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Yamareco

記録ID: 750687
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳は恐怖の強風と青空 (間ノ岳は断念)

2015年10月24日(土) ~ 2015年10月25日(日)
 - 拍手
cono その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
25:10
距離
11.0km
登り
1,729m
下り
1,719m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:08
休憩
0:59
合計
9:07
距離 8.2km 登り 1,715m 下り 989m
6:35
10
6:45
102
8:27
8:36
134
10:50
10:52
29
11:59
12:05
28
12:33
13:01
24
13:25
17
13:42
13:45
29
14:14
14:16
9
14:25
14:33
58
2日目
山行
1:56
休憩
0:02
合計
1:58
距離 2.7km 登り 25m 下り 739m
5:35
95
白根御池小屋
7:10
10
7:20
7:21
6
7:33
広河原インフォメーションセンター
天候 10/24 晴れ 稜線は強風
10/25 晴れ 風強し
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安駐車場から乗り合いタクシー 4:30に乗り込み5:00に出発
コース状況/
危険箇所等
大樺沢二俣〜八本歯のコル:凍結あり、足元をよく見れば問題なし
一番の乗り合いタクシーで朝6時前に広河原到着。その後、甲府からのバスも到着でどんどん人が増えていきました。
2015年10月24日 05:56撮影 by  DSLR-A380, SONY
1
10/24 5:56
一番の乗り合いタクシーで朝6時前に広河原到着。その後、甲府からのバスも到着でどんどん人が増えていきました。
目指す北岳は高く遠いですね。大変そうだ…
2015年10月24日 06:25撮影 by  DSLR-A380, SONY
2
10/24 6:25
目指す北岳は高く遠いですね。大変そうだ…
まずは吊橋を渡って。霜で滑ってちょっと怖い。
2015年10月24日 06:31撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 6:31
まずは吊橋を渡って。霜で滑ってちょっと怖い。
広河原山荘。ひっそりと静かです。
2015年10月24日 06:33撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 6:33
広河原山荘。ひっそりと静かです。
終わりかけだけど紅葉がきれい
2015年10月24日 06:37撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 6:37
終わりかけだけど紅葉がきれい
大樺沢を渡ります
2015年10月24日 07:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 7:17
大樺沢を渡ります
北岳バットレスが近づいてきた。
2015年10月24日 08:07撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 8:07
北岳バットレスが近づいてきた。
大樺沢二俣まで2時間ほど。腰を下ろして休憩。まだ道半ばです。頑張ろう。
2015年10月24日 08:32撮影 by  DSLR-A380, SONY
1
10/24 8:32
大樺沢二俣まで2時間ほど。腰を下ろして休憩。まだ道半ばです。頑張ろう。
大樺沢二俣から徐々に斜度が増していきます
2015年10月24日 09:29撮影 by  DSLR-A380, SONY
2
10/24 9:29
大樺沢二俣から徐々に斜度が増していきます
振り返ると八ヶ岳も見えるようになりました。
2015年10月24日 09:39撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 9:39
振り返ると八ヶ岳も見えるようになりました。
沢が細くなった終いには氷の沢になっていました。もう冬です。
2015年10月24日 10:10撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 10:10
沢が細くなった終いには氷の沢になっていました。もう冬です。
ここから八本歯のコルまでハシゴの連続
2015年10月24日 10:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
10/24 10:17
ここから八本歯のコルまでハシゴの連続
ハシゴが長い
2015年10月24日 10:18撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 10:18
ハシゴが長い
ハシゴが高い
2015年10月24日 10:29撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 10:29
ハシゴが高い
そして急なハシゴ
2015年10月24日 10:30撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/24 10:30
そして急なハシゴ
いつまで続くの!?bearing
2015年10月24日 10:31撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 10:31
いつまで続くの!?bearing
横に目をやるとバットレスが目の前
2015年10月24日 10:34撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
10/24 10:34
横に目をやるとバットレスが目の前
八本歯のコルにたどり着くと間ノ岳が見えました!左は農鳥でしょうか?達成感あります。
2015年10月24日 10:57撮影 by  DSLR-A380, SONY
3
10/24 10:57
八本歯のコルにたどり着くと間ノ岳が見えました!左は農鳥でしょうか?達成感あります。
富士山だ!
2015年10月24日 11:05撮影 by  DSLR-A380, SONY
5
10/24 11:05
富士山だ!
青い空の大パノラマです。嬉しい!happy02
2015年10月24日 11:06撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
10/24 11:06
青い空の大パノラマです。嬉しい!happy02
