記録ID: 7512607
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
金剛山・岩湧山
葛城二十八宿経塚巡行【復刻版】金剛山逍遥第21番経塚湧出岳、関谷道で 第22番小田和地蔵
2015年09月22日(火) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 28:56
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,253m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:44
距離 6.3km
登り 879m
下り 45m
日帰り
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:13
距離 15.7km
登り 294m
下り 1,205m
14:00
金剛山は葛城修験の聖地である。
金剛山と呼ばれているが、大日岳・葛木岳・湧出岳の三峰をもって金剛山と称す。葛木岳が最高所(1125m)であり、葛木神社が鎮座しているので、第二十一番経塚はやや低い湧出岳(1112.08m、08って異様に細かいが?その他にも標高値あり?)にある。まずは、そこを目指す。
ちなみに、今は北の大和葛城山も含めて、「金剛山地」と地理院地図にはあるが、古くは「葛城山」の名称が、金剛山、葛城山を含む今の金剛山地の総称として用いられていたという。
役行者は今から約1,300年前、16歳の時から、この山(古称の葛城山)で修行し、全国各地の霊山へ駆け巡ったと伝えられる。葛木岳は古くは高天山と呼ばれていて、山頂付近には役行者が開いたとされる転法輪寺、一言主を祭神とする葛木神社がある。
今日は、下山だけなのだが、関屋道(朝原寺跡経由関屋)を降りる。関谷道はもちろん初めてなので、道路事情もよくわからない。それなりに予習は念入りにはしたが、早めに下山したいので山頂であまりゆっくりはできない。それでは出発。
【コースタイム】
9月22日
【1】金剛山逍遥
キャンプサイト6:45ー7:04湧出岳分岐ー7:10★湧出岳・第21番経塚湧出岳■7:27ー7:30出迎え不動ー7:33一の鳥居・関谷道分岐(ダイトレ分岐)ー7:45四十九町石ー7:48矢刺神社ー7:50葛木神社ー8:03転法輪寺−8:10山頂茶屋■8:45−8:51葛城家御廟ー9:05関谷道分岐(ダイトレ分岐)
【2】関谷道分岐ー名柄
関屋道分岐9:05ー9:24白雲岳西鞍部ー9:42朝原寺分岐■9:52ー10:09町石ー10:14朝原寺跡ー10:16増道分岐ー10:22あ-7消防標識ー10:26標高600m付近屈曲点■10:42ー10:47関屋消防標識、三つ股分岐道標ー11:01U字溝渡り点ー11:08★第22番小田和地蔵-11:20林道終点ー11:25国道合流ー11:39水分神社■11:45ー12:02左こんがう山道標ー12:13名柄郵便局
【3】葛城みち
12:13名柄郵便局ー12:25一言主神社参道ー12:40楢原休憩所■12:46ー12:55九品寺ー13:13★猿目六地蔵ー13:18★第23番倶尸羅経塚ー14:00御所○
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■対応する元記事
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-252.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7509779.html【復刻版】
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-253.html 本記事対応
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-254.html 本記事対応
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-255.html
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金剛山と呼ばれているが、大日岳・葛木岳・湧出岳の三峰をもって金剛山と称す。葛木岳が最高所(1125m)であり、葛木神社が鎮座しているので、第二十一番経塚はやや低い湧出岳(1112.08m、08って異様に細かいが?その他にも標高値あり?)にある。まずは、そこを目指す。
