Mt. Kinabalu

2025年01月01日(水) ~ 2025年01月02日(木)

• GPS: 13:18
• 距離: 23.1km
• 登り: 2,529m
• 下り: 2,578m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:09

距離 9.3km 登り 1,751m 下り 48m

8:15 スタート地点
8:18 8:18 Kinabalu Park H.D.Q
8:32 8:32 Timpohon Gate
8:54 8:54 Kandis Shelter(1.0 km Post)
9:33 9:34 2.0 km POST
9:47 9:47 Lowii Shelter
11:12 11:34 Layang-Layang Shelter
12:24 12:30 Vilosa Shelter(5.0 km Post)
12:49 12:51 Paka Shelter(5.5km Post)
13:18 13:18 WARAS HUT
13:24 Laban Rata

2日目

• 山行: 7:44
• 休憩: 1:29
• 合計: 9:13

距離 13.8km 登り 779m 下り 2,530m

3:20 宿泊地
3:42 3:43 ヴィアフェラータ 終点
4:19 4:20 Sayat-Sayat Hut
5:02 5:02 8.0 km Post
5:32 5:58 Mount Kinabalu
6:19 6:20 8.0 km Post
6:55 6:56 Sayat-Sayat Hut
7:22 7:22 ヴィアフェラータ 終点
7:32 Gunting Lagadan Hut
7:38 8:35 Laban Rata
8:38 8:38 WARAS HUT
8:53 8:54 Paka Shelter(5.5km Post)
9:05 9:05 Vilosa Shelter(5.0 km Post)
9:46 9:46 Layang-Layang Shelter
10:34 10:36 Lowii Shelter
10:44 10:44 2.0 km POST
11:12 11:13 Kandis Shelter(1.0 km Post)
11:35 11:36 Timpohon Gate
12:31 Kinabalu Park H.D.Q
12:34 ゴール地点

天候

曇り
気温22～32℃ 風速0～2m

コース状況／危険箇所等

※Timpohon gate～Panar Laban
　勾配キツめの階段登山道が続く
　中国や韓国の登山道に有りがちな手を加え過ぎ感
　トイレ、休憩場はほぼ1km毎に有り綺麗にされて
　いる

※Panar Laban～Sayat Sayat hut(チェックポイント)
　天候次第ではここでゲートが閉じられる
　最終チェックポイントは朝5:00迄に通過しなくて　　　
　はいけない
　間に合わずここで止められていた日本人ご夫婦が
　いた

※Sayat Sayat hut～Low’s Peak
　まあまあ勾配の有る岩盤が続く
　雨が降るとスリップするので滑落の危険は有り
　ピークは狭いので写真撮影待ち
　撮影後は速やかに下山といった感じ

写真

12/29 22:30

久しぶりの上海
浦東空港は初

12/29 22:47

おいおい！
いきなりのまじかよ😱
旅にトラブルは付きもの
ここで交渉力が試されます

12/30 10:06

指示されたカウンターに行くと開口一番「明日の便にして」と言われる
そうくると思った
宿は全て変更不可のうえ更に上海泊なんて
とんでもない！
チケット再発行し、予定になかったクアラルンプール経由に変更
粘りましたが次便が差し迫っているので止むなくリファンドを前提に7万円程の出費😂
そしてセキュリティで痛恨のトレッキングポール没収😱
乗り継ぎに時間をかけたくなかったので荷物持ち込みにしたのが迂闊でした
計10万円以上の損金(リファンドを除く)

12/30 10:21

まだまだトラブルは続き
クアラルンプール行きの便が3時間の遅延
乗り継ぎに間に合わず再び繰り下げ発券
空港中走り回りました💦

12/30 13:24

今度こそ

12/30 17:54

いやはやコタキナバル到着
ホテルの部屋からの景色に癒される
マレーシア3度目にしてボルネオ初
アマゾン、パプア、ボルネオは少年時代からの憧れでした
「兼高かおる世界の旅」と「新世界紀行」が好物

12/30 18:18

夕食に繰り出す

12/30 18:42

まあ定番の海南チキンライスともろもろ
クアラルンプールの名店の方が数段上

12/31 7:43

翌日移動開始までの一仕事

12/31 7:49

シーフロントに有るマーケット

12/31 7:50

どうも😅
猫好きなもので

12/31 7:50

これだけ見るとアジアのどこだか分からない

12/31 8:00

よく有るやつ
因みにKKはコタキナバルKLはクアラルンプール
JBはジョホールバル
マレーシア人は短縮形が好き

12/31 8:02

バス乗場への途中

12/31 8:14

高山病対策ダイアモックスのマレーシア版
3日分でたったの10リンギッド日本円で350円程
処方箋無しでその場で購入できます
北海道では登山目的での処方は壊滅的でした