北岳から間ノ岳に続く稜線に北岳山荘。でもすごい強風で体がよろけます。北岳に登るのも躊躇し、撤退も考えました。bearing
2015年10月24日 12:12撮影 by  DSLR-A380, SONY
4
10/24 12:12
北岳から間ノ岳に続く稜線に北岳山荘。でもすごい強風で体がよろけます。北岳に登るのも躊躇し、撤退も考えました。bearing
強風の中、北岳に登ります。
2015年10月24日 12:24撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 12:24
強風の中、北岳に登ります。
なんとか山頂到着。意外にも山頂は風が穏やかでした。今までで一番高い場所での夫婦記念写真です。happy01happy01
2015年10月24日 12:32撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10
10/24 12:32
なんとか山頂到着。意外にも山頂は風が穏やかでした。今までで一番高い場所での夫婦記念写真です。happy01happy01
北岳から見る富士山。澄み切った空気を感じる景色です。confident
2015年10月24日 12:41撮影 by  DSLR-A380, SONY
5
10/24 12:41
北岳から見る富士山。澄み切った空気を感じる景色です。confident
すぐそばに仙丈ケ岳。山体が大きい
2015年10月24日 12:41撮影 by  DSLR-A380, SONY
3
10/24 12:41
すぐそばに仙丈ケ岳。山体が大きい
ピラミダルで真白な甲斐駒。
2015年10月24日 12:43撮影 by  DSLR-A380, SONY
4
10/24 12:43
ピラミダルで真白な甲斐駒。
あまりの強風に残念ですが間ノ岳は諦めます。さようなら…。
2015年10月24日 13:16撮影 by  DSLR-A380, SONY
1
10/24 13:16
あまりの強風に残念ですが間ノ岳は諦めます。さようなら…。
肩の小屋に向けて甲斐駒を見ながら下ります。
2015年10月24日 13:26撮影 by  DSLR-A380, SONY
4
10/24 13:26
肩の小屋に向けて甲斐駒を見ながら下ります。
肩の小屋でちょっと一息。
2015年10月24日 13:43撮影 by  DSLR-A380, SONY
1
10/24 13:43
肩の小屋でちょっと一息。
甲斐駒も見納め
2015年10月24日 14:04撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
10/24 14:04
甲斐駒も見納め
白根御池に向かって下ります
2015年10月24日 14:12撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
10/24 14:12
白根御池に向かって下ります
見どころなく白根御池に到着
2015年10月24日 15:30撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/24 15:30
見どころなく白根御池に到着
御池のそばに白根御池小屋。ずいぶん立派な建物です。
2015年10月24日 15:31撮影 by  DSLR-A380, SONY
1
10/24 15:31
御池のそばに白根御池小屋。ずいぶん立派な建物です。
白根御池小屋の夕食。とても美味しかったです!restaurant
2015年10月24日 16:57撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
10/24 16:57
白根御池小屋の夕食。とても美味しかったです!restaurant
翌朝は薄暗いうちから出発。
2015年10月25日 06:02撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/25 6:02
翌朝は薄暗いうちから出発。
下りの途中に朝日を浴びた北岳が見えました。ずっと見晴らしのない森の中だったのでうれしい。note
2015年10月25日 06:10撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/25 6:10
下りの途中に朝日を浴びた北岳が見えました。ずっと見晴らしのない森の中だったのでうれしい。note
大樺沢のルートと合流して、鳳凰も目の前に。
2015年10月25日 07:07撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/25 7:07
大樺沢のルートと合流して、鳳凰も目の前に。
朝日が射し込んで紅葉が明るく照らし出されました。
2015年10月25日 07:11撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/25 7:11
朝日が射し込んで紅葉が明るく照らし出されました。
美しい紅葉に妻も笑顔です。happy01
2015年10月25日 07:13撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/25 7:13
美しい紅葉に妻も笑顔です。happy01
広河原の紅葉も美しいです
2015年10月25日 07:21撮影 by  DSC-HX30V, SONY
10/25 7:21
広河原の紅葉も美しいです
最後に北岳をバックに記念写真。キレイに写せたのは、カメラマンの腕でもモデルの良さでもなく、自然が美しいからです。
2015年10月25日 07:26撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/25 7:26
最後に北岳をバックに記念写真。キレイに写せたのは、カメラマンの腕でもモデルの良さでもなく、自然が美しいからです。
北岳も見納め。とても美しかったです。
2015年10月25日 07:28撮影 by  DSLR-A380, SONY
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10/25 7:28
北岳も見納め。とても美しかったです。
強風が怖かったですが、無事に広河原に到着しました。お疲れ様でした
2015年10月25日 07:45撮影 by  DSLR-A380, SONY
10/25 7:45
強風が怖かったですが、無事に広河原に到着しました。お疲れ様でした
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ
4
アウター2 インナー2
Tシャツ
ソフトシェル
1
タイツ
3
寝間着用1
ズボン
1
靴下
2
グローブ
1
ダウン
1
雨具
1
日よけ帽子
1
昼ご飯
行動食
ソイジョイ。アミノバイタル他
飲料
ペットボトル3
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
手ぬぐい
1
ストック
カメラ

