植松山 ~山頂の大パノラマに秋風そよぐ~
- GPS
- 04:56
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 655m
- 下り
- 649m
コースタイム
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 4:50
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
概ねわかりやすい登山道で標識やピンクのテープで導かれます。渡渉に気を付ければ危ないところも無いと思います。 |
その他周辺情報 | 帰りに愛の村パークで温泉に入りました。大人¥600でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+ソーセージ+野菜ジュース)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL)
地図(行程図・地形図)
スマートホン(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
カメラ
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
ファストエイドキット
|
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感想
11月も半ば、登山には格好の季節なのだが、土曜日は仕事で屋内に篭りっきりだった。日曜日にはどこかの山へ出掛けて秋を満喫したいと思った。翌日は仕事なのであまりハードでない山が良い。先日、岡山県の山を歩いたので今回は兵庫の山から探すことにした。涼しくなったのでヒルに悩まされることもないだろう。ただ、日も短くなったのであまり遠くでないほうが良い。「ふるさと兵庫100山」を物色して、鳥取市の自宅から車で90分余りのところに「植松山」というのを見つけた。地図で確認すると、8月に歩いた宍粟50名山「荒尾山」のすぐ隣の山だった。植松山と荒尾山の間には「ヒルがタワ」というちょっと嫌な名前の場所があるが、そこは通らないし、そもそも、もうこの季節なら大丈夫だろう。登山口は西側の谷筋とした。国道から折れて登山口まではコンクリート舗装はしてあるが、狭くて荒れた道だ。道の終わりは何台かの車が停められる広場になっている。1台の軽バンがすでに停まっていた。
「植松山登山口」の標識の脇から登山道に入った。沢沿いの斜面の杉林の中の道で、所々「植松山」方向を示す標識が立っている。途中で尾根コースと谷コースの分岐点に差し掛かるが、今回は先に谷コースを歩いて時計回りに廻ることにした。何度か渡渉があるが、石を上手に踏んで行けばそれほど怖くはない。最初のイメージだと谷コースは傾斜が緩やかなのかと思っていたが、意外と斜度のある道が続いている。途中、小河内(おごうち)の滝へ立ち寄り、その後、山頂へ向かう山腹の道となったが、傾斜はそれまでの沢沿いの道とそれほど変わらない印象だ。最初は杉林だったのが檜に変わるが、相変わらず植林帯であり下草は無いものの眺望もない。道も不明瞭になってきたが、とにかく高い方へ向かえばよいので、歩き易そうなところを探して上って行く。
目の前が明るくなったらそこが稜線だ。左の方からラジオの音が聞こえてきた。荒尾山から続く稜線を歩いてきたと思われるソロの男性が追い抜いて行った。私も少しゆっくり目に同じ方向に進んで行ったら、じきにヒノキ林から出て青空が見える場所へ出た。山頂のようだ。「植松山(1191m)」の標識と、赤く塗られた鉄製の祠のようなものがある。三角点はそこから数メートル離れたところに見つけることができた。「展望地→」と書かれた標識に導かれて進むと、前方180°パノラマで周囲の山々を見渡すことができる場所に出た。そこには先ほど私の前を行っていた男性ともう一人やはりソロ登山と思しき男性が腰掛けていて、昼食を始めようとしていた。私も横たえてある木に腰掛けて周囲の山々を眺めた。展望の開けているのが東側の丹波方向なので、どのピークが何という山なのか今一つわからない。左側の尾根から弧状に繋がって左前方に見えるピークが荒尾山だということだけはわかる。私の良く知る鳥取〜岡山の山はこの展望とは反対側なのだが、ヒノキの林に遮られて眺望は得られない。ま、山の名前はわからなくても目の前が大展望の絶景であることは間違いない。ここまでの登山道ではほとんど眺望が無かっただけに、この景色は値打ちがある。天気は良く、絶景が堪能できたものの、じっとしていると風が涼しいを通り越してやや寒い。ジャンパーを羽織って昼食とした。
昼食を終えてしばらくゆっくりしていたら、先行の二人の登山者が食事を終え、相次いで出発した。山頂には私一人になったので、これで気兼ねなくドローンが飛ばせる。しばらくドローンを飛ばして上空からの風景を撮影した。
ドローン映像(2分58秒)
山頂からは林に遮られて見ることができなかった西側の山々が、ドローンからだとバッチリ見える。この辺りで一番高いのは後山かな。氷ノ山や那岐山もきっと見えるのだろうが、スマホの画面ではイマイチよく確認できなかった。そして、上空から眺めてあらためてわかったのは、この山はスギやヒノキの植林帯がほとんどで、紅葉になる落葉広葉樹は稜線部と東〜南側の斜面のごく一部にしか無いといういことだ。紅葉を期待して訪れる山ではなかった。地図の植生マークをもっとよく見て山を選ぶべきだった。ま、紅葉は無くても十分絶景を堪能することはできたのだが。
下りのルートには南側の「尾根ルート」を利用した。こちらも植林帯を淡々と下っていく道だ。時々尾根の縁から南〜東方向の展望が望める所がある。そこで点々と色付いた紅葉を目にすることができた。コース上に設置された標識の数は谷コースより少ない印象だが、その分ルートは明瞭で、木の幹に結ばれたピンクのテープも多いので、ルートを見失うことはなかった。
距離的にも標高差的にも手軽に登れる山で、薮も危険個所もなく、無理なく山を楽しむという当初の目的は十分に果たすことができた。山頂の展望は予想以上でさすがふるさと兵庫100山、宍粟50名山に選ばれているだけのことはあると納得できた。スギ・ヒノキの植林の中の道が多く、紅葉の中を歩いて秋を満喫するといいう目論見からは少し外れたが、それでも適度に体を動かしてスッキリとリフレッシュすることができた。帰宅の途中で日帰り温泉に立ち寄って汗を流し、体を温めることもできた。良い秋の休日を過ごすことができた。
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