大山Cバス停〜大山北尾根〜「みんな」の未踏路開拓〜札掛〜ヨモギ尾根〜三ノ塔〜ヤビツ峠
- GPS
- 07:59
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,937m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:02
天候 | 快晴〜曇/晴〜曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
SUICAで乗車(海老名〜伊勢原〜大山ケーブルバス停、ヤビツ峠〜秦野〜伊勢原)した場合の600+863=1,463円に比べて523円もお得。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・大山北尾根から札掛に出るには、滝沢ノ頭から大山登山口(地獄沢橋)に下った後、県道70号を川沿いに約1km下るルートが設定されているが、試しに「みんなの足跡(オレンジ色の点)」が未踏の「秦野市と清川村の境界」に沿ってショートカットするルートを辿ってみた。かなりの急傾斜(標高グラフによると、大山の男坂以上かも)だが、人が通った痕跡があり通行自体は可能。ただし枝尾根の分岐が多いため、地図とGPSで現在位置を頻繁に確認して降りる尾根筋を間違えない細心の注意が必要。 ・札掛吊橋付近の渡渉箇所とヨモギ尾根の取り付き部分がよくわからないが、適当に渡れそうなところを見繕って、適当に斜面をガサガサ登れば尾根道に出る。 ・二ノ塔から菩提峠への「日本武尊足跡」コースは、湿った土が登山者の踏み跡でえぐれて傷んでいる箇所が多く痛々しい(かつ歩きにくい)。 |
写真
感想
先週、表尾根を初縦走した際、烏尾山付近から眺めた大山北尾根とヨモギ尾根の広葉樹の尾根筋
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=7455595&pid=aecec6d25685a82caaa01f316b93a826
がなんとも眩惑的で、落葉前に訪れたい思いを強く抱いた。ヤマレコの計画機能のおかげで、大山ケーブルバス停スタート〜ヤビツ峠バス停ゴールで、平日一度に両方巡れる欲張りなコースが組めて、あとは天気のすぐれた実行日を待つのみとなった。先週の山行(筋肉痛が2日続き、ジムのトレーニングを再開した3〜4日後もまだ脚の疲労が残っており、5日後ようやく復調)と比べると、今回は計画段階で距離は11%減の代わりに登りが18%増となるが足腰へのダメージやいかに。
日出4分前の伊勢原駅0610発バス終点大山ケーブルバス停で下車した登山客は数名。ここから大山に登るのは1年ぶり3度め。男坂〜二重滝ルートで、取り急ぎ大山山頂0814。
快晴の大山山頂から素晴らしい富士山(47km先の標高3,776m。2倍以上離れた98km先の標高3,120m南アルプス赤石岳も)の眺めを堪能して北尾根へ。整備されたメインルートとは違い、踏み跡すら少なく誰にも会わないマイナールートの紅葉/黄葉のトンネルを「春の新緑の頃を山笑うというけど、秋の山も笑ってるよな〜」などと想いながら(帰宅後調べると秋は「山粧う(やまよそおう)」とのこと)至福の歩みを進める。
大山北尾根からヨモギ尾根先端の取り付き部の札掛に降りるルートは、ヤマレコ/守屋二郎氏の東丹沢登山詳細図いずれも、滝沢ノ頭から大山登山口(地獄沢橋)に下った後、県道70号を川沿いに約1km下るよう設定されているが、どうにも遠回り。机上のルート計画時から、みんなの足跡(オレンジ色の点線)の記録がまだない「秦野市と清川村の境界」に沿って三角形の1辺だけで済ませる未踏のショートカットルートがいけそうだったらチャレンジしてみることにしていた。少し足を踏み入れると、たちまちヤマレコアプリがコース外れ警告音声を発し始めたが、無視して突き進む。かなりの急傾斜ではあるが人が通った痕跡はあり、滑落しそうな箇所も藪漕ぎもなく、通過自体は問題ない。枝尾根の分岐が多いため、降りる尾根筋を間違えないよう地図とGPSで頻繁に現在位置を確認する必要はあるが、市村の境界と思しき標石が時々出現するのが心強く、30分弱のミニ冒険の末、無事に県道の境橋(上のコースタイムで1030から4分休んだ「札掛吊橋」はヤマレコの誤登録らしく、正しくは「境橋」)に降りることができ、ヤマレコアプリもコース復帰と音声案内してくれた。
札掛吊橋付近の渡渉箇所とヨモギ尾根の取り付き箇所が不明で右往左往したが、適当に渡れそうなところを見繕って、適当にしがみつけそうな斜面をよじ登れば尾根に出る、で良かったみたい。
ヨモギ平で追いついたペアパーティが大山山頂以来初めて出会った登山者で、ブナなど色づいた広葉樹の絶景の中で互いに写真を撮りあって昼食休憩1152。そこから三ノ塔のお地蔵さんへは最後の急登がすさまじいが、左右の眺めが素晴らしい写真スポットの連続でもあり、ほどよく休み休みにもなる。ヨモギ尾根コースは、守屋二郎氏の東丹沢登山詳細図に掲載があるが国土地理院の地図には道の記載すらない。ヤマレコアプリにもルート登録がなく計画時は線を手動で描く必要があるが、ヨモギ平だけは通過点として検出してくれた。
三ノ塔ではもう富士山は雲に隠れており早々に二ノ塔へ。ヤビツ峠のバス時刻1546には十分余裕があり計画通り表尾根を外れた日本武尊足跡コースで道草を食うことに。この漢字四文字の読みは「ヤマトタケル」と思ってたが「ヤマトタケルノミコト」だとは知らなかった。足跡の地でもまだ標高約1,050m、菩提峠まで約300mの標高差を下るので、ポールに体重を分散して膝を痛めないよう要注意だが、ポールに草がまとわりついたり、湿った軟弱な土が登山者の踏み跡でえぐれて傷んでいる箇所の多いのが痛々しく、かつ歩きにくい。
菩提峠に着いたのが1406、バスには十分余裕があるので、護摩屋敷の水まで寄り道し、顔を洗って空のPETボトルに水を詰めて自宅土産とした。
ヤビツ峠に着いたらレストハウスでコーヒーを啜りながらゆっくりバスを待つ、を楽しみにラストスパートの県道を急いだが、なんと水木定休のため、道を挟んだ自販機の缶コーヒーで我慢(この自販機、缶の回収容器がないけど、持ち帰れと?)。バスを待つ間、バス停のベンチで手足を十分ストレッチできたので、翌日以降の筋肉痛は先週よりもマシとなるか?
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