雨飾山(雨飾高原キャンプ場ルート)乙女に雲のベールを飾る?
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- GPS
- 11:39
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 976m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:33
天候 | 晴→山頂でガス(T_T) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹の根と泥濘にスリップ注意! |
その他周辺情報 | 道の駅「小谷」の「深山の湯」でさっぱりしました。http://www.otarimura.co.jp/ (入浴料620円 ソフトクリーム50円引き) |
写真
感想
天気予報でも、好天が続くというので今年のかみさんのラストの山として、本当は初夏に登りたかった日本百名山の雨飾山に初挑戦です。かみさんの実力からアクセスは遠くなるのですが、新潟県の雨飾温泉(梶山ルート)でなく、長野県の小谷温泉側の雨飾高原キャンプ場からのルートとしました。夜明け前の出発は満天の星空で、冬の星座「オリオン」が輝いていました。
北陸自動車道から立山の白さにびっくりし、糸魚川ICから国道148に入ると白馬?もうっすら白く見えます。あれが雨飾山かなと小谷方面に進みます。ところが…ナビの案内を信用して、平岩で左折すると姫川温泉を過ぎたところまではよかったものの道路幅が心細くなります。最近、酷道?も良く走っていたのでこんなものかと思っていたら…なんと災害のため通行止めの表示が! ナビに騙されました。(*_*) スマホのナビに切り替えてUターン! 道の駅「小谷」を過ぎてトンネルの合間の小谷温泉入口で左折。今度は立派な道路ではありませんか! 本日の学習 20分ほどロスして雨飾高原キャンプ場 (http://www.dia.janis.or.jp/~amakazri/) に到着。第2駐車場へ誘導されました。早い時間ではなかったので駐車場の半分程度埋まっていました。
【雨飾高原キャンプ場登山口〜2/11】
雨飾高原キャンプ場には300mほどですぐに着きます。ここの駐車場は満杯でした。登山口には自販機、水洗トイレ、水道があり、ご親切に靴の洗い場まであります。ここで登山届を提出してスタート。ところがYAMAPのログを始めようとしますが、スマホの画面はログインできません!! 電波がなくてもログインできると思っていたのに…(*_*) 何回かチャレンジしても同じだったのであきらめました。本日の学習◆‥仍各擦貌り少し下って川沿いを歩いていると…イワナを発見! 近寄ろうとしたらカエルがジャンプ! 見事なダイブでイワナはいなくなりました。(T_T) 2/11の道標まで、しばらく木道歩きで、マユミやミズキの実と紅葉(黄葉)を楽しめます。
【2/11〜ブナ平】
さあ、急登の始まりです。レポで日本百泥山なんて呼ばれていたので、今日はゲーターを用意しましたが、思ったほど泥濘はひどくありません。3/11の道標を見落としそうになりながら、樹の根に注意して森林帯を登り、樹々に囲まれたブナ平の広場で皆さん休憩します。
【ブナ平〜荒菅沢】
しばらく樹林帯を登ってから、やや平坦にトラバースして下り始めると荒菅沢に。視界が開けて素晴らしい景色! 布団菱の岩稜です。ここではまだ白いシモツケ?が咲いています。今日はちょうどかみさんと同じようなペースの奥さんの親子3人連れと抜きつ抜かれつ進みます。
【荒菅沢〜笹平】
靴が冠水しない程度の渡渉から、英語で書かれた案内板を見て日本百名山たる「格」に感心した後、見るからに急登を登ります。ハシゴやロープがあり、8/11付近から森林限界となり視界が広がります。開けたとたん頭の上をハト? いやいや良く見たらホシガラスです。相変わらず早い動きで、我が家のカメラには収まってくれません。急登の後半のアサヒビール寄贈のハシゴでは口々に「俺はキリン」とか「サッポロ」とか好き勝手なことを言いますが、アサヒビールさんには感謝です。尾根道は人が多いため、岩場やハシゴといった難所や下山者とのすれ違いで渋滞します。ゆっくりと登り切ると平坦な笹平に到着。妙高連山からのルートと合流します。ここからは日本海が望め、焼山はずっと2,000mラインに雲がかかり山頂まで隠れていましたが、時折、遠くに影火打と火打山が雲の合間から現れました。
【笹平〜山頂】
