島島から徳本峠。クラシックルートの晩秋を満喫!
- GPS
- 25:45
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,027m
- 下り
- 1,243m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:25
- 山行
- 1:42
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:43
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ゲート前にも駐車スペースがあるが、やはり島島から通して歩きたい。 帰りはバスにて。(上高地→安曇支所 1900円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
島しまからの渓谷沿いの道はところどころ崩落・高巻。 渡渉が多いので滑らないように。 |
その他周辺情報 | 竜島温泉せせらぎの湯。(1人510円) |
写真
感想
10月に入ってから、ほぼ帰宅が毎日深夜1時か2時で、睡眠時間がずっと3時間くらいしかないという妻がかなりお疲れモード。
ということで、島しまからのクラシックルートで徳本峠へ行ってまったりしようと計画。
徳本峠には何度か来ているが、小屋のキャパが小さく、新館増築した現在でも定員30人の完全予約制。土曜日は予約がなかなか取れず、今までテント泊ばかりであったから一度この由緒のある小屋に泊まってみたかった。
ラッキーなことに予約が取れた。ここはやはりクラシックルートの島島から入りたい。事前に安曇支所の役場に電話して駐車許可を得る。(役場が休みの日にのみ駐車可)
土日とも下界は晴予報であるが、土曜の夜は寒気が入って雪予報。
徳本位であれば雪ではなく雨の確率が高いが、アイゼン持参で出かける。
土曜の朝6時に安曇支所の駐車場に着いたら、既に満車近くてビックリ!まさか全員徳本峠へ向かった人?
とりあえず出発。
渓谷沿いの黄葉は非常に綺麗であった。
しばらくあるいた奥にも駐車スペースがあるので、ピストンの方はそちらが便利であろう。
この道は2011年の台風でだいぶ荒れたとのことで、崩落・高巻道随所にあたが、沢沿いに色々なポイントがあるので飽きない。
何度か渡渉を繰り返す。橋は朽ち果ててしまったようなものもあって注意。
岩魚留小屋で休憩。今日もシンガポールラクサを食べようと思ったが、なにしろ暑い。
岩魚留小屋前は日差しを遮るものもなく、ひたすら暑かったので、妻が「軽くおにぎりとかだけ食べて、それはもっと涼しい場所で食べようよ」と言ってきたのでそうすることにしたが、そのあと、力水を過ぎての急登でシャリバテのようになってしまった。
急登好きな妻はドンドン行ってしまうし・・・。
それでも青空が見えて峠が近くなり、ホッと一息。
暑かったが、それでも11時半にはもう到着した。
日帰りできるが、今日はこの由緒ある小屋に泊まってまったりするのが目的なので、
まだ早いかなと思ったが、宿泊受付する。
まだ連泊以外のお客さんはいないとのことで、好きな場所を選択できた。
由緒ある有形文化財の本館と、新しい新館とどちらがいいですか?と
言われるが、ここは綺麗な新館を選択。トイレも近いし。
一段高くなった2人用の良い場所をGET。
島島からずっと暑かったが、峠は風が強くてシンガポールラクサでランチ。食後まったりと休憩しようと思ったが、妻が散歩に行こうとしつこく言うので、展望台へ。
自分は展望台だけしか行くつもりはなかったが、「何か歩き足りない」と妻。島島から16kmも歩いてきたのに!
ということで、ジャンクションピークまで行かされた。
以前霞沢岳に行った時にこのピークを通っているが、確か南側しか開けていなかった筈。「穂高だったら展望台からで十分だし、ジャンクションまで1時間、往復で2時間もあるから行きたくない」と難色を示したものの、「前に行った時30分位で着いたよ」と言われ、渋々ついて行く。
ジャンクションピークまで急登続きだったよなぁと思うが、妻がドンドン行ってしまうので汗だくになってしまった。
静かな尾根には誰もいなかった。
スタジオジャンクションを過ぎてジャンクションピーク到着。
2400mと徳本峠から300mも標高差があるのは散歩ではないと思うが…。「だって島島からずっと平坦だったから。今日は標高差ほとんどなかったじゃない。」と妻。
あのー、島島は700m。徳本峠は2100m。徳本までで既に1400m登ってきてますが?
