【夜叉神峠と櫛形山を繋ぐ】高谷山-ドノコヤ峠-櫛形山-唐松岳-芦安
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- GPS
- 09:07
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 2,168m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:07
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
山交バス 甲府駅 04:35 - 05:47 夜叉神峠登山口 復路:山交バス 芦安温泉 15:39 - 16:10 竜王駅 中央本線 竜王 16:19 - 16:22 甲府 中央本線 甲府 16:48 - 18:10 高尾 山梨交通バス 南アルプス登山バス情報 http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm#a |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆夜叉神峠登山口〜高谷山 一般登山道 ◆高谷山〜櫛形山 随所にテープあり 団子沢山までは道標あり ドノコヤ峠から南方に約300mに脆い鞍部あり ◆櫛形山〜唐松岳 一般登山道 アヤメ平に避難小屋と仮設トイレあり ◆唐松岳〜芦安温泉 道標や随所にテープあり しかし、踏み跡はほとんどないので、地形図とコンパスがあると良い |
その他周辺情報 | 芦安温泉 岩園館 日帰り温泉 1,000円 |
写真
感想
友人とハイキングに行く予定でしたが、予定が合わず延期になったので、
今回は誘っても一緒に行きたい人がいなさそうな場所を歩くことにしました。
ということで、今回は鳳凰三山と櫛形山の間の稜線を繋ぐことにしました。
甲府駅から広河原行きの始発バスで、夜叉神峠登山口まで行きました。
夜叉神峠登山口で下車したのは、他に2人組のみでした。
色付いた葉を落とし始めた唐松の林に付けられた、
なだらかな登山道を登って行きました。
登り始めた頃はアンダーウェアを着ていても寒かったのですが、
夜叉神峠まで登りつめると、体が温まりました。
夜叉神峠小屋には立ち寄らずに、左折して高谷山へ向かいました。
なだらかに下っていき、少し登り返すと高谷山でした。
山頂からは北岳が見えていました。
予想に反して、これから向かう樺平方面への道標がありました。
こまめにテープがあり、踏み跡も続いていました。
樺平では白峰三山がよく見えていました。
ここから先は徐々に踏み跡が薄くなってきましたが、
笹薮もなく、快適に進むことができました。
団子沢山は三角点ピークでした。
三角点の標石より少し南側の木に、山頂名の書かれたテープが巻きつけてありました。
山頂で一休みしてから、更に南下し続けました。
しばらくすると東側にガレ場が見えてきたところで、
南東の尾根を下っていきました。
ここにもテープが付けてありました。
ガレの縁を下っていきました。
細い尾根を進んでいくと、1,683mピークでした。
なだらかに下っていくとドノコヤ峠でした。
道標があり、芦安と奈良田の文字が見えました。
鞍部からの登り返しは痩せ尾根だったので、やや東側を登りました。
次の小ピークを越えたところにある、鞍部は痩せ尾根はとても脆く、
渡り切る自身が無かったので、また東側を20mほど下ってからトラバースしました。
トラバース後は木の根を掴みながら登っていきました。
安全な場所まで来ると再びテープが現れました。
テープは西側へ下っていくように付けられていたので、
そちらのほうが鞍部の通過が楽なのかもしれません。
あとはそれほど危険な場所もなく、どんどんと高度を上げていくと
西山温泉から突き上げている尾根と合流しました。
ここから東へ方向を変えました。
下り調子で進んでいき、北側に大きなザレ場を見ながら進みました。
小ピークを越えていくとカラマツな巨木があり、
その先が唐松峠のようでした。
この先、どんどんと高度を上げていくことになるので、ここで一休みしました。
この先は植林帯のため、踏み跡が明瞭についていました。
登りやすい道を登って行くと1,971mピークでした。
山頂部から南へ進んでいき、東へ折れる地点にもテープがついていました。