ちなみに、今は北の大和葛城山も含めて、「金剛山地」と地理院地図にはあるが、古くは「葛城山」の名称が、金剛山、葛城山を含む今の金剛山地の総称として用いられていたという。
役行者は今から約1,300年前、16歳の時から、この山(古称の葛城山)で修行し、全国各地の霊山へ駆け巡ったと伝えられる。葛木岳は古くは高天山と呼ばれていて、山頂付近には役行者が開いたとされる転法輪寺、一言主を祭神とする葛木神社がある。
今日は、下山だけなのだが、関屋道(朝原寺跡経由関屋)を降りる。関谷道はもちろん初めてなので、道路事情もよくわからない。それなりに予習は念入りにはしたが、早めに下山したいので山頂であまりゆっくりはできない。それでは出発。
【コースタイム】
9月22日
【1】金剛山逍遥
キャンプサイト6:45ー7:04湧出岳分岐ー7:10★湧出岳・第21番経塚湧出岳■7:27ー7:30出迎え不動ー7:33一の鳥居・関谷道分岐(ダイトレ分岐)ー7:45四十九町石ー7:48矢刺神社ー7:50葛木神社ー8:03転法輪寺−8:10山頂茶屋■8:45−8:51葛城家御廟ー9:05関谷道分岐(ダイトレ分岐)
【2】関谷道分岐ー名柄
関屋道分岐9:05ー9:24白雲岳西鞍部ー9:42朝原寺分岐■9:52ー10:09町石ー10:14朝原寺跡ー10:16増道分岐ー10:22あ-7消防標識ー10:26標高600m付近屈曲点■10:42ー10:47関屋消防標識、三つ股分岐道標ー11:01U字溝渡り点ー11:08★第22番小田和地蔵-11:20林道終点ー11:25国道合流ー11:39水分神社■11:45ー12:02左こんがう山道標ー12:13名柄郵便局
【3】葛城みち
12:13名柄郵便局ー12:25一言主神社参道ー12:40楢原休憩所■12:46ー12:55九品寺ー13:13★猿目六地蔵ー13:18★第23番倶尸羅経塚ー14:00御所○
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■対応する元記事
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-252.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7509779.html【復刻版】
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-253.html 本記事対応
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-254.html 本記事対応
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-255.html
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
5時半ごろ起床のつもりが、ちょっと寝坊して6時を少し過ぎた。とりあえず、コーヒーだけ沸かして朝食。そそくさッと出発した(6:45)
途中で、大阪府最高地点(1053m)のピークにも登ってみたが、写真はなし。
湧出岳分岐に到着(7:04)ちゃんと鉄山氏の道標がある。。
途中で、大阪府最高地点(1053m)のピークにも登ってみたが、写真はなし。
湧出岳分岐に到着(7:04)ちゃんと鉄山氏の道標がある。。
先端の電灯部分も写しておく。
金剛山展望塔保存会が管理していて、調べるとどうも現役のようだ。金剛山の夜景ブログによると、「昭和3年、御大典記念として、奈良県南葛城郡、奈良県宇智郡、大阪府南河内郡、3郡の教育会が中心となり、金剛山表忠塔建設会が結成され、金剛山頂に大楠公をしのぶ表忠塔を建設し・・・」とある。
そうか、大楠公をしのぶということか。地図にも載っていて、「表忠」というので、よくある「忠魂碑」のことかと思っていたら、全然違った。
金剛山展望塔保存会が管理していて、調べるとどうも現役のようだ。金剛山の夜景ブログによると、「昭和3年、御大典記念として、奈良県南葛城郡、奈良県宇智郡、大阪府南河内郡、3郡の教育会が中心となり、金剛山表忠塔建設会が結成され、金剛山頂に大楠公をしのぶ表忠塔を建設し・・・」とある。
そうか、大楠公をしのぶということか。地図にも載っていて、「表忠」というので、よくある「忠魂碑」のことかと思っていたら、全然違った。
これを見て絶句!あほちゃうか!
