三浦半島森戸川の中尾根、椿尾根 〜キチジョウソウ、リュウノウギク〜

2024年11月22日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.0km
• 登り: 478m
• 下り: 531m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:57
• 合計: 5:58

7:37 不動橋
8:15 8:25 畠山
9:08 9:15 乳頭山
10:05 10:15 六把峠
10:50 10:55 森戸川林道終点
11:00 11:03 二子山分岐
12:00 12:05 馬頭観音
12:50 田浦梅林
12:55 13:10 田浦緑地展望台
13:35 田浦駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

〇行き　JR逗子駅から不動橋バス停(スタート)
〇帰り　JR田浦駅(ゴール)

コース状況／危険箇所等

中尾根、椿尾根は、道迷い、遭難エリアであり、事故が多発しているそうです(写真15、16)

写真

11/22 7:37

不動橋バス停で降りました。

ウキツリボク（浮釣木）は、赤と黄色のコントラストが鮮やかで、ランタンに見立てられるそうです。

「畠山0.9�繊廚瞭刺犬�ら、凹状の山道に入りました。

竹林の間をたどります。

巨樹に圧倒されました。

朝靄の中に集落が浮かんでいました。

11/22 8:06

大沢山分岐を過ぎました。

11/22 8:21

畠山には、三面の馬頭観音が置かれていました。

横須賀港に空母が停泊していますが、アメリカ第7艦隊のロナルド・レーガンでしょうか。

ツワブキの黄色が鮮やかです。

横須賀港には船舶が整然と停泊し、クレーンなど施設も見えました。

乾燥した日当たりのよい所には、リュウノウギクが群落を成していました。

11/22 9:12

乳頭山でしばらく寛ぎました。

11/22 9:31

前日に降雪があったようで、富士山は冠雪になっていました。

11/22 9:31

中尾根を下りますが、案内が丁寧に注意を喚起していました。

事故も多発しているようです。

11/22 9:32

東京南線1・2号線の「34号鉄塔」

お馴染みの「リスの看板」

11/22 9:39

東京南線3・4号線の「35号鉄塔」

11/22 9:48

斜め十字路(辻ノ峰)

11/22 10:10

六把峠(南中峠)

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
中尾根沿いには、キチジョウソウの自生地があります。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
まとまって咲いていました。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
この季節は、白系のキク科以外の花がほとんどなくなりますので、貴重な存在です。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
「吉祥草」の名前の通り、花が咲くと幸運を呼び込む〈縁起〉〉です。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
控えめながらも、凛としています。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
紫が基調ですが、黄色がアクセントになっています。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
ぬくもりを感じます。

《中尾根沿いのキチジョウソウ》
微笑んでいます。

《中尾根のリュウノウギク》
リュウノウギクが、白く清らかに咲いていました。

《中尾根のリュウノウギク》
晩秋の日差しを受けています。

《中尾根のリュウノウギク》
鼻を近づけると、菊の清々しい香りがしました。

《中尾根のリュウノウギク》
晩秋の風景に寄り添うような花です。

シロヨメナは、リュウノウギクに比べると全体的に野趣に富んだ印象です。

11/22 10:54

中尾根を降り切りました。

11/22 11:03

二子山へのルートを分け、うなぎ淵に向かいます。

しばらく中沢の川床を進みます。

11/22 11:06

椿尾根の取り付きです。

11/22 11:07

冒頭は急登ですが、ロープが設置されています。

見事な曲線美です。

樹がたくましく立ち、葉ずれの音が心地よく耳に届きます。

三浦半島では「樹皮剥ぎ痕」の木をよく目にします。

リスが樹皮を線状に剥ぎ、出てくる樹液をなめるようです。

わずかに色づきはじめていました。

《椿尾根のリュウノウギク》
この尾根でもリュウノウギクがよく目につきます。

《椿尾根のリュウノウギク》

シロヨメナ

文政3年の馬頭観音

11/22 12:03

その謂れが記されています。

2本の送電線が平行して伸びています。

横浜横須賀道路をまたぎ、田浦梅林に移動し、展望塔に立ちました。

横須賀港を再度、俯瞰しました。

撮影機器：

RICOH WG-7 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

OLTA

11月下旬ともなりますと、白系のキク類以外には、色のついた野草の季節は終了したように思えます。
そこでその例外を求めて、三浦半島森戸川の中尾根にキチジョウソウ、椿尾根にヤマラッキョウを訪ねることにしました。残念ながら、椿尾根のヤマラッキョウはお目に掛かることができませんでしたが、春になればシュンランが至る所で花を咲かせそうな気配がありました。
中尾根沿いでは、群れて咲くキチジョウソウを静かに鑑賞できました。リュウノウギクは方々で咲いていました。