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Yamareco

記録ID: 75262
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

長野県 爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳(その2)、素晴らしい風景の中、雷鳥親子との出会い

2010年08月21日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
14:10
距離
8.2km
登り
1,135m
下り
1,054m

コースタイム

5:20冷池山荘-7:43鹿島槍ヶ岳(南峰)9:00-10:21鹿島槍ヶ岳(北峰)10:29-10:45分岐-12:10八峰キレット-12:35キレット小屋13:10-14:05口ノ沢のコル-15:00北尾根ノ頭15:15-18:15五竜岳山頂18:30-19:30五竜山荘
天候 晴れ時々霧
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ここのルートは半端では有りません。あらゆる危険が潜んでいますので慎重な登山が必要です。道の状態は一般的な登山道に有りがちな、砂利・石・岩・が至る所に転がっていて、スリップや踏み外しの原因となりますので、足やストックの置き場に注意が必要です。一般的な登山道と違うのは、つまずきやスリップでこけて登山道を外れると、百数十メートル崖を滑落する事で命は先ず無いでしょう。
崖は垂直な物から斜度30度程度の緩やかな物まで有りますが、ハイマツの無い所はたとえ緩やかな斜面でもガレ場を転がりますので、只では済まないと感じました。
鎖場は危険そのものですが、3点支持を基本に鎖を併用して進めば、安全に進む事は出来ます。

<冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳(南峰)>
冷池山荘を出た所から30分程度は山頂に向かって右側がガラ場の崖となっていますので、転落や滑落に注意が必要です。(足元をしっかり見て進んで下さい)
どうも8/21の午前中にここで一人滑落して亡くなっています。
山頂直下で登りがきつくなりますのでスリップに注意して慎重に登って下さい。

<鹿島槍ヶ岳(南峰)〜(北峰)>
先ずは南峰の下り始めは、数十メートルの垂直に近い崖を一気に下りますので、3点支持をしっかり行って慎重に慎重を重ねて下りましょう。
ストックは使用せずにしおまっておき、両手を使って下る方が無難と思いました。
また前向き下りるとザックの底が岩に当り、前のめりになりますので非常に危険なので、下る時の姿勢(体勢)を良く考えて行動をお願いします。
吊尾根部は時々道幅が狭くなり崖をトラバースしますので、こけて滑落するような事が無い様に慎重に行きたいものです。
分岐より北峰は距離は短いですが足元が砂利と砂が入り混じっているので、上り下りとも慎重に歩いて下さい。

<鹿島槍ヶ岳(北峰)分岐〜キレット小屋>
縦走の確信部の一つ八峰キレットが有りますが、その手前からアップダウンが多く岩をよじ登る箇所が多々有りましたので、3点支持を守り慎重に上り下りをお願い致します。
鎖場では登山道が局単に狭い所や崩れている場所が有るので、足元をしっかり見ると共にバランスを上手く取って下さい。
八峰キレットは梯子が多数設置されていますので、踏み外しの無い様にお願い致します。
この様な地形をはじめて体験される方は、その絶景に絶句をするでしょう。
足元と歩く先だけをしっかり見て、谷底は絶対に見ない様にして乗り切るのも一つの手です。
その後、幾つかの岩場や崖をトラーバースして進みますが、それぞれ高度間が有り緊張を強いられます。
キレット小屋手前もかなりきつい勾配の崖を下りますので、小屋が見えたと安心して気を緩めないで下さいね、慎重な足運びが必要です。

