガスが取れました。ピークは見えていません。
あれがそうかな?
あれがそうかな?
と思ってたらまたまたガス。なかなかすっきり晴れてくれません。
と思ってたらまたまたガス。なかなかすっきり晴れてくれません。
ハシゴより先は難しいところはありません。
ハシゴより先は難しいところはありません。
ようやく鋸岳ピークを捉えました。
ようやく鋸岳ピークを捉えました。
歩いてきた稜線はガスガスで鬼ヶ面山は見えず。
歩いてきた稜線はガスガスで鬼ヶ面山は見えず。
最後のピーク鋸岳に到着しました。
最後のピーク鋸岳に到着しました。
「かのすけ、なかなか楽しかったな!」
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「かのすけ、なかなか楽しかったな!」
「はいっ!組長!」
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「はいっ!組長!」
今日の山頂カップラーも特上シリーズ。シーフードはハズレ。「かのすけ、ワシの分はどうした?」
「…」
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今日の山頂カップラーも特上シリーズ。シーフードはハズレ。「かのすけ、ワシの分はどうした?」
「…」
歩いてきた稜線はまだガスにまみれてます。海谷を挟んだ対面の山陵は見えてきました。
歩いてきた稜線はまだガスにまみれてます。海谷を挟んだ対面の山陵は見えてきました。
金山方面はガス。正面に見えるはずの雨飾山もガスまみれです😢
金山方面はガス。正面に見えるはずの雨飾山もガスまみれです😢
下降中の先行者。すごいところを降っていきます。
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下降中の先行者。すごいところを降っていきます。
では、我々も。ここはロープなしでは降りられません。古びたフィックスロープに命を預けます。
では、我々も。ここはロープなしでは降りられません。古びたフィックスロープに命を預けます。
下降中に鋸岳ピークを眺めます。
下降中に鋸岳ピークを眺めます。
組長下降中。
まだまだ続きます。これを降りきればあとは穏やかな道です。
まだまだ続きます。これを降りきればあとは穏やかな道です。
下山途中で鬼ヶ面山がやっと拝めました。
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下山途中で鬼ヶ面山がやっと拝めました。
渡渉点の小さな沢。
渡渉点の小さな沢。
鋸岳もくっきりと。登山あるあるですね。
鋸岳もくっきりと。登山あるあるですね。
下部の紅葉はまだまだ。
下部の紅葉はまだまだ。
無事に下山しましたが、ワタシにはまだ仕事が。チャリで車の回収に行きます。
「かのすけ、頼んだぞ!ワシは風呂に入って待っちょるけん。」「行ってきまーす!」
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無事に下山しましたが、ワタシにはまだ仕事が。チャリで車の回収に行きます。
「かのすけ、頼んだぞ!ワシは風呂に入って待っちょるけん。」「行ってきまーす!」
回収の道すがら、海谷三山がよく見えました。鬼ヶ面山と鋸岳。
回収の道すがら、海谷三山がよく見えました。鬼ヶ面山と鋸岳。
駒ヶ岳と鬼ヶ面山。この稜線を歩いたんだな〜。
駒ヶ岳と鬼ヶ面山。この稜線を歩いたんだな〜。
駒ヶ岳は大きな岩山ですね。
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駒ヶ岳は大きな岩山ですね。
ものの15分で駐車した展望台に到着。任務完了です。
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ものの15分で駐車した展望台に到着。任務完了です。
「かのすけご苦労だったな!」天気はイマイチでしたが、念願の海谷三山縦走を祝して乾杯!
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「かのすけご苦労だったな!」天気はイマイチでしたが、念願の海谷三山縦走を祝して乾杯!
夕方にはすっかり青空。明日は期待できそう。
夕方にはすっかり青空。明日は期待できそう。

感想

クライミングパートナーの組長とはもう10年以上の付き合いですが、まだ一度も一緒に山に行ったことがありません。組長はクライミングもやりますが、実はバリバリの山屋さんで、沢登り、バリエーション、雪山縦走を軽々とこなしています。
半年ほど前ジムで休憩中に、なんとなく今度一緒に山へ行こうか?という話になり、ワタシが企画したのが今回の山行です。

ずっと行きたかった海谷三山に雨飾山をくっつけて。

11年前頚城三山を縦走した時に北側に一際目を惹く岩塊に魅了されてしまいました。帰ってから調べるとそれが海谷三山でした。以降何度か計画しましたが天候に恵まれず今日に至っていました。

今回は予報はバッチリでしたが、ガスガスで展望はなくがっかり。
でも念願かなって海谷三山を歩けて満足です。
大人のアスレチックを存分に楽しみました。
組長も満足されたようでなにより。

初めての組長との山行でしたが、お互い気心は知れてますし初めてという気は全くせず、気楽に歩けました。おそらくワタシにいろいろと合わせて下さったのではないかと思いますが、ソロの時と同じ感覚でいられました。感謝です。

レコではどこぞの組の親分という設定ですが、実際の組長は知的で穏やかでダンディな紳士です。
誤解なきように。(←お前が誤解させてんだろ!)

そうそう、蛇足ですが、今回のでヤマレコ登録山行記録がちょうど300件になりました🎊

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コメント

かのすけどん、まいど。
念願の海谷三山アクロバチック縦走、さらっとやりましたね。
ボクとしては(安全な)ハプニングを期待していたのですが、残念無念です。
これからも期待していますので、裏切らないようにしてください(笑)
しかし、こんなとこで立ちション(写真33)しちゃあ駄目じゃないですか!
ほんまに困りますね〜!
クマ
2024/10/22 19:49
クマさん、どうもです!

やっと行ってきました、海谷三山。
駒ヶ岳からの超絶下降は痺れました。
何度も足を滑らせキモを冷やしましたよ。
クマさんは初回のとき3泊の重装備でよくここを歩きましたよね。
あらためてすごいなと思いました。

ちなみにワタシは山行中は大汗をかくので、小便はまずしないですね〜
キジはよく撃ちますが…

次に行くときはクマさんが先月歩いた三峡パークからの周回コースを歩いてみたいです。
2024/10/22 20:09
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