よく分からん。名もないピークに1枚くらいは良いとして、何枚もはいらないし、こんなバカでかいものはいらない。第一、登山者にとって役に立っていない。葛城経塚巡行の看板もあるが、大きくて「鉄山」仕様の道標、普通はかまぼこ板サイズのささやかなものだ。これが実に役立っている。非常につつましやか。
ここは国定公園らしいが、何かレギュレーションはないのだろうか?ボクは以前、六甲山での雑木山再生のプロジェクトに参加していて、アセビを伐採したり、ササを刈ったり、遊歩道の草刈りをしていたのだが、国立公園ゆえかなり気を使った。もちろん、伐採にあたっては環境省の許可を得て、「植生調査」という目的を併設しての活動だった。当然ながら報告会もし、アニュアルレポートも書いた。道標などは勝手に建てない。イベントのときの案内版なども、恒久的なものにせず、実施後は撤去した。普通の山岳会もイベントの時は案内板を設置するだろうが、事後には撤去している。国定公園はダダ通しなんだろうか?ボクには全く理解できない。
あきれ返って、湧出岳は終わり。
よく分からん。名もないピークに1枚くらいは良いとして、何枚もはいらないし、こんなバカでかいものはいらない。第一、登山者にとって役に立っていない。葛城経塚巡行の看板もあるが、大きくて「鉄山」仕様の道標、普通はかまぼこ板サイズのささやかなものだ。これが実に役立っている。非常につつましやか。
ここは国定公園らしいが、何かレギュレーションはないのだろうか?ボクは以前、六甲山での雑木山再生のプロジェクトに参加していて、アセビを伐採したり、ササを刈ったり、遊歩道の草刈りをしていたのだが、国立公園ゆえかなり気を使った。もちろん、伐採にあたっては環境省の許可を得て、「植生調査」という目的を併設しての活動だった。当然ながら報告会もし、アニュアルレポートも書いた。道標などは勝手に建てない。イベントのときの案内版なども、恒久的なものにせず、実施後は撤去した。普通の山岳会もイベントの時は案内板を設置するだろうが、事後には撤去している。国定公園はダダ通しなんだろうか?ボクには全く理解できない。
あきれ返って、湧出岳は終わり。
・・・・ということやね。
不動明王ご真言
のーまくさんまんだー ばーざらだん せんだー まーかろしゃーだー そわたや うんたら たーかんまん
当家やまわりの家もほとんどすべて真言宗なので、葬式の時などには、かならず出てくる。お経のむつかしいところは言えなくてもこの部分は、ほとんどの人が言える。
不動明王ご真言
のーまくさんまんだー ばーざらだん せんだー まーかろしゃーだー そわたや うんたら たーかんまん
当家やまわりの家もほとんどすべて真言宗なので、葬式の時などには、かならず出てくる。お経のむつかしいところは言えなくてもこの部分は、ほとんどの人が言える。
矢刺神社(7:48)
雄略天皇御狩の場だ。それで矢刺なのか。雄略帝が今の金剛山に狩りに登って、偶然、一言主神に出合い、恐れ畏まって、狩衣だったかを差し上げたり、一緒に狩りをしたり、という話が確かに古事記か日本書紀に書いてあった。後世の史書では、それが一転して、一言主を土佐に流してしまうという話に変化していく。また、後には一言主神は役行者に、「金峰山−葛城山に石を集めて橋を架けい」と使役され、働きが悪いと、どこかに閉じ込められるまでになる。一言主神も踏んだり蹴ったりだ。
雄略天皇御狩の場だ。それで矢刺なのか。雄略帝が今の金剛山に狩りに登って、偶然、一言主神に出合い、恐れ畏まって、狩衣だったかを差し上げたり、一緒に狩りをしたり、という話が確かに古事記か日本書紀に書いてあった。後世の史書では、それが一転して、一言主を土佐に流してしまうという話に変化していく。また、後には一言主神は役行者に、「金峰山−葛城山に石を集めて橋を架けい」と使役され、働きが悪いと、どこかに閉じ込められるまでになる。一言主神も踏んだり蹴ったりだ。
拝殿
ご祭神は一言主命。やっとここで正当に扱われている。大和葛城山麓にも一言主神社がある。
配祀は 建角身命、大山祇命、豐受比賣命、素盞嗚命、大國主神、少彦名神、玉依比賣命、健御名方富命、後醍醐天皇、護良親王、楠木正成、楠正行。
ご祭神は一言主命。やっとここで正当に扱われている。大和葛城山麓にも一言主神社がある。
配祀は 建角身命、大山祇命、豐受比賣命、素盞嗚命、大國主神、少彦名神、玉依比賣命、健御名方富命、後醍醐天皇、護良親王、楠木正成、楠正行。
由緒書きをみると、元々は事代主神を祀っていたのか!大国主神の子神であるが、元々は大和の神、葛城の田の神で、葛城王朝において事代主神は重要な地位を占めていたらしい。事代主神は鴨都波神社に祀られていて、そこは大和葛城山の山麓である。一方、今の金剛山の最高峰が葛木神社のある葛木岳(1125m)で、かつては高天山(たかま)といわれていた。山麓には高天神社があり高皇産霊尊を祀る(元々は、地主神の「高天彦」を祀ったとも言われている)。高皇産霊尊は葛城王朝の祖神とは鳥越憲三郎説だろうが、山麓は葛城族の地であっただろう。当然ながら山上でも山麓でも地主神の「高天彦」を祀ったものと推測される。
それが、国譲り神話の中で事代主神は出雲の神とされるようになり、この葛木神社の主祭神の地位もなくなり、大和葛城山の山麓に留められたのか(大國主神は祀られているにせよ)。また「高天彦」も山麓の高天神社に留められたのか?