12/31 8:20

戦時中、連合軍からの攻撃を潜り抜けてきたアトキンソン時計台

12/31 8:20

この辺りは植民地時代の生き残りがちらほら残っています

12/31 10:34

いよいよキナバルパークへ
乗客が集まるまで1時間以上待ちました
ツアー参加にはないオプション😅

12/31 13:03

キナバルパーク着
今回のキナバル登山はツアー会社を通していません
パナラバンに有る山小屋を押さえると登山資格が得られる為、その予約のみ3ヶ月前にしました
あとは出たとこ勝負

12/31 15:25

キナバル登山を一括管理しているステラサンクチュアリーロッジの部屋
今回、ラバンラタハットの登山パックに次いで高額でした
合わせて9万円ぐらいです

1/1 6:25

翌朝ロッジ前の眺望

1/1 6:41

朝食ビュッフェは美味しい

1/1 8:05

HDQにて登山料、保険料、その他諸々とガイド料を支払い、ガイドを待ちます

1/1 8:29

ロッジでトレッキングポールを1組借り(1000円ちょっと)スタート地点となるティポホンゲートまでバンで移動

1/1 8:41

歩荷さんはどの国でも逞しい

1/1 9:45

いかにも南国らしい花

1/1 9:52

1/1 10:08

1/1 10:09

1/1 10:33

ネズミみたいなリス

1/1 11:20

この南国っぽい鳥はよく見かけました

1/1 11:46

有名なウツボカズラ

1/1 12:21

少しずつ岩肌が見えてくると

1/1 13:20

今日の目的地ラバンラタハットです
現時点ではパナラバンでの宿泊が原則の様です
IDカードでゲート毎に登山者の行動が管理されています
このへんは日本も見習うべきでしょうね

1/1 13:26

早めの夕食を摂って睡眠
翌日2時に起きて軽めの食事後登山開始
そして下山後に朝食というのが登山者のルーティン
3食ビュッフェスタイルで特に夕食は肉盛り沢山で美味しいです
食べ過ぎ注意⚠️😆

1/1 17:01

ラバンラタ小屋のベランダから見下ろす下界

1/2 3:29

2時から雨
天候観察で待機後、3時に上部のゲートが開いたと連絡が有り登山開始
*因みに日本との時差が-1時間ある為撮影時間がずれています

真っ暗闇の山頂着
ここは狭いので即移動
写真撮影を待っている人が沢山います

1/2 5:57

ちょっと降りたところで日の出を待ちますが雲が多く無理そう

1/2 6:01

諦めて下山開始

1/2 6:02

これはローズピークではありません
あちこちに魅力的なピークが有りますが特別な許可無しに登ることはできずガイド達の監視の目が有ります

1/2 6:04

登る人
下る人

1/2 6:04

薄っすらオレンジですがこの後も雲が動き出す気配無し

1/2 6:09

森林限界は即岩場という感じでした

1/2 6:12

下界にも厚めの雲海が広がっています
一応雨具はすぐ着れるようにしていました

1/2 6:14

前を行く香港ガールズ
すたすたと走り降りて行きました
気を付けてね！

1/2 6:23

前を行くのは同室の日本人とガイド氏
世界遺産巡りが趣味でロンドンに6年住んでいたそうです

1/2 6:41

私のガイドJenus
終始後からついて来てほぼガイドらしい事はしません
御年59歳
紹介を受けた時は正直お爺ちゃんが来たと思いました
ガイド歴33年のレジェンドでキナバル山登頂は1000回を軽く超えていて数えていないとのこと
すれ違うガイド達は皆、敬意を込めた挨拶をしていきます

1/2 6:43

左に見えているのが最終チェックポイントのサヤサヤハット
ロッジで一緒だった日本人若夫婦がここでタイムオーバーになったと言っていました
奥さんは初めての登山との事！
いやいや、ここまででも立派ですよ！

1/2 7:05

イワベンケイを巨大にしたような

1/2 7:06

高山植物はあまり大きな違いが無さそうでした

1/2 7:09

キバナシャクナゲを肉厚にした感じ

1/2 7:15

1/2 7:17

色合いはやはり南国仕様

某ツアー会社のページにJenusと思われる少し若かりし頃の写真がありました
「もう疲れた。後1年したらリタイアしてのんびりと暮らすよ」と言ってましたが、33年もこの様な過酷な職業を続けてきた事は尊敬に値します

