北八ヶ岳 縞枯山&茶臼山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 446m
- 下り
- 445m
コースタイム
天候 | 晴れ 午後からは曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
いつも一緒に登ってくれているNさんの新しい友達・M田さんからのお誘いで今回の山行は実現しました。M田さんの大学時代の友達・Sさんが車を出してくれるとのこと、更に有難いことに、行き先はNさんと私で決めていいとの連絡が。
真っ先に思いついたのが北八ヶ岳エリアでした。原生林に点在する池や苔むした登山道…メルへンな雰囲気が楽しめそう♫との期待からでしたが。意外に甘くはなかったですね。
車中泊+日帰りとなった今回は、夜12時過ぎに全員集合し、スタートです。
調布ICから高速に乗り、八ヶ岳PAでしばし仮眠…1時間半ほど休んだ後、麦草峠ヘ向かいます。
麦草ヒュッテ近くの駐車場は、午前5時前の段階で9割方埋まっていました。滑り込みセーフで駐車。ドライバー役のSさんは、昨夜仕事の後一睡もせず車で駆けつけてくれたこともあり、八ヶ岳PAの仮眠だけでは辛そう。他のメンバーも、出発の6時まで仮眠したり着替えたりして過ごします。
6時10分、さあ出発。約2100メートルという標高に相応しい寒さです。氷点下何度位かな?でも空が明るくなるにつれ段々暖かくなってきました。
予定のコースは茶臼山〜縞枯山〜北横岳ロープウェイ山頂駅〜北横岳〜北横岳ロープウェイ山頂駅〜五辻〜出逢いの辻〜麦草峠でした。しかし早速分岐を見逃し、出逢いの辻方面へ15分程進んでしまったことに気づきます。やってしまった…仕方なく方向修正です。まずは五辻からロープウェイ駅を目指すことに。
出逢いの辻までは鬱蒼とした原生林が続き、踏み跡は薄く、地図で道を確認しても不安になる程。かと思えば森がパッと切れて明るい笹原が現れたり、変化が面白い山道です。しかしすれ違う人はほぼ皆無…。ロープウェイ山頂駅までは、片手で数えられる位しか人を見なかったです。
そしてこのロープウェイ山頂駅までの道が、図らずも本日のハイライトとなってしまったのでした。そのワケは、延々続く木道。山の西側は午前は日当たりが悪く、昨日の雨が凍りついたまま。木道の上は当然滑りまくります。傾斜のついた道なんかは両足同時に後ろにツーと…。木道は途切れてはまた現れ、終わりの見えない戦いに。いつもよく喋るNさんのテンションは下がり気味。
対照的なのはM田さん。テニスに剣道、スキーなどを嗜むスポーツマンな彼は、引き返すことなど微塵も考えないらしく、Nさんを急かし、時にはNさんのため、木道にタオルを敷いてあげて通過させたり(滑りにくくなるみたいです)、時には自分が滑って転んでみたり、見ていて面白い。その面白さとあまりにも滑りやすい道(「風雲!たけし城」を思い出しました)で、私までテンションが上がってしまう始末。
ようやくロープウェイ山頂駅に到着しますが、ここでNさんのただならぬ様子に気づきました。どうやら腰を痛めてしまったよう。大丈夫かと聞いても朦朧とした感じで、登山も難しいとのこと…。どうしよう?引き返すにしてもあの道は危険だし…。
ここでまたもM田さんが活躍。なんと整骨院を営んでいる彼、Nさんをベンチに寝かせて治療を始めました。15分程の奮闘の結果(その間、私もSさんもそれぞれ写真撮影などしておりました)、Nさんは…かなり具合が良くなった模様!北横岳は時間が押していたため諦めましたが、縞枯山と茶臼山には登ることに。
縞枯山と茶臼山は、双子のように似た雰囲気の山でした。登山道はほぼ直登で、頂上からの展望はなく、その代わり展望台からの眺めは素晴らしい。縞枯山展望台は主に南方面、茶臼山展望台は主に西方面が望めます。どちらからも南八ヶ岳がよく見え、赤岳に阿弥陀岳が目立ってました。
特に茶臼山の展望台は、高さのある岩場と、呼吸が難しくなる程の風の強さが印象的。周辺の木の枝はことごとく風下側に向かって伸びています。M田さん、大はしゃぎで岩場のてっぺんで両手を挙げポーズ。Sさんは、テンション高めなM田さんと対照的に寡黙な方でしたが、M田さんとは馬が合うらしく、阿吽の呼吸で撮影しています。私とNさんはあまりの寒さに、早めに茶臼山の山頂まで引き返します。
茶臼山山頂では、M田さん言うところの「ミッション」が待っていました。それは…山ごはん♫。アルファ米やカレー、ビーフシチュー、カップ麺、チョコフォンデュ(チョコ&マシュマロ)などはNさんが、バーナーとコッヘルはM田さんが用意してくれてました。いつもパンやおにぎりでお腹を満たしている私は、この山ごはんを楽しみにしていたんですが、さっきからの寒さにやられたのか頭が痛くなってしまいました。
カップラーメンをいただいた所でギブアップ状態になってしまい、後はNさんとM田さんがカレー等を食べるのを見守るのみ。チョコフォンデュまで待つのは厳しいので、M田さんに「下山してからにしましょう」と頼み込みました。
あとは下山のみ。M田さんもSさんも山登りの経験は殆どないとのことですが、M田さんは先月Nさんと共に木曽駒ヶ岳&宝剣岳に軽々登頂、Sさんも富士山には登ったことはあり、余裕だったらしいです。下りの苦手な私はいつも通り最後尾に(笑)。ちなみに先ほどまで苦しんでいた頭痛は、懸命に下りているうちに気にならなくなりました。
下山後、麦草ヒュッテ近くの空き地へ移動。山頂でできなかったチョコフォンデュを作ります。M田さんの頑張りでなかなか美味しくできました。温かいチョコとマシュマロは合いますねー。しかし油断するとすぐ焦げ付いたりして、改良の余地はありそうでした。
こうしてM田さん、Sさんとの初山行は無事終わりました。本当にお世話になりました。整骨院経営のM田さん、テニスショップ店員のSさんとは休みが合いにくいのが悩みどころですが、第2弾はあるかな?
その際は是非よろしくお願いします!
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