矢刺神社からの流れをみると、雄略帝が今の金剛山での狩りで、一言主神に出合い、恐れ畏まったという故事から、ここでは、一言主神が脚光を浴びせられたのかなと思ったりもする。どうも人間の都合で祭神も変える事例のように思えるのだが・・・
それが、国譲り神話の中で事代主神は出雲の神とされるようになり、この葛木神社の主祭神の地位もなくなり、大和葛城山の山麓に留められたのか(大國主神は祀られているにせよ)。また「高天彦」も山麓の高天神社に留められたのか?
矢刺神社からの流れをみると、雄略帝が今の金剛山での狩りで、一言主神に出合い、恐れ畏まったという故事から、ここでは、一言主神が脚光を浴びせられたのかなと思ったりもする。どうも人間の都合で祭神も変える事例のように思えるのだが・・・
http://www.katsuragi-syugen.or.jp/keidai/keidai.html
http://kamnavi.jp/dk/kamo2821.htm
転法輪寺は葛城修験道の総本山であって、真言宗醍醐派の大本山でもある。毎年7月7日の役行者の命日には一言主神を祀る葛木神社と法起菩薩を本尊とする転法輪寺との神仏習合のれんげ祭りが行われている。
http://kamnavi.jp/dk/kamo2821.htm
転法輪寺は葛城修験道の総本山であって、真言宗醍醐派の大本山でもある。毎年7月7日の役行者の命日には一言主神を祀る葛木神社と法起菩薩を本尊とする転法輪寺との神仏習合のれんげ祭りが行われている。
山頂漫歩
山頂といっても転法輪寺前の広場周辺だけなのだが、あちこち歩いてみた。
茶店があって、現在8時過ぎなのにもう開いている。毎日登山、毎朝登山が有名で、今日もそれなりにお客さんが多い。店の前には、ソフトクリームの大きなディスプレイがあったので買ってみた。朝からソフトクリームだ。おいしい。一の鳥居であった80歳越えのおじさんがゆうのには、ここのラーメンは絶品だそうだ。今度来たら食べてみよう。
店のおじさんも気さくに話しかけてうる。
「大きな荷物持って、どこいくの」
これから、関屋道を降りて小田和地蔵へ
「湧出岳にも経塚あるが、もう行った?」
はい、朝一に
こんな調子だ。
コーヒーもあるし、さすがに毎朝登山にはもってこいの場所だ。朝一に登って、ゆったりとコーヒーでも飲んで一回りして降りる。こんなのんびり、ゆったりした登山ができる。さすがだ。これは一つの登山文化だ。
六甲山にもそいう文化はあるが、朝一に行ったことない。
登山回数スタンプ捺印所。
毎日登山で、登山回数を記録するのは六甲の再度山や高取山にもあるが、標高は低い。ここは1000mだ。大きな看板をみると、1万回以上が、3、4人おられた。あきれて写真も撮っていない。
金剛錬成会が管理しているが、金剛山を敬仰して登拝を励行し、健全なる精神と身体を錬成するということになっているので、確かに身体は鍛錬できるだろう。
山頂といっても転法輪寺前の広場周辺だけなのだが、あちこち歩いてみた。
茶店があって、現在8時過ぎなのにもう開いている。毎日登山、毎朝登山が有名で、今日もそれなりにお客さんが多い。店の前には、ソフトクリームの大きなディスプレイがあったので買ってみた。朝からソフトクリームだ。おいしい。一の鳥居であった80歳越えのおじさんがゆうのには、ここのラーメンは絶品だそうだ。今度来たら食べてみよう。
店のおじさんも気さくに話しかけてうる。
「大きな荷物持って、どこいくの」
これから、関屋道を降りて小田和地蔵へ
「湧出岳にも経塚あるが、もう行った?」
はい、朝一に
こんな調子だ。
コーヒーもあるし、さすがに毎朝登山にはもってこいの場所だ。朝一に登って、ゆったりとコーヒーでも飲んで一回りして降りる。こんなのんびり、ゆったりした登山ができる。さすがだ。これは一つの登山文化だ。
六甲山にもそいう文化はあるが、朝一に行ったことない。
登山回数スタンプ捺印所。
