宝山・小倉富士・小風呂
- GPS
- 06:49
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 968m
- 下り
- 967m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:49
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
宝山は遊歩道が整備されている 小倉富士、小風呂は略道なく、ピンクテープも殆どない。 |
その他周辺情報 | 道の駅の夜久野高原温泉は休業中、27卆茲諒|了害浩(\800)に入浴 |
写真
感想
道の駅やくのに着くと土井さんは軽トラックでと橋本さんはバイクで既に到着していた。上夜久野駅の西方に位置する宝山(350m)は、京都府唯一の火山として田倉山とも呼ばれている。麓は宝山公園として整備され桜や紅葉の季節は賑わいそうだ。山頂まで遊歩道が続き夜久野高原八十八箇所石仏巡りの石仏が遊歩道沿いに鎮座し、中には祠の中に鎮座した石仏もあった。遊歩道と林道が交差するする処で展望が開け、この後登る小倉富士が美しい姿を見せてくれた。その後ろには小風呂を望むことができた。宝山(350m)山頂には53番の石仏があり、3等三角点「倒鞍山」が設置されていたが樹林帯で展望は得られなかった。北から京都府と兵庫県の境界が合流し、円弧を描くように稜線が進んだ。この円弧の内側(南側)の谷間が火口跡だが杉の植林帯で火口の荒々しさは全くなかった。火口西端で府県境を離れ石仏を辿って和田山町側の尾根を下った。
南側に聳える小倉富士の取付きを目指して車道を歩いた。尾根の先端に到るとフェンスがあり紐を解いて進入した。入った所に神社があり、社殿裏手から道なき尾根に取り付いた。右側に溜池を見ると徐々に傾斜が増し、滑りやすい斜面に木に掴まりながら登った。北から来る主尾根に乗ると少し緩くなり、山頂直下で再び急登となった。小倉富士(おぐらふじ495m)山頂は、樹林帯で展望はなかった。殆んど人の来ない山であるためか山頂標識も設置されていなかった。
この後も府県境の稜線が続き、P478のピークが意外と大きく急登の登り下りが続いた。100m近く下ると夜久野町小倉と山東町一品を結ぶ峠で最早誰も歩く人はいない。登り返すと日向山(482m)でやはり展望のない山頂だった。次の顕著なピークでは兵庫県側が朝来市から丹波市に変わり、今日の最高峰、小風呂(597m)に到った。山頂は境界尾根を北に20m程飛び出しており、厳密には京都府だけの山となる。狭い山頂に3等三角点「夫婦岩」が設置されていて山頂標識はないが、三角点名の標識が置かれていた。東方面に一部展望が得られ龍ヶ城(645m)や鬼ヶ城(544m)、烏ヶ岳(537m)等を見ることができた。
東に進むと小風呂と双耳峰を成す大津(582m’)で府県境稜線は南に去って行き京都府域の北東稜線を下った。底の見えない激下りの急坂で大津から250m近くを一気に下った。30m程登り返すと、4等三角点「小倉」(333m)があるが、やはり何もなかった。次の最低鞍部は地形図で水線が稜線近くまで描かれているので注意していたが、稜線から水流を見ることはなかった。登り返すとすぐに送電鉄塔があり展望が開けた。此れから行くP231が送電線の先に見え右側に回り込んで到ると小風呂の姿がどんと視界に入った。大津とのコラボで双耳峰をよく表していた。此れが点名「夫婦岩」の謂われかと想像したが、岩は全くなかったのでこの説も如何なものか・・ 小倉富士も全姿を見ることができたが此の角度からは"富士"を感じることはなかった。
次の送電鉄塔から集落に下り、車道を少し行くと“やくの玄武岩公園”があった。38万〜30万年前の宝山噴火により形成された玄武岩の柱状節理で漸く宝山が火山であったことが実感できた。岡野山(227m)は、平野部に横たわる丘で3等三角点があり立ち寄ることにした。“うさぎカフェ”の近くから取付き西端に向かう薄い踏み跡を辿り折り返すようにして岡野山山頂に達した。3等三角点「岡野山」は平成8年に点標が更新されている。点の記に拠ると国土地理院は北側の大池から東尾根を登ったようだが我々は西尾根を戻り、先端を北側に下りた。大池に流れ込む水路を渡り、休耕田の畔道から車道に逃れて道の駅に戻り周回縦走を終えた。以前は道の駅に夜久野高原温泉が営業してたが現在休業中で、福知山温泉まで行って汗を流し解散した。
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