<キレット小屋〜五竜崖〜五竜山荘>
ここからは最低約5時間の山行が続く五竜岳へのアタックと山荘への道のりとなります。
キレット小屋で13時を過ぎた場合は、五竜山荘到着が18:00を過ぎる可能性と到着時間を気にしての焦り(精神的なプレッシャー)により、事故などの危険性が高まりますので、そのままキレット小屋に宿泊する事をお薦め致します。
キレット小屋からの道のりは、崖やガラ場斜面のトラバース、時には平坦な尾根歩きがアップダウンを繰り返しながら歩きます。
北の尾根の頭まではちょっとスリルのある一般的な登山道程度の道のりですが、ここを過ぎると緊張の連続が続きます。
頭から間もなく梯子が出てきますので慎重に通過して下さい。その後G7〜G4と呼ばれるピークを越えるための鎖場や、岩に取り付いての上り下りがやって来ます。3点支持を守り足場やハンドする岩の状態を確かめて進んで下さい。時々岩が抜けてヒヤリとする事が有ります。
G4を過ぎるとようやくご本尊事 五竜岳へのアタックとなります。その前にヤセ尾根を歩きますのでバランスに気を付けて通過をして下さい。
通過すると目の前には幅が広く長い斜度45度のガラ場が出てきます。
これをマーキングを見つけながらの上って行きます。
また踏み跡もしっかりしていますので、スリップなどによる滑落に注意しながら山行をお願い致します。
このガレ場登りが終ると左へ向きを変え、今度は岩場をよじ登ります。
マーキングに注意しながらトレースをお願い致します。
山頂を越えて山荘までに下りは道幅のある比較的緩やかな道となりますが、山頂直下の鎖場や尾根越えの時は岩場をよじ上ったり下ったりとなりますので、慎重に行動をお願い致します。ガイド地図ではコースタイム40分となっていますが、慎重な登山をした場合は60分を見たほうが宜しいですね。
ご来光です。この時期5:00ちょっと過ぎとなります。
2010年08月21日 05:04撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:04
ご来光です。この時期5:00ちょっと過ぎとなります。
爺ヶ岳3ピーク。
2010年08月21日 05:10撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:10
爺ヶ岳3ピーク。
朝日を浴びる冷池山荘。
2010年08月21日 05:11撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:11
朝日を浴びる冷池山荘。
朝日を浴びる鹿島槍ヶ岳。
2010年08月21日 05:14撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:14
朝日を浴びる鹿島槍ヶ岳。
振り返れば山荘は眼下に。
2010年08月21日 05:23撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:23
振り返れば山荘は眼下に。
立山連峰に鹿島槍ヶ岳の陰が移る。
2010年08月21日 05:26撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:26
立山連峰に鹿島槍ヶ岳の陰が移る。
2010年08月21日 05:32撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:32
花畑の中を鹿島槍ヶ岳に向かって。
2010年08月21日 05:36撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:36
花畑の中を鹿島槍ヶ岳に向かって。
2010年08月21日 05:43撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:43
2010年08月21日 05:45撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:45
遠くに八ヶ岳連峰と富士山が・・・。
2010年08月21日 05:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:47
遠くに八ヶ岳連峰と富士山が・・・。
鹿島槍ヶ岳の頂上はまだまだ。
2010年08月21日 05:56撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 5:56
鹿島槍ヶ岳の頂上はまだまだ。
種池山荘を望む
2010年08月21日 06:07撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 6:07
種池山荘を望む
奥には槍ヶ岳と穂高連峰。
2010年08月21日 06:07撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 6:07
奥には槍ヶ岳と穂高連峰。
鷲羽岳、針の木岳方面を望む。
2010年08月21日 06:07撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 6:07
鷲羽岳、針の木岳方面を望む。
爺ヶ岳。
2010年08月21日 06:08撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 6:08
爺ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳を望む。
2010年08月21日 06:41撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 6:41
鹿島槍ヶ岳を望む。
さあ、もう少しで山頂。
2010年08月21日 07:05撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:05
さあ、もう少しで山頂。
白馬三山や唐松岳。
2010年08月21日 07:46撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:46
白馬三山や唐松岳。
唐松岳への峰。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
唐松岳への峰。
北峰を望む。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
北峰を望む。
パノラマ写真です。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
パノラマ写真です。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
剣岳。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
剣岳。
立山。
2010年08月21日 07:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:47
立山。
裏銀座方面を望む。
2010年08月21日 07:48撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:48
裏銀座方面を望む。
槍ヶ岳、穂高を望む。
2010年08月21日 07:48撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:48
槍ヶ岳、穂高を望む。
爺ヶ岳。
2010年08月21日 07:48撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:48
爺ヶ岳。
槍ヶ岳と穂高の拡大。
2010年08月21日 07:48撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:48
槍ヶ岳と穂高の拡大。
爺ヶ岳と峰。
2010年08月21日 07:48撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:48
爺ヶ岳と峰。
八ヶ岳・富士山・南アルプスの拡大。
2010年08月21日 07:49撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:49
八ヶ岳・富士山・南アルプスの拡大。
志賀や四阿山方面。
2010年08月21日 07:49撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:49
志賀や四阿山方面。
山頂の道標。
2010年08月21日 07:49撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:49
山頂の道標。
北峰とつり尾根。
2010年08月21日 07:50撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:50
北峰とつり尾根。
剣岳をバックに。
2010年08月21日 07:52撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 7:52
剣岳をバックに。
南峰の下り、つり尾根へ。
厳しい岩場の下りで高度感抜群です。
2010年08月21日 09:21撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 9:21
南峰の下り、つり尾根へ。
厳しい岩場の下りで高度感抜群です。
この人は五竜岳から4時間でここまで来ました。
2010年08月21日 09:21撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 9:21
この人は五竜岳から4時間でここまで来ました。
南峰、見上げればすごい所です。
2010年08月21日 09:30撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 9:30
南峰、見上げればすごい所です。
北峰です。
2010年08月21日 09:30撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 9:30
