温泉に行こう♨️本沢温泉〜赤岳〜県界尾根（旧道）調査

2024年10月19日(土) ~ 2024年10月20日(日)

• GPS: 12:52
• 距離: 30.5km
• 登り: 2,345m
• 下り: 2,049m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:29
• 休憩: 0:12
• 合計: 3:41

距離 13.8km 登り 1,230m 下り 105m

9:37 松原湖駅
10:24 10:34 稲子登山口
11:10 稲子小屋(廃屋)
11:32 11:33 本沢入口
12:25 ゲート前駐車場
12:40 富士見平
13:10 13:11 本沢温泉・みどり池分岐
13:18 本沢温泉

2日目

• 山行: 7:46
• 休憩: 1:24
• 合計: 9:10

距離 16.7km 登り 1,116m 下り 1,944m

6:34 本沢温泉
6:44 本沢温泉野天風呂
7:15 夏沢峠
7:19 7:22 山びこ荘
8:08 8:11 硫黄岳
8:25 8:39 硫黄岳山荘
8:56 台座ノ頭
9:15 9:35 横岳
9:39 9:41 横岳（無名峰）
9:44 三叉峰
9:50 石尊峰
9:53 9:55 鉾岳
9:58 日ノ岳
10:07 二十三夜峰
10:13 地蔵の頭
10:16 10:17 赤岳天望荘
10:43 10:54 赤岳頂上山荘
10:56 11:19 赤岳
11:22 11:27 赤岳頂上山荘
12:24 大天狗
14:18 真教寺尾根方面分岐
14:48 赤岳県界尾根ルート登山口
15:11 美し森バス停
15:36 北杜市営清里無料駐車場
15:41 清里駅
15:44 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

10/19 9:35

始発に乗り、小海線松原湖駅まで来ました。ここから3.5kmのロードで登山口に向かいます。

10/19 10:01

東天狗岳からニュウに掛けた山体崩壊により生まれた松原湖。
興味のある方は、こちらへ。https://www.web-gis.jp/GM1000/GM_Red1/GM_Red1-115.html

