昨日のリベンジで立山縦走敢行
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- GPS
- 07:55
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 841m
- 下り
- 845m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
15:40 室堂発 16:30 立山ケーブル美女平発、待ち時間ゼロ、16:38 着 17:15 立山発 15:48 北陸道に入る 18:00 呉羽SAで小休止、18:28 発 18:45 矢部川SAで給油、18:50 発 19:46 女形谷SAで小休止、20:06 発 21:03 賎ヶ岳SAで仮眠、22:10 発 24:06 近くのGSで給油後自宅着、総走行距離768.0km |
コース状況/ 危険箇所等 |
雄山から真砂岳下山までの登山道の恐らく半分以上で残雪が凍結している状態で、急斜面や岩場も有り風も強かったので気が抜けない |
その他周辺情報 | ルート上の山荘は全て既に閉鎖されている |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
飲料
GPS
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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備考 | 朝のニュースで富山は昨日より2℃高く快晴の天気予報だったため、冬山用の装備を含めて全てホテルのロッカーに預けて出発したが、山上は非常に冷たい強風が吹き耳・指・唇などが特に寒さにやられてしまった。 |
感想
昨夜は夕食のビール1本で疲れのせいか、高度のせいかやけに酔いが回り、部屋に戻ってすぐバタンキューだったため、今朝は3時前から目が覚めてしまった。早々に立山を引き上げ、どこに寄ろうか考えている内に折角来たのだからと段々縦走に再度チャレンジしたくなってきた。明け方のニュースで今日の富山地方の天気は晴れで、気温も昨日より2℃ほど高いとのことなので、すっかりリベンジする気になってしまった。昨日も割と暖かく、色々持ってきた防寒用具もほとんど使うことが無かったので、今日はできるだけ荷物を減らして体力を持たせることにする。手袋・帽子・上着など冬用は全てリュックから出し、ライトや薬、非常食なども置いていくことに。朝食の後、すぐ出発したので、昨日より1時間早いスタートとなった。
昨日使わなかったストックを使ったせいか、随分楽に登り始めることができた。途中一の越から先行していた登山者と一緒に登りだし、同じようなペースで山頂までご一緒した。途中の休憩では色々話もさせていただいたが、それでも昨日より遙かに速いペースで雄山に登ることができ、疲れもほとんどなく随分楽に登ることができた。ただ今日は風が強く、しかもものすごく冷たいため、全く当てが外れて指先・唇・耳などが猛烈に冷たかった。
昨日同様、雄山から先には全く人影がなかったが、ここで同行した登山者と別れ、一人先に進むことにした。すぐアイスバーンになるためアイゼンを付けてのスタート。それほど雪が残っている訳でもないのに、嫌がらせのように登山道だけ集中して雪が残っているようだ。急な傾斜地をトラバースするので気は抜けないが、それほど危険な所もなく大汝山に到着する。休憩所は当然のことながら既に閉鎖されている。
雪の残る岩場を進み、富士の折立に着くが、ここは山頂までは行けない?ような感じなので、周囲を回るように迂回して通り過ぎる。ここからは急斜面有り、岩場有りで結構気を遣う。最後は尖ったような稜線が延々と続く所が見えてくるが、そこへ下りるまでの急斜面が今回の1番の難所となった。稜線まで下りたときには更に風も強くなっていてこのまま進むのは危険そうな気がして暫く岩陰に待避するが、そう簡単に弱まるような気配もないため諦めて出発する。しかし実際には稜線も割と広く、見たほどには危険な感じも無く進むことができた。今日は結局ここまでで逆方向から来た4名の登山者とすれ違うことができた。
真砂岳手前で雷鳥平へ下りる登山道との分岐点があるがそのまま山頂方面に向かって進む。一つ目のピークを過ぎるとまた分岐点が有り、別山まで進むか迷ったが、今日は最終バスの時間があるため、間違って遅れでもしたら大変なので、この先は諦めることに。すぐ先に1m高いピークがあるのでもしかしたらそちらが真砂岳山頂かも。
ここからの下山ルートはあまり急な所はないが、砂礫や泥状の所も見受けられる。あまり雪は無いようにも見えたが、念のためにアイゼンは付けたまま下山開始。もしかしたらとは思ったが、思った以上に凍結箇所が有り、アイゼンは大いに役立ってくれた。途中少し開けた所に出たため、ここで昼食休憩を取り、もう大丈夫と思ってアイゼンも取り外す。ところが暫く下るとまたしても凍結箇所が出現。ちょっと早まったようだ。
大走・小走と書かれた1番低い所まで下山すると周囲は一面の枯れ草で、夏場はきっと高山植物の宝庫だったんだなあと思わせる。キャンプ場を過ぎると今度は石畳の階段が延々と続く。登山後のこの登りは見ただけでもしんどくなる。雷鳥荘を過ぎると何カ所か有毒ガスの警報装置があるが、1番危険を表す赤のパトライトが回り始め、建物内に非難するよう指示されている。そういえば地獄谷から上る蒸気がかなり多いようで、変な臭いもする。取りあえず急いで地獄谷から離れて行く。少し前から今まで歩いてきた山々に雲がかかりだし、室堂に着く頃には立山はふもとからすっぽり雲で見えなくなっていた。
早々に荷物をまとめ立山を後にしたが、途中何回かSAで休憩したものの、仮眠は1時間だけで自宅まで戻る事ができた。やはり昨日とは疲れ方が違うようだ。ただ、指先と唇は細かなひび割れが発生し、特に唇はピリピリ痛む。またサングラスを持って行かなかったせいか、目も焼けたような感じで少し痛む。昨日の割と暖かな経験が逆にアダとなり、寒風にやられた一日となった。
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