北峰です。
振り返っての南峰。
2010年08月21日 10:16撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:16
振り返っての南峰。
北峰の道標。
2010年08月21日 10:21撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:21
北峰の道標。
満足!
2010年08月21日 10:22撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:22
満足!
振り返れば南峰が立派な事!
2010年08月21日 10:25撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:25
振り返れば南峰が立派な事!
さぁ、これより五竜岳への道!
2010年08月21日 10:29撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:29
さぁ、これより五竜岳への道!
分岐点です。
2010年08月21日 10:45撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 10:45
分岐点です。
振り返ると南峰と北峰のツーショット
2010年08月21日 11:21撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 11:21
振り返ると南峰と北峰のツーショット
まだ、五竜岳の頂上は雲の中。
2010年08月21日 11:21撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 11:21
まだ、五竜岳の頂上は雲の中。
突然の切り立った崖が現れる。
2010年08月21日 11:38撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 11:38
突然の切り立った崖が現れる。
この岩(ピーク)の上はなんと登山道です。
2010年08月21日 11:42撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 11:42
この岩(ピーク)の上はなんと登山道です。
マーキングの場所を間違えなく確実にトレースして下さい。
2010年08月21日 12:00撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:00
マーキングの場所を間違えなく確実にトレースして下さい。
さぁ、キレットの確信部。
何でこんな所に登山道が・・・
2010年08月21日 12:04撮影 by  DSC-W170, SONY
1
8/21 12:04
さぁ、キレットの確信部。
何でこんな所に登山道が・・・
なんと道が有ります。
2010年08月21日 12:05撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:05
なんと道が有ります。
ふと足元には深山大文字草かな?
2010年08月21日 12:06撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:06
ふと足元には深山大文字草かな?
!!!!!!!!!
一気に600mを下る谷底への滑り台。
2010年08月21日 12:07撮影 by  DSC-W170, SONY
1
8/21 12:07
!!!!!!!!!
一気に600mを下る谷底への滑り台。
こちらは底が見えません。
本当にこんな所に道があるなんて!
2010年08月21日 12:12撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:12
こちらは底が見えません。
本当にこんな所に道があるなんて!
足がすくみます。
まっすぐ前を見て行きましょう。
2010年08月21日 12:12撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:12
足がすくみます。
まっすぐ前を見て行きましょう。
この梯子は上る時ふらつきます。
2010年08月21日 12:14撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:14
この梯子は上る時ふらつきます。
ここは天空のアスレチック!
足場が崩れていて木の一本橋です。
2010年08月21日 12:19撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:19
ここは天空のアスレチック!
足場が崩れていて木の一本橋です。
突然キレット小屋!
こんな所に何故小屋が・・・
2010年08月21日 12:35撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 12:35
突然キレット小屋!
こんな所に何故小屋が・・・
やっと五竜岳の頂上が見えました。
2010年08月21日 13:42撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 13:42
やっと五竜岳の頂上が見えました。
時々霧が通過します。
2010年08月21日 14:05撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 14:05
時々霧が通過します。
突然足元から「ピーピー」とひよこの様な鳴き声が?
何処からと良く見回すと・・・
2010年08月21日 14:53撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 14:53
突然足元から「ピーピー」とひよこの様な鳴き声が?
何処からと良く見回すと・・・
後からもで振り返るとヒナが!
2010年08月21日 14:53撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 14:53
後からもで振り返るとヒナが!
自分がどうも親子の間に入ってしまった様です。
2010年08月21日 14:53撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 14:53
自分がどうも親子の間に入ってしまった様です。
ヒナを心配そうに見る親鳥、すいませんね。
2010年08月21日 14:54撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 14:54
ヒナを心配そうに見る親鳥、すいませんね。
北尾根の頭です。
2010年08月21日 15:16撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 15:16
北尾根の頭です。
えっとこのガラ場は何処から上るのでしょうか?
2010年08月21日 16:05撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 16:05
えっとこのガラ場は何処から上るのでしょうか?
何処をどう上るのやら、あ!マーキングと鎖、
え、ここまで来ると笑いが止まりません。
2010年08月21日 17:04撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 17:04
何処をどう上るのやら、あ!マーキングと鎖、
え、ここまで来ると笑いが止まりません。
五竜岳が近づいて来ました。
2010年08月21日 17:11撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 17:11
五竜岳が近づいて来ました。
2010年08月21日 17:33撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 17:33
マーキングを見失いように、確実に行きましょう。
2010年08月21日 17:40撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 17:40
マーキングを見失いように、確実に行きましょう。
あれが五竜岳山頂の道標!
2010年08月21日 18:12撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:12
あれが五竜岳山頂の道標!
やはりこのカットは欲しい。
でも時間が・・・
2010年08月21日 18:16撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:16
やはりこのカットは欲しい。
でも時間が・・・
沸き立つ雲、五竜山頂で発生しなくて良かった。
2010年08月21日 18:16撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:16
沸き立つ雲、五竜山頂で発生しなくて良かった。
剣岳が雲の合間より見える。
2010年08月21日 18:16撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:16
剣岳が雲の合間より見える。
2010年08月21日 18:28撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:28
この先に五竜山荘が有りますが雲の中。
2010年08月21日 18:47撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:47
この先に五竜山荘が有りますが雲の中。
雲の上に白馬三山。
2010年08月21日 18:58撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 18:58
雲の上に白馬三山。
JGわんTKFさんとの感動の出会いです。
2010年08月21日 19:52撮影 by  DSC-W170, SONY
8/21 19:52
JGわんTKFさんとの感動の出会いです。
撮影機器:

