20241102MANNO MOUNTAIN MADNESS 2024 100mile ロング(大川山・阿波竜王山・笠形山)
- GPS
- 32:36
- 距離
- 178km
- 登り
- 14,559m
- 下り
- 13,996m
コースタイム
- 山行
- 16:05
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 18:00
- 山行
- 15:59
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 16:39
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
MMM2024、今回から100mileレースが開催されます。
■MANNO MOUNTAIN MADNESS
https://runningdrunkers.com/mannomm/index.php/100mile/
ロングコース160km、累積標高11,200m
今年は、第0回(プレ)大会とのことで、参加者30人と絞り、早朝6時スタート、翌日夕方18時フィニッシュの制限時間36時間です。
「我らが四国・香川に100mileレースを」
主催ランニングドランカーさんの夢は、僕の願いにも重なります。なんとしてでも、完走して大会を盛り上げたい!
累積標高が大きいのはご存知のとおり、地元の利、自分の車に戻れる4周回、使えるものは全て使って、制限時間36時間の壁を突破することを考えました。
1. コース整備&下見の徹底
公式整備2回に加えて、セルフ整備3回(苦手区間のお気に入り化)の実施
2. 細かなタイムテーブルの作成
昨年、出走時のタイムをもとに36時間で完走できる通過点を分単位で作成
各周回 7、8、9、10時間で走るとし、車エイドでは15、90(1時間の仮眠含む)、15分と休む計画で、36時間ぎりぎりとなります。
3. 車エイドの充実・洗練
着替え、装備、靴、食料、水分、寝床。
レースが夏日でも、雨でも、雪でも、甘党でも、辛党でも、対応できるよう準備
■結果
34時間57分05秒、4位/29人中(出走25人中、完走5人、完走率20%)🎉🎉🎉
レース当日は雨、次々とDNFが相次ぎ「もう何人リタイヤした」エイドの度に厳しい状況が耳に入っています。「GPSでずーっと進行見てるから完走頑張って」との声もあり、過酷な周回レース、かなり心の支えになりました。
私のような努力家ランナーにも、無事に完走でき、感無量!
マラソン初めてすぐは、故障がつきものでしたが、今や100mile走ってもまだ走れそう。トレイルランニングという競技は面白いとつくづく思いました。
■コース各区間の状況
▼1周目 ことなみ未来館〜大川山〜土器川源流エイド(滝の奥)14km
早朝 6時にスタート。まだまだ真っ暗なため、慌ててバッグからヘッデン取り出した
ところでスタートとなってしまった。
4周もあるので最初のロード登りは抑え目で走る。だいせんみちでの登りは一気に600m上がるが斜度はそこまで高くない。山頂に登ると、滝の奥まで林道を並走するアップダウン大きなトレイル。まだまだ体力十分、整備できれいになったトレイルは快適だった。
▼1周目 土器川源流エイド(滝の奥)〜竜王山エイド 24(+10)km
竜王山まで、二双越、三頭越、寒風越の3越えセットと竜王山三角点まで相次ぐ急登。タイムテーブルと見比べながら、時間に貯金を作りながらも抑え目に進む。
本コース最高点、竜王山で30分ほど貯金を作れていたので、気を良くする。
▼1周目 竜王山エイド〜笠形山〜ことなみ未来館 40(+16)km
竜王山からの下りも快適そのもの。整備が素晴らしく、マッドネスの名折れだなと
思っていたら雨が降り出す。気温が高いためレインは羽織らずそのまま進む。1周目終了まで大きな問題なく進めた。自分なりにはそこそこのペースで降りたが、100mile挑戦の皆さんも同じペースでおりてきた感じだった。
1周目のタイム:6時間32分28秒
エイドワークは、最短で。
歯磨き、充電、食料・飲料補充で、昼なので濡れた服のまま2周目へ。
▼2周目 ことなみ未来館〜大川山〜土器川源流エイド(滝の奥)54(+14)km
大川山の登りは相変わらず、淡々と進む。そこから真鈴峠までの道が恐ろしくスリッピー。急な下り坂は、ウォータースライダー。
