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Yamareco

記録ID: 7474842
全員に公開
ハイキング
近畿

植松山 ~山頂の大パノラマに秋風そよぐ~

2024年11月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:56
距離
4.7km
登り
655m
下り
649m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:02
休憩
1:48
合計
4:50
距離 4.7km 登り 655m 下り 649m
10:15
12
11:06
11:16
56
12:12
13:38
71
14:59
15:04
1
15:05
ゴール地点
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道429号線から登山口までの道は途中の獣除けバリケード以降、杉の枯れ枝や角礫で荒れています。扁平タイヤの大きな車は入らない方が良いと思います。
コース状況/
危険箇所等
概ねわかりやすい登山道で標識やピンクのテープで導かれます。渡渉に気を付ければ危ないところも無いと思います。
その他周辺情報 帰りに愛の村パークで温泉に入りました。大人¥600でした。
岡山県側、志引峠から 真ん中が植松山
2024年11月10日 09:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 9:27
岡山県側、志引峠から 真ん中が植松山
獣除けのゲートを開けて登山道へ向かいます。
2024年11月10日 09:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 9:47
獣除けのゲートを開けて登山道へ向かいます。
荒れた道を通って登山口までやってきました。
2024年11月10日 10:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:14
荒れた道を通って登山口までやってきました。
杉林の中、沢に沿って進みます。
2024年11月10日 10:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:20
杉林の中、沢に沿って進みます。
上りは谷コースを行ってみます。
2024年11月10日 10:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:27
上りは谷コースを行ってみます。
何度か渡渉します。
2024年11月10日 10:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:34
何度か渡渉します。
点々と紅葉があります。
2024年11月10日 10:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:42
点々と紅葉があります。
白っぽい大きな岩が現れました。
2024年11月10日 10:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:43
白っぽい大きな岩が現れました。
黒っぽい安山岩の節理に石英質の結晶が入り込んでいます。
2024年11月10日 10:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:47
黒っぽい安山岩の節理に石英質の結晶が入り込んでいます。
石基と斑晶、これは安山岩ぽい。
2024年11月10日 10:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:48
石基と斑晶、これは安山岩ぽい。
杉の植林の中を進みます。
2024年11月10日 10:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 10:50
杉の植林の中を進みます。
滝があるそうなので立ち寄ります。
2024年11月10日 11:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:05
滝があるそうなので立ち寄ります。
小河内の滝
2024年11月10日 11:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 11:07
小河内の滝
キノコはよくわかりません。
2024年11月10日 11:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:19
キノコはよくわかりません。
渡渉しながら谷沿いの紅葉(黄葉)を見つける。
2024年11月10日 11:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:21
渡渉しながら谷沿いの紅葉(黄葉)を見つける。
水に浸かった落葉もきれい。
2024年11月10日 11:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:23
水に浸かった落葉もきれい。
ピンクのテープが心強い・
2024年11月10日 11:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:29
ピンクのテープが心強い・
ヒノキの尾根になりました。
2024年11月10日 11:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 11:39
ヒノキの尾根になりました。
標識は古いのから新しいのまでいろいろあります。
2024年11月10日 11:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:42
標識は古いのから新しいのまでいろいろあります。
林の中の道はあまり明瞭ではありませんが、標識があるので間違いないでしょう。
2024年11月10日 11:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:46
林の中の道はあまり明瞭ではありませんが、標識があるので間違いないでしょう。
尾根までたどり着いたかな。
2024年11月10日 11:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 11:58
尾根までたどり着いたかな。
更にしばらくヒノキの植林の中を進みます。
2024年11月10日 12:00撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:00
更にしばらくヒノキの植林の中を進みます。
荒尾山から続く道に合流したようです。
2024年11月10日 12:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:07
荒尾山から続く道に合流したようです。
植松山 山頂、鉄の祠があります。
2024年11月10日 12:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:09
植松山 山頂、鉄の祠があります。