感想

今回の山行で一番の長丁場となるステージです。
万を期して2:50に起床、出発の準備をする物の外が暗くまだ行動が出来ないので、朝ご飯を山荘で頂きご来光を見てから5:20出発しました。
ここから五竜山荘まで8時間、そこからテレキャビンの駅まで4時間の行程となります。
やはり今日の下山は難しいので無理をせず予備日の8/22を下山にする覚悟を決めた。
下りは特に慎重に行う事と、マーキングに注意して確実にトレースする事を念頭に歩きました。
その結果、大変遅くなりましたが五竜山荘に無事到着しました。
諸先輩方々や山の安全に携わる方々からは色々とお叱りを受け、また色んな意見は有るかと思いますが、先ずは自己反省と再発防止に努めたいかと思います。
お叱りを受けた事も含め、五竜山荘で心配して頂いた方々、無線にてサポートして頂いたJGわんTKFさんと五竜山荘への予約と状況を連絡して頂いた嫁さんには、大分心配をおかけした事と共に感謝を申し上げます。

一方五竜山荘に着いた時に本当に大勢の方々に迎えられた事は、大変嬉しく一生の思い出として確かに心に刻まれました。
迎えて頂いた方々には本当に有難うございました。
また、遅く着いたにも関わらず晩御飯のカレーを準備して頂いた、山荘のスタッフの方々には頭が上がらないばかりです。

この日は信州にて幾つかの遭難が相次ぎ、私が五竜岳山頂より見た唐松岳方面へ向かうヘリは、唐松岳近くで動けなくなった大学生を救出・搬送する為だった様です。
私も一歩間違えれば同じ状況になっていたかもしれません。
やはり「ゆとり」と「快適」と「好天」は安全登山に欠かせない項目と実感致しました。


<追伸1>
今回は偶然にも雷鳥親子に会えた事は嬉しいばかりです。
先を急いでいる中、可愛い泣き声が聞こえ足元から聞こえ立ち止まりました。
すると目の前に大きな雷鳥が一羽、そして後方から沢山の同じ泣き声が!
人が歩かなくなった登山道に現れた様ですが、私が間に入ってしまい親子みずいらずの邪魔をしたみたいです。