感想

紅葉シーズンも終盤。もともと越後駒ケ岳に行くことを考えていましたが、新潟方面の土曜日の天気は良くなさそう。天気予報によると山梨方面がよさそうということで、急きょ1泊2日で北岳・間ノ岳に行くことにしました。でも10月末ともなると3,000m級は場所によっては雪になることもあるし、ちょっと不安です。日曜の天気図は冬型が強まりそうだし…。でも週末はかなり天気が良さそうで今シーズン最後の大チャンスな感じ。まだ小屋閉めしていない山小屋をチェックし、場合によっては撤退することも頭に入れて、北岳・間ノ岳に行くことにしました。

芦安駐車場に3時すぎに到着。すこしウトウト。4時過ぎに少しずつ人や車が動き始めます。こちらも合わせて準備し、4時半すぎにタクシーに乗り込み、5時出発の1番の便で広河原に6時前に到着。初めての広河原。10月末とはいえまだ紅葉が残っていました。準備をしていると甲府からのバスも到着。ずいぶん人が増えました。

準備を終え、吊り橋を渡っていざ出発。北岳がキレイに見え、目の前は紅葉。それほど寒くもなく、人も多くなく、意外にもいい時期に来たと思いました。でも山の上で天気が悪化するとどうなるかわからないのが怖いですね。
白根御池への分岐を大樺沢にルートをとると冬が近付いた寒々しい雰囲気の山の景色でしたが、二俣付近で東の山から太陽が上り、日に照されると大分穏やかな晩秋の山という感じでした。

バットレスを横目に登っていくとだんだんと斜度もキツくなり、遂にはハシゴの連続。ハシゴには霜もおりていないので、安全に登ることができました。だけどこれを降りるのはちょっと怖いです…。
いくつものハシゴを登りきると、八本歯のコルでした。目の前にところどころに雪をまとった間ノ岳が大きく見え、ここまで来ることができて嬉しかったです。happy01
しかし、稜線にあがってから風が吹きはじめ、登れば登るほど風が強くなっていきます。風でよろけるのは初めての経験で恐怖を感じました。北岳頂上に行くのかここで引き返すのか迷っていたとき、山頂から降りてくる方々がいたので訊いてみると、山頂はそんなに風が強くなく、強いのはこの辺りとのこと。それならばということで山頂にアタックしてみました。
果たして、風でよろけながらもなんとか山頂到着。山頂は風も穏やか、抜けるような青空で、間ノ岳はもちろん仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳がすぐそばに大きく見え、そして遠くには富士山がきれいに見えました。富士山を眺める一番高い展望台でこんなに素晴らしい青空に恵まれ、とても幸運でした。happy01
結局、この強風の上に翌日はさらに冬型の気圧配置が強まることを考慮し、間ノ岳はあきらめ、白根御池まで下山することにしました。残念ですが、安全が一番です。

冬も間近の南アルプスという、天候が気がかりな山旅にチャレンジして、結果的に強風に見舞われたわけですが、少しだけ冒険しつつも無理をしなかったことで、北岳登頂と無事の下山ができ、本当に良かったと思いました。
だんだんと冬が近づくこの季節、皆さんも無理をせずに楽しい山旅を楽しむことができるといいなと思います。note

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2/5
体力レベル
4/5
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北岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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北岳
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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