「えっ、そんなにあったの?ちから水からはそりゃ少し登りになったけど、後は平坦だった気がする。」…うーむ、妻の平行感覚がおかしい…。
ジャンクションピークで先月通った鍋冠山らしき山など山座同定してから降って小屋へ戻る。午後中コーヒー飲んでストーブにあたりながらまったり読書三昧。
夕飯後は「ヴィオラ・ダ・ガンバ」の演奏の夕べが開催。
自分は参加しなかったが、妻はふるまいケーキと演奏に堪能した模様。
演奏に感動して涙ぐみながら帰ってきた。
消灯前から雨となり、風雨かなり強まってきた。予報的中。明日は白銀の穂高が拝めそうだと期待。
翌朝。朝食5時半。朝食も美味しかった。
ここら辺の標高では雪にならず、凍結もしていなかったので持参したアイゼンは使わずに済んだ。
上高地から島島へのバスは始発が8時。次が9時半。
これは始発に乗りたい。
2時間かからず行けるであろうと始発めざす。
昨夜はやはり雪になったようで、白銀の穂高が朝日に赤く映えて美しい。
景色を堪能しつつ下山。始発バスには十分間に合いそうであるので、ゆっくりと景色を楽しみつつ歩く。
河童橋からの白銀の穂高の景色も美しい。
上高地バスターミナルでバスの乗車券を買う。快晴であるが、昨日とはうってかわって寒いので、建物内でバス待ち。
始発バスは空いており、沢渡付近の紅葉を眺めつつ約1時間バスに揺られて島島に戻る。
下山後は竜島温泉に浸かって、小仏渋滞にもあわず帰宅。
日帰りもできるこのクラシックルートであるが、やはり、古えの感慨にlふけりながら、徳本峠でのんびりするのはまた一味違う。
妻も久しぶりに睡眠時間が取れた、といい骨休めになった。
コメント
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秋の徳本峠は良いですね〜
この時期なら紅葉に虫が少ないし、
暑さも酷くなくベストな
タイミングですね。
霞沢に行かないで、だいぶ早くお帰りになったようで・・・・
中央道の紅葉渋滞を避けましたね
carolさん、
いや、土曜日は、島島から徳本峠まで無風で気温も高く、
めちゃくちゃ暑かったですよ 虫も多かったです。
途中で、汗を絞りまくっている男性の方もいました。
峠まで出たら穂高側からの風が吹いて、虫もいなくなりましたが。
日曜は快晴でしたので霞沢に再訪したいのはヤマヤマでしたが、
まあ前にも行ったからいいか、と、渋滞を避けて早帰りしました
このコース、ステキ!いいですねぇ。
うっとりしながら拝見しました。
小屋もいい感じだし、お疲れの奥様が癒されてよかったですね
2日目の写真を拝見すると「あ〜冬だなぁ」って感じますね。
ピーンと張った冷たく澄んだ井空気を感じました。
ステキなレコ、ありがとうございました〜
kamehibaさん、
まったりするには良いコースですよ
おかげさまで妻も束の間癒されたようです。
このルートは、日帰りでも楽しめますが、
霞沢岳に寄ったり、蝶への縦走したり、が、オススメです。
ここから蝶へのルートは地味で人も全然いなくて、静かでいいですよ
徳本から見る明神岳は非常に神々しくて、
「kamehibaさんたち、すごいよね〜」と、妻とずっと話してました!
そんな季節なんだね〜〜〜
穂高がキレイ。
クラッシックルート、私も行きたいな。
徳本の小屋も、ホントステキなんですね。
寒くなったし、ゆったり小屋泊も良いね
姐さん、
テントももちろん良いですが、
徳本の小屋、いいですよ
夏なら、涼しげな有形文化財の本館も良さそうですが。
何より「予約定員制」で、スペースが確保されているところが安心です
クラシックルート、来年でもご一緒に!
スタッフの皆さんは、昨年まで御嶽山の小屋にいらしていたと仰ってました。
ペンさん、おはようございます。
クラシックルートお疲れ様でした。
徳本峠に午前中に到着されるのですね。
びっくりです。
徳本峠小屋はテント泊はしたことがありますが小屋には泊まったことがありません。泊まってみたいと思います。
ヴィオラ・ダ・ガンバにペン妻さんが感動されたところに反応しました。
どういう曲を演奏されたのでしょうか。
hakkutuさん、
自分たちも徳本はテント泊しかしたことなかったのですが、
一度小屋の方にも泊まりたかったので
ちょうどよい機会でした。
妻が感動した演奏曲目は、
エーデルワイスや、ふるさと、だそうです。
この楽器は静かな曲にあうそうです。
エーデルワイスや、ふるさと、ぺんさんありがとうございました。
分かりました。
私も最近音楽に感動することが多くなりました。
先日もみんなで歌っていて急に胸が一杯になって唄えなくなることがありました。
釜トンネルができるまでは、松本から上高地に入るメインルート!
悠久に思いを馳せ、歩を進めれば歴史ある小屋が温かく迎えてくれる。
何時か行きたいロマッチク山道。
StartとGoal地点しか知りません ので
「お気に入り」にさせてもらいました
北ア・マイスターの休日って感じでしょうか
naotosasさん、
本当に悠久の昔に思いを馳せながら
のんびり歩けるロマンチックなルートです
霞沢岳や蝶ヶ岳へ向かう稜線も静かでお勧めです。
岩魚留小屋が完全廃屋化しないうちにぜひぜひ。
土曜夜の雨は穂高では雪だったのですね。
白銀の穂高がきれい。もう冬がやってきましたね。
クラシックルートもいつか歩いてみたいです。
それにしてもペン妻さんお疲れさまです。
その忙しさでそのパワーと笑顔、すごいな〜と思います。
oさん、
ほんと、冬ですね。
今年は本当に季節の進みが早いような気がします。
妻は超多忙すぎるので、また病気にならないかたいへん心配なのですが、
本人はぶーぶー言いつつも割とケロッとしてます
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