くじゅう連山(三俣山、久住山、中岳、稲星山、白口山)吉部登山口から1泊2日 法華院温泉山荘泊
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- GPS
- 10:53
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,705m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
- 山行
- 1:24
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:24
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:24
天候 | 14日:雨 15日:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・1日300円、2日500円の方に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【吉部〜法華院温泉】 最初の登り斜面は黒粘土質でとても滑りやすい。 それ以降はアップダウンの少ないハイキングコース。 【法華院温泉〜諏蛾守越】 分かりやすい道だが、平坦部分は横に広いので霧で迷いやすい。 【諏峨守越〜西峰〜三俣山〜南峰】 笹に覆われた道が複数あり、大体は先で合流が間違えぬよう注意。 【南峰〜諏蛾守越】 とても滑りやすく歩きにくい。一部不明瞭。 木々の間を抜けるため強度のあるウェアやギアが安心。 【諏蛾守越〜久住山〜御池周辺】 整備された歩きやすい道 【白口岳〜鉾立峠】 前半は落石・滑落、中盤以降は黒粘土質でとても滑るので注意です。 |
その他周辺情報 | 別府温泉、湯布院など温泉には事欠かない |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | ・スパッツがあった方が良かった |
感想
【吉部登山口から法華院温泉山荘へ】
翌日の山行の為に少しでも山に近い法華院温泉山荘まで足を伸ばすために、朝発の飛行機で羽田から大分へ。空港からレンタカーで吉部登山口まで移動して登山開始となりました。天気予報通り雨だったので山荘までの移動と割り切って最も楽で近い登山口を選択しました。登山口からほどなくして登りが始まりますが、距離も標高差もたいしてありません。しかし黒粘土状のヌルヌル滑る斜面の為に結構苦労しました。その登りを終えれば、あとは歩きやすいハイキングコースです。左手に沢の音を聞きながら森を抜けると視界が一気に開け坊がつるの湿原が現れます。黄金色に輝く湿原はとても広く見事でした。少し湿原の中を通りながら奥に見える法華院温泉へと歩を進めました。疲労なく小屋まで到着です。
【法華院温泉山荘】
受付すると特別室へのご案内となりました。別に相部屋でも良かったのですが雨に濡れた荷物も多かったので干したりできて便利でした。6畳を一人で使えるという山小屋ではありえない贅沢(笑)また窓から坊がつるが一望できる絶好の眺望で、空も見られるので外の様子を確認できるのも良かったです。
時間帯が良かったのか、温泉も一人で利用できたため広々のんびり。浴室もお湯も綺麗で快適でした。
食事は18時から。おかずの品数も豊富で美味しかったです。朝食は6:45からだったのでお弁当に変更してもらいました。またこの日はイベントで夕食後に弦楽四重奏による初冠雪コンサートが行われました。山小屋に心地よい音色が響いてとても良かったです。
【山荘から諏蛾守越へ】
砂防ダムまでは林道歩きで標高を上げていきます。しばらく登ると平坦な場所に。両側に斜面が迫った河原のような雰囲気。この日はガスっていたこともあり賽の河原といった雰囲気でした。少し開けた空間なのでガスっていると方向を見失いそうですが、それを防ぐためにマーキングが沢山あるので見落とさないようにして進みます。北千里浜の看板から右手に少し登ると諏蛾守越の小屋跡に到着です。
【三俣山西峰への登り】
ここから西峰に向けて登山らしい登りが始まります。笹に覆われた斜面を進みますが、いくつかルートがあります。大体は少し先で合流するのですが、南峰方面へのルートもあると思われ(途中斜面崩落のため通行できない可能性が高い)方向は確認しながら進みました。岩がごつごつしている稜線に出たら左手の西峰方面へ。