マッドネスの名折れなどと考えた自分を反省する。何度も転んで、手袋ドロドロ。
エイドでわらび餅がつかめず、ラップでくるんで持って行って食べた。
▼2周目 土器川源流エイド(滝の奥)〜竜王山エイド 64(+10)km
雨が止まない。トレイルが川となり、足をつく場所を選んでいては走りにくい。二双越、三頭越、寒風越で明らかにタイムテーブルより遅くなっている。雨が降るのは分かっていたので、ローペースで補給と充電をしつつ、耐えた。
竜王山でやっと雨が上がった。エイドの応援が沈む気持ちを盛り上げてくれる。遅れている時はエイドに長居せず。いなりずしがめちゃくちゃ美味しかった。
▼2周目 竜王山エイド〜笠形山〜ことなみ未来館 80(+16)km
格好の下り坂であるが、ぬかるみでオーバーランが怖くスピードが出せない。霧が出てヘッデン点けると視界真っ白、1m先の木も見えないため、早歩きしかできない。それでも、数歩ロストして戻ること多数。讃岐の里山に慣れた自分に怖さはなかったが、初めて来るランナーには恐怖であったろう。3周目からペーサーをつける人を聞いていたが、これほどペーサー殺しのコンディションはないと思う。
ただし、マーキングの反射テープは的確に配置され、それも手の届かないほど高い
ところにつけられている。100mくらい先の目標もしっかり見えたため、このおかげで事故無くレースが継続できたと言っても過言でないと思う。
正直、大会が中止にならないか心配だった。
タイムテーブルの貯金は当然、使い果たしてしまった。が、ゆっくり進んだ分、
足に貯金ができたと思って前向きに考える。
2周目終了時点、ことなみエイドは大会中止の気配はなし。
ここで時間短縮のため仮眠を無くすか考えたが、心身ともになかなかの疲労度。着替えや食事で時間が押し、仮眠は1時間予定のところ、30分だけ取ることにした。30分寝てみた感想は素晴らしく、目覚ましを先回りして起きれるほど回復できた。
タイムテーブルよりほんの少しだけ早く、3周目へ。
2周目のタイム:8時間32分20秒(10分休憩したため、8時間20分)
▼3周目 ことなみ未来館〜大川山〜土器川源流エイド(滝の奥)94(+14)km
濡れた衣服は全て着替えたため、深夜のスタートながら全然寒くない。温まったら、ウインドブレーカー、手袋脱いで進む。
だいせんみちで下りてくるランナーがいる。昨年、ミドルでゴール前競り負けたOさんである。胃腸トラブルで次のエイドまでとても行けないと言う。遠方からの参加、過酷なコンディションで消耗したでしょう。猛者の健闘を称えて、先を急ぐ。
泥濘がひどく、何度も軸足が数十cmずれる。疲労も自覚あり、転ぶの避けて変な所が攣ったりしないか心配。木につかまりながら、ゆっくり進む。タイムテーブルから+20分、遅れが心配。深夜にも関わらずエイドの応援が熱心で、この時だけは心が明るくなる。
▼3周目 土器川源流エイド(滝の奥)〜竜王山エイド 104(+10)km
まだまだ霧が晴れず。ロードだけはと走るが、タイムテーブルから+30分と離れていく。
真鈴峠の手前のロードで、ペーサーのGさんが立ち止まっている。ぐいぐい前を行っていたYさんがエマージェンシーシートにくるまれてアスファルトに横たわっている。エマージェンシーを呼んでいるとのことで安心したが、Yさん「絶対、完走してよ!」低体温症だったようですが、なかなか人のこと応援できないですよね(涙)
この時、私は制限時間に間に合わないことも覚悟していた。4周目スタート時点に、明らかに間に合わなさそうならスタートすべきか自問自答する。
考える時間はたっぷりあるので、2つの答えが出た。
(1)完走できなくとも、関門にひっかかるまで進み続けて、得られるものが欲しい
(2)天候不順で制限時間が延長されるかも(笑)
そう考えると、迷いが消えて、今すべきことに集中できた。
この辺りで、ミドルトップの万場さんに追い抜かれ、声掛けする。香川に来てくれる
トレイルランナーさんはごひいきです。一緒に整備したFさんにも追い抜かれた。ポール使って力がありそうでした。自分のペースに徹する。
一回鋭い眠さが襲ってきたが、エイドに到着して助けられた。カレーが大・中・小で
あるとのこと、時間が押しているので小を有難くいただく。
▼3周目 竜王山エイド〜笠形山〜ことなみ未来館 120(+16)km
雨はとっくに止み、走れるエリアなのに霧が晴れない。じょんさんの「4時に晴れる」とのアドバイスを信じる。予言どおり、霧が晴れだした。