<追伸2>
五竜岳へのアタックは携帯が余りつながらない上に、霧が濃くなり薄暗くなるなり自分一人ぽつんと上っていました。この時道しるべのマーキングは先々の道筋として本当に助かります。数回見落として道を外れガラ場に迷い込んだ時は、足場が崩れて後先身動きが取れなくなる始末でした。何とかパワーで脱出しましたが、岩場やガレ場は何処も道が有る様に見え、間違えて下ってしまえば後戻りが出来なくなってしまかもしれません。はっきり言ってここで道を間違えれば確実に時間をロスし山荘に着かなくなる可能性も十分に考えら、大変なプレッシャーで胃が痛くなる思いでした。
正直「自分は何をやっているのだろうと」と思い気がめげてきました。
でも神様は良く見てらっしゃる様です。
そんな気持ちで鎖を握って上っている時に、突如無線機に「ヤマレ各局・・・五竜山荘・・・」の声が聞こえてきました。時間は18:00過ぎなので、JGわんTKFの呼びかけ時間と一致しますが山行予定では確か種池山荘に居る筈です。
鎖を握ったまま耳を澄ますと「JGわんTKF・・・五竜山荘」とはっきり聞こえて来たではないですか! 息が上がった声で答えると相手からも返答が有りました。
いやぁ、これは元気が出ましたね。ちょと予断となりましたが人は人から元気をもらえる事を実感した瞬間でした。その後は慎重かつ安全・敏速に少しでも早く五竜山荘に到着する様心がけて進む様になりました。
(結果的にはもっと早く着くようにロス時間をなくして歩けば となりますが・・・ まぁ大いに反省する点です、申し訳ございません。)


その1 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74982.html
その3 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-75542.html

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コメント

鹿島槍ヶ岳〜五竜岳
kintaさん
登頂おめでとうございます!

初日のアクシデントをはね返しましたね。。

百名山の中で、苦労の山ベスト10の鹿島槍も五竜岳も
私は未踏なので、、
来シーズンには是非チャレンジしようと思いました!


na58(JGつーTKF)さんとのクロス山行の成功も
楽しそうに写ってますよー
2010/8/24 9:30
良かったですよ
keisukeさん、是非ともチャレンジをして下さい。
山行がきつい分、天気を優先に日にちを選んだほうが良いですね。
五竜岳の南面を一人で上っている時に聞こえて来た、na58さんの声には感動をしました。
また、楽しみと勇気を頂きがんばる事が出来ました。
皆様有難うございました。
2010/8/25 7:22
お疲れ様でした
kintakunteさん 長丁場お疲れ様でした。

来年、八峰キレットを五竜から鹿島槍に向って歩こうと思いますが、この間とても長そうですね。

鹿島槍北峰での写真、とてもいい顔しており、この旅がとても有意義な時間を過ごしたことを物語っているようです。
2010/8/29 20:44
是非チャレンジしてください。
teruzo-さん今晩は、天気を重視して鹿島槍ヶ岳をチャレンジしてみてください。またこのルートは余裕を持って行動した方がとても楽しい事に気が付きました。
例えば遠見から入山して五竜山荘かキレット小屋へ1泊、次の日は冷池山荘か種池山荘へ1泊で扇沢駅へ出るのがお薦めかなと思います。
帰りはバスと電車にて遠見まで戻ってくる事が出来ます。今回は信濃大町駅近くの駐車場に止めましたが、料金が4千円を越えました。

尚、神城駅⇔エスカルゴプラザの無料シャトルバスについては以下にリンク先を貼り付けておきます。
http://www.hakubagoryu.com/access/s-bus/s-bus10-s.html
2010/8/29 21:33
拝見致しました
kintakunteさん、とても怖い思いをされたのですね、お疲れさまでした。でも忘れられない感動の山行になったようですね。

 危険個所のところをお読みして、「そうそう」と思わずいってしまいました。危険・注意個所を詳細に記載されており、とても読む人にとって参考になりますね。
 山の先輩の話や、ほかの方のレコをみて勉強していたのですが・・kintakunteさんのレコみていたら行かなかったかもしれません(^^;

 
2010/9/12 10:45
shira-gaさん、遅レスですいません。
コメント有難うございます。
ヤマレコの利用は人それぞれですが、私は出来るだけ危険箇所の情報は気が付く程度で申し訳ないのですが、載せようと思っています。
難しいのは感じて情報を発信する側と情報を受け止める側との認識の差と思っています
この点ヤマレコは多数の方の山行記録とルート表示、そして画像と言葉による情報なので、最大限認識の差を小さくさせ、ライブな情報となり利用しやすいと思いますね。

ある程度危険とリスクの情報を持つ事は、登山を計画する人にとって心強いと思います。
実は私も北アルプスなんて無理と思い込んでいた一人でした。
今後もshira-gaさんの山行記録を楽しみにしていますね。
2010/9/18 9:16
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [3日]
扇沢〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜アルプス平縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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