甲武信ヶ岳


- GPS
- 18:05
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,273m
- 下り
- 2,270m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:36
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:55
天候 | 22日:晴れのち曇り、夜少し雪。23日:ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の駅から甲武信ヶ岳:よく整備され危険なところはありません。 甲武信小屋から雁坂峠:破風山前後が大きな岩をすり抜ける感じで、結構しんどい。注意すれば危険ではありません。 雁坂峠から道の駅:沢に降りて4回ほど徒渉があります。今回の水量では特に問題ありませんでした。徒渉のあと急傾斜に付いた登山道が狭い部分があり、落ち葉も積もっているので慎重に。最後舗装の林道区間が長く、これでだいぶダメージをくらいました。 |
その他周辺情報 | 道の駅から塩山方面に車で15分ほどにある笛吹の湯に入湯。広くはないですが、ゆっくり浸かれました。 |
写真
感想
今回は、以前から行ってみたかった甲武信小屋、天気と小屋閉めの都合を見て、金曜に休暇を取って行きました。天気予報では22日は朝好天、昼過ぎから少し雲が出て夜は短時間雪、23日は甲武信ヶ岳山頂エリアは終日雲がかかるが、少し動けば晴天域に入れそう、という感じでしたが、冬型が弱まったのか予報よりは良い天気でした。
あまり早く小屋についても迷惑なので、日の出を迎えてからの出発としました。西沢渓谷の紅葉は末期でしたが、まだ少しは楽しめました。渓谷から少し緩やかの登山道を進んだ後、がんがん登っていきます。しかし急坂が少しあるとダワがあったりで休ませてもらえます。とはいえ我々にとっては結構しんどい登りでした。途中から雪が見え始め、稜線付近の日影は雪景色となりました。
小屋に着き、おいしいコーヒーをいただいた後は荷物を軽量化して頂上に向かいました。最初は針葉樹の樹林帯を進みますが、登り始めてすぐ富士山が見通せる場所もありました。15分ほど登ると岩場に出て、ここは東から南西までかなりの眺望でした。でもここは頂上ではなく、さらに5分ほど進んだところが頂上となります。頂上からは南から北西が開けていました。八ヶ岳などはすっぽり雲に覆われていましたが、手前の眺望は堪能できました。先ほどの岩場に戻り写真撮影をじっくりした後小屋に戻ってビールで乾杯しました。
日没時間あたりで小屋近くの富士山が望める場所で粘りましたが、西側の雲がやや多く、富士山が真っ赤に染まるようなことはありませんでした。
夜は時折強風が吹き、少し雪も降って朝はうっすら新雪が積もる状況でした。朝食後、日の出を見ようと頂上近くの岩場に行きましたが、ガスが取れず白の世界のみでした。予報としてはこの雲は終日取れず、時間がたつにつれ北西風も強くなるようでしたので、日の出時刻を過ぎたあとさっさと小屋に戻って身支度をして出発しました。
今度はうっすらながら新雪を踏みながら稜線沿いを進みました。木賊山の稜線を降っていくと次第にガスは薄れ、破風山避難小屋まで来ると、すっかり青空になりました。ここは見晴らしが素晴らしいですね。破風山は、小屋から見上げると大変そうでしたが、途中まであまり見晴らしがなく樹林帯を黙々と登る感じなので、意外ときつくなかったです。特に中腹を過ぎると西側の展望が素晴らしく、休んでは眺めを繰り返して楽しく登れました。破風山頂上はまったく眺望はないので、西側の景色はここの登りで堪能しなくてはなりません。ここでいう破風山は西破風山で、あまりアップダウンのない稜線を30分ほど進むと東破風山に至ります。ただこの稜線が背の低い針葉樹と大岩の間を縫うような道で、なかなかしんどいです。でも途中何か所か南側の大展望の岩場があり、ひと時安らぐことができます。東破風山からは時々急坂を下りながら進むと風害のせいか針葉樹の立ち枯れがすごいエリアになります。東破風山を降りきった後今度は雁坂嶺へ登ることになりますが、今度はやや傾斜は緩くなります。
おなかも空いたので雁坂嶺のベンチで昼食を摂ることにしました。ランチをしていたら藪の中5mほどのところまで鹿がやってきて、そこで我々に気づいたらしく、10分ほどフリーズしていました。隠れているつもりなのでしょう。なかなか我慢強いですね。鹿が見つめる中昼食を片付けて、さらに進みました。頂上からはまたものすごい立ち枯れ帯でした。30分も下ると笹の草原になり、間もなく雁坂峠に到着しました。ここまではあまり多くの登山者に会いませんでしたが、峠は多くの方が休んでいました。
峠からはまず笹原の急坂を下ります。かなりの傾斜ではありますが、道は整備され特に歩きづらいこともありません。20分も下ると道が穏やかになります。ここから名物?の徒渉がありますが、一つ目はとても狭い沢で何も問題ありません。二つ目はこのエリアの本流でそれなりの流量があります。標識で、「いろんなところで渡れるよ」みたいに指示されていました。我々は一番下流部にある2本の丸木橋のすぐ下の飛び石を渡りました。rurintaは恐怖症なので、丸木橋を渡るのが困難でした。でも今回の水量であれば普通の人は渡れる場所はいくつもありそうでした。三つ目は支線の沢を渡るもので、水量も少なく浅いのでこれも問題なし。四つ目も支線で沢自体は水量も僅かで問題なく渡れますが、渡った直後が崖になっており、ロープがかけられていました。この前後時々急傾斜に付けられた狭い登山道に落ち葉が積もっており、慎重に進む必要がある場所があります。右側は結構な高度があります。
しばらく進むと左側にきれいな滝がありますが、その先は舗装された林道になります。傾斜も小さく歩きやすいといえばそうですが、疲れた足に舗装路は結構ダメージを与え、しんどかったです。途中右手に雁坂トンネルの料金所を眺め少し進んだところから舗装路をいったんはずれます。再び舗装路になって数百m進むと国道に出て、目の前が道の駅となりました。最後にちょっと舗装路がきつかったですが、天気もまずまずで素晴らしい山行となりました。
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