1/3 12:04

翌日、ブルネイへ日帰り観光
1時間のボートトリップ
ガイドが「あれ！あそこにモンキー」「そこそこ！クロコダイル！」全然姿を捉える事ができません😅

1/3 12:59

そして世界一の規模と言われる水上集落へ

1/3 13:00

ペットは鳥や猫が多い様です

1/3 13:05

1/3 13:38

アザーンが町中にこだまする中、筋肉痛の足を引きずり徘徊します

1/3 14:23

ブルネイ観光の目玉であるモスクの中へは安息日の為入れません
1/7の確率でハズレを引くのはいかにも私

1/3 14:25

取り敢えずお決まりの場所で

1/3 15:58

見た目と動きは鳩
サイズは雀

1/4 10:48

コタキナバルからサンダカンへ飛びセピロックへと
ボルネオ東部のこの地域は外務省危険地域レベル3ですが、どうしても外せませんでした

1/4 10:52

先ずはマレーグマ保護センターです
小型の熊でとても愛くるしい顔をしています

1/4 11:04

この日多くの子供達のグループが見学に来ていました
修学旅行みたいな感じかな？

1/4 11:18

小さいトカゲ

1/4 11:24

そしてメインのオランウータン保護センターへ

1/4 13:43

道端に有るのは全て観葉植物

1/4 14:58

フィーディングタイムに合わせて入場

1/4 15:12

やはりベイビーに目が入ってしまいますね
人間と変わりありません

1/4 15:48

またまた道端で見かけた果実

1/4 15:54

本日の宿
この様な建物がジャングルの中に点在していますが私の部屋は比較的手前の方でした

1/5 9:52

ボルネオ行の最終目的地サンダカン
先ずはアグネス・キース邸を見学します
アグネス・キースは戦前～戦後にかけて幾つかの著作が有ります
今回の旅に先立ち戦後間もなく出版された「三人は帰った」を読んでいました
日本統治下に、捕虜として生き延びた記録です

1/5 10:00

「三人は帰った」(原題Three came home)はYouTubeで映画版も観る事ができます

1/5 10:02

左上の本です
戦後間もなくの時代の本なので私のもかなり劣化しています

1/5 10:21

サンダカンの眺望
フィリピンがすぐ近くにあるのですが、視界に入っているかわかりません

1/5 11:24

アカスジベッコウトンボ
沖縄でも見られるそうです

1/5 11:42

サンダカンに有る日本人墓地を探しますがgoogleでは何処から行くのか分からず、海岸線を歩いているとほぼこの上だと分かり、何やら薄っすら有る踏み跡を辿ります

1/5 11:46

こんな感じの荒れた山道をサンダルで登りましたが、蚊に刺されまくり、巨大な蟻にも噛まれまくって逃げ帰ってきました
2〜30箇所刺されたのでマラリアが気になります

1/5 12:18

なんて事はなく、アグネス・キースの家の道を更に奥に進む様でした
途中で見かけたバナナの花

1/5 12:35

中国人墓地、インド人墓地の更に奥の荒れた丘にひっそりと唐行きさん達のお墓は有りました
こんな遠い異国の地に不本意ながら連れて来られ、日本に帰れず眠っています

1/5 13:22

山崎朋子著「サンダカン八番娼館」に出てくる娼館跡地に有る薬局
壮絶なルポルタージュでした

1/5 13:31

日本軍がこの地でした事の欠片も消し去る様にサンダカンの町は賑わっていました

1/5 14:37

愛嬌を振り撒く看板猫

1/5 20:05

来る時の機内で隣のX国人にもらった風邪をなんとか日本に持ち帰らない様、最後の夜をバクテーで英気を養います

1/5 20:22

ここ
激ウマでした！

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

装備

個人装備

取り敢えず今回持参した荷物はホテルに預けず全て担いで登頂 その為いくらかは負荷だけの物も有った 以下思い付く限り～ ザック(35l)、サブザック、サコッシュ、ヘッドランプ、救急セット、レインウエア上下、ダウンウエア上下、ウインドブレーカー、フリース、傘、ザックカバー、ボトル(冷、暖)、ペットボトル、サポーター、コルセット、着替え(3日分)、洗面具等、手拭い、モバイルバッテリーx3、ケーブルx2 (必須携行品:パスポート、カードx2、現金) 本文にも有る通りトレッキングポール(上海浦東空港にて没収)

感想

kenpopo

パンデミックを挟み久しぶりの国外脱出
出だしからなかなかのトラブル続きで、随分と試練を与えてきたものだと、逆に闘争心が湧きます
お陰で経験値が上がりました

キナバル登山の手記を見るとツアー参加者以外は登れないという類をよく見かけますが、そんな事は有りません
パナラバンの山小屋さえ押さえれば登山ができます
但し移動を含めて全て自己手配なので、そういう事も含めて楽しめなければ、ツアーを通した方が楽ですし、思うほど金額も変わらないと思います

キナバル山以降のキャプションは興味のない方には申し訳有りません🙇‍♂️

そして、随分と遅くなりましたが、今年も一年宜しくお願いします！



写真更新する度にどんどん日付が遡っていくんですが😅ヤマレコさん大丈夫？

(改)
先程ヤマレコさんから返答が有り、更新する度に日付が遡っていく事例がまだ無いとのことでした
登山日の変更方法が分かりましたので取り敢えずは一安心です☺️1/6