踏み跡も明瞭でしたが、徐々に尾根から外れて南へ進んでいってしまっていたので、
踏み跡を辿らずに、忠実に稜線を進むことにしました。
鞍部を越えると2回ほど遊歩道を横断してから、櫛形山へ登り返しました。
登山道ではないものの、踏み跡は明瞭で登りやすかったです。
山頂に近づくにつれて尾根の幅は広くなっていき、一番高い地点を目指して
登って行くと、ちょうど三角点の立っている場所に着きました。
ここからしばらくは一般登山道です。
三角点の横で昼食を食べることにしましたが、他に登山者の姿はありませんでした。
食事を終えて、北側にある裸山を目指すことにしました。
櫛形山最高地点には、昼食を食べているいくつかのグループがいました。
祠頭への道を分け、平坦な登山道を進んでいきました。
裸山には大人数のグループがいたので、
三角点だけ確認してから、唐松岳を目指すことにしました。
ここからは人影が少なくなりました。
アヤメ平に避難小屋がありましたが、床が波打っていていました。
わざわざ泊まりに来るような場所ではないような気がしました。
近くには仮設トイレもありました。
ゲートを通り抜けて、登山道沿いの柵が終わると踏み跡が薄くなっていきました。
芦安分岐の標識を通り過ぎると、三角点のある唐松岳でした。
ここでも一休みしました。
芦安への分岐標識から下り始めました。
時折、テープがあるものの踏み跡はドンドンと薄くなっていきました。
小鞍部を通りすぎて、少し登り返すと1,740mピークでした。
ここから北へ方角を変えました。
踏み跡は分かりづらいものの、随所にテープがありました。
時折、芦安への道標もあったので、ルートを間違えていないようでした。
古い林道を横断すると、すぐに1,590mピークでした。
ピークから、やや西寄りの尾根を狙って下りました。
標高1,350mほどから崩れやすい尾根を下っていきました。
標高1,100m地点からの降り口にも道標がありました。
かなりの急斜面を下って行くと徐々に踏み跡が明瞭となり、林道に出ました。
林道から芦安温泉(岩園館)への道標がありましたが、ほとんど踏み跡がありませんでした。
地形図とにらめっこをしながら下っていきました。
うまい具合に下ることができ、砂防ダムの横を通り過ぎると舗装路になりました。
舗装路を下って行くと2匹の甲斐犬に歓迎されて、芦安温泉のバス停に着きました。
バス停の横にある芦安温泉(岩園館)で日帰り入浴しました。
他に宿泊客しかおらず、大浴場には他に誰もいませんでした。
広河原から夜叉神峠を経てやってきたバスは立ち客を含めて乗客で満杯でした。
前の扉からギリギリ乗せてもらうことができました。
竜王駅までの乗車時間は30分ほどで済んだのでよかったです。
ほとんどの乗客は甲府駅まで乗って行くようでしたが、
自分に感化されたオジさんが一人だけ竜王駅で降りていました。
これで、残り2ヶ月を残して今年歩いておきたいと考えていたルートをすべて歩くことができました。
そろそろ紅葉が終わり、雪の季節が訪れて始めているので
もう少し簡単な山へ登り、体力を維持していこうと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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夜叉神峠〜櫛形山は個人的に気になっていたルートです。
また、近日中に白峰南嶺の山伏から黒河内岳まで歩く予定なので、2013年の記録を参考にさせていただきます(白峰南嶺の記録は少ないので)。
aonisaiさん こんばんは!
山伏〜黒河内岳を歩くということは南アルプスと太平洋を稜線で繋ぐんですね!
特に山伏〜青薙山の間は踏み跡が薄く、複雑な地形もあって楽しいところでした!
今回のルートも地図読みをしながら歩けるルートで良かったです。
因みに、私もaonisaiさんの山行記録を参考にさせて頂いてます。
この間は"平治の段〜高ドッキョウ〜青笹山"を参考にさせて頂きました!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-740392.html
静岡県の山で行きたいところが色々とあるので、今後も山行記録を見させて頂きますね!
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