三等三角点「植松山」
北緯 35°10′33″.0671
東経 134°29′05″.0374
標高(m) 1190.87
2024年11月10日 12:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:13
三等三角点「植松山」
北緯 35°10′33″.0671
東経 134°29′05″.0374
標高(m) 1190.87
二人の登山者が休んでいました。正面手前が荒尾山。
2024年11月10日 12:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 12:14
二人の登山者が休んでいました。正面手前が荒尾山。
昼食はコンビニおにぎり。
2024年11月10日 12:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:19
昼食はコンビニおにぎり。
人がいなくなったところで、ドローンを飛ばしてみました。
2024年11月10日 12:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 12:45
人がいなくなったところで、ドローンを飛ばしてみました。
《ドローン撮影》東側上空から。中央がたぶん、後山。山頂からはこの方向を眺めることはできません。
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《ドローン撮影》東側上空から。中央がたぶん、後山。山頂からはこの方向を眺めることはできません。
《ドローン撮影》西側上空から。手前左側が荒尾山、右奥が黒尾山かな。
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《ドローン撮影》西側上空から。手前左側が荒尾山、右奥が黒尾山かな。
《ドローン撮影》南側上空から。針葉樹林が多いのと、紅葉樹の色付きがイマイチなのと。
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《ドローン撮影》南側上空から。針葉樹林が多いのと、紅葉樹の色付きがイマイチなのと。
下山します。尾根コースを行きます。
2024年11月10日 13:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 13:39
下山します。尾根コースを行きます。
帰りのルートもヒノキ,スギの植林帯の中を歩きます。
2024年11月10日 13:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 13:40
帰りのルートもヒノキ,スギの植林帯の中を歩きます。
岩塊が露出しているところがあります。足を引っ掛けて転ばないように。
2024年11月10日 13:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 13:44
岩塊が露出しているところがあります。足を引っ掛けて転ばないように。
下草はないですね。
2024年11月10日 13:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 13:46
下草はないですね。
尾根の縁に展望のある地点がいくつかあります。
2024年11月10日 13:53撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 13:53
尾根の縁に展望のある地点がいくつかあります。
植林帯を九十九折りに下ります。
2024年11月10日 14:03撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:03
植林帯を九十九折りに下ります。
紅葉している樹に出会いました。オレンジ色のカエデ。
2024年11月10日 14:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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11/10 14:10
紅葉している樹に出会いました。オレンジ色のカエデ。
黄色いのはクロモジかな。
2024年11月10日 14:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:11
黄色いのはクロモジかな。
真っ赤なのはツツジかな。
2024年11月10日 14:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:14
真っ赤なのはツツジかな。
ヒノキの植林帯が続きます。
2024年11月10日 14:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:20
ヒノキの植林帯が続きます。
ピンクのテープが多めで道に迷うことはありません。
2024年11月10日 14:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:27
ピンクのテープが多めで道に迷うことはありません。
白っぽい角礫岩、火砕岩でしょう。
2024年11月10日 14:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:32
白っぽい角礫岩、火砕岩でしょう。
ホコリタケ
2024年11月10日 14:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:44
ホコリタケ
林床に常緑の、アオキかな。
2024年11月10日 14:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:47
林床に常緑の、アオキかな。
谷コース、尾根コース合流点まで戻ってきました。
2024年11月10日 14:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:49
谷コース、尾根コース合流点まで戻ってきました。
沢沿いの道を下ります。
2024年11月10日 14:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 14:56
沢沿いの道を下ります。
登山口まで帰ってきました。
2024年11月10日 15:00撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11/10 15:00
登山口まで帰ってきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) 登山靴 サブザック(19L) 昼食(おむすび+ソーセージ+野菜ジュース) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(お茶600mL) 地図(行程図・地形図) スマートホン(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) ドローン(MavicMini) サブバッテリー カメラ 腕時計 ラジオ ヘッドライト 手拭い ティシューペーパー ファストエイドキット