後ろから来たミドルの選手に刺激され、走ってみたら、案外走れることに気づいた。体中に筋肉痛や張りがあるが、テンポよく下ることができ、やっと気分が晴れた。
タイムテーブルどおり、8時前の出発ができれば希望あり。ゴールできようとできまいと、カッコつけたい。本大会で購入した赤タンクトップに着替えて、4周目へ
3周目のタイム:10時間35分32秒(1時間半休憩したため、9時間強)
▼4周目 ことなみ未来館〜大川山〜土器川源流エイド(滝の奥)134(+14)km
体力落ちているため、登りは休み休みになる。ロード登りで偶然、自分が落とした手袋拾った。周回レースはこういうところが面白い。2~3周目、霧でヘンテコなとこ歩いてたの4周目で確認でき、クスリとした。
大川山の先は泥濘だらけのアップダウン、時間的に明るく乾きはじめているため、対処しやすい。ミドル2周目の選手に励まされながら進む。4周目は温存しなくてよいため、案外、気楽だった。
エイド到着時にてタイムテーブルから10分程度のアドバンテージあり。「GPSの進みをずっと見てるから完走してよ」と応援に励まされる。
▼4周目 土器川源流エイド(滝の奥)〜竜王山エイド 144(+10)km
4度目のコース最高点へ、登りは捨てて休みながら、下りは走ってタイムを削る。次第に天気も良くなり、気持ちも明るくなる。二双越・三頭越・寒風越、タイムテーブルより貯金ができ、完走できることを自覚する。
29番さんが「ギリギリですね」と猛烈に追い上げてきた。お互い完走できると励ましあう。竜王山エイド到着時は30分以上の貯金あり。残りは、下り基調と思うと体が軽くなり、カメラを向けられると走って見せれる余裕ができた。
▼4周目 竜王山エイド〜笠形山〜ことなみ未来館 160(+16)km
最終盤、体力の温存が不要なため、下りは全て走る。しかし、下りが長く、全部は走り切れずもったいないと思う。何回も通った道でも、こんなに長かったかと思う。
ロープある急登の柏原(セルフ整備済み)では相変わらず滑ったり苦労したが、これ以上の登りはもうないため、乗り切った安心感がある。残り笠形山まで淡々と。
笠形山の下りも順調に。ロードに下りて、35時間まで残り15分。頑張れば、35時間切りが見えてきた。日も陰ってきたがゴール写真は明るいうちが絶対に映える。下りを利用して、全力で走る。キロ5分くらいだが、不思議と体が動く。麓に下りても、下り坂でないが同じペースで走れた。ゴールまであとわずか。ペースを落とさず、ゼッケンを前に向けお色直し、友人のシャッターに囲まれながらゴールへ。
34時間57分。エントリーからずっと夢見たMMM4周、100mileのゴールです!
▼ゴール後
サバイバルレースの結果、制限時間にひやひやしながらも4位!と告げられる。
気になるのは、本コースをトップが何時間でゴールしたのか。26時間と聞いて、本当にビックリする。雨、泥濘、霧なければ、24時間(ゴールドバックル)に届きそうなタイムに感心するのと、自分の雨への弱さを認識させられる。
MMM100mile。悪天候があった分、参加して、完走してたくさんのよい経験しました。トップ選手の速さ、強さ、引き出しの多さ、心より尊敬致します。今回このような機会を設けてくれたランニングドランカーさん、スタッフさんには、厚く御礼申し上げます。
昨年、ミドル(2周)で大満足してた自分がロング(4周)走れました。まだ、伸びしろがあることも認識できました。来年も100mileにエントリーしたいと思います。
ありがとうございました。
■通過時間比較
琴南みらい館
3分
中通バス停
57分 70分 76分 86分
大川山
48分 58分 78分 71分
真鈴峠
59分 67分 81分 82分
二双越
23分 27分 32分 29分
三頭越
31分 37分 43分 49分
寒風越
10分 10分 11分 12分
竜王山一等三角点
21分 27分 32分 29分
竜王山(阿波竜王)
分 56分 59分 57分
雨島峠
分 86分 75分 86分
笠形山
分 43分 38分 37分
中通バス停
2分
琴南みらい館
#今回は、なぜかヤマレコが固まる、再起動する、ロストする。絶不調でした。
竜王エイドでスタッフしてましたが、4周目の140キロ以上の時点でも走ってエイドに入ってこられたのは、すごいの一言です!!