【三俣山と南峰】
西峰から本峰も笹に覆われた斜面を進みます。それほど背丈は無いのですが前日の雨で濡れているためウェアを徐々に濡らしていきます。しかし徐々に明るくなる空に期待を寄せながら本峰に着くと、ガスが綺麗に晴れてくれました。周囲の峰々の美しい姿に感動しました。
【南峰から諏蛾守越へ】
ここの区間は破線ルートです。下がヌルヌル滑りやすい場所や、笹に覆われて道が不明瞭な部分があります。また諏蛾守越から登ってきたルートと合流するポイントへは最後登り返しとなりますが、地図には無い諏蛾守越へ直接降りられそうな道がしっかりと付いていいたため(テープもあり)試しにそちらに行ってみました。以前は使われていた道だと思われ踏み跡明瞭でしたが、途中で斜面崩落の為ルートが途切れていました。崩落斜面のトラバースも考えましたがその先のルートがこちら側からは見当たらなかったために引き返しました。知らずに迷い込んで無理して先に進むと危険な可能性もあるためしっかりと確認しながら進む必要がありました。
【久住山を目指す】
諏蛾守越を出てしばらくは、また河原のような道を進みます。昨日の雨の影響なのか、この日は渡渉もありましたが非常に浅いため場所を選べば靴を濡らさずに渡れる程度、ケルンなどの目印が頼りになります。徐々に斜度が上がっていき久住分かれを経て久住山へ。久住山周辺や御池周辺は人が多く入るからかとても歩きやすい道となっていました。
【御池周辺】
御池周辺には道がいくつかあるのでどのルートで回るか悩ましい所でしたが実際に行ってみるとそれぞれの分岐同はそれほど離れていないので、どう回っても余り変わらないかもしれません。北千里浜の賽の河原のような雰囲気や御池の佇まいなどはどこか御嶽山を思わせる感がありました。火山帯なので似た雰囲気があるのかもしれません。私は御池のほとりに降りてから中岳へ進みました。
【中岳から稲星山を経て白口岳へ】
中岳と稲星山の間にある鞍部から地形図では法華院温泉への道がありますが、崩落の為に通行止めとなっていますので利用できません。そこで鉾峠からの下山路に変更しました。折角なので稲星山にも登ってからの白口岳へのルートとしました。稲星山からのルートは少し分かりにくい場所もあるので地図でしっかり方向を確認しながら進みました。白口岳の頂上ではガスが晴れて中岳方面を綺麗に見渡すことができて良かったです。
【白口岳から鉾峠へ】
下山を開始すると岩場の通過となります。大き目の石がゴロゴロしているので落石をしないように注意が必要です。その一帯を超えると、更に難儀なヌルヌル区間に突入です。ロープが無い場所では滑らないように要注意。この日悩まされ続けたヌルヌル黒粘土質。こういう場所ではストックがあった方が良いのかもしれません。眼下にベンチが見えてきたら鉾峠までもうすぐです。鉾峠?鉾立峠?どっちなんでしょうかね。
【坊がつるを経て下山】
鉾峠から緩い斜面を下ると川やバンガロー等が現れ、昨日お世話になった法華院温泉山荘の前に出ます。そこからは昨日通った道を辿って戻ります。元々は林道を歩いて帰るつもりだったのですが、看板には昨日通った道の方に「暮雨滝」と書いてあるため、見落としたかと思いもう一度同じ道で帰る事にしました。結果としてはハズレ。やはり滝は見えず(少しそれっぽいものは見えたが...)川へ降りる道も見当たらずでした。雨が降っていなかったので幾分良くはなっていたものの、最後に今回苦労したヌルヌル斜面を下って終了しました。
初めての九州の山は、標高はそれほど高くないものの独特の雰囲気があって素晴らしかったです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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遠征登山羨ましいです
同じくらいの標高でも、奥多摩や丹沢とはまた違う雰囲気ですね
のんびり温泉にもつかれてステキな山旅になりましたね。
わたしもいつか九州の山に登ってみたいです
本当に標高からは信じられないような景色でした。
自由気ままな工程だったので全体的にのんびりとした山行となって良かったです。
レンタカー手配や駐車場の住所などを事前に色々と手配・調査しておいたのが功を奏しました
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