元旦から初雪上テント泊(八雲ヶ原、武奈ヶ岳、ヤケオ山)
- GPS
- 10:04
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,574m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 2:40
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR「北小松駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路のダケ道はカモシカ台の手前くらいから雪が深くなる 以降、雪は十分あり踏み抜きに注意 八雲ヶ原も十分に雪がある。トレースを外すと踏み抜く箇所多数 復路の釈迦岳、ヤケオ山方面はトレースが少なく、雪量が 多いので踏み抜く箇所が多数 |
写真
感想
初めての雪中テント泊を、晴れ予報の元旦・2日に実施した。
荷物は15キロオーバー。水は現地調達とし、スノーシューやスコップも
持参しなかったがその重さになった。
ただ、寒いと夜中耐えられないので、分厚いモンベルの「テントマット」、
ダウンのキャンプシューズ、ズボン、上着を用意したので、重さもさることながら、
容量はそこそこ大きくなってしまった。
出発は荷物を少なくするため昼食を食べてからとしたので、駅を出たのが、
12時半となった。
流石にこの時間にザックを持って比良駅を降りたのは、一人だけだった。
イン谷口での車は5台程度。元旦だから少ないのだろうか。
雪はダケ道の中腹までは全然なかったが、カモシカ台の手前くらいから
そこその雪量となり、荷物の重さもあって足取りが重くなってきた。
いつものコースなのになかなか前に進まないイメージの中、
なんとか北比良峠、八雲ヶ原に到着したのが午後3時半前。予定通りだが、
少しずつ夕方が近づいているような気がして焦ってしまった。
この日は天気がよく、風も微風程度。
八雲ヶ原のいつもの休憩場所付近に、雪の壁と整地がされた場所があり、
近くでテントを張っていた方に使っていいか声をかけて、
ありがたく使わせていただく。
整地作業がほぼ不要となったので、本当にありがたかった。早々にテントを
立てて、近くをうろうろとして、水場の確保と水汲みを行なった。
コーヒーを飲んで一服してから、ラーメンとホルモン焼き飯を調理。
大満足の夕食となった。
食後は早々にシュラフの中。目が覚めている時は寒さを感じないが、
眠りが深くなると、寒さを感じる。
この繰り返して、上着を増やしたり、手袋したりと色々と工夫をして、
一晩を過ごす。
風は時より、音を立てている感じだが、テントを揺らすほどでもなく、
テント内の温度も氷点下まではいかず(多分テントマットのおかげ)、
ハクキンカイロも2つ用意しているので、
寒さ対策は万全だと思っていたが、意識がなくなると、ブルっとくるのは
なぜだろうと考えながら、朝を迎えた。
午前5時20分に起床して、シュラフ、インナーシュラフ、シュラフカバー、
スリーピングマットを片付けて、午前6時前に出発。
暗いので、ヘッデンをつけるが、どうも電池の持ちが怪しい。
テント用の灯りを予備に持って出発するが、予想通り、10分もしないうちに
ヘッデンは完全消灯。本当に予備を持ってきて良かったと思った。
分岐までのコースはしっかりとトレースがついているが、
夏場のコースとは違っているため、少し戸惑った。
いつもは谷筋の方だが、尾根にコースが取られていて、
しっかりと利用させていただいた。
武奈ヶ岳到着は日の出15分前。いいタイミングで登ることができた。
また、山頂の風もそれほど強くなく、寒さもマシなので、
その場にいた3組4名で、楽しみに日の出を待った。
感動の日の出の後は、テントを撤収して、釈迦岳方面へ。
トレースがなければ、この重い荷物を持ってラッセルするのもと思っていたが、
しっかりとトレースがあったので利用させていただく。
ただ、雪とアイゼンとザックの重さと疲れで、なかなか思うように足が動かない。
カラ岳までで、もう止めようかと思った。
釈迦岳からの景色に癒されたが、そこから先、ヤケオ岳方面のトレースが
ないと思っていたところ、一人、そちら方面の急斜面を登ってこられた方が
おられたので声を掛けたところ、楊梅の滝方面から来たとのことなので、
トレースがあることから、先に進むこととした。
釈迦岳からヤケオ山までの景色はご褒美。
細い尾根には雪庇が成長していて、また、琵琶湖の景色が間近に見られ、
疲れも忘れる素晴らしいものだった。
また、ヤケオ山からの下りは、ちょうどいい具合の雪量で、
いい感じに飛ぶ様に降ることができて、重い荷物を抱えた中でも
楽しく降ることができた。
ただ、登りはただひたすら、急斜面を登ることになるので辛さしかないと思う。
ラストは楊梅の滝の雌滝に立ち寄り、マイナスイオンを浴びる。
今回、初めての雪中テント泊でしっかりと準備をしてきたつもりだったが、
想定外のこともあった。
ただ、冬ならではの楽しい面の方がたくさんあったので、次回は更なる
防寒対策を考えて、ぜひ挑戦しようと思う。
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