晩秋の木曽駒ヶ岳縦走
- GPS
- 04:41
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 526m
- 下り
- 530m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
0425 自宅発 0659 恵那峡SA ルート確認・給油 0723発 0758 菅の台バスセンター(850m)着、バス臨時便 0820発、往復3900円 0851 しらび平(1662m)駅着、ロープウェイ 0900発 0907 千畳敷(2612m)駅着 復路 1430 千畳敷駅ロープウェイ発 1437 しらび平駅着、バス 1450発 1525 菅の台バスセンター着 1540発(駐車場代600円) 1550 駒ヶ根SA着、夕食・仮眠 1915発 2008 恵那峡SA着、小休止 2023発 2306 自宅着、総走行距離 591.0km |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳への鎖場は雪が降って凍った後はかなり難しい。中岳・木曽駒ケ岳は特に問題なし |
その他周辺情報 | 山上の休憩・宿泊施設は宝剣山荘を除いて既に閉鎖されているようだ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 耳まですっぽりかぶる防寒用の帽子 |
感想
昨夜は早くから眠り、今朝2時過ぎに起床。山に行こうとは思っていたが、前2回に引き続いて3000m峰ということで漠然と御嶽がいいかなと思っていただけで、まだはっきりとは決めてなかった。御嶽・穂高・木曽駒の最近の登山ログを見ていて木曽駒にしようと決めたのは3時半過ぎになってしまい、今日はかなり出遅れた感じ。
自宅を4時半前に出発し、今日は意外と眠気に襲われず、8時には菅の台バスセンター(標高850m)に到着。丁度8時のバスが出るところで、これはちょっと間に合わない。登山の準備をしていると、暫くして臨時バスを出すというアナウンスが流れたのであまり待ち時間無しで出発することができた(バスとロープウェイ込みの往復料金は3900円也)。途中、紅葉風景などのガイドが流れていたが、補助椅子席だったためほとんど風景を楽しむことはできなかった。途中工事用の小型ダンプと遭遇、バスが待避場所までバックを始めたのには乗客の間にちょっと驚きの声や表情が。「おいおい、普通バスの方が優先だろう、満員の乗客を乗せて事故でも起こしたら・・・」と思ったのは自分だけではなかったようだ。
しらび平に到着してここからはロープウェイに乗り換えるが、ここは既に標高1662mの世界で、ちょっとした山の頂上高さだ。ここからのロープウェイの標高差は900m以上有り、千畳敷駅の標高2612mと共に日本一だそうだ。少し寒いとは感じたが、天候もよくまあまあ絶好の登山日和と言え、同時に着いた観光客や登山者より多少ゆっくり準備をして最後尾くらいでスタートを切った。すぐに信州駒ヶ岳神社と書かれた社があるので今日の無事を祈って鐘を鳴らす。
ここから乗越浄土までは「登山装備が必要」と注意看板が出ているが、一般の観光客も手ぶらで登ってくる。登山道は急な所も一部有るが、石段がよく整備され、特に危険な所もない。さすがにここまで来ると標高2800mを越えるため、周囲を見渡す頂上気分が味わえる反面、吹きっさらしとなり今日も非常に冷たい風がかなり強く吹いている。周りを見渡すと、遠くに富士山がくっきりと顔をのぞかせており、ちょっと得した気分になる。
ここからが今日の1番の目的の宝剣岳だ。昔家族で登ったときにはあんな険しい所は無理だと思い今まで一度も登ったことが無い山だ。ゴロゴロした岩の間を登り、最後は割と長い鎖場が登場する。幸いにして雪や氷はほとんど溶けており、残っている所もほとんどは岩の頭がチョロっと頭を出しているので助かったが、もう少し残っていたらアウトだ。元々高所恐怖症なので怖い所には行かないが、ここの鎖場は今までで最高のスリルを味わった。鎖が途切れている所に限って氷が残っておりちょっとびびる所もあった。山頂(2931m)は更に冷たく強い風が吹き荒れ、体感的には真冬の北海道という感じに思える。わずかに雲も出ているが、周りの景色は最高だ。暫く景色を楽しんだ後、ピストンで宝剣山荘へ戻りそこから中岳方向へ向かう。
中岳への登山道は見た目にもなだらかな尾根道という感じで、危険な所もない。山頂(2925m)は割と広々とした場所で、大きな岩の所に「中岳山頂2525m」の標識と賽銭箱が置かれた小さな社がある。同じような道を更に進んで下り切った所に木曽駒岳頂上山荘がある。当然既に閉鎖されているためここは通り過ぎるだけ。この先の駒ヶ岳へは同じようななだらかな石ガレの道を登る。高低差としてはここが1番大きいみたいだが、急な所もなく割と楽に到着する。先ほどよりはずっと立派な社が有り、三角点も存在する。ここも山頂は広々としており、景色を眺めながらの昼食休憩にはもってこいだ。ただ風が強くて冷たいため、石を積み上げた風下に回り込み少しでも風を防ぎながらのランチタイムを過ごす。
帰りにまた中岳に登らないといけないが、下山途中での登りはやけにきつく感じる。乗越浄土まで戻り、時刻もまだ早いので伊那前岳に行こうと思ったのだが、ずっと登山道を見渡しても人っ子一人歩いている影は見えない。なんとなく止めて帰ろうかという気分にさせられ、そのまま下山することに・・・。
風は冷たく強かったが、薄雲程度の絶好の天気に恵まれ、景色も充分楽しむことができたいい山歩きとなった。帰りはロープウェイとバスを乗り継ぎ菅の台バスセンターまで戻り、早々に出発。駐車場代は出るときに払うシステムで、600円だった。暫く走るとどうも腰というか背骨というか、車の振動が痛く感じるので、高速に入った最初の駒ヶ根SAで背骨を伸ばすことに。仮眠のつもりで車の中で横になったが、熟睡してしまい気がついたら回りは真っ暗になっていた。1時間ほど走って再度恵那峡SAで小休止を取ったが、その後は目もバッチリ冴え、腰の痛みも治まったので自宅までノンストップで帰ることができた。
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