毎日登山で、登山回数を記録するのは六甲の再度山や高取山にもあるが、標高は低い。ここは1000mだ。大きな看板をみると、1万回以上が、3、4人おられた。あきれて写真も撮っていない。
金剛錬成会が管理しているが、金剛山を敬仰して登拝を励行し、健全なる精神と身体を錬成するということになっているので、確かに身体は鍛錬できるだろう。
さて、葛城家御廟所(8:51)
ここにきて時計をみると、もう9時前。本当は、岩屋文殊まで行きたかったのだが、ちょっとのんびりしすぎたので、カットしてしまった。あとで考えると、 岩屋文殊によって、そのまま山腹道を行くと、途中で一の鳥居前、ダイトレ分岐に至る道があった。失敗。
ここにきて時計をみると、もう9時前。本当は、岩屋文殊まで行きたかったのだが、ちょっとのんびりしすぎたので、カットしてしまった。あとで考えると、 岩屋文殊によって、そのまま山腹道を行くと、途中で一の鳥居前、ダイトレ分岐に至る道があった。失敗。
再びダイトレ分岐(9:05)
ここからダイトレに入る。なお、一の鳥居付近には関屋道四十七町石があるのだが、確認失念。
町石の確認には、下記のサイトを参考にさせていただいた。深謝。
http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/
http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/sekiyamiti.html
ここからダイトレに入る。なお、一の鳥居付近には関屋道四十七町石があるのだが、確認失念。
町石の確認には、下記のサイトを参考にさせていただいた。深謝。
http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/
http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/sekiyamiti.html
関屋道三十八町石(9:28)
町石の撮影はなかなか忙しい。高野山の町石を全部撮影してやろうと、結局2回と1/3登り降りしたが、まだ95%くらいしかカバーできていない。何しろ109mごとに現れるので、ちょっと油断すると飛ばしてしまう。下りなら日帰りでできるだろうと、やってみたが、1町1分ちょっとで歩けるものの、撮影に2、3分はかかる。結局コースタイムの2、3倍かかることになって、途中で日が暮れることに気づいた。100町までは撮影していったが、それから飛ばしに飛ばして、森林地帯を抜け柿畑まで降った時には真っ暗になった。ちょうど新月近くだったので、本当に真っ暗。かろうじてコンクリ道と道端の草地の区別がつくくらいでなんとか歩けた。慈尊院も真っ暗。九度山で18時だったが、そこでザックをみたら、懐中電灯を持ってきていたという・・・・おそまつ。
ここは歯抜けがあるので、そうはならないか。
町石の撮影はなかなか忙しい。高野山の町石を全部撮影してやろうと、結局2回と1/3登り降りしたが、まだ95%くらいしかカバーできていない。何しろ109mごとに現れるので、ちょっと油断すると飛ばしてしまう。下りなら日帰りでできるだろうと、やってみたが、1町1分ちょっとで歩けるものの、撮影に2、3分はかかる。結局コースタイムの2、3倍かかることになって、途中で日が暮れることに気づいた。100町までは撮影していったが、それから飛ばしに飛ばして、森林地帯を抜け柿畑まで降った時には真っ暗になった。ちょうど新月近くだったので、本当に真っ暗。かろうじてコンクリ道と道端の草地の区別がつくくらいでなんとか歩けた。慈尊院も真っ暗。九度山で18時だったが、そこでザックをみたら、懐中電灯を持ってきていたという・・・・おそまつ。
ここは歯抜けがあるので、そうはならないか。
そんなに激降りではないが、ずるずる滑る気がする。結果、二足歩行で行けて、滑りそうなところだけ手を使った。しかし、持つところは少ない。念の為に尾根にも上がってみたが、こちらの方が降りやすいだろう。持つところがたくさんある。
