伯耆大山ちょいバリ縦走(船上山、矢筈ヶ山、野田ヶ山、三鈷峰)
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- GPS
- 11:33
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 11:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
神戸三田ICオン―<中国道>―落合JCT―<米子道>―溝口ICオフ―<県45、県158、県30>―中の原スキー場ベースに自転車デポ―<県30、県34>―船上山東坂登山口 駐車・仮眠 ●10/17夕方 自転車移動 中の原―<県30、県34>―船上山東坂登山口 クルマ移動 上記の逆コース |
コース状況/ 危険箇所等 |
●船上山東坂登山口〜船上山(せんじょうざん)〜勝田ヶ山(かつたがせん) 船上山東坂登山口には、道路わきにクルマを5〜6台ぐらい駐車できるスペースがあります。マイナールートなので一杯になることはあまりないようです。船上山は隠岐を脱出した後醍醐天皇と鎌倉幕府の佐々木清高の軍勢が戦った場所で、後醍醐天皇は船上神社の奥の院の近くで80日間程度過ごしたということです。この歴史的な遺産は、ほぼ放置状態にあるように思えました。登山路を覆うクマ笹はかなり刈られていますが、それでも勝田ヶ山近くになると、自分の背丈よりも高いヤブ漕ぎになります。なんとか登山路は見えますので、ロストするほど濃くはありません。勝田ヶ山には、三角点峰(1149m)と山頂(1210m)があり、山頂の方からの展望はすばらしいです。 ●勝田ヶ山〜甲ヶ山(かぶとがせん)〜矢筈ヶ山(やはずがせん)〜大休峠 勝田ヶ山から標高差にしてほとんど降ることなく、甲ヶ山への登りが続きます。このあたりになるとヤブ漕ぎもなく、視界の効く稜線歩きとなります。甲ヶ山頂上手前100mほどの部分だけ稜線に岩が飛び出していて奇妙な景色となります。いわゆる”ゴジラの背中”です。バランスが必要ですがそんなに難しい部分ではなりません。甲ヶ山山頂にはケルンがあり、登山路は2mほどバックしたところに左(東方向)へ激しく降りていきます。もろい岩層むき出しの斜面ですが、浮き石を踏まない様に慎重に降れば、ここもそんなに難しくはありません。標高差にして100mほど稜線を巻くように降りたあと稜線にもどり、小矢筈に向いますが、手足を使った急激な登りと下り(補助ロープあり)になります。矢筈ヶ山の登りも結構急だった記憶がありますが、大休峠までの下りは快適でした。 ●大休峠(おおやすみとうげ)〜野田ヶ山(のだがせん)〜振子山(ふりこせん)〜象ヶ鼻(ぞうがはな) ここから先は以前に来たことがありますが、暑さのせいか体調が乗らず、この先、遅々とした歩みになってしまいました。野田ヶ山までは普通の登山路で、山頂は愛想無く、看板すら見当たりませんでした。山頂から直角に曲がって南に伸びる稜線は痩せていてバランスを強いられる部分や高度感も結構あります。岩登りに慣れていない方は、ちょっと恐いかもしれませんが、岩に慣れる為のトレーニングと考えれば、特に難しい場所もありません。親指ピークは結構とんがっていて、ルートはここを通過しなければなりませんが、慎重にいけばロープを掴まなくても通過できます。振子山も愛想のない岩山で看板すら見当たりませんでした。ボクは、ルートが直角に西方向に変わるので振子山であることが判ったぐらいです。山頂近辺は岩がもろくて稜線は痩せているので慎重に通過します。ここから1410mのコルに向って下降し、1550mの象ヶ鼻に登り返します。コルから少し登ったあたりに以前、案内板を取り付けてあった白い鉄柱がありますので、それを目指して進めばいいと思います。コル以降、登山路は安定していてツヅラになっており、いいペースで登って行けます。 ●象ヶ鼻〜ユートピア小屋〜三鈷峰(さんこほう) 多くの方のレポートがありますので、そちらを参照願います。 ●三鈷峰〜上宝珠越〜宝珠山〜中の原スキー場ゲレンデトップ〜ボトム 多くの方のレポートがありますので、そちらを参照願います。 ‐ ‐ |
その他周辺情報 | 登山後は豪円湯院がいい http://www.goenyuin.com/ モンベルもあるよ http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=618905 |
ファイル |
よければ参考にしてください。
(更新時刻:2015/10/19 15:27)
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(更新時刻:2015/10/19 15:28)
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写真
感想
広島のmueharaさんの以下のレコを見て興味を持ち、ほぼ同じルートを周回してきました。mueharaさんはまだ登山経験が浅いにもかかわらず、このルートを俊足で周回されているので、とても驚かされました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-738450.html
