御岳山初日の出行(終夜ケーブル〜山頂〜長尾平展望所〜日ノ出山〜金比羅山〜武蔵五日市駅)
- GPS
- 06:39
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 736m
- 下り
- 1,382m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 6:57
天候 | 終日快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・多摩モノレール(多摩センター→立川南):元日終夜運転[40-50分おき運行] ・JR立川→御嶽:始発電車利用[休日ダイヤ;青梅乗継ぎ] ・御嶽→ケーブル下:臨時バス随時運行[元日終夜運転] ・ケーブル滝本→御岳山駅:約15〜20分おき運行[元日終夜運転] |
コース状況/ 危険箇所等 |
・日の出山〜麻生山:つるつる温泉・上養沢BS方面への下山道や巻き道が複数分岐、案内標識の行先表示もバラつき気味のため、進行方向・道迷い注意 ・麻生山〜金毘羅尾根〜武蔵五日市駅:巻き道多く、よく整備された緩やかで歩きやすいハイキング路。案内標識も要所にあり、特段の不明瞭・危険箇所ナシ |
写真
感想
今年の長い年末年始休暇、前半は東北・オニコウベスキーで滑りまくった後、家内の実家にショート帰省、吹雪の中の雪道運転ですっかり心身疲弊…。30日に帰京、新春は神奈川の小生実家にてノンビリ年越し、寝正月…の予定でしたが、元日は日帰りご来光ハンターには打ってつけ、年一度きりの関東近郊の鉄道終夜運転、オマケに関東平野全体が穏やかな快晴微風予報、ということで、数年ぶりに初日の出ハイク出撃を決定。実家最寄りの小田急線は残念ながら終夜運転見送りのため、ターゲットを奥多摩・御岳山に定めた上で、紅白歌合戦の白組勝利を見届けた後ショート睡眠、一計案じ未明に多摩センターまで車で移動。ここから終夜運転の多摩モノレール、立川よりJR青梅線始発電車へと乗り継ぎます。当初は御岳山でご来光遙拝の後、奥多摩屈指の難コース・サルギ尾根を上養沢へ下る計画でしたが、ヤマレコの過去レコを検索すると、下りのサルギ尾根はほぼ例外なく「地獄を見た…」の評価ばかり…。年末のスキーツアーでの筋肉痛も残るため、急遽移動の車中で予定変更、ロングコースながら、日の出山からお初の金毘羅尾根をプチ縦走、武蔵五日市駅まで下ることに。
というわけで、サルギ尾根下りの緊張感から解放され、すっかりリラックスして辿り着いた御嶽駅から、こちらも終夜運行のバス〜ケーブルカーを乗り継ぎ、首尾良く午前6時20分過ぎに山頂駅到着です。第1のハードルは初日の出に間に合うかどうかですが、息を切らして石段を登り詰め、御岳山神社の本堂前に辿り着くと、既に辺りはご来光待ちの参拝客で立錐の余地もないすし詰め状態…。取急ぎ初詣と破魔矢購入を済ませ、小生お気に入りの日の出スポット・長尾平展望所へとダッシュします。途中、石段を早足で下る際にガイジン参拝客から「オジサン、右側通行だからハンタイだよー」となぜか注意されたり、長尾平の分岐近くでドローン撮影のお兄さんを見かけたりし、時代は変わったな…と独りごちつつ6時50分、展望所に到着すると、ドンピシャで新春の日の出!今年は地平線近くに雲もほとんどなく、過去イチのほぼ完全無欠のご来光が仰げて大満足です。
それにしても、この辺りもスゴい混雑ぶり、マイナー指向の当方はいたたまれず、早々に引き返して手前のベンチにてお湯沸かし、正月らしくカップ汁粉にてセルフ新春祝い。身体も温まったところで予定通り日ノ出山〜金毘羅尾根コースへと早足で向かいます。こちらも山名に相応しい名だたる初日の出スポット、日ノ出山頂から下ってくる夥しい数の参拝客・ハイカーのグループと慌ただしくすれ違いながら、十数年ぶりの頂上に辿り着くと、広闊な関東平野を一望できるさすがのナイスビュー!空気の澄んだ冬場ならでは、遠く筑波山やスカイツリー、そして御岳山エリアからは仰げなかった霊峰富士もチラ見えできて気分も晴れ晴れ、勇躍お初の金毘羅尾根へと足を踏み入れます。
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、出だしこそ巻き道やつるつる温泉・上養沢方面への下山路が輻輳してまごつくも、麻生山手前からは行き交うハイカーも疎らとなり、マイナールートの魅力全開のステキな縦走路に。東側の展望バツグンの麻生山頂にて静かな新春弁当ランチを楽しみ、時折やって来る元気なソロのトレランナー他と挨拶交わしスライドしながら、巻き道主体のなだらかで歩きやすい尾根道を快調に前進。最後のピーク、金毘羅山の神社でこの日2度目の参拝済ませ、東屋でご褒美のフルーツヨーグルトを平らげた後、五日市市街へ下ると下界でも賑やかな獅子舞やお囃子の町内連が次々現れ、正月気分を満喫します。無事、武蔵五日市駅へゴールして出発点の多摩センターへと戻り、駐車場近くの日帰り温泉・極楽湯で山の汗を流して、車で神奈川の実家へ。老母と2人、おせちをツマミに新年の酒盛りし、充実した新春初日を終えました。
今回は急遽の山行決定の上、当日の計画変更、御岳山頂周辺が例年以上の大混雑で慌ただしい出だしとなりましたが、終夜運転をフル活用した御岳山までの乗継ぎもスムーズで、過去イチの完ぺきな初日の出を仰げた上、お初の金毘羅尾根では一転して静かで快適な山歩きを楽しめて、奥多摩の隠れた魅力を再発見した思いでした。今年も春から縁起がエエワイ、ということで、日々忍び寄る老いの足音を感じながら、四季折々に中低山中心の地味なハイキングを続けていきたいと思います。ヤマレコユーザーの皆さんも、どうぞご安全で楽しい山登りを!
[2025年1月3日、satonao1記]
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