その後は、道ははっきりしているがササが覆いかぶさっているところを通過した。そこが終わると、南東の方に折れ曲がりトラバース気味におりていく。
これはそのトラバース道を振り返って撮ったところ(10:06)
これはそのトラバース道を振り返って撮ったところ(10:06)
小丘の手前を谷におりる(10:10)
地理院地図で580m付近に尾根の小さな突起があるが、その尾根に乗らずに根元を左折(北西方向)に曲がる。Googlemapを拡大すると、その突起がよくわかる(2024年現在、改悪により全くダメ!)。左折して南西から降ってくる沢に入る(水なし)。
地理院地図で580m付近に尾根の小さな突起があるが、その尾根に乗らずに根元を左折(北西方向)に曲がる。Googlemapを拡大すると、その突起がよくわかる(2024年現在、改悪により全くダメ!)。左折して南西から降ってくる沢に入る(水なし)。
辺りには、礎石らしき石、法印塔の頭らしき石が転がっている。廃朝原寺の遺物だろう。
今までしっかりした踏み跡、いや踏み跡以上の道があった。道といっても、ダイトレを想定するとダメ。あれは別格だ。普通の山道はこんなものだ。明瞭な踏み跡〜道と言ってもよいだろう。要所にテープや道標(小さいが)もあるし、地図で現在地を確認しながら歩けば、道間違いもないだろう。林床の草木は今の季節がピールだろうが、酷いブッシュはない。ただ、テープや道標が見つけにくくなるので、じっくり探せば問題はないだろう。
今までしっかりした踏み跡、いや踏み跡以上の道があった。道といっても、ダイトレを想定するとダメ。あれは別格だ。普通の山道はこんなものだ。明瞭な踏み跡〜道と言ってもよいだろう。要所にテープや道標(小さいが)もあるし、地図で現在地を確認しながら歩けば、道間違いもないだろう。林床の草木は今の季節がピールだろうが、酷いブッシュはない。ただ、テープや道標が見つけにくくなるので、じっくり探せば問題はないだろう。
ボクは尾根道はとらずに鉄山道標に従って、尾根下の平地をいく(10:20)。尾根の下には溝が走っていて、これは古道跡かと思われる。この溝に沿って、北〜北東方向にあるく。
下山後この尾根の道を調べていたら、どうやらこの上あたりに石標が2体あるらしい。今度さがしてみよう。
下山後この尾根の道を調べていたら、どうやらこの上あたりに石標が2体あるらしい。今度さがしてみよう。
突然急斜面に直面した(10:26)
2mほど下に道があり、鉄山仕様の道標が見えた。ここを降りて、東の方に巻いていくらしい。
ここで20分弱休憩。下りばかりであまり疲れないのでお腹も空かないが、とりあえず行動食を食べておく。パンとレーズンくらい。
2mほど下に道があり、鉄山仕様の道標が見えた。ここを降りて、東の方に巻いていくらしい。
ここで20分弱休憩。下りばかりであまり疲れないのでお腹も空かないが、とりあえず行動食を食べておく。パンとレーズンくらい。
急斜面を降りる(10:44)
鉄山仕様の道標は降りを前提にしているようで、ガケの下からは見にくい。しかし、登りの場合は、ここを登るしかない状態なので、見えなくてもよいかも知れない。
鉄山仕様の道標は降りを前提にしているようで、ガケの下からは見にくい。しかし、登りの場合は、ここを登るしかない状態なので、見えなくてもよいかも知れない。
「あ−8消防道標は尾根でなく谷道を指示しているが、そこは通りにくくなるので、消防道標にくくりつけてある道標に従い尾根道をいく(10:50)。その尾根道はまずまず歩きやすい。踏み跡もしっかりしている。
1、2分降ると鉄山道標があり、尾根を外れるに指示している(10:51)
確認はしていないが、おそらくパノラマ台に通じる道(地理院地図の破線路)の分岐に行くのだろう。ということは。これより少し上に十七町石があるはずなのだが、尾根通しで来たので分からなかった。
