台湾:陽明山国立公園(七星山)
- GPS
- 03:38
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 707m
- 下り
- 394m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:嘉蛍哨丱皇笋ら108番循環バスで陽明山メインターミナルまで移動、その後R5番バスMRT剣潭駅行きに乗り継ぎ |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通してよく整備されている。登りも下りも階段が続くので、気を付けないと膝にダメージが蓄積する 小油坑から七星山へのルートは地滑りの影響で通行止めになっている |
その他周辺情報 | 主要な登山口にはビジターセンターがあり、トイレ・給水施設・自動販売機が利用可能なところが多い。冷水抗ビジターセンターには軽食レストランあり。陽明山メインターミナル周辺にも複数のお店がある |
写真
感想
土日を挟む台北出張中なので、せっかくだから台北の山を登ろう!の2日目です。昨日は台北101の南東にある象山と、獅山・豹山・虎山の四獣山を歩きましたが、今日は少し足を延ばして台北の北側にある陽明山国立公園へ行ってきました。
台北市街地から陽明山国立公園へはバスで向かうことになります。実際に行き方を調べてみると分かるのですが、バスがいろいろあってとにかくややこしい!なので、私は最もオーソドックスなルートと思われるMRT剣潭駅まで行って、そこから陽明山行きと書かれたバスに乗る作戦をとりました。休日の朝なので、剣潭駅前のバス乗り場には陽明山に向かう人の長蛇の列ができていました。まず最初に来たのは小15と書かれたバス。このバスは満員で乗れなかったので、次のバスを待つことに。次に来たのはR5のバス。こちらは隣のバス乗り場からの出発で、バス乗り場間の移動が人が多くて困難だったので見送り。その次には109番の陽明山行きバスが来たので、それに乗りこみました。前に出発したバスに大勢の人が乗ったおかげで、私の乗ったバスは割と空いていて座席に空きもありました。陽明山へはカーブの多い道が続くので、立ってバスに乗るのはお勧めしません。少し待ってでも座れるバスを選ぶのが良いと思います。
バスは陽明山メインターミナルまで向かいますが、私は終点1つ前の陽明山バス停で下車。バス停の前にはコンビニ(セブンイレブン)があり、ここで飲み物などを調達できます(私は前日にホテル近くのスーパーマーケットで昼食用のパンも一緒に買っていました)。
陽明山に来るほとんどの人はメインターミナルから循環バスに乗り換えて目的地まで移動しますが、私は歩くことが大きな目的の1つなのでここからまずは陽明山国立公園ビジターセンターまで歩いていきました。ビジターセンターまでは車道がありますが、車道にだいたい平行な形で歩行者用の登山道がつけられています。ビジターセンターまでは地味に距離があり(だいたい1km程度)、いいウォーミングアップになります。
ビジターセンター内は陽明山国立公園の立体地図があったり、火山噴火の様子を再現した映像が流れていたり、国立公園内で見られる草花や動物に関する展示があったり、予習としては良いですね。ビジターセンターに入って左側正面の壁に国立公園の地図が貼られているのですが、通行止めになっている区間にはバツ印がつけられています。当初はこのあと七星山北側の小油坑までバスで移動して、そこから七星山に登るつもりだったのですが、あいにくこのルートは通行止め。どうやら地滑りがあったようです。仕方ないので、ビジターセンターから一番近い苗圃登山口から登ることにしました。七星山には大きく分けて3つのルートがあり、1つは通行止めになっている小油坑からのルート、もう1つは公衆浴場のある冷水坑からのルート、そして最後が苗圃からのルートで、今回登った苗圃登山口からのルートが一番長く(といっても2.4kmほどですが)、高低差もあるルートになっています。看板によると、こちらのルートのペースタイムは2時間弱となっていました。