以前、川床登山口から大休峠、三鈷峰経由で大山寺へ周回したことがあり、このあたりの荒れ具合(?)は十分承知していたので、最初からヤブ慣れ、岩慣れのつもりで、それなりの覚悟を求めて相棒を誘い周回してきました。こういうルートは、最初に言っておかないと怒られます(笑)
はたして、ここは素晴らしいルートでした。会心の紅葉も味わうことが出来て、満腹になりました。大休峠までは初めてだったのですが、大変おもしろいコースです。ただ、暑かったせいか大休峠以降でスローダウンして歩みが遅くなり、水も切らして、最後はヘロヘロになってしまいました。行動時間も12時間近くになり、自転車で登山口まで戻れるか不安になってしまったほどです。自分としては大変情けない感じでした。次回、いつ来れるか判らないですが、また来たいルートのひとつに加わりました。
このルートは、登山者と枝葉がこすれるコンタクト率が、ほぼ100%のルートです。きれいなオベベやタイツなどは避けて、枝にひっかからない丈夫な生地の長袖・長ズボンで来るべきです。それでも、イタイイタイっちゅう感じです。ハイマツやツゲの木の塊に押されてバランスを失いそうになる部分もあります。そのぶん、ヤブ耐性や岩耐性は育まれます。ただ、本格的なヤブ漕ぎほどヤブではありませんので、誤解されないよう、それ故、そんなに構える必要もないかと思います(笑)
‐
アカツメ草ですね
素晴らしい山記録の最後にこの写真の説明で、ずっこけました。
ははは。
ずっこけましたか・・・
でも、”ショウジョウバカマの子供”って
苦労の末に捻り出した言葉だったんですわ
言い得て妙でしょ
アカツメクサ、出てこなかったです。
クマ
くまさんは思うがままに縦走されていて
羨ましい限りです
広島方面、mueharaさんはトレイルランナーで
いつも早さにびっくりしていますが
コースタイムが私の参考にならないです
MtYamaguchiさんという方も健脚すぎて
私の参考にできません
が皆様のレコは楽しみです
世の中には凄い人がたくさん沢山です
ホビットさん、たしかに!
ウエハラさんも、ヤマグチさんも、快足ですね。ボクは年配のヘボクライマーなので、とてもついていけません。
でも、ホビットさん、高所は本当に慣れで克服できます。多くのクライマーも、あのゾクゾク感を高度感と呼んで楽しんでるだけです。
クマ
65の件については、すでにサクサクサンから
突っ込み済なので、あえて何も言いませんが…
最後の一枚
マウンテンとかクロス?って想像してたら
電動ママチャリではありませんかぁ〜
これで60kmhも出るのですか
これで暴走しているクマさんを想像すると
……、
なかなかに面白い!
へへどん、こらこら!
最後の写真、アップで見たなぁ〜
さ、さすが、チェックが厳しい!
その通り!ふだん通勤に使っている電動アシスト自転車です。
ビニ傘までセットしてあるでしょ・・・
たしか県道30号線が、長い直線の下りなので、
漕がなくても、時速60kmは軽く越えていましたね。
鉄リムなので、遠心力がついて、すごいんです。
えがった〜、興奮したぁ〜
激下りの後、小さな峠越えがあって、
クルマを駐車した登山口に着いたときは、
満タンのバッテリーは最終的に40%になってました。
この自転車のおかげで、登山口まで辿り着けたのですわい!
自転車競技者くずれのクマ
すっかり出遅れてしまいましたが、気にせずコメしちゃいます。
チョイ藪に岩稜、面白そうなコースですね。
難度も距離も手ごろだし。
めっちゃそそられちゃいましたよ
車で3時間圏内に住んでたら間違いなく鼻息荒くして行ってしまうでしょう。
大山は遠すぎて私の頭にはこれっぽっちもありませんでしたが、このルートはいつか絶対歩いてみたいですね〜。
かのすけどん、まいどあり〜です。
歴史あり、ヤブあり、岩あり、展望ありで、
変化のある飽きないルートです。
東京からは、なかなか遠くて大変でしょうが、
氷ノ山などとパックで、ぜひお越しください。
加藤文太郎の故郷を訪ねてもいいんじゃないでしょうか?
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-130746.html
これからの積雪期もおもしろいですよ。
クマ
矢筈の縦走路、良いですね。
今は、ユートピアから弥山の縦走ができないですね。
最後の砂すべりが面白かったのですが。
矢筈ルート、蒜山と共に息子と行って見る予定です。
参考になります、有難うございます。
先ずは練習に国見山からほしだ園地迄と言っております。
自転車で体力をつけてる様なのですが、かなり怪しい。
我が息子、鍛えなければ・・・・・。
ストラッセさん、おはようございます。
宴会でしたか・・
かなり、いかれるようですね(笑)
このルートは、おもしろいのですが、
岩場の通過が何ヵ所もあるので、
そこだけは、コンセントレーション
してください。
また、岩場に慣れでいないと
びびってしまうかもしれません。
蒜山縦走は、クルマの回収問題だけです。
ユートピア、弥山の最上部稜線以外に、
上宝珠から元谷に降りる砂滑りルートも、
落石の危険性が高くなっていて、
最近は通行禁止になってます。
いずれも、注意が必要ですね!
今日は、京都北山へ行ってきます。
クマ
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