10/19 10:16

登山口、遠いなぁ〜右が稲子岳、中央付近が本日の歩行エリア。

10/19 10:24

稲子登山口に到着。
バス停は、あるけど1日2本しか来ませんから使えません。

10/19 10:25

道路の奥の方から来ました。お屋敷の左側坂道が稲子登山口です。

10/19 10:39

登山道というより林道。倒木によりクルマは通れません。

10/19 10:44

紅葉探しながら歩きます。

10/19 11:04

紅葉

10/19 11:07

登山道は、本沢温泉登山口まで、ずっとこの調子です。

10/19 11:14

稲子小屋。小屋と言うより別荘ぽい。

10/19 11:21

陽射しがさしてくれると鮮やかに見えますね。

10/19 11:31

本沢温泉登山口に到着。
両脇に10台程度駐車できます。

10/19 11:32

本沢温泉登山口からダート走行で上の2箇所の駐車場へ行けます。

10/19 11:38

紅葉＆路面状況。

10/19 11:41

紅葉＆路面状況。

10/19 11:47

10/19 11:52

1つ目の駐車場。
ここまでは、普通のクルマでも来られそう。

10/19 11:59

10/19 12:04

登山道が単調なので、相変わらず、紅葉ばかり見ています。

10/19 12:07

ゲート前の1番上の駐車場（四駆専用と言われてます）。数ヶ所、2駆では辛そうな凹がありました。

10/19 12:26

ゲートを過ぎてから道ご狭くなりますが初心者でも快適に歩けそうな登山道です。

10/19 12:43

10/19 12:54

10/19 12:55

次々と出てくる紅葉🍁

10/19 12:58

10/19 13:19

10/19 13:19

本沢温泉に到着。

10/19 13:46

お部屋の配置、私は広間。

10/19 13:46

私の他に泊まられた方も山梨百名山マスターで、山話で盛り上がりました。

10/19 13:47

2名用個室は、こんな感じです。

10/19 14:19

内湯は、炭酸水素塩泉。
加熱していないので、お風呂に入る時、蓋を開けます。
洗い場無し😅

10/19 17:02

ふと見ると、平出さんと中島さんの色紙。2024.4.4って出発直前🥲
ご冥福をお祈りします。

10/20 3:47

2日目は氷点下の予報なので、寒さを体感しようと外に出ると満天の星空。よし、野天風呂へ行こう♨️

10/20 4:31

Google Pixelの夜景モードは、秀逸です。

10/20 4:35

誰もいない野天風呂😆
貸切りさせて頂きました。

10/20 4:10

右上がオリオン座

10/20 4:34

スーパームーンの2日後だから月明かりが凄い。オリオン座と牡牛座♉️

10/20 4:33

次第に東の空が明るくなってきます。

10/20 4:44

宿に戻ると北斗七星🌟

10/20 6:41

6時の朝食を頂き、硫黄岳へ向かいます。

10/20 6:43

朝焼けが綺麗。

10/20 6:43

野天風呂は大賑わい。また来たいな😄

10/20 7:04

紅葉が楽しめるのは、この辺りまで。

10/20 7:18

山彦荘。以前、利用しましたが現在は営業していません。
泊まると宿の中にヤマネが出てきます。

10/20 7:20

みんなで来た時は、ここで宴会してました。

10/20 7:21

風が冷たい🧊

10/20 7:36

稲子岳

10/20 7:42

峰の松目。眺望が無く、ほとんど人が行かないピーク。1回だけ行きましたが、次は美濃戸から直登してみたいですね。

10/20 7:58

地震による東天狗岳の山体崩壊を眺めました。

10/20 7:58

こんな感じです。

10/20 8:07

硫黄岳に到着。

10/20 8:07

陽が上がりきっていませんが、八ヶ岳連峰一望出来ました😄

10/20 8:15

20人はいそうな登山隊、稜線で合わなくて良かった😅

10/20 8:18

さぁ行きましょう😋

10/20 8:59

10/20 9:00

横岳の手前で、斜面＆植生を観察です。

10/20 9:00

こっちはムリかなぁ

10/20 9:04

ピーチ姫さんが降ろうとした尾根は、キバナシャクナゲ満載😆

10/20 9:04

あそこから登ってみたい😄

10/20 9:09

横岳鎖場の通過方法。
お子様連れの場合は、チェストハーネスにカラビナ2丁掛けが良いです。
ここを鎖沿い左下に降ります。

10/20 9:10

皆さんは鎖に沿ってトラバースチャレンジしますが、すぐ下の地べたを歩く方が安全です。
奥の梯子まで進む。

10/20 9:10

梯子の下ですれ違い。

10/20 9:11

この梯子の向こう側は、絶壁ですから勢いよく飛び出さないように😆
左側に進みます。

10/20 9:11

お子様や心配な方は、このトラバースで2丁掛けのカラビナを使いましょう。

10/20 9:12

トラバースを振り返る。

10/20 9:12

トラバースの後は鎖場を登ります。

10/20 9:13

この梯子を登れば、ビクトリーロードへ続きます。

10/20 9:14

ビクトリーロード

10/20 9:18

松本県ヶ丘高校の生徒さん達が核心部に向かわれました😄
長野にいた頃、同じ学区でした。

10/20 9:20

横岳に到着。

10/20 9:44

あそこは来年かなぁ

10/20 9:49

赤岳＆阿弥陀岳

10/20 9:57

人通りが多くてモデルに困りません。

10/20 10:01

赤岳へ向かいます。

10/20 10:17

稜線なのにチリンチリンとうるさいのが残念。

10/20 10:43

10/20 10:57

山梨百名山の標柱は、クリア塗装が追加されていました。

10/20 10:59

このあと、普通に帰れば爽やかな山行になるのですが・・・。左側の県界尾根に見えている崩壊地の手前を降りて大門沢へ入ります。

10/20 11:46

また来るね。

10/20 12:45