写真もバッチリ良いの撮れてました。
次も期待しております。
あの竜王山エイドにいらっしゃったんですね😲おっしゃってくれたら🎶
本コース、エイドの場所がめちゃくちゃ良くて、スタッフも本当に本当に素敵で、気持ちをアゲてくれます💐
エイドに入る時、出る時、できるだけ盛り上げようと走ってみました😤登りは普段、走らないのでそこだけですが😂
MMMサイッコーです🎉🎉🎉
たっくんさん、本当は出てみたいはずですよね🤭🍀また、お会いしたらよろしくお願いします🌈
私もめっちゃ嬉しい😆記録を読んでたら 光景が浮かんでくるけど実際は凄く過酷だったというのが 想像できないけど想像できます😂4周目で赤シャツ牛男くんに着替えたのも いっしゃんらしいなあと思いました🤣
これからも 益々地元を盛り上げていきましょう✨✨いっしゃん 素晴らしいです!!
いいよ👍いいよ❗️バックル バックル シャランラ〜ン✨✨✨*\(^o^)/*
自分も初レース大変だったのに、応援ありがとうございました🌸
MMM100mile、雨は予想してましたが、霧が予想できてませんでした😨激坂がぬかるむと心折られそうになるもんですが、、、普段の藪こぎ、クソ(失礼)トレイルに比べると心に余裕はありました🌿🤪💩
kirichanさんに叩き込まれたからと思います🤭寒さや雨や補給や、たくさん山での対策教えてもらいましたね🏔🌋全て今回のレースで活きたと思います💐🤗
シルバーバックル、嬉しい🤩
地元の強み活かして、また来年のMMM100mileも盛り上げたいと思います🐂💯🌄
影ながらキリちゃんから教えてもらった位置情報サービスを見ながらドキドキ応援させてもらってました😅
高松ではお昼過ぎ、凄い雨だったんで満濃はもっと豪雨ちゃうんと心配してました🥺
あの大雨、過酷な悪コンデションの中、めげずに完走されたいっしゃん、何事にも負けない精神力・体力!!ほんと素晴らしいの一言に尽きます😊👏
世界で5人しか持ってないシルバーバックル、めちゃめちめちゃカッコイイ😆
また次なる目標に向けて頑張ってください🤗✨
応援ありがとうございました🙇トップ選手と違うので、なかなか進まなかったでしょうに🤭
位置情報、自分も見たかったんですが、時間ないので封印しました🙈写真も全然撮らなかったのは仕方ないのですが、過酷な田んぼみたいなドロドロトレイル、霧とヘッデンのホワイトアウト、記憶から写真が作れないかなと考えてします😅
トップ選手って泥濘、霧でもペース落とさず走るんですね😲今回、それが収穫でした👨🌾次回に向けて、雨が降ったらトレイル練習しに行ってると思います😋悪食なもんで🏺
また、お山でお会いしましょう😘💕
あの悪条件の中、完走できる体力・気力がある事が凄いです。
それも日頃の努力の賜物ですね。
疲れがとれたら、次の目標に向けて頑張っていってください。
ありがとうございます🌄
MMMでの100mile達成は悲願だったので、計画通りに進んだのが最高に嬉しいです🎯
悪条件でも進めたのは、阿讃縦走路や四国山地のトレーニングの賜物でした🍀
雨・霧対策が全然で😥💦
shichi7さんが雨トレーニングされてる理由がよく分かりました☔
次は、RDゴローさんが心酔する信越五岳、行ってみたいのですが、これまた暑い難レースと聞きます🏜🐫
また、精進と対策を繰り返したいと思います🤗🎶
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