感想

 11月も半ば、登山には格好の季節なのだが、土曜日は仕事で屋内に篭りっきりだった。日曜日にはどこかの山へ出掛けて秋を満喫したいと思った。翌日は仕事なのであまりハードでない山が良い。先日、岡山県の山を歩いたので今回は兵庫の山から探すことにした。涼しくなったのでヒルに悩まされることもないだろう。ただ、日も短くなったのであまり遠くでないほうが良い。「ふるさと兵庫100山」を物色して、鳥取市の自宅から車で90分余りのところに「植松山」というのを見つけた。地図で確認すると、8月に歩いた宍粟50名山「荒尾山」のすぐ隣の山だった。植松山と荒尾山の間には「ヒルがタワ」というちょっと嫌な名前の場所があるが、そこは通らないし、そもそも、もうこの季節なら大丈夫だろう。登山口は西側の谷筋とした。国道から折れて登山口まではコンクリート舗装はしてあるが、狭くて荒れた道だ。道の終わりは何台かの車が停められる広場になっている。1台の軽バンがすでに停まっていた。

 「植松山登山口」の標識の脇から登山道に入った。沢沿いの斜面の杉林の中の道で、所々「植松山」方向を示す標識が立っている。途中で尾根コースと谷コースの分岐点に差し掛かるが、今回は先に谷コースを歩いて時計回りに廻ることにした。何度か渡渉があるが、石を上手に踏んで行けばそれほど怖くはない。最初のイメージだと谷コースは傾斜が緩やかなのかと思っていたが、意外と斜度のある道が続いている。途中、小河内(おごうち)の滝へ立ち寄り、その後、山頂へ向かう山腹の道となったが、傾斜はそれまでの沢沿いの道とそれほど変わらない印象だ。最初は杉林だったのが檜に変わるが、相変わらず植林帯であり下草は無いものの眺望もない。道も不明瞭になってきたが、とにかく高い方へ向かえばよいので、歩き易そうなところを探して上って行く。
 目の前が明るくなったらそこが稜線だ。左の方からラジオの音が聞こえてきた。荒尾山から続く稜線を歩いてきたと思われるソロの男性が追い抜いて行った。私も少しゆっくり目に同じ方向に進んで行ったら、じきにヒノキ林から出て青空が見える場所へ出た。山頂のようだ。「植松山(1191m)」の標識と、赤く塗られた鉄製の祠のようなものがある。三角点はそこから数メートル離れたところに見つけることができた。「展望地→」と書かれた標識に導かれて進むと、前方180°パノラマで周囲の山々を見渡すことができる場所に出た。そこには先ほど私の前を行っていた男性ともう一人やはりソロ登山と思しき男性が腰掛けていて、昼食を始めようとしていた。私も横たえてある木に腰掛けて周囲の山々を眺めた。展望の開けているのが東側の丹波方向なので、どのピークが何という山なのか今一つわからない。左側の尾根から弧状に繋がって左前方に見えるピークが荒尾山だということだけはわかる。私の良く知る鳥取〜岡山の山はこの展望とは反対側なのだが、ヒノキの林に遮られて眺望は得られない。ま、山の名前はわからなくても目の前が大展望の絶景であることは間違いない。ここまでの登山道ではほとんど眺望が無かっただけに、この景色は値打ちがある。天気は良く、絶景が堪能できたものの、じっとしていると風が涼しいを通り越してやや寒い。ジャンパーを羽織って昼食とした。
 昼食を終えてしばらくゆっくりしていたら、先行の二人の登山者が食事を終え、相次いで出発した。山頂には私一人になったので、これで気兼ねなくドローンが飛ばせる。しばらくドローンを飛ばして上空からの風景を撮影した。

ドローン映像(2分58秒)
山頂からは林に遮られて見ることができなかった西側の山々が、ドローンからだとバッチリ見える。この辺りで一番高いのは後山かな。氷ノ山や那岐山もきっと見えるのだろうが、スマホの画面ではイマイチよく確認できなかった。そして、上空から眺めてあらためてわかったのは、この山はスギやヒノキの植林帯がほとんどで、紅葉になる落葉広葉樹は稜線部と東〜南側の斜面のごく一部にしか無いといういことだ。紅葉を期待して訪れる山ではなかった。地図の植生マークをもっとよく見て山を選ぶべきだった。ま、紅葉は無くても十分絶景を堪能することはできたのだが。
 下りのルートには南側の「尾根ルート」を利用した。こちらも植林帯を淡々と下っていく道だ。時々尾根の縁から南〜東方向の展望が望める所がある。そこで点々と色付いた紅葉を目にすることができた。コース上に設置された標識の数は谷コースより少ない印象だが、その分ルートは明瞭で、木の幹に結ばれたピンクのテープも多いので、ルートを見失うことはなかった。

 距離的にも標高差的にも手軽に登れる山で、薮も危険個所もなく、無理なく山を楽しむという当初の目的は十分に果たすことができた。山頂の展望は予想以上でさすがふるさと兵庫100山、宍粟50名山に選ばれているだけのことはあると納得できた。スギ・ヒノキの植林の中の道が多く、紅葉の中を歩いて秋を満喫するといいう目論見からは少し外れたが、それでも適度に体を動かしてスッキリとリフレッシュすることができた。帰宅の途中で日帰り温泉に立ち寄って汗を流し、体を温めることもできた。良い秋の休日を過ごすことができた。

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