確認はしていないが、おそらくパノラマ台に通じる道(地理院地図の破線路)の分岐に行くのだろう。ということは。これより少し上に十七町石があるはずなのだが、尾根通しで来たので分からなかった。
溝を左(西)に渡る(11:01)
鉄山道標から約10分くだると、赤テープが見えてきた。ここで、溝(皆さん「U字溝」と表現されている)を渡る。赤テープはそれまでにも尾根上にあったので、溝を渡る場所は、尾根がほとんど終わりに近づいた頃の赤テープだ。
鉄山道標から約10分くだると、赤テープが見えてきた。ここで、溝(皆さん「U字溝」と表現されている)を渡る。赤テープはそれまでにも尾根上にあったので、溝を渡る場所は、尾根がほとんど終わりに近づいた頃の赤テープだ。
溝を渡り終えて振り返ったところ。向こうの方に赤テープが見える。
勝手サイトにも同じ写真が載っていた:
http://blog.goo.ne.jp/gouyuukai/e/73c3fe18960a7ce623949324f4e7aa22
勝手サイトにも同じ写真が載っていた:
http://blog.goo.ne.jp/gouyuukai/e/73c3fe18960a7ce623949324f4e7aa22
小田和地蔵着(11:07)
拍子抜けするほどすんなり着いた。第二十二番経塚大田和地蔵・ 妙法蓮華経 嘱累品
祠はほとんど尾根に近い高所にある。旧道を通っておれば、確かに気がつかないで通り過ぎることだろう。
拍子抜けするほどすんなり着いた。第二十二番経塚大田和地蔵・ 妙法蓮華経 嘱累品
祠はほとんど尾根に近い高所にある。旧道を通っておれば、確かに気がつかないで通り過ぎることだろう。
さらに3分ほど降って、旧道をみてみる(11:16)
さらに深くなって、ガケのような所を下っていく。もう道か谷は区別がつかない。
そのまま東の谷へ落ちていった。これはもう道ではなくて谷だ。深掘れ道に雨水が集中して沢になっていったのだろう。
この地形から考えると、小田和地蔵の位置は、地図で東に小さな支尾根が突き出ている辺りの主尾根に近いところだろう、標高にして、430〜440mあたりか。参照したWEBサイトやGPSトラックの作者によってはその位置がいろいろだったので、地形から推定しておいた。
さらに深くなって、ガケのような所を下っていく。もう道か谷は区別がつかない。
そのまま東の谷へ落ちていった。これはもう道ではなくて谷だ。深掘れ道に雨水が集中して沢になっていったのだろう。
この地形から考えると、小田和地蔵の位置は、地図で東に小さな支尾根が突き出ている辺りの主尾根に近いところだろう、標高にして、430〜440mあたりか。参照したWEBサイトやGPSトラックの作者によってはその位置がいろいろだったので、地形から推定しておいた。
撮影機器:
感想
参照したWEBレポートを見るかぎりは、道が悪いとかブッシュとか書いてあって、一応心配して準備はしっかりしてきたが、植物が繁茂する季節の割りにはすんなり歩けた。朝原寺跡までは道ははっきりしているし、朝原寺跡の平もテープ、道標が残っているし、旧道のU字溝は倒木や潅木で歩けないが、バイパス道の踏み跡がはっきり付いている。尾根通しに降れば普通の山道程度の踏み跡がはっきり付いている。GPSトラックの地図を用意して、分岐点や、屈曲点さえ押さえておけば問題ないだろう。
今回はトレースに重点をおいて、道草はしなかったので、町石、石標、分岐など見落としたものがある。次回は道草しつつ、歩いてみたい。
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雪山ハイキング
金剛山・岩湧山 [日帰り]
金剛山(百ヶ辻〜念仏坂〜細尾谷入口〜馬の背〜山頂広場〜大屋根広場〜伏見道〜船路〜北宇智)
利用交通機関:
電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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