笹の間を進むと、かみさんのスマホにメールの着信音。電波が届いたのでせっかくだからとYAMAPを起動します。そして少しくぼんだ所が新潟梶山ルートとの分岐点。この頃から目の前に見える山頂にガスー!! せめて少しでも眺望があればとかみさんを置いて自分のペースで山頂へ。山頂への急登から岩稜や雪渓やら、山頂から見える朝日岳?や日本海、鋸岳と何とか景色を写真に収め、かみさんを待ちます。かみさんの到着の頃には、また、今日も晴天なのにガスにまかれてしまいました。(+_+)
真っ白な山頂でお昼でしたが、笹平の乙女の横顔はずっと微笑み返してくれました。コースタイムが比較的短いのでダウンを着こみガスの晴れるのを待ってみます。ちょうどお昼のピークで山頂には団体様ご一行もやってきてあまり広くない山頂標識付近は動くこともままならなくなりました。ゆっくりとお昼を食べ、待っていられたおかげで、お昼を食べ終わる頃にガスの切れ間が現れました。2,000mラインの雲がかかっていますが、陽の光で山腹へかけての紅葉(黄葉)がきれいです。
【山頂〜登山口】
ガスは次から次へとわいてきます。名残惜しいのですが、日本海に向かう祠にお参りして下山開始。山頂からの急坂を下山していると池を発見! 急いで登ったため気づきませんでしたが、かみさんは人が「幻の池」と言っていたよと教えてくれました。帰りの急坂はビビりなかみさんがハシゴや岩場で手間取るため、団体様ご一行と合流してゆっくり下ります。かみさんが後で話してくれましたが、このガイドさんはどうしてこの山が百名山かわからないと…。深田久弥は荒菅沢を登ったようですが、この沢を見るだけでも壮観だと思います。その団体ご一行様を荒菅沢で追い抜きようやく景色を楽しむ余裕がでたかと思いきや、少し登り返しがあり、かみさんの歩みは遅くなります。樹林帯の下りは樹の根に注意!! 泥濘もあるのでスリップしての転倒に注意です。ブナ平まで来るともう一息。もう一度、急坂を降り切ると2/11木道にたどり着きます。河原沿いの木道を進むと大きな柳の木! 今日の暖かさと、その向こうの斜面の紅葉(黄葉)が陽に照らされて秋を満喫!!
行きにも見た小川には、イワナがほぼ1m間隔で泳いでいます。自然の川でこんな濃い魚影を見たのは30年振りくらい。橋の上からのぞき込むと目はこちらを見ているんですね! 結構可愛い目をしています。後から来た人に追い抜かれながらマユミの写真を撮ったりしてしていると、「山ぶどう」の房も発見! こんなになっているのを見るのも子供の時以来! かみさんは初めて見たと言っています。しかもかみさんは「さるなし」も見つけたらしい…。(;一_一)
本当に最後は、ハイキング気分。ゆっくりと歩いて登山口に無事ゴール。テント場には明日の登山の方々が…雨飾高原キャンプ場の管理棟でバッヂをゲットして駐車場へ帰ると車はもうまばらでした。
【鎌池】
駐車場から少し下ると、T字路に。鎌池の標識を見つけたので寄ってみることにしました。1劼曚匹任垢谿磴い里つい道に左折して駐車場に。すれ違いの車も多かったのですが駐車場もいっぱい。池の一周は1劼曚匹世修Δ任垢、かみさんが靴を履き替えてしまったのと、時間もそこそこなので池のほとりまでにします。池の水は澄んでいて、魚がいたようで水面がわいていました。少し風があり鏡の水面とはなりませんでしたが、映る紅葉(黄葉)は素晴らしい画になります。そういえば年配のカメラマンの多いこと。バスを仕立ててやってきたようです。かみさんはここでも栽培されている「山ぶどう」の棚に興味を示していましたが、売店のブナ林亭の「キノコ汁」売れ切れにも反応していました。
【道の駅 小谷 深山の湯】
電波がないのでスマホで日帰り温泉を調べることができませんが、山から下りていくと雨飾荘へ。日帰り入浴の時間は終了し、露天風呂のみとのこと。石鹸、シャンプーを持っていないので通り道の小谷温泉へ行ってみることに。こちらも山田旅館は日帰り入浴は15:30までと。周辺に温泉はたくさんあるのですが、小谷温泉でようやく電波を拾いスマホで調べると一番近いのは道の駅 小谷にある「深山の湯」だと。夕暮れ近くなのでこちらに寄ることとしました。割引サービスも調べてみましたが特になし。ポスターにはお食事すると入浴料半額、ソフトクリーム50円引きと書いてあります。お湯は茶褐色でいい感じです。良く温まってポカポカになって50円引きの「山ぶどう」のソフトクリームを食べた後は、「山ぶどう」と「さるなし」のゼリーと「こしょう味噌」と称してある唐辛子味噌?をお土産にしました。
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