岩殿山〜稚児落し〜笹平〜トズラ峠〜金山鉱泉民宿村
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 722m
- 下り
- 552m
コースタイム
- 山行
- 2:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:30
天候 | 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
森屋荘さんも河野園さんも日帰り入浴をお休みされていました。この雨のなかでハイキングする変わり者はいないだろうと予測されていたそうで無理もありません。こういう天気のときは事前に一本電話を入れておくべきでした。森屋荘さんに同情され、大月駅まで送り届けてもらえました。ほんとうに感謝。天気の良い日にまたかならずきます。今度はセーメーバン経由で。 |
その他周辺情報 | 大月駅南口ロータリーの月カフェさん(旧名:アダージッシモ)のコーヒーは美味しかった。 |
写真
感想
まだまだ続く山梨シリーズ。多少の雨は気にしません。
ヤマケイ山学選書「山が楽しくなる地形と地学〜山、それ自体がおもしろい!」(広島三郎 著)のなかで、「奥秩父から削り出された大量の砂や礫が。相模川沿いに堆積し、(中略)丹沢山塊を先頭に衝突してきたフィリピン海プレートのために押し上げられ、これらが大月の駅裏の岩殿山や、相模湖南東の石老山といった二次的な山をつくっている・・・」と説明されています。
また、乃木希典陸軍大将が明治12年に岩殿山に登頂したときに、鎧岩を見て、「うさぎも登れない」と驚嘆したという逸話もあるそうです。
岩を見ると走り出したくなるという猟師見習いと、にわか岩石おたくのわたくしが、当初予定の乾徳山(二度目)を雨天変更で計画したのが、昭文社の山と高原地図にも危険印のあるこのコースでした。
わたくしに言わせると、岩石おたく≒地名おたくでもありまして、セーメーバン(清明盤)まで足を伸ばせたらよいなぁとも思っていました。が、徐々に強まる雨と、稚児落しの三叉路で目に入った「金山民宿村日帰り入浴可能」の古びた看板で、トズラ峠からは舗装道路の林道を歩かせてもらい、一刻も早く冷えた体を温めようということになりました。
セーメーバンは近く改めて。しかし、こんな悪天候(ってほどでもないのですが、確かにスレ違いハイカーはひとりだけ!!!)で、サクラ沢峠に近い二軒の民宿は、「きょうばかりはお湯を入れてない。おいでになるまえに電話入れておいてもらったら、お湯をはっておいたのに・・・」ということでした。
それでも、二軒ともNGだったという落胆した顔を見て、立派な石灯籠には威圧感すら覚える森屋荘のご主人が、「大月駅まで送って行ってあげるよ」というありがたすぎるお言葉。
昔このあたりでは金が取れたというお話。もともと地味なコースの途中にあったセーメーバンが昨年なにかの雑誌でとりあげられたためにマニアックなハイカーが増えた。セーメーバンという名前には地形測量の所縁があるとも言われているが諸説あるとのお話。大月市内にはあまりおいしいお店が・・・・・・というお話。
たくさんの情報ありがとうございました。遠からずご恩返しをさせてもらいます。
小雨のなかのガスガス状態でほとんど景色はなかったですが、ときおり写真程度の見晴らしがありました。大満足です。鎖場は二箇所とも急角度で、足場はあるものの、もう少し懸垂力と柔軟性がないとしんどいなぁと反省。乾徳山頂上直下のような熔結凝灰岩の一枚岩ではなくて、さざれ石(石灰石礫岩)なのですべりにくいとは思いました。が、二箇所、手に擦り傷が。。。
大小さまざまなさざれ石が天然の要害を構成している岩殿山。山そのものが巌となりたるさざれ石でしかもところどころ苔むしているので君が代そのものだと乃木大将も思われたことでしょうか?さざれ石の解説が、明治天皇皇后両陛下の御陵の隣に坐(ましま)す桃山御陵前の乃木神社にありましたので、礫石の大きさがずいぶん異なるサンプルさざれ石の写真とともに御覧ください。
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