苗圃登山口からのルートは、森の中につけられた石畳の道と階段を登っていく形。石畳から外れるように踏み跡もあるようでしたが(ヤマレコの踏み跡ではなく、リアルな踏み跡です)、素直に石畳の正規ルートを通っていきました。途中、階段の段差がかなり大きなところもあります。手すりやトラロープなどは設置されていないので気をつけて1歩1歩登っていきました。下ってくる人も大勢いますのですれ違いが多く発生します。道幅はそれほど広くないので、すれ違いが大変なところもあります。そういえば、日本だとすれ違いのタイミングでの挨拶や、すれ違いでの登り優先などがありますが、台湾ではどちらの習慣もないようでした。
登山口からひたすら登っていくと、最初は森の中だったのがいつの間にか背丈を超える高さの笹の間を抜けるようなルートに変わっていきます。登り始めて1時間ちょっとでようやく山頂が見えてきました。七星山は主峰と東峰があり(正確にはこれのほかに北峰と南峰もあります)、まずは主峰へ。山頂は見えているものの、最後の登りがなかなか大変です。山頂手前で行列ができていて、どうやら山頂の三角点と看板で写真を撮る人の列のよう。横をすり抜けてまずは山頂広場に向かいました。
七星山主峰の山頂広場はそれほど広くはありませんが、だいたい畳2畳分くらいの長さの板の座れる場所が2つあります。とはいえ今日は休日で人も多く、席は全て埋まっていたので適当な岩を見つけて座って休憩。到着が10時半ごろでまだ早い時間帯でしたが、朝食も早かったこともありお腹もすいてきたのでここで昨日買っておいた菓子パン2つで軽めの昼食休憩をとりました。
七星山主峰を後にして、今度は東峰に向かいます。いわゆる馬の背にあたるところまで一度標高を落として、もう一度登ります。こちらの山頂は主峰よりも狭く、人がたくさんいたので座って休憩、という感じではありませんでした。写真だけ撮って、冷水坑方面に下りていきました。
こちらのルートは苗圃からのルートとは異なり、視界が開けた急斜面をジグザグに下りていきます。相変わらずの石畳の階段で、足元を踏み外したら大変なことになりそうです。道幅も狭いので、すれ違いではかなり気を遣いました。石畳の階段というのは、ソールの柔らかいスニーカーだと徐々に足の裏にダメージが蓄積しますね。そういえば、現地の人の装備を見ているとハイカットのトレッキングシューズを履いている人はほとんど居らず、ほとんどの方がローカットでした。
ひたすら階段を下りていくと、右のほうに駐車場が見えてきました。どうやら駐車場のある場所が冷水坑のようです(実際には広い駐車場と狭い駐車場があり、狭い方が冷水坑、広い方は冷水坑ビジターセンターでした)。駐車場に向かう道路には乗用車の長蛇の列。駐車場のキャパに対して明らかに多くの車が来ていて、最後尾の車は数時間待たないと駐車場にすら入れなさそうでした。冷水坑ビジターセンターの中には給水設備があったのでここで水を補給。12月とはいえ台湾は暖かく、500mlの水筒1本に水を満タンにして、さらにスポーツドリンクの500mlペットボトルを1本持ってきていたのですが、ここに到着するまでにほぼ飲み切ってしまっていたので非常に助かりました。ビジターセンターの下の階にはカフェもあって賑わっていました。
ここからさらに嘉蛍召泙能珍路を歩きます。ここまで距離は短いものの高低差はそれなりにあったので疲労が蓄積していて、ゆっくりと階段を登っていきました。嘉蛍召麓農犬広がり牧場?になっています(嘉蛍昭蠢阿肪躇媾颪の看板があり、牛は野生だから気を付けるようにと書かれていました)。ここから少し足を延ばせば竹篙山などへも行けますが、ここで今日の山行は終了することに。嘉蛍哨咼献拭璽札鵐拭爾ら循環バスで陽明山メインターミナルまで戻り、そこからR5バスでMRT剣潭駅まで戻ってきました。
今回のルート、見ていると小学校低学年の子供を連れた家族もたくさんいたのですが、子供にはけっこう大変なルートなのでは?という気もしました。距離と高低差を考えると、だいたい丹沢大山(往復ともケーブルカー利用した場合)と同じくらいのレベルだったのではないでしょうか。
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