記録ID: 7396198
全員に公開
ハイキング
丹沢
【丹沢】天神尾根・大倉尾根・戸川林道周回(戸沢出合P→天神尾根→戸沢分岐→大倉尾根→大倉→戸川林道→戸沢出合P)
2024年10月22日(火) ~
2024年10月23日(水)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:53
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 11:28
距離 13.6km
登り 938m
下り 1,022m
0:49
戸沢出合駐車場
天候 | 〜16時:曇、16時半〜18時半:雨、18時半〜:曇。大山ケーブル駅(地点)の天気予報では降水確率0%だったが、下山の山中(大倉尾根)で雨となった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■日帰りの予定だったが、下山ルートを変更して駐車場着が深夜となったため車中泊とした。 ■戸沢出合駐車場の目の前には水無川(水無川本谷[境沢]・セドノ沢・戸沢・源次郎沢・流レノ沢の合流部)が流れているので、水は浄水・煮沸すれば手に入る。 ・ただし、セドノ沢の上流(=旧書策新道)には、かつてマンガン鉱を産出していたが昭和24年に閉山となった「大日鉱山」跡があり、成分的に飲用に適するかわからなかったので、レトルト食品のパック加熱のみに使い、直接口にはしなかった。 ・(2024.11.17追記)「秦野の"旬"な観光情報」ホームページによると、大倉尾根の登山道中にある「大倉の清水(秦野市 堀山下高区配水場の無料水道)」は『清流「水無川」の表流水を水源とし、(以下略)』とあるので、水無川の水は浄水・煮沸すれば飲用できると推察される。 ■他の水場としては、大倉から戸沢出合に至る戸川林道(秦野市道52号)の途中にグーグルマップにも記載されている「竜神の泉」がある。 ・「丹沢の谷200ルート」(後藤慎一、山と溪谷社)の地図(p19)では位置を間違えている。もう一つ南側の沢が正しい。 ・また、秦野市は現在のホームページにおいて、「令和6年9月4日現在、台風10号による土砂崩れの影響で竜神の泉は使用できません。」としている上、2009年には水質検査で大腸菌が検出されているため、生水の飲用はできない。 ・ちなみに、菩提峠近くの「護摩屋敷の水」も2024年8月に大腸菌が検出されている。 ■戸沢出合P/戸沢山荘近辺ではDocomoでの通信不可。新茅荘近辺ではアンテナ1本で辛うじて通信可だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■初の天神尾根。天神尾根のルート状況確認のみで塔ノ岳山頂へは登らず。 ■天神尾根は、国土地理院地図の破線歩道、あるいはヤマレコの「みんなの足跡」では尾根直登のように直線状に描かれているが、実際は九十九折りが続くルートとなっており、読図予想よりも時間がかかる。 ■天神尾根の戸沢出合から中腹まではそれほど荒れていないが、中腹から戸沢分岐(@大倉尾根)の間は、丸太の土留めによる登山道のほとんどが崩壊しており、ルートファインディングが必要。ただ、新しめのピンクテープが設置してあり、注意して歩けば道迷いの心配は少ない。また、シカ柵に囲まれているので道を外れにくい。 ■ロープ、梯子の箇所が数カ所あるが、滑落の危険は少ない。スリップ・転倒の危険性は十分にある。 ■当初は天神尾根を往復する予定だったが、夕暮れと降雨により安全性を考慮して整備された大倉尾根を下山し、大倉から戸川林道を戸沢出合Pまで徒歩で歩いて車をピックアップ(結果的に車中泊)する行程に変更した。 ・時間は数倍かかったが正しい判断だったと思う。 ・勿論、あと5時間早く行動すべきというのはその通りだが、ナイトハイクのトレーニングやヘッドランプのテストも兼ねていたので。。 ■大倉尾根は整備されており、秦野丹沢遭難対策協議会による「緊急時連絡先看板」(地点No、緊急連絡先付き)が一定間隔で設置されているので安心。 ・「緊急時連絡先看板」(=秦野市による正式名称)の設置場所一覧は、大倉尾根に限っては、行政が作成したと思われる「緊急時連絡看板設置位置図」(PDF)を「丹沢ボッカ駅伝」大会の配布資料としてネット検索で見つけることができる。ただし地図が古い上に、不鮮明。 ・また、吉備人出版の「東丹沢登山詳細図」のマップ上でも「緊.倉 廚里茲Δ傍載されている。(「倉」は大倉尾根の略。「大」は大山で別の登山道。)ただし、全ての看板が記載されている訳ではなく、一部の抜けがある。 ・これらの2つの資料では、戸沢(天神尾根)分岐〜金冷シの間で看板位置に若干の差異がある。 ■大倉尾根上の「戸沢(天神尾根)分岐」の位置が、国土地理院などの地図のバージョンによって異なっているが、本山行記録は実際のGPS記録なので現時点の正しい位置を示している。 ・ただし、「戸沢(天神尾根)分岐」に到着する直前では、道が深く削れていて歩行しにくかったので、やや大倉尾根寄りに歩いている。 ・地図だけ見ると天神尾根の途中から大倉尾根にトラバースできそうだが、実際に現地に行ってみるとシカ柵があるので容易ではなさそうだった。 ■予定外で深夜の戸川林道(大倉〜戸沢出合)を2.5時間歩いたが、熊との遭遇の恐怖は若干あった。ただ、熊スプレーをホルスターに入れてベルトに下げていたので、それが絶大な安心材料となった。 ■8割ほどがダートの戸川林道を深夜にクルマ走行するのは危険と判断して、戸沢出合Pで車中泊とし、2日目の朝は駐車場でゆっくりと過ごしてから帰宅した。 ・正確に記すと、深夜の真っ暗闇でも低速であれば走行に問題はないが、万が一対向車がいた場合には、離合できないので待避場所までバックで戻る必要があり、それは非常に危険であると判断した。 ■山行前にヤマビル忌避剤を登山靴、ゲーター、パンツにたっぷり振っており、山行中あるいは車中泊中にヤマビルは全く見かけなかったので安心していた。 ・しかし、自宅に戻って部屋で装備を整理しているときに床に落ちている小ヒル1匹を発見。現地で注意深くチェックしたはずだったので驚いた。 ・何に付いていたかは不明。温泉に浸かってから帰宅したので、自分の体ではない。 ・ヤマビルは雌雄同体なので発見できて本当によかった。油断大敵! |
その他周辺情報 | ■「名水はだの富士見の湯」: ・秦野市公営の日帰り温泉。秦野自慢の地下水を汲み上げて隣接するゴミ処理施設の余熱で沸かしている。 ・市民以外は平日800円(祝日:1000円)のところ、スマホ検索でヒットした「ニフティ温泉」のクーポン提示で50円引き。靴箱、脱衣所の返金式ロッカーでそれぞれ100円硬貨が必要。タオル等の販売は行っているようだが利用しなかった。入浴者は駐車場無料。 ・公営なので民間ほどの派手さはないが、新しく清潔な施設。名前に冠している通り、露天風呂から富士山を眺望できるようだが、当日は悪天候で全く見えなかった。 ・地元名産のそばを使った「山菜そば」もなかなか美味しかった。 |
写真
■「戸沢(天神尾根)分岐」は、ヤマレコの分岐や昭文社「山と高原地図」の表記ではP1128寄りになっているが、実際は地理院地図の分岐点と同じ位置が正しい。ヤマレコのルートは「山と高原地図」がベースになっているが、丹沢に関しては間違いが散見される。
撮影機器:
装備
個人装備 |
ヘッドライト
レインウェア上下
チェーンスパイク
着替
iPhone12mini
予備電池
モバイルバッテリー
USBケーブル
エマージェンシーキット
浄水器
ココヘリ発信器
ツェルト
ツェルト用ペグ・細引きセット
熊撃退スプレー
行動食
パン×4
飲料水等2L
|
---|
感想
■天神尾根は中腹~戸川(天神尾根)分岐@大倉尾根の間は、丸太土留めによる登山道が崩壊していること、地図上の直線的な表記と異なり実際は九十九折り状のルートとなっていることにより予想以上に時間がかかった。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:192人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する