県界尾根4/10の案内板。この後ろが旧道の取付きです。

10/20 12:45

スタートは、明瞭な道。

10/20 12:47

登山道は、左側へ曲がり崩壊地形方向へ向かいます。

10/20 12:49

いけねぇ〜崩壊地トップに着ちゃった😅

10/20 12:51

崩壊地に沿って降ります。

10/20 12:53

この標高では、密林で進行不能にならないのが分かってやってます。

10/20 12:54

たまに獣道😅

10/20 12:58

もはや記録写真です。

10/20 13:00

崩壊地形に出てみました。
これは可愛い崩壊という事を知るのは、大門沢に降りてからでした。

10/20 13:00

この先は、岩で降りられなさそうなので、樹林帯に戻ります。

10/20 13:01

どこでも自由に歩けます。道無いからね。

10/20 13:04

谷が明るくなってきた。

10/20 13:04

降りてきたとこを振り返ります。

10/20 13:06

紅葉を楽しむ余裕がありますよ😄

10/20 13:06

大門沢が見えて来ました。

10/20 13:12

大門沢から上流方向に、先程までいた赤岳が望めました😄

10/20 13:12

大門沢下流方向、水はありません。

10/20 13:14

左岸沿いの樹林帯を進みますが崩壊地末端の高低差が大きいので、大門沢へ降ります。

10/20 13:16

大門沢

10/20 13:17

崩壊地形（その1）
この上が県界尾根登山道です。以降も同様。

10/20 13:18

崩壊地形（その2）

10/20 13:20

荒野の大門沢を進みます。

10/20 13:21

崩壊地形（その3）

10/20 13:24

崩壊地形（その4）

10/20 13:24

大門沢の下流方向。
何とか登山道に辿り着かなくては😅

10/20 13:31

堰堤の無い上流はリスク回避で、大門沢を歩きます。

10/20 13:33

堰堤が出てきたので、左岸沿いに入ります。

10/20 13:38

人が入った形跡を辿ると。

10/20 13:39

道が見えて来ました。さらに少し進むと。

10/20 13:40

車両の走行跡に出ました。凄いなぁオレ😁
しかし、道は瞬く間に藪に呑み込まれるのでした🤣🤣🤣

10/20 13:48

また大門沢に出ます。
大門沢からは、赤岳の稜線が見渡せるのが唯一のご褒美😆

10/20 13:56

ここに道が見える方は、是非ご一緒に🙋

10/20 14:00

どんどん行きましょう。

10/20 14:02

右後ろをよじ登れば登山道に戻りそうなので、大門沢に惜別。

10/20 14:07

おぉ〜県界尾根登山道に飛び出しました🙆

10/20 14:07

ここから出てきました。

10/20 14:07

安全地帯に辿り着いて、ひと安心😊

10/20 14:28

去年は、リキさんやsaiさん達と眺めた🍁紅葉

10/20 14:32

無事に登山口へ到着。

10/20 15:37

赤岳神社⛩️で、無事下山を感謝。

10/20 15:41

清里駅に到着。
清里駅は、無人化されました。
〜おしまい〜

撮影機器：

Pixel 8 Google

感想

100式

今週は、珍しく電車利用の山行です😅
小海線の松原湖駅から清里駅まで歩きました。駐車場が無く、バスも来ないマイナーな稲子登山口から本沢温泉で野天風呂を楽しみ1泊。2日目は赤岳まで行き、県界尾根を下りながら旧道探しの冒険です。
【稲子登山口〜本沢登山口〜本沢温泉】
ほぼ林道で、緩やかな登山道。所々ある紅葉を愛でながら快適に歩き本沢温泉へ。
【本沢温泉】
野天風呂は、男女混浴で水着入浴が基本みたいです。私は知らずふつうに全裸で入って、ちょっとご迷惑をお掛けしました🙇
4時頃に目が覚め、お宇宙を見ると満天の星空🌟。ナイハイ10分で野天風呂に行き、お月様＆お星様を独り占めの夜天風呂😊
【本沢温泉〜硫黄岳】
天狗岳からニュウに続く崩壊地形を眺めながら硫黄岳へ向かいます。887年の南海トラフ＆東海地震で崩壊し、千曲川に水深130m、13kmのダム湖を形成。翌年の888年豪雨で決壊して土石流は長野市に至りました。周辺の海ノ口、海尻などの地名は、このダム湖由来です。
稲子岳は、山体崩壊の名残で基部は地球から分離した700m×400mの移動岩塊です。巨大地震が来たら転げ落ちるかもしれませんね。
【硫黄岳〜赤岳】
大勢の方々が眺望を楽しまれていました。私は次の山行のために尾根地形や植生ばかり観察してました😆
【県界尾根（旧道）】
1970年代中頃までの地図には旧道と記載され、その後は記述が消失しています。八ヶ岳は、伊勢湾台風（1959）で大きな被害を出しており、この旧道も被災して現在の県界尾根に変わったのかと推察します。
旧道は、県界尾根4/10の看板のある場所に取り付いており、そこから下って調査しました。国土地理院地図では、大門沢まで真っ直ぐ降りているのですが、なぜか横の崩壊地形を誘われ、すぐに登山道は消失。昭和34年のガイドブック「八ヶ岳とその附近」の様に斜面を斜行していた登山道が数々の斜面崩壊で分断され、廃道になったと思われます。
大門沢までは標高差200m程度なので、道無き樹林帯を下降。
あっさり飛び出した大門沢は、荒れ放題。お隣の地獄谷が可愛く思えます。県界尾根方面を見上げると巨大な崩壊地形。自然の威力を感じます。
脱出のため大門沢を現在の登山道まで1.5km歩きます。堰堤が出てくるまでは大門沢を歩き、堰堤が出てきてからは「堰堤左岸に沿った道を歩いた」という10年前の記録を信じて進みます。そんな道残っているはず無いとの予測通り、身の丈を越える笹をなぎ倒しながら踏み跡探しゲームとなりました。
結構、野生生物の鳴き声が多かったので不安にもなりましたが、何とか登山道まで辿り着きました。
登山道は笹狩りがしてあり歩きやすくなっていました。ありがとうございます。
【清里駅まで】
5kmのロード。
【おわりに】
旧道は失われていて残念でしたが、荒々しい景色を見ることができ、良い山行になりました。
ちなみに、午後スタートや下りの冒険は、オススメしません😅
〜おしまい〜