有馬四十八滝(百間滝・似位滝)〜紅葉谷〜有馬温泉
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 469m
- 下り
- 462m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 3:53
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)神鉄「有馬温泉」駅から神戸電鉄・神戸市営地下鉄北神線を乗り継いで「三宮」駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
<「滑滝」への進路について> ほとんど人が行かなくなっているようで、踏み跡はほぼなくなっていてルートが不明瞭。木々や藪が生い茂っていて、間違ったところへ行くと完全な藪漕ぎ状態で怪我が必至。倒木などもあるのでルートの見極めが必要。 紅葉谷道からの降り口周辺に、なんとか通過可能かなと思われる狭い幅の踏み跡があったが、それは現在でもそのまま残っているように見える。その狭い場所さえ無事に通過出来れば、沢のそばに降りられそうなので、「滑滝」に行くのは現時点では不可能ではなさそう。但し今回は実地確認は行わず。 <白石谷の河原からの「百間滝・似位滝」への遡上進路について> 右俣が「百間滝・似位滝」への遡上進路となっている。右俣への入渓直後に、眼前に大きな倒木の山が行く手をふさいでいる。その奥に大ゴルジュがある。大ゴルジュを抜けた先に渓谷が広がるが、その途中にまた小ゴルジュが待ち構えている。大小どちらのゴルジュでも、雨後などで水量が多い場合は深い池のようになっていて、そのままでは膝下あたりまで浸からないと進めないので、ずぶ濡れは必至。濡れるのを嫌って無理をすると滑落して大怪我をしかねないので、その場合は濡れてしまうことを諦める勇気が必要。 大ゴルジュのほうは高巻き道が左手に作ってあるが、その一部が崩落してしまっているので、ここを行く場合は滑落しないよう細心の注意を払う必要あり。足元も心許ないうえ、バランスを保つためにかなり神経を使うし、登山技術も必要となる。 渓谷の奥にある小ゴルジュのほうは狭いので巻き道は全くない。右手の岩壁にロープはあるが安定した足場がない。相応の技術必要とされるので初心者にはかなり厳しい。もし深い池の状態になっていたら、濡れるのを諦めるのが一番安全かも。 またゴルジュやその他の岩場の通過には危険が伴うので、バランス感覚と細心の注意が必要となる難所。岩石がごろごろしているうえに濡れているので、かなり歩きづらく、体力を消耗する。 <紅葉谷道の道標からの「百間滝・似位滝」への下りについて> 紅葉谷道側の道標のある分岐に入ってすぐのところで、いきなり大崩落しており完全に通行不能。山道が大木とともになだれのように崩壊していて、土の急斜面状態になっている。ロープも付けられない場所なので、ここを普通に進むのはなかなか困難。無理をすると数十m滑落しそうな非常に危険な場所となっているので、この区間は修復されるまでは行かないほうが身のためだと思う。崩落がひどすぎて修復ができるかどうかちょっと怪しいが・・・。なお、現在はここには有志による巻き道が作られていて、一部区間にはロープも張られているが、巻き道は距離がかなり長くなっており危なっかしい場所もあるので初心者は行かないほうが良い。ルート全般については滑りやすい落ち葉が堆積している区間が多いので、滑落に要注意。 <「百間滝」の滝壺付近から紅葉谷道の道標地点への上りについて> 滝のすぐ北側の斜面に狭い道が付けられてるが、九十九折気味になっており距離は意外と長い。急斜面になっているところもあるし、全体に滑りやすい落ち葉が堆積しているので、滑落には要注意。この道は下り利用はちょっと怖いかも。但し「百間滝」の滝の落ち口近くに降り立てるのはこの道だけ。 <2023年10月12日の「有馬四十八滝」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6062759.html <2023年8月31日の「有馬四十八滝」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5886304.html <2023年8月22日の「有馬四十八滝」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5860397.html <2019年11月20日の「白石谷」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2117250.html <2019年11月13日の「白石谷」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2106503.html <2019年05月16日の「有馬四十八滝」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1851177.html <2018年10月17日の「有馬四十八滝」山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1619321.html |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は別の同行者との二人歩き。2023年10月12日に同じ同行者と有馬四十八滝の一部を巡ったが、その時に谷の遡行を途中で断念した「百間滝」と「似位滝」と「大滑滝」を今度こそ制覇しようという運びとなった。
秋晴れ続きで谷を流れる水量が全体的に減って、ゴルジュ下流の池の水も減って、濡れずに苦労せず進めることを期待しての再挑戦。ところが週末の土曜日と前日に雨が降ってしまうという悲運。せっかく引き始めた水も、これで再び増水してしまった。流れる水量の多い状況下で強行突破する羽目になったのだが、結論としては今回は撤退せずに滝を見に行くことになんとか成功した。滑落や怪我もせず無事に帰還できて良かった。同行者を案内する身としては、ちょっとほっとした。有馬温泉に入浴するための時間的制約の問題で「大滑滝」は今回もパスしたが、ここはまあいつでも再挑戦できるのでまあいいか。
「白石谷・右俣」に入ってすぐのところの大ゴルジュ巻き道の一部が土砂崩れ気味に崩落しているのにはちょっと閉口。あまりに狭くなっているのでちょっと危険を感じたが、持ち前の技術と経験でなんとかカバー。その先の渓谷にある小ゴルジュの池がこの谷では最大の難関だが、岩壁のロープの助けも全面的に借りて、足元がちょっと濡れながらもなんとかクリア。水量が多い時は本当に厳しくなる場所だが、逆にここさえ無事に行ければあとはなんとかなる。
巨大な「百間滝」と「似位滝」はやっぱり圧巻の景観。どちらも素晴らしい滝だ。
同行者も感嘆してくれていたので良かった、良かった。苦労が報われるというか満足してもらえていたようなのでほっと一安心。
滝を観賞した後、元来たルートを戻る予定であったが、濡れた岩ばかりの谷の下りは危険が大きいので、急遽「百間滝」の真下から「紅葉谷道」へ向かう上り道を行くことに変更した。このバリエーションルートは私も未経験だったので、未踏ルート制覇にもなったので個人的に良かった。距離が意外と長かったし、大崩落をおこした区間の迂回路も長かったのが想像外だったけど。落ち葉で滑りやすいので下りでは歩きたくない感じかな。
有馬温泉は、「金の湯・銀の湯」は露天エリアがないので長湯できないゆえ、個人的にはホテル「有馬御苑」と料理旅館「康貴」との2択。今回は時間的に間に合うので「有馬御苑」にした。いつもお世話になっているところで、勝手知ったるという感じ。ここは持ち帰りOKタオル付の入浴料金が¥1,100で値上げなしが良心的で有難い。お湯は内湯の「金泉」と露天の「銀泉」の両方があるのも嬉しい。ホテルのスタッフの人もみんなが丁寧で親切なのがいつも気持ち良いんです。幸せな気分で帰路に就けます。
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