四国・八面山〜三本杭(黒尊林道登山口より往復)


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 471m
- 下り
- 466m
コースタイム
天候 | 快晴(午前中風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大久保山・八面山とも巻き道あり(登路は入口の標識ナシ)。三本杭直下は落葉期に広い尾根上のコースが落ち葉で隠れ、ややルートが分かりにくい区間あり(要所の石積みケルンが参考になります)。 |
写真
感想
四国日帰り早回りハイク、2座目は篠山からかなり近い三本杭。とはいえ、黒尊林道の登山口までは一旦海際の宇和島市街へ下った後、再び山へ分け入り80km、2時間弱のドライブ。朝の黒尊林道はハイカーの車はほぼ皆無ながら、林道工事や沿線のミカン畑(さすが伊予の山!)の農作業の方などが多数入っていて、舗装ながら狭い山道、一部水溜まりもあり慎重に走り抜けます。
手前の「鹿ノコル」駐車場には、高知方面からのハイカーが車4台で続々到着。少々焦りましたが、八面山登山口の路肩駐車スペースには幸い一番乗り。早速歩き仕度をしていると、高知ナンバーの女性ソロの方が颯爽と到着。一足先に出発し、いきなりのハシゴ急登にビビりますが、道は程なく緩やかに、5分強で早くも尾根道に合流。ここが「猪ノコル」、尾根上のポイントとなる鞍部に悉く動物(しかも会いたくないヤツばかり…)の名前がついているのはユニークです。
大久保山に登りつくと、行く手の山々の展望が拓け、西側は宇和島海の島々が浮かぶのどかな光景に心洗われる思い。続く八面山からは一旦大きく下りますが、森林管理署の設置された「これは何の木?」のクイズパネルに自らの植物知識の乏しさを思い知らされつつ、原生樹林の緩やかなプロムナードを快調に進みます。
熊ノコルを過ぎると、落ち葉で道が隠れ、ややコース取りに迷う箇所もありつつも、程よく積まれたケルンを頼りに登っていきます。このあたりからは、鹿の食害防止ネットが目立つようになり、山頂直下では計3ヶ所の鹿除けゲート通過。こうした森林管理署各位の懸命のご努力もあり、三本杭山頂にたどり着くと、分県登山ガイドでは「荒れ地状態」とされていた頂稜部一帯も名物の笹原が復活しつつあるのは嬉しい限りでした。
山頂からの展望も絶佳、弁当を頬張り四周の山々を見回していると、程なく高知県ソロの方が到着。山頂証拠写真を撮っていただいた上、温かいコーヒーをご馳走になり、更に石鎚方面の山々の解説までしていただき、本当にお世話になりました。
天気も良く、時間があればここで昼寝でもしたい気分ですが、当方は慌ただしい週末ハイカー、しかも明日日曜は用事があり、今日中に陸路・海路を約1,000km走り抜け、長駆東京まで帰らねばなりません。ということで、名残惜しい山頂を辞し、再び鹿ゲートを3回開け閉めして、快適な尾根道を先へと急ぎます。帰路は時間短縮、体力温存を目論み、往路に踏んだ八面山・大久保山の両ピークを巻き道でパス、その分山腹のプチ紅葉や宇和島海の眺めを楽しみ、ほぼ1時間で登山口帰着。
間を置かず下山してこられた高知の女性にご挨拶、林道を駆け下り、道の駅で宇和島土産を買い込んだ後は、軽レンタカーのアクセル全開で松山道・瀬戸大橋を快走。登山口から約4時間強で岡山市郊外に辿り着きましたが、ここから市内に入る一般道のド渋滞、更にハロウィン騒ぎの若者で溢れかえる岡山駅の混雑に巻き込まれ、予定の新幹線に乗り込んだ時はヘロヘロ状態でありました…。
ともあれ、実質夜行日帰りで遥か四国の名山2座を踏破、日付が変わる前に無事帰京でき、まずはホッとしました。翌日の予報が当初悪かったため旅程短縮したものの、実際は日曜午前ぐらいまではまずまずの天候だったようで、もしかすると残る四国の300名山2座(伊予富士、瓶ヶ森)も日曜日じゅうに踏破出来たかもしれません。しかし、今回のツアーで四国の歴史ある名山の魅力を再認識、今となっては四国再訪の楽しみを取っておけて良かったかも、と考えています。それに、次回は魅力溢れる下界の観光地も少しは訪れたいところですし、家族同伴でのツアーを是非企画したく思います!
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